【キュープライト(赤銅鉱)】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、キュープライト(赤銅鉱)というパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
キュープライトは「情熱」・「勇気」・「愛」を象徴し、悩める人の心を救済した上で、再度キズ付くことがないように補強してくれるパワーを持った石です。
不安なことがあったり、心配なことがあるときは、それを解消する力があると言われていて、自分自身の心と向き合い、本当の意味での強さを得ることが出来ます。
また、エネルギーのバランスを整えてくれる、過去のトラウマを癒してくれる、劣等感を解消してくれる、未来へ進むためのエネルギーを与えてくれる、恋人や家族との関係で生じてしまったキズを癒してくれるなど、ありとあらゆる効果を持つ不思議なパワーストーンです。
この他にも様々な効果を持つキュープライトについて、詳しくお話していきたいと思います。
【キュープライトとは】
キュープライトの和名は「赤銅鉱(せきどうこう)」となり、名前の通り銅をたくさん含んでいる赤褐色をした鉱石です。同じように銅を含んでいる「マラカイト」や「クリソコラ」と共に発見されることが多いため、中には緑色が混ざっているものもあります。
赤褐色の部分がキュープライトで、それ以外の部分はマラカイト、クリソコラ、チェルコサイト、アズライトなどが混合したものです。銅の成分が多ければ多いほど、ハッキリとした赤色に見えます。
極稀に半透明の結晶もあるようですが、こちらは非常に脆くキズがつきやすく、2~3年で黒く変色すると言われていますので、宝飾品などにはあまり向いていないかも知れません。観賞用として楽しまれている方が多いようです。
通常のキュープライトは塊で採掘されるため、結晶で発見されること自体が珍しいと言います。コンゴの鉱山で美しい八面体の結晶を持つキュープライトが発見された際、大きな話題を呼びました。
そしてこの八面体よりも更に珍しいと言われているのが、針状の結晶を持つものです。赤色の針状繊維が縦や横に交わり合い、思わず時間を忘れて見とれてしまうほど美しいと言われていて、「キャルコトリカイト(針銅鉱/しんどうこう)」といった、また別の名前で呼ばれています。
見つけるのは物凄く大変ですが、もしどこかでお目にかかった際は、何としてでも手に入れて頂きたいほど価値のあるものです。
キュープライトは、全てを受け入れて全てを包み込み、全てを許してくれる…そんなお母さんのような優しく深い愛情を持ち、持つ者を大きな力で守ってくれるステキな石と言えます。
硬度は3.5~4と低くキズつきやすいので、取り扱いには十分注意しましょう。
【キュープライトの意味】
キュープライトは鮮やかで美しい赤褐色をしており、冒頭でもお伝えした「情熱」・「勇気」・「愛」を象徴する石となります。
「情熱」や「勇気」を象徴する石と聞けば、男性的なイメージを持たれる方もおられるのですが、キュープライトは女性的な石なのです。
パワーストーンには人との相性というものがあり、キュープライトは30代~50代の大人の女性にピッタリの石だと言われています。他の年代や性別の方が持ったときよりも、更に大きな効果を感じることが出来るそうです。
もちろん、30代~50代の大人の女性にしか、効果が発揮されないというわけではありません。しかしキュープライトは女性性を強く持つ石なので、持つ者の女性性を高めてくれるといった意味でも、女性が持つことをオススメしたいです。
母なる大地のような情熱的で深い愛情を与え、持つ者に寄り添ってくれます。
【キュープライトの効果】
キュープライトは女性性を強く持つ石であることはお伝えした通りですが、女性特有の月経などと密接な関わりがあるとされています。月経前後のホルモンバランスの乱れや、イライラしたり情緒不安定になる月経前症候群(PMS)に、強く働きかけてくれるのです。
生理痛がヒドイ人であれば、下腹部にそっとキュープライトを当ててみて下さい。深く深呼吸をしている内に、痛みが緩和されたり気持ちが落ち着いたりするはずです。
また、キュープライトは過去のトラウマやキズを解消してくれるといった効果もあると言います。深いキズを負ってしまった心を癒し、前に進むための勇気を与えてくれます。
一時的に忘れさせるのではなく、問題を解決することで過去の呪縛から完全に解き放たれるのです。問題となっている点をハッキリとさせ、それを見つめ直すことで過去に囚われることなく前に進める勇気が湧いてくるでしょう。
傷口をえぐられるようで、辛く悲しい過去を見つめ直すのは非常に勇気のいることだと思います。思い出さないようにしようとすればするほど考えてしまい、結局は過去の出来事をずっと忘れられずにいるものです。
