ポジティブになれない人はポジティブになれる本より筋トレがオススメな理由
こんにちは、管理人の凛です。
今回は筋トレとポジティブ思考の関係をテーマにお話したいと思います。
実は、筋トレをすると多くの方がポジティブになれるといわれています。
今回は、筋トレをするとポジティブになれる理由と、筋トレで得られるメリットについて解説いたします。
筋トレをすると脳内麻薬の働きにより快楽が味わえる
筋トレをするだけでもポジティブになれるのは、脳内麻薬が分泌されるからです。脳内麻薬とは、麻薬と同じような効果が現れる、ホルモン等の物質の事です。
一般には、ドーパミンやβ-エンドルフィン、ノルアドレナリン等が脳内麻薬として知られていますが、約20種類の脳内麻薬がこれまでに発見されています。物質毎に多少の違いはありますが、脳内麻薬が分泌されると「快楽」を感じられる為、筋トレをした後はネガティブだった人も脳内麻薬で幸せな気分を味わえるのです。
ドーパミンが分泌されると目標達成した時の心の状態になれる
脳内麻薬の1つであるドーパミンは、「快楽物質」ともいわれています。日常生活では、楽しい事をしている時、目的を達成出来た時、恋愛でときめきを感じている時、美味しいものを食べている時にドーパミンが出ているといわれています。筋トレをするとドーパミンが出るという事は、美味しいものを食べたり、恋愛したりしている心の状態を疑似的に作れる事になります。
逆にドーパミンが不足してしまうと、意欲や好奇心が無くなり、無気力でネガティブな状態に陥ります。更に症状が悪化してしまうと、パーキンソン病や鬱病を引き起こす事もあります。
β-エンドルフィンが分泌されると幸福感が味わえる
β-エンドルフィンも脳内麻薬の1つで、体内で分泌されるモルヒネといわれています。モルヒネは、鎮痛効果がある麻薬ですが、β-エンドルフィンはモルヒネの数倍の鎮痛効果があります。また、α(アルファ)とγ(ガンマ)のエンドルフィンもありますが、β-エンドルフィンが最も多く分泌されます。
日常生活でβ-エンドルフィンが分泌されるのは、美味しいものを食べた時や性行為の時です。筋トレ後もこのような心地良い感覚を味わえますので、ネガティブな気持ちが無くなり、幸福感に包まれます。
ノルアドレナリンが分泌されると前向きな気持ちになる
ノルアドレナリンは、筋トレ等で筋肉に強い負荷が掛かった時に、交感神経の情報伝達物質として副腎から分泌されます。この物質は、強いストレスに打ち勝つ為に、ポジティブな感情をもたらす働きがあります。
ノルアドレナリンは、不足すると無気力になってしまい、逆に多過ぎると攻撃的になります。多く分泌され過ぎる心配が無いのは、次に紹介するセロトニンの働きがあるからです。
セロトニンが分泌されると心が落ち着き気持ちが安定する
筋トレをすると、BDNF(脳由来神経栄養因子)の1つであるセロトニンも分泌されます。セロトニンは、鬱病の改善効果があるといわれるように、心のバランスを保つ働きをしています。
セロトニンとドーパミン、ノルアドレナリンには、相互に補完する働きがあります。筋トレ等でストレスがかかると、積極的な気持ちになれる「ノルアドレナリン」が増え、ストレスを乗り越えた達成感を味わえるのは「ドーパミン」によるものです。このノルアドレナリンとドーパミンを調節して、気持ちを安定させているのが「セロトニン」です。
筋トレによって得られる具体的な11のメリット
こちらでは筋トレによって得られる具体的なメリットをご紹介します。
ドーパミンの働きでモチベーションが上がる
筋トレをすると、ドーパミンの働きにより、仕事や恋愛を始めとする日常生活の全てを主体的にポジティブな気持ちで取り組めます。モチベーションが上がれば、仕事や恋愛等で期待する結果が得られやすくなります。
実際に仕事等で結果が出れば自信も付きますし、更なるモチベーションアップに繋がるでしょう。
脳が覚醒して集中力がアップし直感が鋭くなる
筋トレをすると、ノルアドレナリンの作用で脳の働きがアップします。この時の脳の状態は、記憶力アップとかではなく「頭が冴える」という状態です。また、ドーパミンの働きで集中力が上がり、直感も磨かれます。
頭が冴えた状態は、すっきりしていてネガティブではありません。集中力が上がれば、仕事での成果も出やすくなります。仕事で結果が現れ、直感も鋭くなれば、自信も付きます。
