【エメラルド(翠玉)】意味や効果、正しい浄化方法や見分け方を解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、エメラルド(翠玉)というパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
名前を聞いたことがある人も多い、物凄く有名なエメラルド。美しい緑色をしていて、恋愛運・結婚運・健康運の他、ヒーリング効果も高いとされているパワーストーンです。
古い時代より世界中の色々な人達に愛され、ダイヤモンドやルビーやサファイアと並ぶほど、多くの人々に知られている石となります。
エメラルドと聞けばジュエリーをイメージされる方も多いでしょうし、天然石よりも宝石を見たことのある人がほとんどかと思います。
エメラルドが持つ美しい緑色は、まるでどこまでも広がる草原のようで、見る物を惹き付ける魅力を持った石です。
そんなエメラルドのことを詳しく知った上で実際に身に着けてみて、効果を実感して下さい。
【エメラルドとは】
宝石と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、ダイヤモンドだという人もいるかと思います。エメラルドはそんなダイヤモンドの次に値する、高価なイメージを持った石です。美しく、しかしどこか脆さを感じさせるその見た目は、多くの人に癒しと安らぎを与えてきました。
硬度は7.5~8と、数字だけ見ると決して低い硬度ではないのですが、インクルージョン(内包物)が多いといったエメラルドの特徴から、脆く欠けやすい石だと言われています。
本来、ベリルは無色の鉱物となるのですが、僅かなバナジウムとクロムが混ざり合うことで緑色になり、エメラルドは火山活動という過酷な状況の中で結晶化するので、インクルージョンやクラックが起こるのです。
薄い緑色から濃い緑色まで、色んな緑色を見ることが出来るため、「石の中に庭がある」なんて表現もされています。
エメラルドの中でも特に価値があるとされているのが、少し青みがかった深い緑色をしたものです。
エメラルドが欠けやすいことから、昔は山形にカットされる方法が主流でしたが、今一番多く見られるのが、四角く4隅をカットした「エメラルドカット」と呼ばれるものだと思います。
大抵のエメラルドはオイル樹脂による処理が施されているのですが、ノンオイルエメラルドと呼ばれる天然のエメラルドも存在しているようです。しかしこちらは、全くと言っていいほど簡単にお目にかかれるようなものではありません。
【エメラルドの意味】
エメラルドの鉱物名は「ベリル」で、和名では「翠玉(すいぎょく)」や「緑柱石(りょくちゅうせき)」と言います。
アクアマリンなんかと同じ、ベリルに属するクロムが発色原因となる石ではあるのですが、ベリルに属する石の中で最も産出量が少ないとされ、良質なものですと物凄く小さな結晶でしか発見されません。と言うよりも、そこまでしか成長しないようです。
エメラルドは多くの傷を持っていることが特徴となり、液体・個体・気体といった三層になっています。エメラルド鉱山自体が元は海底にあったせいか、岩塩や塩水をインクルージョンしているものもあります。ここに気泡が混ざっているものを三層インクルージョンと言い、神秘的な石としてかなり高い人気を誇っているのです。
古代エジプトでは、王家がそれぞれエメラルドの鉱山を有していたと言われているくらいですから、古代エジプト人にとっては特別な意味を持つ石だったのでしょう。
エメラルドが繁殖と繁栄を意味することもあり、世継ぎを生まなければならない王家の人々は、エメラルドを身に着けている人が多くいました。
【エメラルドの効果】
エメラルドは古い時代から、「深遠な道理を知り得る優れた知恵」を象徴する石だと言われてきました。たくさんの知的な人達に愛され、好まれてきた石です。
また、愛の力が特に強い石とされ、恋愛成就や幸福な結婚生活のお守りとしても注目されています。恋人同士が浮気防止のお守りとして持っている…なんてこともあるようです。
それに加えてヒーリング効果が強かったり、心身のバランスを保たせてくれたり、情緒不安定な感情を安定へと導いてくれる効果もあります。
愛を継続して家族の絆を深めてくれる効果が強く、大切な人達との関係性を守ってくれるのです。
強い魔除け効果もあると言われていますので、持つ者の愛を邪魔する存在を追い払って、危機を回避して守ってくれます。大切にしたい人や守りたい人がいる人こそ、エメラルドを身に着けるべきだと言えるでしょう。
祝福の石であるエメラルドは、宇宙的な叡智・無条件の愛・肉体の癒し・幸福な結婚生活・恋愛成就・浮気防止にはじまり、行動力・直観力・記憶力を高めてくれるといった様々な効果を持っている石です。
健康運も優秀な石で、特に古い傷に効き目があると言われています。中々治らない傷や、過去の恋愛で傷付いた心の傷やトラウマなど、それを乗り越えさせて癒してくれるはずです。
