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瞑想とマインドフルネスは違う?デメリットは?本は必要?疑問を解決!

魔女のおまじない

こんにちは、管理人の凛です。

今回は瞑想とマインドフルネスに関する素朴な疑問をテーマにお話したいと思います。

潜在意識を書き換えやすい状態になると言われている瞑想・マインドフルネス。

これから瞑想やマインドフルネスを始める方は、違いはあるのか、デメリットはないのか等多くの疑問を抱えている事と思います。実際に私の元にもそんな質問がいくつか届きました。

このページでは、そんなみなさんの疑問にお答えし、良くある質問についてQ&A形式でご紹介いたします。是非、最後まで読んで下さい。

目次

Q: 瞑想とマインドフルネスの意味は?違いはあるの?

瞑想とマインドフルネスは、非常に似ている印象を受けます。どちらも潜在意識を浄化したりポジティブにしたりする点は同じですが、意味に違いはあるのでしょうか。

瞑想は幅広い概念を持つ!意味は目を閉じて想いを巡らせる事

瞑想の意味を辞書で調べると、「目を閉じて静かに考える事」とあります。言葉の意味で考えると、瞑想の瞑は「目を閉じる事」という意味があり、想は「想う事」です。

仏教的な意味での瞑想は、心を穏やかにする為の瞑想と智慧を得る為の瞑想があります。つまり、仏教的には「目を閉じて心を静め、穏やかにする事」と「無限の知性(潜在能力)を得る為に目を閉じる事」が瞑想になります。また、目を閉じて心の状態を観察する止観(しかん)や内観も瞑想に含まれます。

キリスト教等の絶対神の存在を信じる宗教では、「精神的、身体的なトレーニング全般」の事をmeditationと言いますが、日本語に訳される時に「瞑想」とされる事がありますので、潜在意識を浄化したりポジティブにしたりする為の行為も瞑想と言えます。

このように、瞑想は非常に広い範囲の概念をカバーしています。極端な例では、宗教における神への祈りや、仏壇に手を合わせる事も瞑想の1形態になると言えます。

「今ここ」に集中するマインドフルネスは瞑想の1形態と言える

一方、「今ここ」に集中するマインドフルネス。

マインドフルネスには、大きく2つの意味があります。

1つは、上座部(じょうざぶ)仏教における、サンマ・サティに由来するものです。この場合のマインドフルネスは、「特定の対象に心を留めておく事」という意味になります。特定の対象に心を留める潜在意識のトレーニングを続けると、「常に落ち着きのある、乱れない心の状態(サンマ・サティ)」になります。この際、目を閉じたり半眼の状態でマインドフルネスをしますので、この場合のマインドフルネスは、瞑想の1形態だと言えるでしょう。

マインドフルネスのもう1つの意味は、1979年にジョン・カバット・ジンという学者が心理学の「焦点化理論」と「瞑想」を組み合わせた臨床的な医療行為の事です。目を閉じた状態で呼吸に意識を集中させるトレーニングなので、こちらの意味でのマインドフルネスも瞑想の一種だと言えます。

Q: 潜在意識を書き換える為の瞑想やマインドフルネスにデメリットはあるの?

マインドフルネスや瞑想をすると潜在意識を書き換えやすくなると聞きます。精神的な影響も大きいのではと心配ですが、何かデメリット等はあるのでしょうか。

一般的なやり方ならデメリットは何もない!ただし過酷な修行はNG

デメリットを心配する人もいますが、一般的なやり方なら問題になる事はありません。何時間も掛けて仕事やプライベートに支障をきたす等でなければ、気軽に取り組んで頂いて大丈夫です。

ただし、マインドフルネスや瞑想を過酷な修行のようにして行うと、いわゆる「禅病」になるリスクが生じます。禅病は、自律神経失調症のようなもので、感情が不安定になったり、お腹の調子が悪くなる、頭痛等の症状が現れます。

禅病になり易いのは、元々精神的に不安定な方です。精神的に不安定な方が症状を良くしようとして、何時間もマインドフルネス等をすると、かえって症状が悪くなる事があるのです。精神的に不安定な方が瞑想やマインドフルネスをする時は、15分程度の短時間でするのが良いでしょう。

マインドフルネスや瞑想をすると潜在意識を書き換えやすくなる理由

マインドフルネスや瞑想をすると、「変性意識状態」に入りやすくなります。変性意識状態は、いつもの「意識がはっきりした状態」ではなく、「意識がぼーっとしている状態」の事です。瞑想等の上級者になればなる程、変性意識が深い状態にまで入れます。

一般的に人は潜在意識(無自覚の意識)と顕在意識(自覚出来る意識)の境界がはっきり分かれているのですが、変性意識状態ではこの境界が曖昧になっていると言われています。その為、変性意識状態でアファメーション等を行うと非常に効き易い状態となるのです。

ただし、変性意識状態はネガティブな感情や他人の言葉も受け易くなります。例えば、瞑想をしている時に、誰かが「そんな事したって夢が叶うわけない!」と言ったとしたら、それが潜在意識に入り易いという事です。

このデメリットを回避する為には、自分にとって快適な環境で、誰もいない1人の時を選んで瞑想やマインドフルネスをするのがおすすめです。

Q: 瞑想やマインドフルネスをして潜在意識を書き換えるには本やセミナーが必要?