ストレスやプレッシャーが緩和される
β-エンドルフィンには、ストレスやプレッシャーそのものを減らす効果があります。仕事や人間関係でストレスを受けていると、その圧に耐え切れずにネガティブになる事がありますが、筋トレでβ-エンドルフィンが出るようにすれば、ストレス自体を緩和させられるのです。
β-エンドルフィンの効果でポジティブな気持ちになれる
β-エンドルフィンには、気持ちそのものをポジティブにする力があります。
「自分は、ネガティブだから…」と思う方でも、筋トレによるβ-エンドルフィンの分泌により、自然にポジティブな状態に戻ります。
思考がポジティブになれば自分をもっと好きになれますし、今よりも人間関係を良好に築けるようになります。
ノルアドレナリンがストレスに強い自分にしてくれる
ノルアドレナリンは、ストレスに対する耐性を強くする働きがあります。同じストレスでも耐えられる人と耐えられない人がいるのは、ノルアドレナリンの分泌量によるとも考えられます。
β-エンドルフィンの作用でストレス自体が少なくなり、ノルアドレナリンでストレスに負けない強い自分になれるのです。ストレスに強い自分になれれば、自信が付き、より前向きな考え方が出来るようになるでしょう。
セルフトークが止まりネガティブ思考が止められる
筋トレ等の運動をしている時は、頭の中の思考(セルフトーク)が止まります。
セルフトークは、1日に50,000〜60,000回も行われているといわれ、セルフトークがアファメーションのように潜在意識に影響を及ぼします。もちろん、潜在意識がネガティブな情報に書き換えられれば、それが現実となって現れます。
筋トレ中は、このセルフトークを止める事が出来る為、頭の中をクリアに出来ます。筋トレをしている間は、ネガティブな事を考えなくて済むという事です。筋トレ後は、上で説明したドーパミンやβ-エンドルフィン、ノルアドレナリン等が分泌されるので、ポジティブな感情になれるのです。
「変性意識状態」となり潜在意識を書き換えやすくなる
筋トレをする事で、潜在意識の書き換えがしやすくなります。
筋トレ等の運動をしていると、疲れが溜まってきた時にボーッとした意識状態になります。このボーッとした状態の事を「変性意識状態」といいます。変性意識状態は、潜在意識が優位になっている状態ともいえ、夜寝る前や朝起きた直後と同じ状態になります。
変性意識状態の時は、潜在意識の書き換えがしやすい時です。アファメーションをしたり、夢ノートを見たりすると、その情報に潜在意識が書き換えられて現実になります。筋トレだけでなく、夢実現の為のワークもすれば、よりポジティブな自分に生まれ変わる事が出来、叶えたい願望も叶えられます。文字通り、運動には運を動かす力が秘められているという事です。
成長ホルモンによって若返り効果が手に入る
筋トレをすると、脳から成長ホルモンも分泌されます。成長ホルモンは、夜寝ている時に分泌されますが、筋トレによっても分泌を促す事が可能です。
成長ホルモンは、若返りホルモンともいわれるほど、その素晴らしい効果が注目されています。しかも、筋トレ後は、寝ている時に分泌される成長ホルモンの100倍以上もの量が分泌される事が分かっています。
また、筋トレは、成長ホルモンと同じ働きをする「マイオカイン」の分泌も促します。マイオカインにも美肌効果があります。
成長ホルモンとマイオカインで若返りの効果が得られますので、今よりも自信を持って前向きに生きられるようになるでしょう。
筋肉量が増えて太りにくい体質になれる
美しくて若々しいスタイルを目指しているなら、筋肉量が大きなカギとなります。筋肉は、食事によるカロリーをエネルギーに変える働きをしている為、筋肉量が少ないと転換されるエネルギー量も少なく、余分なカロリーが脂肪として蓄えられてしまいます。
つまり、筋肉の量が多ければ、消費出来るカロリーも増えるという事です。食事制限のような我慢を強いるダイエットとは異なり、そもそも太りにくい体質に変われます。
顔がすっきりして小顔になれる
筋トレは、スクワットや腕立て伏せのようなものばかりではありません。小顔になりたいという願望がある方は、顔や舌の筋肉を鍛えて小顔も目指せます。顔の筋トレは、いわゆる「顔ヨガ」といわれるものです。
どちらも即効性があるといわれていますので、日常生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。今よりも顔がすっきりすれば、より積極的な気持ちで毎日を送れるようになるでしょう。
