【ブラック企業】求人情報や面接での見分けるヤバイ会社の特徴11選!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は求人情報や面接から分かるブラック企業の特徴をテーマにお話したいと思います。
2019年4月に働き方改革が施行された、企業は従業員が働きやすい環境作りに努めなければならなくなりました。しかし、未だ改善を試みない企業が多い事も事実です。求人情報や面接からは怪しさに気づけず、就職してからブラック企業の実態に触れてしまっては、後の祭りだと言わざるを得ません。
ブラック企業かどうなのかは、求人情報や面接の時点である程度見極められます。今回は求人情報や面接、説明会から分かるブラック企業の特徴について解説していきます。
求人情報で見分けるブラック企業6つの特徴
昨今では、スマホやパソコン等で簡単に求人情報をチェック出来ます。求人情報の殆どが、求職者の気持ちを少しでも引き込む為に、企業の特徴や職場の雰囲気等を事細かに記載しています。しかし、やはり文字や写真だけでは、どうとでも表現出来てしまうのです。一見しただけではとても良い職場に見えても、実態とは異なる事があります。まずは、求人情報で見分けるブラック企業6個の特徴を押さえて、応募してしまわないように心がけましょう。
抽象的な綺麗事を掲げる企業では法外な時間外労働が押し付けられる
ブラック企業と聞いて真っ先に思いつくのが、キツ過ぎる業務内容でしょう。法を完全に無視した時間外労働等、体力的にも精神的にも追い詰めてボロ雑巾のようになるまで働かされてしまいます。以下のようなキーワードが求人情報で散見されるようであれば、キツ過ぎる業務を押し付けてくるブラック企業の可能性が高いと考えましょう。
- 夢
- 理想
- 感動
- 可能性
- 実現
- やる気
- やりがい
- 熱意
- 根性
- 感謝
このような、「抽象的な綺麗事」をキャッチコピーとして掲げるような求人情報は危険だと言えます。抽象的な綺麗事とは即ち根性論です。就職した先で待つのは、何も実らない過酷な環境だけです。
また、根拠もなしに「アットホーム」「働きやすい」等と謳っている場合も避けるべきでしょう。具体的な理由もなしに言葉だけで取り繕っているに過ぎません。本当に働きやすさを推している企業であれば、根拠としてどのような取り組みをしているのか記載されている筈です。
若手や未経験者の登用を大きくアピールしている企業には要注意
就職活動では、就職するにあたり特別な資格や技術は必要なのか、就職した企業で上手くやっていけるか、といった事が悩みの種となるでしょう。その為、特別な能力が無くても働けるような職場の方が選びやすいかもしれません。しかし、そこに落とし穴があるかもしれません。
- 若手でもすぐに昇格
- 未経験者大歓迎
- 年功序列のないアットホームな職場
このようなキャッチコピーには要注意です。全くと言って良いほど特別な能力が問われないという事は、「誰でも構わないから新人を入れたい」という事だと言えます。このような求人情報の裏には、何の説明も無しに過酷な仕事を押し付けて出来なければあっさりと使い捨てる、という実態が隠されている事が多いのです。
あまり見た事の無い肩書きや横文字の裏には過酷な労働の実態が隠されている
昨今の企業では馴染みの無い横文字で肩書きを設けている企業がありますが、そこにブラック企業の実態が隠されている事があります。
例えば、「テレフォンアポインター」と聞いてどのような業務なのか想像が付くでしょうか。横文字で構成されており、聞いた限りでは一丁前に立派な仕事に感じられるかもしれませんが、何て事は無くただひたすら営業電話をかけるだけの仕事です。似たような例として、以下が挙げられます。
- ドリームナビゲーター:幼児向け知育玩具の訪問販売
- ハウスメンテナンスアドバイザー:住居再建を勧める押し売り営業
- お客様サポート:顧客から来るクレームの処理
- コーポレートプロフェッショナルアドバイザー:損害保険に関するセールス
これらはほんの一例に過ぎません。聞こえは良いものの、実際はツライ営業やクレームの処理である場合が考えられます。過酷な業務に加えて高いノルマを設けられる為、生き地獄を見てしまうかもしれません。
給与の表記が奇妙である場合には必ず裏がある
就職活動でもっとも気になるのは、やはり給与でしょう。経済問題が悪化していく現在の日本で、出来る限り高い給与が貰える職場で働きたいと考えるのは自然な事です。ですが、どんな職業にも必ず給与の相場がある為、不自然な表記となっている場合には、必ず裏があります。
