【エンパス】有名人や芸能人でエンパスと思われる人達一覧まとめ！
2019年7月16日
こんにちは、管理人の凛です。
世の中には様々な体質の方がいますが、そのうち特に日本人に多いといわれているのがエンパス体質です。
エンパスとは、英語で「共感」という意味を持つempathyから派生した言葉で、「共感力」とも呼ばれています。
共感とは、他人と喜怒哀楽の感情を共有する事で、例えば友人が笑顔で今日あった嬉しい事を話していたら自分の事のように喜ばしく感じたり、逆に悲しい顔をしていたら我が事のように辛く感じたりする感情を指します。
こうした共感力は大半の人に本能的に備わっていますが、その度合いが特に強く、時に生きづらさを感じてしまう人の事を「エンパス」といいます。
エンパスは持って生まれた性質なので、年齢や性別に差はなく、一般人はもちろん、中には有名人や芸能人にもエンパスと思われる方々がいます。
今回はエンパスと思われる有名人や芸能人の方を、そう感じた理由とともに説明していこうと思います。
尚、あくまで私の個人的見解ですのでその点ご了承下さい。
目次
一人で楽しめる趣味に没頭しはじめたお笑い芸人・ヒロシさん
自虐ネタと「ヒロシです…」の決め台詞で一世を風靡したお笑い芸人のヒロシさん。
芸人としてデビューしてからブレイクするまでには数年を要しましたが、2004年に出演したお笑い番組をきっかけに全国に知られる程の人気を博すようになりました。
ピーク時は月収が1,000万円を超える事もあったという売れっ子芸人だったヒロシさんですが、人前やテレビに出る職業でありながら、極度のあがり症かつ人見知りで、周囲の人から誤解される事も多かったそうです。
ついに精神の限界を感じ、テレビへの出演を一切やめた後は、沖縄旅行や釣り、ガーデニングなどを始めるようになったそうですが、他人とのコミュニケーションに疲れ、一人で楽しめる趣味に没頭し始める所にエンパスの特性が出ているような気がします。
趣味に親しむ一方、収入がないので新しく仕事を始めようとしたヒロシさんですが、一時的にせよブレイクした芸人がアルバイトをしている姿を見たら他人が果たしてどう思うかと悩み、結局他の仕事に就く事を断念。
エンパスは他人の意識や感情を察知する事に長けている分、自分に対して負の感情を向けられている事にも敏感に反応するため、そのような場所に身を置く事にいたたまれなさを感じたのでしょう。
エンパスの人はパニック障害と診断される事がある
やがてヒロシさんはエレベーターに乗れない、コンビニやトンネルに恐怖感を覚える、親しい知り合いにも「嫌われたらどうしよう」と怯えるなど様々な症状に悩まされるようになり、ついには病院でパニック障害と診断されました。
実はエンパスの人が病院に行くと「パニック障害」という診断を受けるケースは多いようで、エンパスゆえに感じる刺激やストレスを上手く消化出来ないとヒロシさんのようにパニック障害の症状が現れるのかもしれません。
ヒロシさんはその後、パニック障害の治療を受け、徐々に芸人としての仕事も再開。
2015年に、人生でしくじった人を講師として招くバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演した際、極度の人見知りでありながら芸能界に入った先生としてこれまでの経緯を語ったうえで、「しくじっても信念があれば、その先に幸せが待っている」と伝えました。
ヒロシさんはエンパスならではの生きづらさや苦悩を経て、再び幸せをつかむ事に成功したのでしょう。
お笑い芸人・アンタッチャブル山崎弘也さん
引用元：人力舎 公式プロフィール
明るくて誰に対しても物怖じしない性格と芸風の持ち主であるアンタッチャブルの山崎弘也さん。
相方である柴田栄嗣さんとコンビを組み、国内随一の漫才コンクール「M-1グランプリ」で優勝した経歴を誇っています。
現在は山崎さん一人で出演する事が多いですが、バラエティを中心に様々な番組で活躍しており、子供から大人まで幅広い世代から人気を得ています。
ところが芸人としての華々しい経歴とは裏腹に、芸人仲間の間では極度の人見知りとして有名なのだそうです。
