【珪化木（ペトリファイドウッド）】意味や効果、浄化方法や見分け方解説！

こんにちは、管理人の凛です。

今回は、珪化木（ペトリファイドウッド）というパワーストーン（天然石）の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説します。

パワーストーンという名前ですから、鉱物しか存在していないと思われている方も多いでしょう。しかし全てが鉱物ではなく、白檀のように植物のパワーストーンもあれば、琥珀（アンバー）のように樹液が固まって石化したもの、そしてこれからご紹介する珪化木のように、木が化石となったパワーストーンもあるのです。

木ではあるものの、化石化することによって鉱物と同じくらい頑丈な硬度を持ち、比重は本来の木が持っている質と、化石化の度合い、地中での状態などで異なってきますが、硬度に関しては６～７もあります。

こうした硬度の高さから色々な装飾品として利用されており、大切にされてきました。

何億と言う長い年月をかけて作り出される神秘のパワーストーン「珪化木（ペトリファイドウッド）」について、詳しい意味や効果をご紹介していきますね。

【珪化木とは】

珪化木（けいかぼく）は、地質時代に存在していた木が化石化し、珪化したもののことです。珪化とは、岩石の中に珪酸が浸透して硬い珪質岩になることを言います。

何億と言う想像もつかないような長い年月をかけて化石化することから、「地球の神秘」なんて言い方もされているそうです。

この化石化には、木の組織をそのまま残して石になったものと、木そのものの見た目だけを残して石になったものとがあり、化石化した木を広くまとめて珪化木と呼び、日本を含めて世界中の至る場所で産出されています。

木と言えば茶色っぽくて地味なイメージを持たれるかも知れないですが、実はカラーバリエーションが豊富なのも魅力のひとつです。

個体によって異なってきますが、赤色・黒色・紫色・青色・オレンジ色・黄色と様々な色味を持っていて、別名「Wood stone（ウッドストーン）」とも言います。

木と聞けば、時間が経つごとに腐って脆くなったり、乾燥でボロボロになってしまうといった印象を持ってしまいますが、木の化石化とは言え物凄く頑丈で、石炭の採掘中には作業を中断させてしまうほど厄介な硬さを持つそうです。

化石化と言いましたが、石炭化するかどうかだけが石炭との違いであり、珪化木（ペトリファイドウッド）の約半数が石炭化しているものになります。

この硬さを活かしてブレスレット、数珠、装飾品などに加工されて流通していることが多いです。

自然の木目が特徴で、木目という独特な美しさが世界中で高く評価されています。

【珪化木の意味】

我々が想像もつかないほど大昔の樹木が化石化した、珪化木（ペトリファイドウッド）。最も大きな意味合いとして挙げられるのが、「神秘なる大自然の力」です。

大自然という無限の力を封印しているとされており、その一部を持つ者に与えて生命力を高めるといった意味も持っています。

また、全ての人を平等に愛する「博愛の精神」も高まると言われ、他者に対する感謝の気持ちや優しい心を持つことが出来るため、自然とステキな人間関係を築き上げていけるはずです。

地に足を着けて生きるグラウンディングの力も強いので、一歩づつ確実に理想通りの人生に向かって歩んでいくことが出来るでしょう。

【珪化木の効果】

大自然の力を封印しているとされる珪化木（ペトリファイドウッド）ですから、この壮大なエネルギーが生命力・精神力・忍耐力・活力に大きく作用して、心にも身体にも安定をもたらしてくれます。

大きな決断力だったり意志の強さを求められるようなお仕事に就かれている方は、特に珪化木を好んで身に着けているそうです。

博愛の精神と人間愛が高まりますので、生まれてきたことへの感謝、生きていること自体に感謝、命のありがたみなど、人として当たり前になっている感謝の気持ちを忘れず、優しく素直で人の痛みが分かる人間へと、本質を変えていけるようにサポートしてくれます。

持つ者が間違った選択をしたときには、きちんと正しい方向へと軌道修正してくれて、本当に必要なものとそうでないものとを区別し、何事にも惑わされることなく一本筋の通った人間へと成長させてくれるのです。

また、日頃から身に着けて持ち歩いていると、問題ごとや困難な場面に直面した際に、揺るぎない心と強い意志を持たせた上で、解決の糸口を見つけるためのヒントを与えてくれるとされています。

信念の強さや迷いのない心を持てるため、一度決めたことを確実にやり遂げる精神力が身に付くでしょう。障害を乗り越えて目標を達成させてくれますので、決断力が必要なときや誘惑に負けそうなとき、大きな壁にぶち当たってしまったときには、この珪化木が持つ大自然の力を頼ってみて下さい。

珪化木の効果をまとめると、グラウンディングの力・安心と信頼・意志の強さが身に付く・知恵・決断力が高まる・心と身体の安定・代々受け継がれた知識と才能を引き出してくれる・忍耐力、活力、生命力が高まる・包容力などといったものになります。

