さとり

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【さとり(悟り)とは?】さとりの意味や開く方法・仏教での修行方法

こんにちは、管理人の凛です。

人は大人になるにつれ、様々な苦しみに出会うことが多くなります。仕事や日常生活でどうしても立ちはだかる壁や不条理に降りかかる苦難に思い悩むことが増えていきます。

そんなとき、人生とはなにか、世界とはなにかを知りたくなり「悟りを開こう」とする人もいるかもしれません。

ここでは悟りの本当の意味や悟りを開く方法、仏教での修行方法について解説していきます。

悟りとは真理を理解し煩悩から解放されること

修行僧
仏教において悟りとは、真理を理解し、涅槃(すべての苦悩がなくなった状態)に到ることを指します。

俗世間や全ての欲を捨て、山奥に籠もってひたすら修行をして得るパワーではありませんし、まして、聖人君子だけが体得できるものでもありません。
また、すべての苦悩(煩悩)から解放されるには、水に打たれたり、ひたすら歩いたりと、難行苦行が必要かというと、そうではありません。

確かに仏陀自身、あらゆる苦行を6年間続けたとされていますが、これでは悟りは開けないと苦行を捨てました。その後菩提樹の下で瞑想を始め、四諦八正道(したいはっしょうどう)を会得した後、悟ったのです。

では、真理を理解した後の仏陀が、人々に説いた悟りを開くための方法とはどういったものなのでしょうか?

悟りへと導く仏教の教え「四諦(したい)と八正道(はっしょうどう)」

仏陀の教えには大きく分けると「縁起」と「四諦」という2つの考え方があります。
「縁起」とは万物は無常という宇宙の法則のことで、「物事は原因があって結果がある」という考え方。種を植えるから実がなるように、世の中のすべては原因と結果というルールに従っているという考え方です。
また、縁起は、全てのものが常に変化していることも意味します。

つまり、万物に縁起があるものと考えるならば、この世に不変のものなどはなく、いわゆる「諸行無常」の考えに繋がるのです。

四諦はその世の中を生き抜くための指南書とも言えるもの。さらに、四諦の中にある八正道とは、悟りを開くためのトレーニング方法のような教えです。

四諦とは悟りに至る道筋

四諦とは悟りに至るための真理の道筋のことです。
「苦」→「集(じゅう)」→「滅(めつ)」→「道」の順に進み、人は悟りに到ります。

  • 苦:人生とはすべてが苦しみだという気づきのこと
  • 集:自我が「苦」を集めて感じ取ること
  • 滅:苦しみを「集」めることを「滅」すること
  • 道:「滅」を実践させるための方法(八正道)のこと

苦しみは自らが生み出している

仏教において「苦」とは、いわゆる苦しみではなく「思い通りにならない」という意味を指します。
仏陀曰く、「苦」は単に宇宙が生み出す縁起でしかないにも関わらず、人が「苦」と決めつけ、集めているから苦しみに繋がるとのこと。

「苦」が生まれることは、宇宙の摂理。あえて「苦」を集めて解決しようとしなければ、「苦」は「苦」のままであり、苦しみが生まれることもありません。

悟りの境地に達するには、自分が「集」を行っていることに気づくこと、そして「集」を「滅」することが大前提になります。では「集」を「滅」するにはどうすればいいのでしょうか。

「苦」を集めないことが悟りへの道

仏教において「煩悩」とは、「苦」を生み出し、解決しようとする欲のことを意味します。「煩悩」を作り出さないためには、「苦」を集めること(「集」)をやめる、「滅」を「道」の方法に従い実践するしかありません。

八正道とは悟りを開くためのトレーニング方法

座禅
『怒らないこと』の著書で有名なスリランカの僧侶、アルボムッレ・スマナサーラは、「考えることをやめたら悟れます」と語っていますが、ここでは悟りを開くまでのトレーニング方法、「八正道」を具体的に紹介していきます。

八正道は、悟るための正しい行動であり以下の8つの取組みによって構成されています。それぞれの項目について具体的な意味を紹介していきます。

  1. 正見(しょうけん)
  2. 正思惟(しょうしゆい)
  3. 正語(しょうご)
  4. 正業(しょうごう)
  5. 正命(しょうみょう)
  6. 正精進(しょうしょうじん)
  7. 正念(しょうねん)
  8. 正定(しょうじょう)

「正見」偏った見方をせず正しく見ること

八正道の中で、最も大事なものが、物事の正しい見方である「正見」。世の中が「無常」で「縁起」によって成り立っていることを踏まえて、自我に偏らない俯瞰的な視点を常に意識することが重要です。

「正思惟」正しく考え判断すること

人に敵意を抱くこと、怒ることをやめ、慈しみの心を持つこと。際限ない欲望を断つことに努めることです。

「正語」正しい言葉を使うこと

嘘や悪口やお世辞を言うのは、煩悩の仕業なのでやめること。正しい言葉というのは生きていく上で人との仲を取り持ち、平和にする言葉遣いのことです。

「正業」正しく行動すること

生命の妨げになる殺生や暴力をしないこと。また他人に迷惑かけずに心がけて生活することです。

殺生や、他人に迷惑をかけない、生命の妨げになることをしない、ということを心がけて生活することです。

「正命」正しい生活を行うこと

自分の行為、心を正しく保って生活すること。与えられた衣食住を無駄にすることなく生きることともいえます。

「正精進」正しく努力し続けること

正精進とは正しく努力すること。仏教でいう正しい努力とは、悪い行いをしないよう、自分を律しコントロールする努力のことを指します。

「正念」正しい意識をもつこと

自分の好き嫌いや価値観を一切入れずに物事をみることで、その対象と一体化すること。普段から主観を入れずに物事を見る訓練をしてみるといいでしょう。

「正定」瞑想によって正しい心を保つこと

瞑想することによって、精神統一して安定させることです。

仏陀は四諦の「集」を行わないための方法として「止観瞑想」の実践を促しています。止観瞑想とは、文字通り心を一つに止めて、心の動きを観る瞑想法のことです。

自分の呼吸に集中し、気持ちが「止」の状態でも、仕事のことや家庭のことなど、思い浮かんでしまいます。その思いを無理に消すのではなく、気に留めた上で、呼吸に集中するよう、気持ちを引き返す瞑想法です。

まとめ


以上、悟りの意味や開く方法・仏教での修行方法について解説してきました。

悟りを開くには、厳しい修行が必要なのではなく、自我や煩悩をなくすことが大切です。自我や煩悩を消し去るのはとても難しいこと。しかし、八正道を参考に小さなことから日常生活で実践していくことは可能です。

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