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【メンタルブロックとは?】簡単!5分で分かる正しい心のブロックの知識と外し方・解除方法

メンタルブロック 解除

こんにちは、管理人の凛です。

私の元には、メンタルブロックを外すセミナーに行ったけれど、どうもうまくいかなかった、という方が時々相談にいらっしゃいます。

メンタルブロックとは、自己否定的な思い込みを作る意識の壁の事。

セオリー通りうまくいく人もいるのに、どうして効果が上がらなかったのでしょうか。

今回は、メンタルブロックの基礎知識とメンタルブロックの外し方を解説します。

目次

メンタルブロックには原因の深刻さによって3つのレベルがある

一口にメンタルブロックと言っても原因の深刻さによって3つのレベルがあるのです。

一般的に「メンタルブロック」の定義は、何かしようと思っても、「自分には絶対無理だ」と考えてしまう思い込みを作ってしまう意識の壁(抑止・制止する考え方)の事です。

メンタルブロックがかかってしまった人によくある症状は、

  1. 人前で話ができない
  2. 異性が苦手で交際した事がない
  3. ひとつの事をやり遂げられない
  4. チャレンジする前から諦めてしまう

などです。

ドキッとする方もいるのではないでしょうか。

ですが、同じメンタルブロックの症状でも、人によって簡単に解決できる場合と、時間がかかる場合、また解除が難しい場合もあります。

それは、メンタルブロックが存在する心の深度のレベルが違うからです。

以下の表はメンタルブロックの深さと解決方法をわかりやすくまとめたものです。

【メンタルブロックの深さと解決方法】

深度 原因の特定 問題に直面できるか 代表的な解決方法 難易度
レベル1 ○自分で思い出せる ○可能 瞑想
アファメーション
低い
自分またはグループワーク
レベル2 △ 心理療法で思い出せる ○可能 EMDR 高い
医療系専門家・有資格セラピスト
☓不可能 キネシオロジー
各種セラピー
レベル3 ☓思い出せない ☓不可能 ヒプノセラピー
前世療法
高い
スピリチュアル系専門家

メンタルブロックかな?と思ったらまずレベルの確認を

自分にどうしても苦手な事があり、メンタルブロックがあるのでは?と気がついた時、まず確認したいのは、それがどのレベルのメンタルブロックか、という事です。

原因に思い当たる節があり、それほど生活に困難をきたすようなメンタルブロックの症状でない場合はレベル1である事が多いです。自力で少しずつ改善していく事も可能でしょう。

一方、レベル1の解決方法を実践してみても効果が感じられない、なにかありそうだけれど思い出せない、思い出そうとすると辛くなる、身体症状が出るという場合は、レベル2以降である可能性が高いです。

症状が辛い、問題をとことん突き詰めたいという場合は、カウンセラーやセラピストを訪ねて専門療法を行うのも良いかもしれません。

次からはレベル別の特徴と解決方法をお話していきましょう。

【レベル1】メンタルブロックのできた原因がわかるケース

自己啓発 セッションワーク

多くの自己啓発セミナー系のセッションワークで解決できるのはこのレベルのメンタルブロックです。

例えば、いつも失敗が気になって新しい行動を起こせない人がいたとします。なぜそんなに失敗が怖いのか振り返ってみたところ、小学校の学芸会で大失敗をした事を思い出しました。その経験以来、失敗するのではないか、失敗したら恥ずかしいという気持ちがメンタルブロックになり、自分の行動を抑制する原因になっていた事に気付きました、

レベル1のメンタルブロックの特徴は、ゆっくり丁寧に自分の生育歴を辿っていくと、メンタルブロックの原因になった出来事を鮮明に思い出せる事です。中には、すでに薄々自分でも気づいている人もいます。

メンタルブロックの解除には子供時代の感情にアプローチ

同じように過去に学芸会で大失敗をしても、それがメンタルブロック化しない人もいますが、それはなぜでしょうか。

もちろん、生まれつき性格がタフで、あまり失敗を深く受け止めない人もいます。しかし、多くの人にとって失敗は恥ずかしいものです。

おそらくメンタルブロック化しなかった人は、その経験の直後に、自分の失敗を許す体験をしたと思われます。例えば、周囲の大人が「気にしなくていい、十分頑張ったよ」「あれは残念だったね、でも、ここは良かった」などとフォローしてくれた場合です。

このように、失敗を失敗として認めつつ、その一方で努力を認めたり、一緒に失敗した気持ちを分かち合ってもらえた経験があると、子供は失敗経験を客観的に受け止める事ができます。そして、「成功も失敗もある」という現実を受け入れるようになります。

