【サンストーン】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、サンストーンというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
サンストーンは太陽の光を宿しているとされ、「太陽の石」なんて呼び方もされている力強いエネルギーを持った石です。
歴史自体はまだまだ浅いサンストーンですが、名前から見ても分かる通り太陽の光のように明るく前向きなエネルギーを持ち、身に着けているだけで力がみなぎってきたり、元気になっていくのを感じられるかと思います。
明るいオレンジ色をしていて、まさに太陽をイメージさせる太陽の石、サンストーン。持つ者の心に余裕を持たせる石とも言われていますので、元気がない人や心に余裕がない人、自分に自信を持ちたい人やネガティブになりがちな人などに、是非オススメしたいパワーストーンです。
そんなサンストーンについて、早速ご紹介していきますね。
【サンストーンとは】
サンストーンはムーンストーンと同じく長石のグループに属していますが、正確に言うとオリゴクレースに分けられる石です。
サンストーン(太陽の石)という名前の通り、キラキラと輝く太陽のように美しい光を放つ天然石となります。このキラキラと輝く光の原因は、他の鉱物が含有(インクルージョン)することで生じる、「アベンチュレッセンス」という光学効果によるものです。この光学効果を持つことから、正式名は「アベンチュリン・フェルドスパー(斜長石)」となります。こうした効果は、オーソクレース・アンデシン・マイクロクライン・アノーサイトなどでも見ることが出来ます。
一般的に見られるサンストーンに含有されて光を放つのは、レピドクロサイトと呼ばれる鉱物なのですが、それ以外にも数種類の鉱物を含有しているものもあり、エネルギーが若干違ってくる場合があるそうです。
星のように輝く「スター・サンストーン」や、シャトヤンシー(猫目効果)と言われるキャッツアイ効果を持つ「サンストーン・キャッツアイ」など、インクルージョンの状態で呼び名が変わる場合もあります。
サンストーンがムーンストーンと同じ長石グループに属すると言いましたが、長石の宝石変種といった特殊な石で、実はサンストーンという長石自体は存在していないのです。
古くより、太陽の石と呼ばれてきたものは何種類かあります。宝石書に登場する太陽の石がどの石を指すのか、今では不明なものも多いようです。現代では、オレンジ色っぽい赤色のアベンチュリンと、半透明で黄色っぽいオレンジ色をしたフェルドスパーも、サンストーンとして知られています。
また、宝石書に古代のインドで採掘された石が宝飾品として使われたという話が記載されていたり、古代ギリシャではお守りとして身に着けると活力を与えて健康を引き寄せるなどと書かれていますが、これらは全てクォーツの類ではないかと言われているようです。サンストーンが発見されたのはおそらく、1800年代以降ではないかと考えられています。
【サンストーンの意味】
サンストーンは太陽の石と言われているくらいですから、刺激的でエネルギッシュな意味を持つと思われがちですが、実は物凄く優しいエネルギーを持つ石なのです。
マイナスエネルギーを取り除いて心に余裕を持たせた上で、持つ者をポジティブに変えて、「毎日が楽しい」とか、「生きているのが幸せ」などと感じさせてくれるようなパワーストーンだと言えます。
一番の意味合いは「太陽の輝き」で、燃える太陽のような力強さを与え、やる気や行動力や活力や気合いなど、あらゆる情熱を教えてくれるでしょう。けれど先にも申した通り、イメージとは反対にとても優しいエネルギーを持っています。
【サンストーンの効果】
パワーストーンとしてのサンストーンが持つ効果と言えば、真っ先に挙げられるのが「心に余裕を生む」です。
自分に自信のない人やコンプレックスを抱えて生きている人、ネガティブ思考、卑屈、否定的な人など、心が冷え切ってしまっている人に対して働きかけ、まるで太陽の光を浴びているかのようにポカポカと温かい気持ちにさせて、自分に自信を付けさせてくれます。
また、生きていく上での安心感や幸福感、自分の存在意義や存在価値は素晴らしいものであると感じることが出来て、ポジティブに自己肯定が出来るようになります。そうした効果によってイライラする気持ちや不安な気持ちがかき消され、心に負ったキズやコンプレックスから解放されて、心に余裕が出来るのです。
心に余裕が生まれることで、学業、仕事、人間関係、恋愛、そして人生に関する創造力が高まり、どんなときでも前向きに人生を思いっきり楽しむことが出来ると言います。
ストレスが原因で起こる病気にも効果的だとされていて、ストレス社会で生きている人達にこそ、是非身に着けて頂きたいパワーストーンと言って良いでしょう。