【珪化木の石言葉】

珪化木（ペトリファイドウッド）の石言葉は、「才能開花」・「希望」・「真心」・「知恵」・「知識」・「判断力」・「決断力」・「博愛」・「自然の神秘的な力」になります。

何億年という年月をかけて大自然の力を宿している珪化木ですから、一目見ただけで神秘的なエネルギーを感じることが出来るはずです。

【珪化木の主要原産地】

珪化木（ペトリファイドウッド）は世界中から産出されていて、流通量が多く安価なパワーストーンです。

アメリカ・アルゼンチン・ブラジルが代表的な産地になっています。

日本国内では石炭の採掘場で多く見られ、岩手県の巨大な珪化木は特別天然記念物に指定されているそうです。

【珪化木と相性の良い石】

■悪影響から身を守る

珪化木（ペトリファイドウッド）×ラピスラズリ

魔除けや厄除けの効果を強く持つラピスラズリは、古い時代より神聖な石として崇められてきました。

そんなラピスラズリと珪化木を組み合わせることで、自身だけでなく周囲からもたらされるネガティブな思考やマイナスな感情などを跳ね除け、持つ者にとって悪影響となることから身を守ってくれるとされています。

普段からマイナスなことばかり考えてしまう人や、周りにネガティブな発言ばかりする人がいるなら、この珪化木とラピスラズリを組み合わせて身に着けることをオススメします。

■事業成功をサポート

珪化木（ペトリファイドウッド）×シトリン

富と繁栄を意味し、財運を引き寄せてくれる石、シトリン。

こちらの組み合わせでは、事業の基礎となる部分をしっかりと固めて、事業成功のためのサポートをしてくれます。

シトリンが事業成功へと導き、珪化木が強い意志と決断力と地に足を着けるグラウンディングの力を与え、成功と財運を呼び込んでくれるはずです。

事業をされている方、優柔不断を直して強い意志と決断力が欲しい方などは、珪化木×シトリンの組み合わせを試してみて下さい。

■夢や目標がある人にオススメ

珪化木（ペトリファイドウッド）×ブラッドストーン

ブラッドストーンは、勇気を与えてくれる石です。潜在能力を引き出して本来のエネルギーを取り戻させた上で、精神的な強さを与えてくれるため、精神強化に役立つとされています。

そこへ間違った方向へ進んでしまった場合でも、正しい道へと軌道修正してくれる珪化木を加えることによって、自分の信じた道を真っ直ぐに突き進むことが出来るようになるのです。

何か新しいことに挑戦しようとしている人や、夢や目標に向かって頑張っている人をサポートし、大きな力を貸してくれることでしょう。

■素晴らしい人間関係が築ける

珪化木（ペトリファイドウッド）×アクアマリン

アクアマリンは、夫婦や家族といった身近な人との間に幸せを運んできてくれる石です。高い癒しの効果も持っており、周囲の人達に対して優しく出来たり、愛情を持って接することが出来るようになるとされています。

珪化木もまた、博愛の精神が高まって周囲の人に優しくなれますので、相乗効果によってより高いヒーリング効果が期待出来るでしょう。

心も身体も落ち着いて、ちょっとしたことでイライラしなくなったり、他者を許せる広い心が持てたり、誰に対しても優しく出来たりと、素晴らしい人間関係を築いていけるはずです。

相性は物凄く良いのですが、頻繁に浄化を行う必要があります。

悪いものを吸収したまま身に着けていると、ときに周囲から「八方美人」だとか「誰にでも良い顔をしていて本心が分からない」なんてマイナスな捉え方をされてしまう可能性もありますので、浄化だけはしっかりと行ってあげて下さい。

【珪化木と相性の悪い石】

特別に鉱物名を挙げてご紹介するほど、珪化木（ペトリファイドウッド）と相性の悪いパワーストーンというのはありません。

木の化石である珪化木は大自然の力を持っているため、石同士の間に挟んで３種類のパワーストーンを組み合わせて持つと良いでしょう。石と石との繋がりを強めて、大自然の力で持つ者をリラックスさせてくれます。

また、木の組織がそのまま残った状態で化石化したこともあって、「木とは相性が悪い」とか、「木を見ていると吐き気がする」とか、「木が大っ嫌いだ」と仰る人を除いては、ほとんどの人と相性が良いのも特徴です。

多少相性が良くなかったとしても、珪化木の方から持つ者に歩み寄って自然と馴染もうとしてくれますので、よほど体調が悪くならない限りは誰にでも適しているパワーストーンと言えるでしょう。

実際に珪化木に触れて気分が悪くなった、体調を崩した、イヤな雰囲気を感じた、不快感を覚えたなどといった場合は購入するのを止めた方が良いかも知れません。しかし流通量が多く値段も安いため、パワーストーン初心者の方にも向いていますし、パワー『ストーン（石）』に飽きたから少し変わったものが欲しいと思っている方なんかにもオススメです。