親交のあるおぎやはぎの矢作さんによると、本当に仲の良い人は矢作さんの他にくりぃーむしちゅーの有田さんしかいないとの事で、かなり重度の人見知りである事が伺えます。
芸能界は共演者を始め、お客さんやスタッフなど沢山の人と交流しなければならない職業なので、人見知りは致命的ともいえる性質です。
人見知りの特徴を逆手に取って極度の人見知りを克服
一見すると、誰とでも円滑なコミュニケーションを取れる人に思える山崎さんが人見知りを克服したのは、その特徴を逆手に取った事にあります。
本人は番組で「人見知り克服講座」の講師として招かれた際、人見知りの芸人さんに対して以下のように話したそうです。
「人見知りの皆さんは、嫌われちゃうって思ってるんでしょ？」
「嫌われちゃうってことは、嫌われてないと思ってるんですよ。もう既に、嫌われてるんですよ？嫌われてないと思ってる傲慢さがあるんです」
エンパスは人の感情や気持ちを敏感に察知するので、「これを言ったら嫌われるかも」「こう言ったら嫌な雰囲気になってしまいそう」など常に相手の事を考えて言動を選びがちです。
そんなやり取りに疲れて人を避けがちになるのが人見知りの特徴ですが、山崎さんはそれを逆手に取り、自身の人見知りを克服したのでしょう。
耳栓がないと眠れないほどナイーブだったサッカー選手・長谷部誠さん
引用元：Wikipedia
2006年から2018年までサッカー日本代表に選ばれ続け、ワールドカップにキャプテンとして3度出場した経験を持つ長谷部誠選手。
アクティブでコミュニケーション能力にも長けているというイメージが強い長谷部選手ですが、実はナイーブな一面も持ち合わせているそうで、耳栓やアロマを愛用しているそうです。
耳栓は遠征先にて他の選手と同部屋で宿泊する際、他の人のいびきが聞こえてくると眠れなくなるため、就寝中に使用しているという事です。
耳栓に関しては就寝時に限らず大事な試合の前でも着用し、さらにアロマの香りで心を落ち着ける工夫を施しているようです。
エンパスは音や香りに過度に反応してしまう
エンパスは音や香りに敏感なので、自分にとって不快な音や匂いは何とかしてシャットアウトしようとします。
特に音に関しては、周囲の声やざわつきが耳に入ると他の人の感情や気持ちが流れ込んできてしまい、自分の事に集中できなくなってしまいます。
長谷部選手にとって、耳栓をして周囲の音を遮断し、好みの香りを取り入れる事は自分の世界を保つために必要なルーティンワークなのでしょう。
また、同じ日本代表メンバーである内田篤人選手によると、長谷部選手は「頑張って遊ぼうとする」けれど、「終わってみれば電話しても来ないし、一緒に飲みに行っても途中で『じゃあ』って感じでお金だけ置いて帰る」のだそうです。
周囲に合わせて「頑張って遊ぼうとする」のは、相手の事を考えて合わせようとするエンパスの特性ですし、「終わってみれば電話しても来ない～」等のエピソードについても、複数の人と一緒にいる事に疲れを感じやすいタイプだからではないでしょうか。
実際、とあるインタビューで「無人島に一緒に行くなら日本代表のうち誰がいいか」と言うような質問を受けた際、長谷部選手が出した答えは「誰も連れて行かない」だったそうです。
自身の事を基本的に人とつるまない性格と評しており、一人の時間を大切にする所もエンパスの特性と合致します。
休日は人と関わらないという女優・広瀬アリスさん
引用元：Wikipedia
妹である広瀬すずさんも女優として活躍しており、姉妹で華やかな芸能生活に身を置いている広瀬アリスさん。
すずさんが人見知りの性格である事は割と知られていますが、実はアリスさんも人見知りだそうで、初対面の人には話しかけられないのだそうです。
基本的に一人で行動する事を好むようで、一人カラオケや一人焼き肉も平気ですし、休日は家に引きこもって漫画やゲームを楽しむのがストレス発散になっているというエピソードもあります。
自分自身を「漫画バカ」と評するほどのめり込んでいて、漫画を読んでいて号泣した経験がある他、「付き合いたいランキング1位」で漫画の主人公を挙げた事もあります。