サンストーンが持つ主な効果を挙げると、劣等感の排除・自分に自信が持てる・安心感を与える・心に余裕を生む・自尊心をもたらしてくれる・感情の起伏を抑えるといったものになります。
【サンストーンの石言葉】
サンストーンは6月の誕生石となります。
石言葉は、「幸運」・「勇気」・「情熱」・「健康」・「リーダーシップ」・「隠されたパワー」・「恋のチャンス」・「きらめき」などです。
太陽は喜び・復活・生命の源を意味しているため、太陽の石と呼ばれているサンストーンもまた、これらを象徴している石だと言われています。
【サンストーンの主要原産地】
サンストーンは主に、南インド・チベット・タンザニア・アメリカ・オレゴン・コンゴ・カナダ・ノルウェーなど、色々な国で産出されています。
一般的に出回っているサンストーンと言えば、南インドで産出されているものがほとんどです。オリゴクレースに赤鉄鉱を含んでいるもので、オリゴクレース種と分けられています。
オレゴンで産出されるものは結晶が細かく、より自然な発色で「オレゴンサンストーン」と呼ばれていて人気が高いです。
他にも中国やコンゴではアンデサイトを母体とした深い朱色を持つサンストーンも見つかっていて、ルビーのように美しいと言います。
このようにサンストーンは、産出される地域によって多様なイメージを持つのも特徴のひとつです。
【サンストーンと相性の良い石】
■相手を理解して関係性を深めたい
サンストーン×アメジスト
サンストーンが心に余裕を与え、アメジストが冷静さを与えてくれる組み合わせです。互いの効果によって相手の気持ちを冷静に受け止めてしっかりと理解する力が身に付き、親身になって悩みごとや相談ごとを聞いてあげることが出来るようになるため、相手との関係性が深まります。
人間関係で悩んでいる人、関係を深めたい相手がいる人などは、この組み合わせを試してみて下さい。
■決断力が身に付く
サンストーン×ルチルクォーツ
こちらの組み合わせはリーダーシップを発揮させて、仲間やチームとの決断力を高めるのに効果的です。
勇気と自信を与えてくれますので、どんなに困難な問題が起ころうと瞬時に解決するヒントを得ることが出来る他、決断力を高めて正しい答えへと導いてくれるはずです。
■目標達成に効果的
サンストーン×タイガーアイ
タイガーアイが計画性を与え、サンストーンがやる気・活力・行動力を与えてくれます。これにより、目標を達成させるために地に足を付け、堅実で的確な行動が取れるようになるでしょう。
また、目標を達成出来るだけでなく理想通りの現実を手に入れることが出来るとも言われています。
何か達成したい目標がある人や、理想通りの現実を手に入れたい人は、サンストーンとタイガーアイの組み合わせがオススメです。
【サンストーンと相性の悪い石】
・ペリドット
サンストーンとペリドットを組み合わせてしまうと、パワーが強くなり過ぎるので注意が必要です。パワーが強まるとメリットがあるように感じるのですが、この組み合わせの場合は他者に威圧感を与えたり、畏怖させるような強さとなるため、あまり良い印象を持たれなくなってしまいます。
パワーが強くなってメリットだけなら良いのですが、こうしたデメリットが出てくる場合もあるのです。
また、他者に対して嫌いな人や苦手な人といった相性の良し悪しがあるように、人と石にも相性というものが存在します。
これは実際に手に取ってみたり、身に着けてみたりしないと分からないことなのですが、勘の良い人であれば手に取った瞬間に何かイヤなものを感じるはずです。勘があまり良くない人であっても、身に着けてみて気分が悪くなってしまったり、体調が優れない場合は相性が悪い可能性が高いと言えます。
たまにクセの強い石を身に着けて、石酔いというものを起こすことがあるのですが、相性が悪いのと石酔いとでは全くの別物で、単なる石酔いであれば徐々に石が持ち主に馴染んでくれます。しかしいつまで経っても気分の悪さが取れなかったり、全く効果を感じられないというのは、相性が悪いと思った方が良いかも知れません。
相性が悪いパワーストーンを身に着けていても良いことなんてないですから、手放すことを視野に入れた方が良いでしょう。
【サンストーンの浄化とお手入れ方法】
比較的丈夫な石なので、どのような浄化方法にも適しています。
若干塩に弱いと言われていますので、塩による浄化を行う場合は注意が必要です。
以下、サンストーンにオススメの浄化方法となりますので、参考にしてみて下さいね。
■日光浴による浄化方法。
サンストーンは「太陽の石」と呼ばれているわけですから、この太陽の光を活用した日光浴による浄化方法は特にオススメです。
太陽が持つエネルギーとサンストーンが持つエネルギーは相性抜群で、他のどんな浄化方法よりも効果的だと言っても過言ではありません。
