【シトリン】意味や効果、浄化方法や見分け方解説！

2020 5/23

2020年5月23日 2020年8月19日

こんにちは、管理人の凛です。

今回は、シトリンというパワーストーン（天然石）の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。

シトリンは水晶のひとつで、アクセサリーとして使用されていることも多く、上流階級の人達がよく身に着けていたそうです。

黄色の石に多い金運アップの効果もあり、商売繁盛と豊かな富を与えてくれる「幸運の石」としても知られていて、古くより商売人から人気のある石でした。

シトリンは１１月の誕生石で、とても美しい黄色を持つ天然石です。

硬度は７と比較的丈夫ですが、ポイントと言って六角柱状の結晶が群生している結晶部分に関しては、先端が欠けやすくなっているので注意しましょう。

商売繁盛で有名な石ですから、商売をされている人や金運をアップさせたい人などは、是非このシトリンクォーツを手に入れてみて下さい。

【シトリンとは】

シトリンの和名は「黄水晶」で、その名の通り水晶（クォーツ）のグループに属する石です。濃い色だろうと淡い色だろうと、黄色くて透明のものはシトリンと呼ばれています。

シトリンが持つ黄色は鉄分によって発色しているのですが、流通しているほとんどがアメジストかスモーキークォーツを加工し、発色させているものです。市場に出回っているものは、アメジストを加熱して発色させたものが多いと言います。

天然の黄色を持つシトリンは産出量が非常に少なく、とても希少だと言われていて、キズやヒビ割れが目立たないように樹脂加工を施される場合もあるそうです。

クォーツと言えば本来は無色ですが、鉄分による発色・放射線による構造の歪みが原因で発色・放射線による構造の歪みの後に加工処理を施して発色など、黄色になる要因は色々とあります。

これらは同じ黄色でも色味が多少違っていて、鉄分による発色の場合は赤みがかった黄色、放射線による構造の歪みとその後に加工を施した発色の場合は緑っぽい黄色です。

しかしどのタイプであっても、シトリンが持つ効果などに大差はありません。発色要因が何であれ、とても明るいエネルギーに満ち溢れた石だと言われていますので、気に入ったものを購入されると良いでしょう。

シトリンはクォーツのグループに属する石ですから、強力な浄化作用と自浄作用も持っています。市場に出回っているものは値段も安いので、パワーストーン初心者の方がお試しで購入してみるのにちょうど良いかも知れないですね。

【シトリンの意味】

一言で言うとシトリンは、「富の繁栄」をもたらす意味を持つ石です。

太陽の石と呼ばれるほど明るいエネルギーを持ち、持つ者をポジティブに変えてエネルギーを循環させた結果が、お金を得たり商売繁盛へと繋がっていきます。

ただし働かずに不正に設けたお金や悪銭を稼ぐと言う意味ではなく、正しい道に進んで人として成長させた上で、経済が豊かになるのです。大きく成長して人生の勝ち組みになって欲しいという想いを込めて、赤ちゃんの内からプレゼントするなんて人も多いと言います。

木星パワーを表しているイエローサファイアの代用石としてシトリンが用いられることもあると言いますから、体内に不足しているものを補って生命力をアップさせ、内側から若さと健康を促進してくれる意味も持っているそうです。

【シトリンの効果】

シトリンは商売運や財運をアップさせてくれる効果があるため、これから新しく会社を立ち上げようと考えている人や、何か事業を始めたいと思っている人、今の会社を大きくしようと計画している人など、商売に携わっている人達をサポートし、心強い味方となってくれる石です。

その過程で大きな壁にぶち当たってしまったり、困難や障害が立ちはだかろうと、それを乗り越えて克服するための知恵と勇気と行動力を与えてくれると言います。

シトリンは太陽のエネルギーを持つと言われていますので、積極性が身に付いて明るくポジティブになれるはずです。

自分自身を表現したりアピールするのが苦手な人や、物事を直ぐにマイナス思考に考えてしまいがちな人に対して、太陽のように明るく前向きな性格になれるよう力を貸してくれるとも言われています。それによってコミュニケーション能力が向上し、人間関係が円満なものになるでしょう。