例えば「年収250〜800万円」というように、給与の振り幅があまりにも大き過ぎる企業は避けるべきです。実態として、業績連動給与の可能性があります。これは、社員が達成した業績に対して給与が支払われるというシステムです。
頑張っただけ給与が貰える、と言われれば聞こえは良いかもしれませんが、実際はそのような事はありません。過酷なノルマが設定された挙句、達成されなければ相応に給与も下げられてしまいます。また、見なし残業代が含まれている場合もあります。実際に働いた時間外労働よりも少ない給与しか貰えません。給与の振り幅が大き過ぎる企業は絶対に避けるようにしましょう。
募集期間を長期に設けている求人情報は離職率の高さを物語っている
キャッチコピーや給与に関しては真っ先に目が行くかもしれませんが、募集期間についても注意が必要です。求人媒体では、基本的に求人情報を掲載しておける期間が決められています。その為、掲載出来る期間が限られているわけですが、長い期間で求人を行っている企業や常に情報が掲載されている企業には警戒しましょう。
離職者が多い為に慢性的な人材不足に悩まされていたり、定めていた期間で応募数が少なく再び費用を払っていたりといった事が考えられます。いずれにしても、何らかのネガティブな理由が隠されています。
働いている社員より多くの新人を募集していると人の出入りが激しい可能性がある
募集期間を確認する事の他にも、離職率を見極める方法があります。それは、募集している人数です。働いている社員よりも多くの新人を募集している場合、社員が離れていく致命的な理由が何かしらあると言えます。採用する人数が働いている社員の10%以上だと多いと判断しましょう。特に、若い新人の採用に前向きな意向が見える場合には要注意です。まだ社会を知らない純粋な若者を捕まえて洗脳し、ボロ雑巾になるまで働かせるつもりかもしれません。
面接で見分けるブラック企業3つの特徴
求人情報を吟味した結果、面接に辿り着いたからと言って安心は出来ません。面接では、実際に企業の社員と面と向かって話す為、ブラック企業の魔の手に捕まらない様に見極める大きいチャンスだとも言えます。油断せず、まともな企業なのかどうか注意深く観察しましょう。また、実際に会社へと足を運べる為、社内の雰囲気を少しでも伺うチャンスでもあります。まじまじと見る事は難しいかもしれませんが、少しでも参考にしましょう。
極端に短い面接時間や中身の無い雑談が多いのは社員を使い捨ての道具だと見ている証拠
ブラック企業は、法を無視した時間外労働を押し付け、挙句にはあっさりと切り捨てます。つまり、社員の事を使い捨ての道具程度にしか思っていないのです。そんな使い捨ての道具に対して時間をかけるのは馬鹿馬鹿しいと考えているのかもしれません。一般的に企業の面接は、およそ1時間だとされています。故に極端に短い面接時間で済んでしまうのは、非常に危険です。
その他に、中身の無い雑談ばかりの場合も警戒するべきでしょう。使い捨ての道具に対し、企業の説明を行うのはムダです。ですが、さっさと切り上げてしまっても不自然なので、少しでも話を盛り上げて時間を稼ごうとしてきます。
また、面接の終わりに採用を告げてくるのも、ブラック企業の特徴です。使い捨ての道具を選ぶのに時間をかける事をムダと考え、その場で済ませようとしてきます。まともな企業であれば、一定の期間を置いた後、しっかりとした形で採用通知が送られてきます。覚えておきましょう。
面接官の態度が露骨に悪いのは誠意の欠けたブラック企業である証明
ブラック企業は、社員の事を使い捨ての道具だと思っています。そんな企業の社員が対応する面接では、面接官の態度が露骨に悪く、誠意の無さが見える場合があるのです。当然、自分達の事ばかり考えている為、唐突な連絡で強引に面接の日程を決めつけてくる等、求職者の事情なんて少しも考えていません。
入社してからは更に拍車がかかるでしょう。会社の都合を押し付けられ、過酷な労働条件で働く事を強要されます。また、誠意の欠けたブラック企業は、社員だけでなく顧客に対しても自ずと世間知らずな対応をしてしまっている事も考えられます。
質疑応答で労働条件に触れると曖昧にして濁されてしまう
使い捨ての道具は、とにかく入社さえしてしまえばこっちのものだとブラック企業は考えています。その為、求人情報に抽象的な綺麗事を掲げているのと同様に、面接でも注意が必要です。理想や関係の無い雑談ばかりで具体的な話を聞けなければそれだけで怪しいですが、決め手に欠けると考えるなら労働条件についてズバリ聞いてみましょう。