マインドフルネスや瞑想に関する本やセミナーをいくつか見つけました。瞑想やマインドフルネスを効果的に行う為には、やはり本を読んだりセミナーに参加したりするほうがいいのでしょうか。

本を購入して学ぶのは非常に有効!

本で瞑想やマインドフルネスについて学ぶのは、非常に効果があります。これは、本を読んで瞑想等が上達するという意味ではありません。

例えば、瞑想に関する沢山の本を読み込んでいくと、多数の著者の視点から瞑想の解説を受ける事になります。様々な視点からの解説を受けると、自分にあった方法が見つかりますし、何より「瞑想には効果がある」と確信を持てるようになります。

アファメーションがうまくいかない一番の原因に「心から信じていない事」が挙げられます。瞑想の効果に確信が持てれば、それだけ潜在意識にアファメーションが届きやすくなり、早く潜在意識が書き変わるようになるのです。

また、体感的な事は、あらゆる角度から解説してもらった方が理解が深まります。効果に確信を持つ事が出来、体感的な悟りについても理解出来るのが、読書をする事のメリットです。

セミナー受講の意義は実際にお手本を見れる点にある

瞑想やマインドフルネスのセミナーについても、参加する事に意義はあります。瞑想やマインドフルネスは1人でも出来るものですが、セミナーに参加をすると、活字だけでは理解出来なかった部分まで理解しやすくなるのです。直接、瞑想やマインドフルネスをしている姿も見れますので、自分で行う時の参考になるでしょう。

また、定期的にセミナーに参加するようにすれば、瞑想やマインドフルネスをする仲間が出来る事もあります。お互いに情報交換が出来るようになると、多くの情報が集まってくるでしょう。ただし、その交友関係や金銭面で負担が大きいようなら、逆に悪い影響を及ぼしますのですぐに参加を辞めるべきです。

Q: 潜在意識に作用する瞑想にはどんな種類があるの?

潜在意識を浄化したりポジティブに変えたりしたいのですが、おすすめの瞑想法はあるでしょうか。

潜在意識を浄化する為の瞑想「慈悲の瞑想」

慈悲の瞑想は、潜在意識レベルで慈悲の心を育てる為の瞑想です。慈愛の瞑想と呼ばれる事もあります。

まず、慈悲というのは、抜苦与楽(ばっくよらく)を意味します。人の心から苦を取り除いて(抜苦、悲の事)、人の心に楽を与えよう(与楽、慈の事)という心の事です。つまり、慈悲の瞑想というのは、自分を含めて、他人の幸せ、健康、豊かさ等を祈っていく瞑想です。

正確には、慈悲の瞑想では、慈と悲に加えて、喜(人の喜びに自らも喜ぶ事)と捨(心が平静で片寄りがない事)を加えた「四無量心(しむりょうしん)」で、潜在意識を書き換える為に瞑想します。

慈悲の瞑想で祈る内容は、「幸せ」「苦しみが無くなる」「願いが叶う」「悟りの光が現れる」の4つで、祈る対象は「私」「私の親しい人」「私が嫌いな人」「私を嫌っている人」「生きとし生ける者」の5つがあります。

具体的には、

「私が幸せでありますように」

「私の苦しみが無くなりますように」

「私の願いが叶いますように」

「私に悟りの光が現れますように」

のような言葉を3回繰り返し唱えます。

「私」の部分は、徐々に「私の親しい人」→「私が嫌いな人」→「私を嫌っている人」→「生きとし生ける者」へと対象を広げていきましょう。

この際、目を閉じたり座ってするか等は、自由に決めて大丈夫です。マントラや言霊のようにブツブツ言うだけでも潜在意識が浄化されますので、やり易いやり方でしてみて下さい。

特定の対象に心を向ける瞑想「サマタ瞑想」

サマタ瞑想のサマタは、漢訳すると「止(し)」という意味です。サマタ瞑想で止の状態が究極に深まった状態が三昧(さんまい)です。読書三昧等と言う事もありますが、何かに夢中になった時のような「最高に集中した状態」になるのがサマタ瞑想の目的です。

サマタ瞑想のやり方は幾つかありますが、簡単にやるなら「呼吸に意識を向ける」というのがお勧めです。リラックス出来る姿勢で座り、「呼吸をしている感覚」に意識を向けるだけです。お腹の膨らみに気付くかもしれません。鼻から空気が入り込む感覚に気が付くかもしれません。最終的に呼吸と一体になった感覚を味わえたら、それが三昧の状態です。