また、妹のすずさんによると、女優として演じている役を引きずって帰ってくるタイプとの事です。
エンパスは感情移入しやすい特性がある
漫画や役に入り込んでしまうアリスさんの特徴は、感情移入しやすいエンパスならではの性質といえるでしょう。
なお、アリスさんは人見知りでありながら、現場のスタッフからの評判は上々だそうです。
冗談を言ったり変顔をして笑いを取ったりする事もあるそうで、相手の事や周囲の空気を読んでその場に合った対応を取る所もエンパスと思われる理由の一つです。
シンガーソングライター・有安杏果さん
引用元：アプリコット 公式プロフィール
有安杏果は、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の元メンバーで、現在はシンガーソングライターとして活躍されている女性です。
有安さんがエンパスではないかと思った理由は、歌う時に深く感情移入する性質を持っているためです。
とある雑誌のインタビュー記事にて、有安さんは歌唱時に曲の途中で涙が止まらなくなってしまった経験があると話した事があるそうです。
グループのマネジメントを担当してきた方は、そんな有安さんの性格を「直情的」と評したそうですが、涙を流すほど深く感情移入するのは共感性の高いエンパスの特徴です。
また、有安さんはももいろクローバーZに所属している間、ソロコンサートを行った事があります。
その時のコンサートと、同時にリリースしたミニアルバムのタイトルは共に「ココロノセンリツ」。
有安さんはこのタイトルについて、自身が他の人のライブに行った時、始まる前からライブの間までずっと心臓が高鳴り、鼓動と脈が早くなる感覚をみんな（お客さん）と一緒に感じたいから、と説明したのだそうです。
このような感覚も、場の雰囲気や人の感情と同調しやすいエンパス特有の物ではないでしょうか。
場所や人によって感情が変わりやすい！エンパスの人の特徴
ヒロシさん、山崎弘也さん、長谷部誠さん、広瀬アリスさんといった、エンパスと思われる人には決まった特徴があります。この特徴を理解しておく事で、エンパスの人に出会った時でも戸惑わずにすみます。
相手や場所によって感情・態度が変わりやすい
エンパスの人は何気ない仕草や表情から相手の性格や感情を読み取る能力に長けているため、相手のペースに合わせるのが得意です。
対面している相手によって感情や態度をコロコロ変えるので「空気を読むのが上手い」と評価される事もあれば、「八方美人」と揶揄される事もあります。
他人が思っている事が何となく分かる
相手の感情を内面に取り込みやすいエンパスは、自分でも意識しないうちに相手の気持ちや心情の動きを把握してしまう事があります。
人付き合いに疲れやすい
他人の意識や感情に敏感なエンパスは、他の人に比べて人と接するのに多くのエネルギーを消費します。
そのため、人と長時間話す事や、大勢の人が集まる場所にいるのは苦手で、心身共にどっと疲れてしまいます。
音や匂いに過敏な反応を示す
エンパスは自分以外の物・事に反応しやすい性質なので、他人の気持ちだけでなく、音や匂い、色、まぶしさなど五感に訴えかけてくる刺激にも過敏な反応を示します。
そのため、明るすぎる場所や騒がしい場所、強い匂いを発する物にはなるべく近寄らない生活を送っています。
まとめ
エンパスという言葉が認知され始めたのはここ最近の話で、まだまだ日本では正しく理解されない傾向にあります。
時には誰にも感情移入出来ないサイコパスと間違われる事もありますが、エンパスはむしろ逆で、感情移入し過ぎる性質から生きにくさを感じる人もいます。
時には周囲に合わせ過ぎて自分を見失ってしまうケースもありますが、自分の特性と上手に向き合って行けば能力や才能を開花させる事も可能です。
今回私が個人的にエンパスの性質を持っていると感じた有名人・芸能人も、自分の性格や素質と向き合い、それぞれの分野で活躍している方々ばかりです。
エンパスは生きづらいという負のイメージを抱かれがちですが、悲観したり負い目を感じたりせず、自分を丸ごと受け止める事が大切です。