まともな企業であれば、しっかりとした回答が間違いなく返ってきます。しかし、ブラック企業はこの手の情報は入社するまで隠しておきたいと考えている為、渋っていたり曖昧にしていたりする事があれば、かなり怪しいと思って下さい。
説明会で見分けるブラック企業2つの特徴
採用に向けた説明会でも、「労働条件が曖昧」「抽象的な綺麗事の多用」といった点には注意が必要です。更に上記の注意点に加えて、説明会だからこそブラック企業を見分けられるポイントもあります。
豪華過ぎる会場で説明会を開催している
優秀な使い捨て道具の候補である新入社員を捕まえる為に、見かけだけ取り繕うとしているケースがあります。特に、説明会の会場に高級ホテル等を設定しているのはありがちなケースです。勿論、高級ホテル等で説明会を開催している全ての企業に当てはまる事ではありません。大企業が多くの参加者を募っている際には十分考えられます。
しかしブラック企業の場合、少しでも参加者に好印象を持ってもらおうと豪華な会場を設けている事があります。企業の規模に対し、説明会会場が豪華過ぎると感じた場合は注意しましょう。
企業のトップばかりが説明会に出席している
一般的な説明会では、採用担当である社員が前に立ち様々な説明をしてくれます。その為、説明会に社長や役員といった企業の上層部の人間がいる場合には注意しましょう。何故なら、現場にいる社員に喋らせてしまうと労働環境の実態が明るみに出てしまうリスクがあるからです。
また、逆に若手ばかりが取り仕切っている説明会にも警戒しましょう。若手ばかりだと、長く勤めている社員が少なく離職率が高い可能性が見受けられます。会社を設立してからまだ日が浅ければ、この限りではありません。
ブラック企業を見分ける為には口コミサイトの活用も重要
ブラック企業を見分けるには求人情報や面接等の確認も肝心ですが、口コミサイトもチェックして判断するのが良いでしょう。口コミサイトには企業側の人間だけでなく、元社員による実体験が記載されている等、参考になる情報が多く掲載されています。企業が管理しているサイトでなければ、企業にとってマイナスになるネガティブな情報も書かれている事でしょう。しかし、全ての情報を鵜呑みにしてはいけません。口コミサイトは掲示板サイトのように誰もが情報を掲載出来る仕組みとなっている為、全ての情報が信頼に足るとは限らないからです。
口コミサイトに掲載されている情報はよく吟味する必要があります。少しでも良質な口コミを見る為には、信頼出来る口コミサイトを利用する事が大切です。口コミサイトの中には、書き込む為にユーザー登録をしなければならないものがあります。これにより全ての情報が信頼出来るとまでは言えませんが、多少は信憑性が増すでしょう。尚、口コミサイトに掲載されている情報は、例え事実だったとしても個人の主観で書かれているという事は忘れてはいけません。
雇用契約書はブラック企業に入社しない為の本当に最後の関門
雇用契約書の締結をしているかどうかの確認は、ブラック企業かどうかに限らず確実にしておくべきです。法律で定められている為当然と言えば当然なのですが、恐ろしい事に雇用契約書の締結を行っていないブラック企業も中にはあります。企業と社員の間でのトラブルが労働問題にまで大きくなった際、雇用契約書に記載されている契約内容を基に決着が付きます。覚えておきましょう。
また、雇用契約書の内容についても注意が必要です。以下の項目をチェックしましょう。
- 雇用期間:正社員の筈が有期雇用に変更されていないか
- 就業場所:勤務地が正しく明記されているか、転勤や異動はあるのか
- 労働時間:週40時間を超えていないか
- 給与:時間外労働に対する給与について記載されているか
- 試用期間:1年以上設けられているのは危険
まとめ
ブラック企業に対する風当たりは厳しくなっては来ています。ですが、それでも過酷な労働を強いられてしまい、ツライ経験をしたという人は後を絶ちません。生きていく為に仕事は欠かせませんが、誰しも苦しい思いをしてまで働きたいとは思わないでしょう。
ブラック企業に入社してしまわない為には、求人情報や面接等で見極める事も大切ですが、潜在意識の書き換えによってしっかりと自分の身を守る事も重要です。自分にとって働きやすい環境、即ちやりがいのある幸せなフィールドを手にする為に、引き寄せの法則を活用する事も考えてみましょう。