【エメラルドの石言葉】
エメラルドは5月の誕生石です。
石言葉には、「幸福」・「幸運」・「希望」・「安定」・「夫婦愛」・「頭脳を鍛える」・「古代の叡智」・「異性との愛情」・「子孫繁栄」・「無私の愛」・「病気平癒」といったものが並びます。
愛や健康や知性といった、意味もそれぞれバラバラで多様の石言葉を持ったパワーストーンです。まさに万能の石と言っていいでしょう。
世界四大宝石に君臨しているほどですから、美しい緑色をしたその見た目だけでなく、エメラルドが持つ意味や効果も非常に優秀と言えます。
持つ者の幸運をアップさせて幸福を与え、大切な人や守りたいものとの絆を高めてくれる、愛に優れた石なのです。
【エメラルドの主要原産地】
エメラルドの原産地は色々ありますが、現在ではコロンビアが世界シェアの50%を上回る産出量だと言われています。次いで、世界シェア20%となるザンビアです。
他にも、ジンバブエ・マダガスカル・パキスタン・ブラジルなどでも産出されています。
コロンビア産のエメラルドは掘り出されたときに六方柱型をしていて、皮を被っているかのように緑色の層で覆われているのが特徴です。コロンビア産を加工する際には、こうした特徴を生かしてエメラルドカットされます。
ザンビア産のエメラルドは、原石の形や色味や内包物から、ブラジル産と似ています。丸みを帯びた形が特徴で、オーバルカットされることが多いです。中には、パーシェイプカットといって、ひょうたんのような形にカットされる場合もあります。
ジンバブエ産のエメラルドは、鉱山の名前をとって「サンダワナエメラルド」と呼ばれているそうです。平均的に小粒のものが多いのですが、黄色味がかった緑色という独特な色合いから、高品質とされています。
【エメラルドと相性の良い石】
■縁結びや恋愛成就にオススメ
エメラルド×ルビー
こちらの組み合わせは、非常に人気があります。エメラルドもルビーも恋愛運をアップさせてくれる効果があり、更には目標を達成させるための運気も上げてくれるのです。
現在片想い中の人や、良い人と出会いたいと思っている人は、この組み合わせを試してみて下さい。恋愛運に特化した組み合わせと言えるでしょう。
■恋愛運・仕事運・金運をバランスよく上げたい
エメラルド×シトリン
シトリンは太陽の象徴と言われる石で、商売繁盛や金運を司る石です。そこへ恋愛運に強いエメラルドを合わせることで、恋愛運・仕事運・金運のバランスをカバーすることが可能となります。
この組み合わせは癒し効果も高いので、ストレスを感じている人にもオススメです。
何かひとつがズバ抜けて強い効果があるというわけではありませんが、ストレスを緩和した上でバランス良く運気をアップさせてくれますので、あなたの心強い味方となってくれることは間違いないはずです。
【エメラルドと相性の悪い石】
・ラリマー
エメラルドとラリマーの組み合わせですが、こちらは愛と平和を意味するラリマーが、持ち主の成長をストップさせてしまう恐れがあります。愛と平和、つまり平和主義であるが故に、消極的になってしまったり自身の可能性を決め付けてしまうため、面白みのない結果を生み出すのです。
言い方を変えれば、「普通」の一言。なのでわざわざこの2つの石を組み合わせる必要性は感じられません。
【エメラルドの浄化とお手入れ方法】
エメラルドは変質しにくい石と言われてはいるのですが、「ほとんど」しないだけであって「絶対」にしないと言い切れないため、注意が必要です。
長時間太陽に当てておいたり、水に浸けておくことはあまりオススメ出来ません。出来れば日光浴と水浴による浄化は避けて、正しい方法で浄化するようにしましょう。
以下、エメラルドにオススメの浄化方法となりますので、参考にしてみて下さいね。
■水晶クラスターによる浄化方法。
水晶自体が物凄く強力な浄化パワーを持っていますので、水晶クラスターの上にエメラルドを乗せたり、くっ付けた状態で傍に置いておくだけでも効果抜群となります。
水晶クラスターが放つ光に共鳴し、高まったエネルギーをエメラルドに吸収させて浄化することが出来ます。
半日~1日程度置いておけばパワーチャージが完了しますので、寝る前などに水晶クラスターの上か傍にエメラルドを置いてあげて下さい。
■月光浴による浄化方法。
なるべく新月~満月の間の夜、空に月が見えている日に行うようにしましょう。
中でも特に、満月の夜は強力なパワーに満ち溢れています。もちろん満月の日でなくとも月自体が強力なエネルギーを持っていますので、エメラルドに月の光が当たる場所へ置いて、一晩そのままの状態にしておいて下さい。
翌日にはパワーチャージが完了していますし、種類を問わずに行えるこの月光浴による浄化方法はオススメです。
■お香による浄化方法。
お香に火をつけて、煙の中にエメラルドを数回くぐらせるといった方法になります。