心の底から明るく元気な人になるため、心身共に健康を促して毎日が楽しいと感じられるようになるはずです。

また、シトリンはヒーリング能力も優れていますので、これまで溜め込んできたストレスを解消し、心身共にバランスを保たせた上で希望に満ち溢れた素晴らしい人生へと導いてくれます。学業、仕事、家庭問題などで蓄積した日々のストレスや、苛立ちやプレッシャー、不安に押し潰されそうなときにシトリンを身に着けたり机の上に飾っておいたりするだけで、そうしたネガティブな感情が取り除かれていくのを感じることが出来るでしょう。

感情を穏やかにして冷静さと落ち着きを与え、正確な判断が出来るようになるわけですから、大きな問題を抱えている人にも役立つパワーストーンだと思います。

他者から「あなたには出来ない」とか、「あなたには絶対無理」といったネガティブな言葉を投げかけられたときや、成功させるといった信念が揺るぎそうになったときには、シトリンを身に着けてみて下さい。きっとあなたの夢、希望、願い、目標を叶えるために、シトリンが勇気を与えてくれるはずです。

【シトリンの石言葉】

シトリンの石言葉には、「財力」・「生命力」・「対人関係」・「輝き」・「自信」・「友情」・「繁栄」・「希望」・「潔白」・「初恋の味」などがあります。

石言葉を見ても分かるように、自分に自信を付けたい人、対人関係を改善したい人、金運をアップさせたい人、明るくポジティブになって輝かしい毎日を送りたい人にこそ、オススメしたいパワーストーンです。

柑橘系のシトロンの果実に似ていることから「シトリン」の名が付けられたわけですから、「甘酸っぱい恋」などと言った表現があるように、「初恋の味」なんて可愛らしい石言葉が与えられたのかも知れないですね。

【シトリンの主要原産地】

シトリン自体は、ローデシア・インド・チリで産出されています。

宝石質のシトリンとなると希少価値が高く非常にレアですが、最高品質のシトリンはロシア・スペイン・ブラジル・マダガスカルで見つかっているそうです。

ブラジルのリオグランデ・ド・スル州で産出されるアメジストを４７０度の熱で加熱して明るい黄色に発色させた後、５５０度の温度で暗い黄色から褐色系の赤色に発色させます。こうした色味に発色するのはここから産出されたものだけで、「リオグランデ・シトリン」という愛称で呼ばれています。

主要原産地として有名なのはチリやブラジルですが、近年ではベトナムで品質の良いシトリンが見つかっているようです。

【シトリンと相性の良い石】

■精神の安定

シトリン×アメジスト

シトリンとアメジストの組み合わせは主に、精神を安定させるのに効果的です。気分の浮き沈みが激しい人、情緒不安定な人、感情を上手くコントロールすることが出来ない人、ネガティブな人、未来に不安を感じてしまっている人など、そうしたマイナス感情に陥ってしまっている人にこそ、強くオススメしたい組み合わせと言えます。

アメジストがネガティブな感情やマイナス思考を取り除き、シトリンが積極性を高めて行動力をアップしてくれます。これによって未来に対する不安が消え去って明るく前向きになり、悪循環を断ち切って心の底から楽しいと思える毎日を過ごせるようになるはずです。

■金運と幸運アップ

シトリン×ゴールデントパーズ

こちらの組み合わせは幸運をアップさせて、繁栄をもたらしてくれると言われています。どちらも豊かさを意味する石なので、金運と幸運の両方を得ることが出来るでしょう。

この組み合わせは仕事運も高くなっているため、仕事で結果を残して収入アップが期待出来ます。

■ストレスの緩和

シトリン×アクアマリン

太陽の石と呼ばれるシトリンが明るさとポジティブさを与え、幸せをもたらすと言われるアクアマリンが、穏やかさと優しさを与えてくれます。

この２つを組み合わせて身に着けると、ストレスが緩和されて周囲の人に対して優しくなれるでしょう。

コミュニケーション能力をアップさせる効果もありますので、心に余裕が欲しい人やストレスが溜まっている人、他人に対して優しくなりたいと思う人などにオススメです。

■ビジネスの成功と金運に効果的

シトリン×タイガーアイ

金運と言えばタイガーアイといったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

その通りタイガーアイはまさに、金運を代表するパワーストーンだと言っても過言ではないくらい、堅実な金運を与えてくれる石です。

そこへ繁栄や富を意味するシトリンを合わせることで、ビジネスの成功と金運アップの効果が同時に得られると言われています。

臨時収入や一時的な金運アップではなく、長期に渡る金運アップが期待出来るようです。無駄遣いや金遣いの荒さを失くし、計画的にお金を使うことが出来るようにもなると言います。