一方で同じ経験がメンタルブロック化してしまった人は、この失敗経験の後に厳しく叱られたり、からかわれたり、まったく無視されたりして、心を閉ざしてしまい、失敗経験が処理されないまま心の中に「冷凍保存」されてていたのです。

このようなケースでのメンタルブロックの解除は、冷凍された子供時の感情にアプローチする事が必要です。瞑想、インナーチャイルドとの対話、アファメーションという代表的なアプローチ方法を3つご紹介します。

【瞑想で幼い頃の自分を許す方法】

  1. 瞑想で心をニュートラルな状態にする
  2. 自分の体のバランスがゆがんでいないか、どこかに痛みや圧迫感を感じないか、丁寧に感覚にアプローチする
  3. 失敗経験を苦しくない程度にありありと思い出してみる(苦しくなったらやめましょう)
  4. この時、身体のどこに違和感を感じたか記憶します
  5. 違和感を感じた部分に向かって自分の意識を向けます
    その時、自分をいたわるような優しく気持ちを向けるようにしましょう
  6. 再び自分の体全体を感じます②と少しでも変化していたら効果が出ている証拠です

このワークを毎日繰り返すとメンタルブロックは確実に解除できます。

この体感の変化を感じにくい人は、自分の中に幼い頃の自分(インナーチャイルド)がいると想定して、インナーチャイルドと対話してみても良いでしょう。

【インナーチャイルドとの対話で幼い頃の自分を許す方法】

  1. 瞑想などで心をニュートラルな状態にする
  2. 失敗をして落ち込んでいる、または泣いている幼い頃の自分をありありと思い浮かべる
  3. 大人の自分として、子供の自分に話しかけてみる。または話しかける言葉が思い浮かばなければそばにいるだけでも良い
  4. インナーチャイルドに優しい気持ちを向け続け、大人の自分としてインナーチャイルドの気持ちを聞く、または想像する
  5. インナーチャイルドの気が済んだ様子ならワークを終了する。まだ泣いていたら、また来る事を約束して一旦終了する

このワークも続ける事で効果が出てきます。

【アファメーションを唱えて理想を現実に引き寄せる方法】

アファメーションとは「肯定的な宣言文」を自分にする事です。「引き寄せの法則」などでも活用されていますね。

感情や思考の癖を意識して、その反対のポジティブな言葉を自分に向けて宣言し続けると不思議に現実が変わってきます。

アファメーションを作って唱えるコツを少し紹介しておきますね。

  1. 「私」からはじめる
  2. 文章の終わりは否定、希望、強制にしない
    (「〜ない」「〜したい」「〜しなければならない」はNG)
  3. 内容は「肯定的」で「すでに達成している」「臨場感のある」ものに
  4. できれば過去のとても嬉しかった感情を思い出しながらアファメーションを唱える

アファメーションを繰り返し唱える事で、自分に対するマイナスイメージのメンタルブロックが外れていく効果があります。

例えば、「女性が苦手で交際した事がない」問題をなんとかしたい男性の例を上げてみましょう。彼は、自分を振り返り、「小学校の頃、女子たちに背が低い事をからかわれてとても嫌だった」事を思い出しました。今は平均以上の身長に成長して身長にコンプレックスは無いそうです。しかし現在でも「女性に馬鹿にされるのではないか」と必要以上に気にしていて、女性を前にすると緊張してしまうのです。

彼の場合は、「私は女性と楽しくおしゃべりしている」というアファメーションを朝晩に唱えています。

「瞑想法」や「インナーチャイルドワーク」がうまくいかない時や、グループでメンタルブロックを外すワークをする時に利用すると効果的です。

【レベル2】メンタルブロックの原因が心理療法などで特定できる

心療内科 カウンセリング

メンタルブロックのきっかけになった出来事が記憶に残っていない場合もあります。幼少時や、あまりにもショッキングな出来事だったために自我の崩壊から自分を防衛して、出来事の記憶がすっぽりと抜け落ちている場合です。これらのメンタルブロックの原因が、トラウマと言われるものです。

このようなケースでは、メンタルブロックによる弊害が日常生活に支障をきたすほど酷く、不安障害やウツ、パニック障害を発症している場合もあります。

そのような場合は、先ず医療機関を受診する事が先決です。

寛解期になり、自発的に原因を探りたい場合にのみ、必ず資格のあるカウンセラーや専門技能のあるセラピストの元でメンタルブロック解除を試みる事をおすすめします。

メンタルブロックの解除には心の奥底に仕舞われた感情にアプローチ

心理療法を受ければ、心の奥底に仕舞われた出来事・感情を思い出せるというのはよくある事です。その出来事を思い出しただけでメンタルブロックが外れる事もあるようです。

よく例に出されるのはフロイトの患者で、「コップから水が飲めない」症状に悩んでいた女性の話です。

彼女はフロイトの催眠療法で「コップから水が飲めない」原因となっていた過去の出来事を思い出したのですが、催眠療法から覚めた途端にコップの水を飲めるようになりました。

