愛染明王真言(マントラ)のご利益と唱え方や意味【恋愛運アップに効果抜群】
こんにちは、管理人の凛です。
「付き合っていた彼氏に振られた」「告白しても成功しない」と言うお悩みの声が最近は数多く届きます。恋愛運が全体的に下降気味なのかな?と個人的に予測しています。
何とかして皆さんの運気を上げたい気持ちでいっぱいなので、今回はおまじないと同レベルで恋愛面に効果を発揮すると言われている「愛染明王真言」の意味と効果・唱え方をご紹介いたします。
愛染明王真言は即効性アリ!
愛染明王真言は「オン・マカラギャ・バゾロシュニシャ・バザラサトバ・ジャク・ウン・バン・コク」です。
これを30万回唱えると、あらゆる異性から慕われ愛されると信じられていますが、1日10回唱えるとしても莫大な時間がかかります。
愛染明王の真言は効果が早いと言われており、私の友人も唱え始めて10日ほどした頃に今の旦那さんとお付き合いしたそうなので、どうやら30万回数える必要も無さそうですね。
<愛染明王真言の効果>
- あなたが望んだ縁を運んでくれる
- 恋愛成就
- 恋愛の邪魔になる出来事・人間を払い去る
- 人間関係の改善
- 夫婦円満・家庭円満
- 無病息災
- 勝負事の必勝…など
「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)」と言う経典には、愛染明王のご利益として延命・敬愛・無病息災などが挙げられています。
しかし、特別に効果を発揮するのはやはり恋愛面!その力は仏教の神々の中でダントツです。6本の腕には弓と矢が持たされており、まるでローマ神話の愛の神・クピードーのように人と人との結びつきに奔走してくれます。
そんな愛染明王真言は良縁を恵んでくださったり、既にお付き合いしている人々には一層良い関係をもたらしてくださるなど恋愛に関する悩みが何でも吹き飛んでしまうので、恋愛万能真言として非常に有名です。
さらに良縁を運ぶための土台として、人間関係の問題を解決して豊かな関係を結ぶ事も出来てしまいます。「愛染明王真言を唱えていたら、元カレと別れる原因となった問題が解決して元サヤに戻った!」なんて報告を貰った事もあります。中には「不倫していた夫が覚醒して私のもとに戻ってきた!」なんて事も!恐るべし、真言の力!
真言の意味は主に仏様・神様への願い
愛染明王のものに限らず、真言にはそれぞれ必ず意味があります。ひとつひとつ の言葉を確認して、全体的な真言の意味を見ていきましょう。
(サンスクリット語訳版)「オン・マカラギャ・バゾロシュニシャ・バザラサトバ・ジャク・ウン・バン・コク」
(日本語訳版)「オーム、偉大なる愛染明王よ。決して壊れない最高の仏智を携えた尊よ。金剛薩埵と同一の尊よ。我々を仏智に導いてください。」
<サンスクリット語解説>
オン | オーム(祈りの言葉) |
---|---|
マカラギャ | 愛染明王を意味するマハーラージャの事 |
バゾロ | ダイヤモンド |
シュニシャ | 如来像で見られる頭部の大きなコブのようなもの |
バザラサトバ | 愛染明王と同一視されている金剛薩埵(こんごうさった)の事 |
ジャク | 鉤を持っている金剛鉤菩薩(こんごうこうぼさつ)の事 |
ウン | 索を持っている金剛索菩薩(こんごうさくぼさつ)の事 |
バン | 鎖を持っている金剛鎖菩薩(こんごうさぼさつ)の事 |
コク | 鈴を持っている金剛鈴菩薩(こんごうれいぼさつ)の事 |
愛染明王はサンスクリット語で「ラーガ・ラージャ」です。そこに「偉大な」を意味する「マハー」が付いて「偉大なる愛染明王」という意味になります。
「バゾロ」は金剛(ダイヤモンド)であり「決して壊れないもの」の例えで、「ウシュニシャ」は如来像に見られるタンコブの事ですが、「最高の仏智を備えた尊」の比喩です。つまり、「決して壊れない最高の仏智を持つ尊」と訳せます。
「バザラサトバ」は金剛薩埵を指しています。金剛薩埵は密教において重要な位置に居る菩薩様です。ダイヤモンドのように固い悟りの境地に居るのでこのような呼ばれ方をしています。