火に弱いパワーストーンにはオススメ出来ませんが、それを除いてほぼ全ての石に対応出来ます。ただしいくら火に強い石だとは言っても、長時間いぶしっぱなしにするのは止めておきましょう。せっかく美しい輝きを放っている石でも、長時間いぶし過ぎると曇りの原因になってしまいます。
お香とは言いましたが、天然ハーブを乾燥させたようなものが好ましいです。
中でもホワイトセージは部屋全体の浄化も同時に行ってくれますので、悩んだときはホワイトセージによる浄化方法を試してみて下さい。
エメラルド全体に煙が行き渡るように、数回くぐらせることがポイントです。
■音による浄化方法。
民族楽器・ベル・音叉・ヒーリングミュージックと、石に音を聞かせてあげるだけで浄化を促してくれるものがあります。
石は特定の波長で振動していて、そこへ清浄な音を聞かせてあげることで共鳴反応を起こして、石が放っている振動を浄化しようと働きかけてくれるのです。
清浄な音であれば何を使っても特に問題はないのですが、クリスタルチューナーというものが売られていますので、そちらを試してみることをオススメします。
■土に埋める浄化方法。
上記の浄化方法は頻繁に行うことを目的としていますが、こちらの土に埋める浄化方法は毎日のように行う必要はありません。
エメラルドのパワーが相当弱まっていると感じたときや、急激にエメラルドのパワーを回復させたいとき、とてつもなく悪いモノが憑いているように感じたときなどに行う方法です。
人も実家に帰ると落ち着きますよね。それと同じ、天然石という自然界からの贈り物を元いた土の中へ一度帰してあげることによって、大地の力が石に憑いた悪いモノを取り除き、新しいパワーを充電してくれると言われています。
ジメジメした土の中ではなく、日当たりの良い土の中へ3日間ほど埋めてあげましょう。
エメラルドは水による浄化はあまりオススメ出来ないですし、土で汚れてしまうことを避けたい場合は、キレイなタオルや布などにエメラルドを包んでから、土の中へ埋めてもOKです。
3日ほど経ったら、忘れないように土の中から取り出してあげて下さいね。
【エメラルドの偽物との見分け方】
まず言えることは、「傷のないエメラルドを探すのは、欠点のない人間を探すことよりも難しい」と言われるほど、エメラルドには必ず大なり小なり何かしらの傷がついています。と言いますのも、エメラルドは火山活動によって熟成された後、あの美しい緑色が生まれるからです。
火山活動の中でインクルージョン(内包物)と傷がつくため、あまりにもキレイすぎるものは偽物だと疑ってみるべきでしょう。偽物は相手を騙して購入させようとしているわけですから、わざわざ傷をつけたりせずに不自然なほどキレイすぎるものを作り出します。
エメラルドとペリドットの見分けが付かず、ペリドットをエメラルドとされていた時代もありました。しかし現在ではペリドットも人気のある石となっていますので、わざわざペリドットをエメラルドとして流通させることもなかなかないでしょう。
肉眼では見つけにくい小さな傷もありますが、細かいところまでじっくりと観察してみて下さい。それでも分からない場合は、やはり鑑定に出すのが一番です。
【エメラルドの伝説、石物語や言い伝え】
ダイヤモンド・ルビー・サファイアと並び、エメラルドは世界四大宝石のひとつです。
記録によると、紀元前4000年頃のバビロニアで使用されていたというのが、最も古いものになります。
上質なエメラルドを産出していたとされるインカ帝国では、首飾りやペンダントだけに留まらず、神殿までをもエメラルド一式にされていたのだとか。
古代エジプトでは王家だけが持つことを許される石だとされ、クレオパトラも愛用したことで有名です。そこからヨーロッパの王族の王冠に使われたりと、現在でも博物館などで展示されています。
エメラルドの語源は元々、サンスクリット語の「スマラカタ(緑色の石)」からきていて、徐々に世界各国の言葉で変化していき、古フランス語の「エスメラルド」になり、最終的に現在の「エメラルド」といった言葉が付けられました。
美しく鮮やかな緑色を伝える際に、「エメラルドグリーン」という色で表現される方もいますが、このエメラルドが持つ美しい色合いからきています。
まとめ
実物を見た事がない人でも、ゲームやアニメなんかでも頻繁に登場するほど有名なエメラルドですから、名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
世界中に知れ渡り多くの人が知っているエメラルドですから、パワーストーンとしての価値がどれほどのものなのかもお分かり頂けるかと思います。
古い時代から現代まで、人気が途絶えることのなかったエメラルド。名前は知っていてもその効果や意味を知らなかった人もおられるでしょうから、これを機にもっとエメラルドのことを知り、興味が湧いた方は是非ひとつご購入を検討されてみてはいかがでしょうか。