そうなれば中々前に進むことは出来ないですし、未だ見ぬ素晴らしい未来の邪魔となる可能性も出てきます。
過去のトラウマやキズを克服する上で、大切なのは「勇気」です。その「勇気」の象徴と言われているキュープライトを持っているだけで、問題は解決されるでしょう。
この他にもキュープライトは、第一チャクラのエネルギーを持つ石とされており、生命力に関係しています。第一チャクラが閉じた状態だと、人は生きる気力を失ってしまい、心も身体も弱くなってしまいます。
学業や仕事で毎日ストレスを感じていたり、不安や心配や恐怖といったマイナスエネルギーに負けてしまいそうなときこそ、キュープライトを持ってみて下さい。生命力のベースとなる部分に働きかけ、生きる気力が湧いてくると言われています。
キュープライトが持つヒーリング効果をまとめると、過去のトラウマを解消してくれる、第一チャクラを活性化させる、女性性を高める、月経のイライラを緩和してくれる、女性ホルモンのバランスを整えてくれる、心身共にエネルギーの強化、生命力を高めてくれるといったものになります。
善悪を正しく判断する際にも役立つと言われており、心をキレイにするといった目的でも使用されているそうです。
【キュープライトの石言葉】
キュープライトの石言葉は、「女性性を高める」・「カリスマ性」・「生命力を高める」・「過去を癒す」・「情熱」・「勇気」・「愛」になります。
どの石言葉も上記で記載した効果と重なりますが、前世や家系に関する因果をも癒してくれる守護石として知られているようです。
カリスマ性と信用性を高められるので、学校や塾の講師、牧師や教授など、人に教えを伝える仕事に就かれている方などにもオススメの石となります。
【キュープライトの主要原産地】
キュープライトの塊状であれば、銅鉱山がある場所ならどこでも産出します。しかし美しい結晶は中々見つからず、アメリカのアリゾナ州のモレンシー鉱山では、自然の銅と混ざり合った美しいものが産出されています。
クリソコラが混ざっているものは非常に人気が高く、八面体という大粒の美結晶を持つものはコンゴが産地です。
コンゴというのは鉱物資源に恵まれていて、金・銀・銅・ダイヤモンド・コバルトといった、美しく貴重な鉱物がたくさん産出されます。中でもコバルトは、全世界の65%もの埋蔵量を占めているほどです。
近年、ナミビアにあるツメブ鉱山でも、透明度が高いキュープライトが発見されて、カットされたツメブ産のものをよく見かけるようになりました。
【キュープライトと相性の良い石】
■イライラした気持ちを抑えたい
キュープライト×ラリマー
ラリマーは、怒りや苛立ちを鎮めることを得意とする石です。そこへ心身共にエネルギーを強化してくれるキュープライトをプラスすることで、イライラした気持ちを抑えて穏やかな気持ちにさせてくれます。
心と身体のバランスを整えてくれるため、家事や子育てでイライラしがちな人や、他人のちょっとした言動に怒りを覚えてしまう人などは、キュープライト×ラリマーを試してみて下さい。
■生きる気力が欲しい
キュープライト×ヴァイタライト
ヴァイタライトは、生命エネルギーをもたらしてくれるとされており、持つだけで生き返ったような感覚に陥ると言います。
キュープライトも生命力を高めてくれる石なので、この2つを組み合わせることで相乗効果が生まれ、気持ちを明るく前向きなものにして、エネルギッシュになれるのです。
何をしていてもつまらないと感じている人、全てが上手くいかないと落ち込んでいる人、生きる気力を失くしている人にこそ、キュープライトとヴァイタライトを組み合わせて持って頂きたいです。
【キュープライトと相性の悪い石】
・アメジスト
キュープライトとアメジストの相性というよりも、キュープライトに混ざっているマラカイトとアメジストとの相性が良くないため、この組み合わせはオススメ出来ません。
マラカイトやクリソコラが混ざっていないキュープライトもあるのですが、これは非常に激レアで中々手に入らないと言われています。
一般的に売られているキュープライトは、マラカイトやクリソコラが混合しており、キュープライトの赤色とマラカイトやクリソコラの緑色を持つものです。
なのでキュープライトだけのものであれば問題ないのですが、マラカイト(緑色)が混ざっているキュープライトの場合は、アメジストと組み合わせるのは止めておきましょう。
ただ個性のみが強調されてしまい、我の強い人、自己中心的な人と思われてしまう可能性があります。
また、パワーストーンと人との相性も重要で、実際にキュープライトを持ってみて気分が悪くなったり、何だかイヤな気持ちになった場合は、持つのを止めましょう。キュープライトはクセの強い石ではないので、あまり人を選ばないと言われていますが、相性が悪いと体調を崩してしまうこともあります。