睡眠の質が向上し心身共に健康になれる
2013年にアメリカの米国睡眠財団という組織が運動と睡眠に関する実験をしました。「運動をしない」グループから筋トレのような「負荷の掛かる運動をする」グル―プまで4つのグループに分類して睡眠に対する満足度を調査したものです。
調査の結果は、運動をしないグループが最も睡眠に対する満足度が低く、筋トレ等の負荷の高い運動をしているグループが最もよく眠れたと回答しています。
睡眠の質が良好かどうかは、朝起きた時の肌のコンディションで確認出来ます。睡眠に問題があるかも、と思った方は、ポジティブになるだけでなく、睡眠の質を向上する為にも筋トレを始めるのがお勧めです。
なお、良質な睡眠はポジティブな気持ちになれるだけでなく、生活習慣病等のリスクも軽減出来るといわれています。
睡眠の質を良くする為に、筋トレ以外で気を付けるポイントは以下の3つです。
午前中に朝日を浴びてセロトニンを分泌させる
午前中、出来れば10時くらいまでに朝日を浴びるようにして下さい。朝日を浴びる事で、セロトニンが分泌されて脳が活性化します。また、セロトニンが分泌される事で、夜に睡眠をしやすくするメラトニンがしっかりと分泌されるようになります。生活のリズムが整い、ポジティブな気分を保ちやすくなります。
就寝前の3時間は何も食べない
就寝前の3時間は、何も食べないようにしましょう。就寝後も胃腸の働きが活発になっていると、睡眠が浅くなってしまいます。やむを得ず食べる時も、出来るだけ消化の良い食事を選びましょう。
寝る直前にスマホを触るのは止める
寝る2時間前になったらスマホを触るのを止めましょう。ブルーライトによる強い刺激を受けた直後は、スムーズに眠れなくなったり、深い睡眠が出来なくなったりする事があります。さらに寝る前に照明を落とすと効果的です。
【番外編】変性意識状態を利用した宗教的な儀式を2つご紹介
筋トレで夢が実現するといわれても、信じられない人もいると思います。そこで、変性意識状態を利用して、夢の実現をしている宗教的な儀式を2つご紹介します。
疲労状態から変性意識のレベルが増す「四国八十八カ所霊場巡り」
「お遍路」という言い方もしますが、「四国八十八カ所霊場巡り」とは弘法大師・空海が巡った88ヵ所の霊場を巡拝する宗教的儀式の事です。四国八十八カ所霊場巡りでは、白衣(はくえ)を着て菅傘(すげがさ)を被り、独特の衣装を身に付けます。さらに、手には鈴(すず)や杖等を持って霊場を巡ります。
四国八十八カ所霊場巡りをする時の衣装や持ち物は、変性意識状態(普段とは違う意識の状態)を作るのに貢献します。何ヵ所も霊場を巡っていると、疲労により、さらに変性意識のレベルが増します。筋トレをしている時と同じような状態になり、願望が叶うという仕組みです。
厳かな雰囲気の中で行うお祓いにより変性意識状態になる「護摩焚き」
密教で行われている「護摩焚き」も同様です。厳かな雰囲気で火が焚かれ、鈴や鐘等を鳴らしてお祓いをします。護摩焚きをしている時の雰囲気は、日常生活からは大きくかけ離れています。高尚なお坊さんによる読経等の雰囲気も合わさり、お祓いを受ける人の意識は変性意識状態になります。そして、お祓いを受ける人が「何だか効く気がする」と信じられた時に潜在意識の書き換えに成功します。
この2つの事例からも分かるように、潜在意識と神事は、切っても切り離せない関係にあります。色々な神様が奇跡を起こしているという見方も出来ますが、奇跡を起こす力は、私達の潜在意識の中に秘められています。
まとめ
筋トレを始めるとポジティブになり、夢を叶える事につながります。
筋トレ中に潜在意識を書き換える一番のチャンスは、「ふ~~」と少し疲れた時です。短いアファメーションを用意しておき、このタイミングで唱えるのがお勧めです。
例えば、
「素敵な恋人が出来ました」
「臨時収入が入りました」
「元彼と復縁出来ました」
このような1~2秒で唱えられるくらいの文章がやりやすいと思います。「ふ~~」となるタイミングの後は休憩になると思いますので、アファメーションを唱えたら、楽しい未来をイメージしてワクワクした気持ちを楽しんで下さい。
潜在意識の書き換えは、実践が大切です。本を見つけるよりも、まずは、筋トレ等の運動を始めてみましょう。