太陽の光が当たる場所へサンストーンを置き、3時間ほどそのままにしておいて下さい。それだけでパワーがチャージされるはずですので、これを出来る限り毎日行うようにしましょう。
日光浴による浄化は3時間程度がベストな時間だと言われていますし、長時間日光浴をさせたからと言って効果がアップするわけではありません。むしろどれだけ相性が良い浄化方法であろうと、紫外線によって退色する恐れがないとは言い切れないため、3時間だけにしておいて下さい。
■ホワイトセージによる浄化方法。
お香による浄化も効果が全くないわけではないのですが、天然ハーブを乾燥させて作られたようなホワイトセージを使用するのが最も効果が高いです。
ホワイトセージに火をつけたら、サンストーン全体にホワイトセージの煙が行き渡るように、煙の中へ数回くぐらせましょう。
ホワイトセージはパワーストーンだけでなく、空間全体の浄化も同時に行ってくれるので一石二鳥です。
毎日行うとなると少しコスパが悪くなってしまいますので、部屋の浄化も同時に行いたいなぁと感じたときや、曇りや雨で日光浴による浄化が行えないときなど、気分によって使い分けても良いかも知れないですね。
【サンストーンの偽物との見分け方】
サンストーンは、ムーンストーン、アマゾナイト、ラブラドライト、アンデシンなどのフェルドスパーグループに属する石です。
これらの長石はヘマタイトや銅といったほとんどの火成岩中に含まれており、その中でキラキラと美しく輝く光学効果を持つものを、サンストーンと呼びます。この光学効果はアベンチュレッセンスと言い、スター効果やキャッツアイ効果と同じく特殊効果の名前になります。
フェルドスパーグループには様々なタイプが存在しており、光を当てた際に一方向に青白く輝くものをムーンストーン、青灰色のシラー効果を示すものをラブラドライト、鉛によって青緑色になるものをアマゾナイト、そして虹色に輝くものをサンストーンとして分けられているのが特徴です。
同じ鉱物グループでもこれだけ名前の違いがあり、自然銅が含まれているものをラブラドライトとして流通していることもありますし、長石に属していないキラキラと光る不純物を含んでいる石を、サンストーンと名付けることもあると言います。
正直ちょっとした色味の違いや光の放ち方、アベンチュレッセンスといった光学効果を見ろと言われても、本物かどうかを見分けるのは素人には難しいと言って良いかも知れません。
フェルドスパーグループはとても複雑で中々理解が難しいと言われていますし、成分の構成によってグループに属する鉱物は非常に幅広いと言います。ですから鑑定書を見て確認する、信頼のおけるお店で購入する、天然石に詳しい人と一緒に買いに行く、プロの鑑定士に見てもらうなどして、本物のサンストーンを手に入れて頂きたいです。
【サンストーンの伝説、石物語や言い伝え】
サンストーンという名前は、鉱物に含まれている性質などから付けられたものではないようです。多くの石が性質や発見者の名前、発見した地域名が由来となっているのですが、サンストーンはムーンストーンが持つ静かな光とは対照的に、熱く燃えるような光を持つことから名付けられたと言います。
サンストーンとは宝石の名称で、和名は「日長石(にっちょうせき)」です。
ムーンストーン自体は17世紀頃から存在していたとされる石ですが、サンストーンという名が付けられたのは比較的最近になります。
また、ヘリオライトという別名も持っていて、こちらはギリシア語で太陽を意味する「ヘリオ」から名付けられました。
サンストーンという名が与えられてからまだそこまでの月日は経っていませんが、これから長い年月をかけて歴史を築き上げ、語り継がれていくことになるかも知れません。それだけサンストーンが持つエネルギーやパワーは素晴らしく、今以上に人々から愛されるべき石だと言えるからです。
まとめ
以上が、サンストーンに関する意味や効果、浄化方法や見分け方などの解説になります。
パワーストーンの中ではまだまだ歴史の浅い石ですが、古くから存在しているパワーストーンにも引けを取らない素晴らしいエネルギーやパワーを持つ石です。
太陽の石と呼ばれている通り生命エネルギーに満ち溢れた石ですから、過去のトラウマによって自分に自信が持てない人や、積極性に欠ける人、ネガティブな感情に陥りやすい人達にとって、背中を押してくれる大きな味方となるでしょう。
ネガティブをポジティブに変えてくれる力もありますので、あなたがポジティブになることで周囲の人達も明るい気持ちになれるはずです。
一説によると、サンストーンは「Sun/サン(太陽)」が出ている「Sunday/サンデー(日曜日)」に身に着けると効果的だと言います。なんだかダジャレみたいですが、初めてサンストーンを持つときは、太陽が出ている日曜日に持ってみると良いかも知れないですね。