この金剛薩埵と愛染明王は同一視されているので、真言でも登場しているのです。
金剛鉤菩薩・金剛索菩薩・金剛鎖菩薩・金剛鈴菩薩は「四摂菩薩」と呼ばれています。鉤をかけて索で捕らえ、鎖で縛り付けた人々を鈴で喜ばせると考えられており、私たちを悟りの境地に導いてくれます。
真言はサンスクリット語で効果を発揮する
真言は日本語訳されている場合もありますが、日本語で唱えるよりもサンスクリット語で唱えた方が威力は大きくなります。
本来、真言はサンスクリット語で「真実の言葉」を意味し、仏教では「祈り」に近い意味で使われています。仏様が人々に説いてくださる真実の教えは元々人間の言葉で表すことは出来ません。
しかし、教えに辿り着くためには仏様の言葉を人間にも理解出来るよう言語化する必要が出てきます。そこで登場したのが真言です。
真言宗を開いた空海は、その不思議な力に大変驚き、1文字で1000もの世の中の理を詰め込んでいると述べています。1文字ごとに大きな役割を持つサンスクリット語ですから、それを日本語で唱えてしまっては意味がありません。
愛染明王は愛欲を否定しない
仏教では性愛に関した事がご法度ですが、この愛染明王は特別で、愛欲・性欲を否定しません。恋愛に寛容な明王なのです。
愛染明王や不動明王が登場する密教は、本来の仏教よりも門戸を広げて庶民が親しみやすい仏教の教えのひとつです。
元々は愛欲・性欲を忘れるように説かれていましたが、密教における愛欲と性欲は悟りに必要なエネルギーだと考えられています。
愛染明王は愛欲と性欲が煩悩に向かう強い力を、悟りに向かう力に変換してくれるのです。欲が強ければ強いほど悟りに近づけてくれる仕組みは、現代に生きる私たちにとって嬉しい神様ですよね。
愛染明王信仰は古くから遊女や水商売を営む女性たちの中で人気が根強く、恋愛成就・縁結び・夫婦円満を司る仏として親しまれてきています。
また、軍神としても祀られており、大河ドラマでも有名な直江兼続は愛染明王を信仰していたようです。彼の甲には「愛」の字が大きく飾られていましたよね。
愛染明王の掲げている愛とは、普遍的な愛を示しているのではなく、不純な性愛などを指しています。
愛染明王は「向上心の材料に煩悩や性愛を利用する」「煩悩や性愛は人間の本能であり、罪とは見なさない」という教えを持っているので、恋愛運を上げるにはピッタリの神様です。
忿怒(ふんぬ)の形相で人々を救う役目を担っている
私たちを救ってくれる愛染明王のお顔は怒りに満ちています。これにはちゃんとワケがあるとご存知でしたか?
仏様や菩薩様は穏やかなお顔をし、優しく仏教の教えを説いてくださりますが、本当に欲深い人は優しさだけで改心しません。時には誰かに怒られないと心が変化しない人だって居ますよね。
そう言った人々のために仁王様や明王様は忿怒の形相を浮かべています。
愛染明王真言は聞き流すだけでも効果抜群!
愛染明王真言を唱えるのが難しいという方は、1日15分程度聞き流すだけでも効果があると言われています。以下に無料で愛染明王真言が聴けるYouTubeチャンネルをリンクしておきますので、チャンネル登録して毎日空き時間に聞き流してみましょう。恋愛の悩み解決にきっと愛染明王がお力を貸して下さる事でしょう。お経と同じで、大切なのは毎日聴き続ける事です。
何よりも大切なのは「あなたの気持ち」
真言(マントラ)を唱える資格のある人は限定されており、それ以外の人が唱えると悪運が訪れるなんて言われています。しかし、仏教の初期時代では人々の日常生活に浸透していた身近なものでした。
親しみのあるものが急に悪影響を及ぼすようになるのは難しい話です。
実際は「真言を唱えてみよう!」などと積極的に提案しているサイトも多く見られます。真言は限られた人のためのものではなく、万人のためのものです。
最初は慣れない言葉なので発音しにくいですが、仏様は発音や回数にはこだわりません。本当に大切なのは気持ちです。強い気持ちさえあれば仏様はあなたの願いを受け取ってくれます。真摯に真言を唱えてみましょう。愛染明王の御力が、きっとあなたの恋愛に大きな恩恵を与えてくれる事でしょう。