一方、心理療法を受けても辛すぎてメンタルブロックの原因を思い出す事ができなかったり、漠然としすぎて詳細が分からなかったりするケースもあります。そのようなときは、各種セラピーでメンタルブロックが解除される事もあります。

メンタルの問題が身体的なアプローチで改善される事も多いもの。嗅覚は最も原初的な感覚と言われますが、アロマセラピーや聴覚に訴える音楽療法等、五感を刺激するセラピーなどが有効な場合もあるようです。以下でレベル2のメンタルブロック解除に有効な方法として、EMDRとキネシオロジーをご紹介します。

【EMDRで直面したトラウマを「過ぎた昔の事」にする方法】

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)は、簡単に言えば、子供の頃などに経験して自分の中で処理できなかったショッキングな記憶を、眼球を動かす事によって通常の記憶処理プロセスを再現して「過ぎた昔の事」にしてしまう技術です。

記憶を司る海馬が眼球の神経のすぐ近くにあるため、眼球運動が海馬の働きに関係があるのではないかと予測されています。

EMDRは専門的な熟練したカウンセラーが必要な場合は精神科医同席の上で行うのがベストです。トラウマが顕在化する時に大きく感情が揺れる場合があるからです。

【キネシオロジーで感情やエネルギーの流れを整える方法】

キネシオロジーはクライアントの身体に問題の本質を聞くという方法で、その人の持つ本来の自然治癒力を引き出す事で潜在意識と顕在意識のバランスを取り戻すテクニックです。

筋肉反射を調べる事で、身体の構造や神経の流れなどをチェックしていきます。

メンタルブロックの原因がよくわからない場合も含めて、感情やエネルギーの流れが調整でき、即座に問題が解決するケースも多いようです。安全な施術なので機会があれば体験してみるのも良いかもしれません。

【レベル3】メンタルブロックの原因が特定できない

ヒプノセラピー

レベル1から2の各種方法を試しても解除されないメンタルブロックもあります。なぜ、そうなってしまったのか、全く思い当たる事がない、理由が全く思い当たらない場合です。

そのようなケースへのアプローチとしては、ヒプノセラピーや透視などが有効です。

【ヒプノセラピーによる退行療法・前世療法】

ヒプノセラピーとは催眠療法の事です。

催眠性トランス(覚醒夢に近い脳波の状態)状態で、潜在意識に刻まれた幼い頃の体験や、さらに遡って前世の記憶のイメージに退行し、問題のあった時点でセラピストとやり取りをして問題を解決します。

その後催眠状態から戻り、体験をセラピストと分かち合い、カウンセリングを受ける事でメンタルブロックを解除する事が可能と言われています。

ヒプノセラピストを自称する人も多く、各地で講習会も行われていますが、しっかりとトレーニングを受け、ヒプノセラピー先進国の米国催眠士協会や米国催眠療法協会などの認定セラピストの資格を保持している人のセッションを受けるのが良いでしょう。

【霊能者や占い師の力を借りて前世のトラウマを解決する方法】

前世を透視できる霊能者にリーディングをしてもらう方法もあります。困っているメンタルブロックの問題が起こった前世を透視してもらい、前世の貴方当人に解決策を聞いて貰える場合もあるようです。

首の痛みが取れなかった人が、透視者によって「首に刀が刺さったまま亡くなった前世」を見てもらい、透視者によって首の刀を取り除いてもらったところ、嘘のように首の痛みが痛く無くなった、というケースも聞いた事があります。

なぜか水に入るのが嫌いだった女性が、何世代前かの前世で溺死していた事を知り、その前世の自分に祈ったところ、水に対する恐怖心が薄らいだ、というケースもあるようです。

まとめ

セミナーに行ってお金と時間をかけても、メンタルブロックを外すのが難しい場合もあります。最近は、ビジネスシーンで「メンタルブロックがあるから営業成績が上がらない」「メンタルブロックのせいで企業のチャンスをつかめない」など、メンタルブロックはビジネス用語のように思う人もいるかもしれませんね。

ところがメンタルブロックの原因には深刻なものもあり、レベルごとに対処法も違うのです。自分でゆっくりと自己肯定感を高めていく「アファメーション」などを地道に続けるのも良いかもしれませんが、根本解決を目指すために専門家の力を借りるのも一つの手ですよ。

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