【珪化木の浄化とお手入れ方法】

原石は内部が硬く外部は衝撃に弱いため、取り扱いの際は十分注意しましょう。

硬度は６～７と高めになっていますが、表面にキズがつきやすいので水による浄化と塩による浄化はオススメ出来ません。

以下、珪化木（ペトリファイドウッド）にオススメの浄化方法を記載しておきますので、是非参考にしてみて下さいね。

■日光浴による浄化方法。

珪化木は木が化石化したものとなるため、日光浴とは相性が抜群です。

太陽の光が当たる場所に珪化木を置いて、最長で３時間そのままにしておきましょう。日光浴によるパワーストーンの浄化は３時間程度がちょうど良いとされているのですが、珪化木と太陽は相性が良いのでもう少し短い時間でも浄化が行えます。

可能な限り毎日、太陽の出ている日は日光浴による浄化を行って下さい。

■土に埋める浄化方法。

上記の日光浴による浄化では、可能な限り毎日行って欲しいと記載しましたが、こちらの土に埋める浄化方法は頻繁に行う必要がありません。

珪化木のパワーが弱まってきたと感じたとき、珪化木の効果を感じられなくなったとき、マイナスエネルギーにさらされたとき、大きな回復が欲しいときなどに、土の中に３日間埋めておくといった方法です。

天然石は自然界からの贈り物であり、珪化木はその大自然の力を宿しているとされています。ですから自然のものである土とは、切っても切れない関係にあるのです。大地に宿る壮大なエネルギーが珪化木を浄化し、新たに強力なパワーを授けてくれるでしょう。

ジメジメとした場所よりも、日当たりの良い場所に埋めた方が効果的です。

３日間埋めておく必要があるため、忘れないようにして下さいね。

【珪化木の偽物との見分け方】

珪化木（ペトリファイドウッド）は世界中の至る場所で産出されており、流通量も多く値段も安いパワーストーンです。そのため、わざわざ時間と手間を割いて偽物を作り出したところで、あまり需要がありません。

レアストーンや値段の高いパワーストーンの偽物は多く出回っていますが、この珪化木に関してはあまり心配する必要はないでしょう。

いくら安価なパワーストーンとは言え、やはり偽物を掴まされるのは避けて頂きたいですし、不安に思う方は鑑定に出してプロの目でしっかりと確かめてもらって下さい。

【珪化木の伝説、石物語や言い伝え】

今から凡そ２億５０００万年前頃に、ハッキリとした年輪を持つ植物が目立ち始めました。その中にあるほとんどの針葉樹が倒れて地中に埋もれ、あらゆる保存条件が整うことで石化に必要な有機物、ペトリファクション（交代作用）が起こります。

大抵は地下水に混ざっている珪酸を取り込んでいたり、木の組織に石英の結晶が沈殿してカルセドニー化するようです。主にこうした過程は低温化状態且つ物凄く遅い速度でゆっくりと進行するため、木そのものの組織を残して化石化することが出来ます。

アメリカ合衆国のアリゾナ州にあるペトリファイド・フォレスト国立公園には、凡そ２億５０００万年前に生息していたとされる木の化石達があり、化石の森として有名です。

珪化木（ペトリファイドウッド）の由来は、この公園の名前にちなんでペトリファイドウッドと名付けられたと言う説と、上記でお話したペトリファクションが起こるために名付けられたと言う説があります。ペトリファイド（石化状）ウッド（木）となるため、後者の説の方が濃厚でしょう。

凡そ６５００万年前に隕石が地球に衝突したことで恐竜などが絶滅したとされていますが、この珪化木（ペトリファイドウッド）は２億５０００万年前のものが残っているわけですから、そうした困難を乗り越えてきた凄まじい生命力を持つ個体と言っても過言ではないのかも知れません。

まとめ

今回は、珪化木（ペトリファイドウッド）に関する意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説させて頂きました。

パワーストーンでありながら鉱物ではなく木の化石で、地球の神秘と言われているほど不思議なエネルギーを持ち、大自然の力を宿している一風変わったパワーストーンです。

自分自身で決めた道をしっかりと進めるよう、迷いを捨てさせて固い意志と決断力を与え、地に足を着けて生きていけるような強いグラウンディングの力も持っています。

世界中で産出されているため、目にする機会も多いでしょう。これを機に珪化木に少しでも興味を持たれた方や、変わったパワーストーンをお探しの方、内なる才能を呼び覚まして色んなことを学びたい方などは、実際にお店に足を運んで本物を目にし、是非ご購入を検討してみて下さいね。

前述したように、赤色・黒色・紫色・青色・オレンジ色・黄色と個体によって様々な色味があり、それぞれ違った色合いを持っていますので、選ぶだけでも楽しいかも知れないですね。