キュープライトを持って暫く経っても気分が優れなければ、手放すことも検討して下さい。
【キュープライトの浄化とお手入れ方法】
キュープライトは基本的に、どの浄化方法でも問題はないのですが、強いて言うなら長時間紫外線に当て続けると黒色に変色してしまう恐れがあります。
なので日光浴による浄化方法を行う場合は、長時間太陽に当て続けないようにしましょう。
数ある浄化方法の中で、特にキュープライトにオススメなのが、以下となります。
■水晶クラスターによる浄化方法。
水晶は強力な浄化作用を持っており、ほとんどどの石にも適している浄化方法なので、水晶クラスターを1つ持っているだけで、お手持ちのパワーストーン全てに対応出来ます。
ただしキュープライトは硬度が低くて衝撃に弱いため、尖った水晶クラスターを使用する際は注意しましょう。
水晶クラスターの上にキュープライトを乗せるか、隣り合わせに置いておくかして、半日~一日程度そのままにしておいて下さい。
翌日にはパワーチャージが完了していますので、毎日行うことをオススメします。
入れ物の中にさざれ水晶を敷き詰めて、そこへキュープライトを入れておくのも効果的です。
■ホワイトセージによる浄化方法。
ホワイトセージに火をつけて、煙の中へキュープライトを数回くぐらせます。
ホワイトセージは空間全体の浄化も同時に行ってくれるため、人工的に作られたお香なんかよりもずっと強力です。
長い時間いぶし続ければ良いというわけではなく、全体的にホワイトセージの煙が行き渡るように、数回くぐらせればOK。何事も、やり過ぎは禁物です。
【キュープライトの偽物との見分け方】
キュープライトは元々産出量自体が少なく、非常に手に入りにくい希少な石です。ですから大量に売られているようなお店は怪しんだ方が良いでしょう。
最近はとても便利な時代となり、オークションサイトなどで何でも売られていますよね。しかし有名なオークションサイトであっても、99.9%が偽物だと言い切っている人もいるくらいですから、信用あるお店で購入することが偽物を掴まされる確率が一番低いと言えるでしょう。
中には、銅を人工的に含ませて赤色に着色し、それをキュープライトの名で売っているところもあると言います。
キュープライトの成分も銅となるため、こうなってくると素人では見分けることが難しいです。鑑定に出してプロの目で確かめてもらうのが一番確実なので、怪しいと思うものは一度鑑定に出してみて下さい。
【キュープライトの伝説、石物語や言い伝え】
キュープライトは1845年に、オーストラリアの鉱物学者であるヴィルヘルム・カール・フォン・ハイディンガー氏により発見された石です。
昔も今も、キュープライトは入手が困難で、流通量も少なく非常に希少な石だと言われています。
先にもお伝えした通り、キュープライトの和名は「赤銅鉱」となるのですが、ラテン語で銅を意味する「cupurum」が、名前の由来だとされているようです。
鮮やかで美しい赤色をしているため、アクセサリーとしても人気が高い石となります。
他にも、マラカイトやクリソコラが混ざっていないものは、「クリムゾン・キュープライト」といった名前で呼ばれていて、通常のキュープライトより珍しく、値段も高価で重宝されていると言います。正式な鉱物名ではなく、「アゼツライト」で有名なロバート・シモンズ氏が経営されている、H&E社(ヘブンアンドアース社)の商品名になるそうです。
メキシコ産のクリソコラとテノライト(黒銅鉱)が混合されているものを「ソノラ・サンライズ」や「ソノラ・サンライズ・クリソコラ」と呼び、クリソコラの持つ美しい緑色が草原をイメージさせ、赤色の部分が真っ赤な夕日をイメージさせることから、こうした名前が付けられたと言います。
まとめ
今回は、キュープライト(赤銅鉱)というパワーストーン(天然石)に関する意味や効果、浄化方法や見分け方などについてお話させて頂きました。
「こうでなければならない」とか、「絶対にこうだ」といった思考の制限を解放し、自身で勝手に決めてしまっている限界を突破し、感情面をもっと柔軟に変えてくれるのが、キュープライトです。
人というのは、誰かに愛されている、誰かに守られている、自分や誰かを心の底から信じることが出来ている…といった気持ちが良いエネルギーを生み出し、プラスのエネルギーが蓄積されていきます。
プラスのエネルギーが蓄積されずにマイナスエネルギーで溢れてしまうと、心の病気になってしまったり、何をやっても上手くいかなくなったり、様々な面で自分を上手く出せなくなってしまうのです。
そうした負の連鎖に陥らないためにも、キュープライトをはじめとする色んなパワーストーンの力を頼ってみるのも良いでしょう。
まずは自分自身を信じてあげて、他人を信じる心を持つことが出来れば、自ずとマイナスエネルギーが消滅して良いエネルギーで満たされるはずです。