意識を一点に集中させる、という意味では、マインドフルネスと非常に似ていると言えます。

サマタ瞑想を継続して行っていると、心が乱される事が少なくなります。お坊さんのような落ち着きある心を手に入れれば、ネガティブな感情で潜在意識を汚す事も無くなるでしょう。

観察する瞑想法「ヴィパッサナー瞑想」

ヴィパッサナー瞑想のヴィパッサナーには、「観察する」という意味があります。心の働きや物質をしっかりと観察する事で、仏教の真理である「無常」や「苦」、「無我」に気付けます。ヴィパッサナー瞑想は、お釈迦様が悟りを開いた時にしていた瞑想法なので、より潜在意識に繋がりやすい方法だと言われています。

ヴィパッサナー瞑想のやり方には幾つかありますが、最も簡単なのは、心が捉えたものをラベリングしていく方法です。目を閉じた状態で座り、「足の痺れ」を感じたら「痺れ、痺れ」とラベリングします。余計な事に意識が向いてしまった時は、同じように「雑念、雑念」とラベリングします。

呼吸に意識が向いた時は、「吸って」「吐いて」とラベリングします。実際にやってみると、吸って吐く間に「苦」も存在する事に気付くでしょう。息を吸って、苦しいから吐きだし、吐き切ったら苦しいのでまた吸う、という事を繰り返している、つまりこの世は一切皆苦であるという事に気付けます。

比較的難易度が高い瞑想法になりますが、「無常」、「苦」、「無我」を悟ったり出来る魅力があります。実践する場合は、慈悲の瞑想で心を落ち着けてからやるとやり易いです。

Q: 潜在意識に効果的なマインドフルネスにはどんな種類があるの?

潜在意識を浄化したりポジティブに変えたりしたいのですが、おすすめのマインドフルネスの方法はあるでしょうか。

ジョン・カバット・ジンが考案した「マインドフルネスストレス低減法」

ジョン・カバット・ジンが考案したマインドフルネスは、「マインドフルネスストレス低減法」というものです。目を閉じた状態で呼吸に意識を向けて、呼吸を数えます。息を吐く度に数を数えて21になったら、1からまた数え直します。途中で考え事が浮かんだ時は、再び呼吸に意識を戻す、という事を繰り返します。

呼吸を数える瞑想に非常に似ていますが、ジョン・カバット・ジンのマインドフルネスは、心身の慢性疾患を治療する為のプログラムにも取り入れられている点が特徴です。もちろん、健康な人が心を落ち着けたり、潜在意識を浄化させる為に行う事も可能です。

「ボディスキャン」で全身の感覚を研ぎ澄ませるマインドフルネス

マインドフルネスでは、「今この瞬間」に意識を向け、ネガティブな情動が潜在意識に入らないようにしています。その手段として、意識を向ける対象を呼吸ではなく、「全身(体の各パーツ)」にするのがボディスキャンです。

ボディスキャンをする時は、立った状態でも座った状態でも構いません。目は、開いていても閉じていても大丈夫です。一番リラックス出来る姿勢を取って行います。

ボディスキャンのやり方は、「頭→足先」あるいは「足先→頭」のように、順番に意識を向ける対象を変えていく方法で行います。例えば、頭に意識を向けた時に「痒み」を感じたなら、「痒みを感じている事」をそのまま感じ取ります。途中で考え事が浮かんだら、再び体のパーツに意識を向け直すのは、基本的なマインドフルネスと同じです。

「歩く」事で全身の動きを観るマインドフルネス

マインドフルネスには、歩きながら行う方法もあります。普段、歩いている時に実践する事も出来ますが、慣れないうちは安全な場所を選んで行う事が大切です。

歩くマインドフルネスのやり方は、「足を上げる」「足を前に振り出す」「足を着地させる」等、細かいステップに分けて歩くという動作を感じ取るという事をします。意識としては、例えば、右足が床に着地した瞬間に左足の踵(かかと)が上がり始めている事に気付き、「瞬時に意識を切り替える」事を意識します。瞑想やマインドフルネスでは、意識がそれた時に「意識を元に戻す」という事をしますが、その為の訓練だと思ってやってみて下さい。

歩くマインドフルネスで「意識の切り替え」が上手に出来るようになると、日常生活でもネガティブに囚われにくい状態を維持しやすくなり、潜在意識を汚す事が減ってきます。

まとめ

魔女のおまじない

瞑想とマインドフルネスにおける、良くある質問をQ&A形式でご紹介しました。瞑想やマインドフルネスを習慣にすれば、心をより良い状態に保てるようになります。また、夢や願望が叶い易い状態に潜在意識が書き変わるので、人生を大きく好転させる事も夢ではありません。

瞑想やマインドフルネスは、短時間の実践でも大きな効果に期待出来ます。興味のある方は、1日10分~15分程度で構いませんので、是非、取り組んでみて下さい。

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