■愛情運がプラスされる組み合わせ

シトリン×ムーンストーン

シトリンは繁栄と富を意味し、幸福を引き寄せて金運もアップさせてくれる上に、明るくポジティブにしてくれる素晴らしい石です。

しかし愛情運が弱いため、ムーンストーンと組み合わせることでその弱い部分を補ってもらうことが出来ます。

シトリンとムーンスト―ンは相性自体も良く、お互いが苦手とする部分をカバーし合ってくれます。長時間身に着けていても疲れることなく、非常にバランスの取れた組み合わせです。

【シトリンと相性の悪い石】

・アラゴナイト

アラゴナイトも金運に優れていて、利害関係が一致しない相手と波風立てずに穏便に問題を解決出来るよう促してくれる石です。

しかしここへシトリンを組み合わせてしまうと、アラゴナイトが得意とする利害一致が、シトリンの持つ幸福を引き寄せる力を邪魔してしまうことになります。

相性があまり良くない石同士を組み合わせて何か一つ効果を犠牲にするくらいなら、相性の良い石同士を組み合わせて相乗効果を得た方が絶対に良いですからね。なのでアラゴナイトとの組み合わせはオススメ出来ません。

【シトリンの浄化とお手入れ方法】

水晶クラスター

硬度は７と高めですが、欠けやすい場所もあるので取り扱いの際は注意して下さい。

太陽の光に弱いため、日光浴による浄化方法はオススメ出来ません。

以下、シトリンにオススメの浄化方法となりますので、参考にしてみて下さいね。

■水晶クラスターによる浄化方法。

水晶は強力な浄化作用を持っており、シトリンもクォーツのグループに属する石なので水晶クラスターによる浄化方法は相性が良いです。

水晶クラスターの上にシトリンを乗せたり、水晶クラスターとシトリンを隣り合わせにして置いておくなりして、半日～一日程度そのままにしておきましょう。

さざれ水晶を敷き詰めた入れ物の中へ、シトリンを一緒に入れておく方法も効果的です。

パワーストーンの浄化は毎日行った方が良いと言われていますが、クォーツの仲間であるシトリンは自浄作用を持っているため、必ずしも毎日浄化を行わなくてはいけないと言うことはありません。大きな回復が欲しいときや、力が弱まってきたと感じたときなどに行うと良いでしょう。

■ホワイトセージによる浄化方法。

ホワイトセージに火をつけて、煙の中にシトリンを数回くぐらせるといった浄化方法になります。

長時間いぶすのではなく、シトリン全体にホワイトセージの煙が行き渡るように、場所をズラしながらくぐらせることがポイントです。

人工的に作られたお香よりも、天然ハーブを乾燥させて作られたようなホワイトセージが良いかと思います。ホワイトセージは部屋全体の浄化も同時に行ってくれますので、かなりオススメですよ。

【シトリンの偽物との見分け方】

citrin

流通しているほとんどのシトリンが、アメジストやクォーツに加工を施して発色させているものです。天然の黄色を持つものは産出量自体が少なく、非常にレアで希少価値も高くなります。

昔からシトリン・トパーズと呼ばれていただけのことはあって、シトリンとトパーズは良く似た石です。比重はシトリンが２．６でトパーズが３．５４と重さの違いはあるものの、何十キロも違いがあるわけではないのでこれだけで判断するのは難しいかも知れません。

また、トパーズ以外にレモンクォーツも似ている石として挙げられます。シトリンと同じ黄色い石で、鉄分によって黄色く発色するシトリンとは違い、レモンクォーツは水晶が結晶化する際に硫黄の成分が入り、硫黄を含んだまま固まったことで発色しています。成分が違うために別々の石として区別されていますが、こちらも比重と同じで成分で判断しろと言われても素人目には難しいでしょう。

ここはやはり、お店の人に聞くなり鑑定士にお願いするなどして、天然ものか加工を施して発色したものなのかを確認するのが一番です。

天然のシトリンはレアで、ほとんどが加工を施されているとお伝えしましたが、天然のものはどちらかと言えば茶色っぽい黄色をしていたり、淡い黄色だったりします。

加工を施したシトリンにはクラック（亀裂やヒビ割れ）が見られ、根本も白くなっているものが多く、値段も非常に安いです。

加工処理されているからと言って、シトリンが持つ意味や効果やエネルギーや特性が変わるということはないですし、気にされない方は安く手に入るものを購入しても良いかも知れないですね。