【カンタン魔術学】5分で分かる白魔術と黒魔術の違い&魔法陣の意味を解説!
こんにちは、管理人の凛です。
この世界には様々な魔術が存在しますが、中でも耳にする事の多い代表的な魔術が「白魔術」と「黒魔術」です。どちらも紀元前6世紀頃、古代ペルシャには既に存在していたと言われているほど長い歴史を持つ魔術ですが、両者には2つの大きな違いがあります。
そこで今回はカンタン魔術学として、5分で分かる白魔術と黒魔術の違いを始め、黒魔術を語る上では欠かせない魔法陣についても併せて解説していきます。
白魔術と黒魔術の主な違いは「目的」「パワーを借りる相手」の2つ!
白魔術と黒魔術は、「誰のために、何を目的として行う魔術か」「誰にパワーを借りて行う魔術か」という2点で大きな違いがあります。
白魔術は相手にポジティブな効果を与えるために、神や精霊、動物、天体など神聖で自然的なパワーを借りて行う魔術。それに対し、黒魔術は相手にネガティブな効果をもたらすために、悪魔の恐ろしいパワーを借りて行う魔術なのです。
以下で詳しく見ていきましょう。
白魔術は相手のためにポジティブな効果を与える魔術
白魔術は、「相手にポジティブな効果を与えるための魔術」です。相手の恋愛成就や願望達成、病気の治癒、除霊、あらゆる運の開運など、相手にとって好ましい状態へと導くために使います。つまり、自分自身のためではなく、相手の幸運を願って行う魔術なのです。
白魔術は神・精霊・動物・天体など神聖で自然的なパワーを借りて行う
白魔術も黒魔術も、どちらも自分だけの力で行うことは出来ず、ある相手のパワーを借りなければ実行することが出来ません。
白魔術においては、神、精霊、動物、天体など、神聖で自然的なパワーを借りて行います。白魔術が“自然魔術”と呼ばれることがあるのもそのためです。
白魔術をする上で大切なのは、ただ相手の幸せだけを思う純粋な気持ちと、その願いは必ず叶うと信じる綺麗な心です。それが聖なる存在に伝わって初めて、白魔術の効果が発揮されるのです。
白魔術は私利私欲を混ぜないで行う事が大切
上述した通り、白魔術は自分自身の欲を満たすためではなく、相手のためを思って行う魔術です。呪術者(魔術を行う者)の心の中に少しでも私利私欲や邪念が混ざっていれば、神や天体がパワーを貸してくれることはありません。場合によっては神や精霊たちによる罰を受けることもあります。
相手が幸せになるのを見届けることが出来れば、呪術者自身も心が満たされるはずです。結果的に、相手も自分もどちらも幸せな気分になれるという点が白魔術の特徴と言えるでしょう。
白魔術を行っている事を他人に知られないように注意!
白魔術を行っている事を他人に知られないようにする事も重要です。
例えば、貴方がAさんの幸せを願って白魔術を実行していたとします。
しかし、Aさんの事をよく思っていないBさんにその事を知られてしまったら、Bさんは貴方がAさんに対して白魔術を行っている事を好ましく思わず、「成功しなければいいのに」というエネルギーを発してしまうでしょう。
このように、白魔術の成功を妨げる他人の邪念が入り込むと、白魔術の効果は発揮されなくなってしまいます。そのため、誰にも知られずに実行する事が大切なのです。
黒魔術は相手にネガティブな効果をもたらす魔術
一方、黒魔術は、「相手にネガティブな効果をもたらすため」に行う魔術です。相手を不幸にしてやりたいという呪術者自身の私利私欲を満たすために、相手を精神的にも物理的にも不幸へ貶める事を目的としています。
つまり、白魔術は相手を幸せにするために、黒魔術は相手を不幸へと貶めるために行う魔術であり、白魔術と黒魔術の目的は全くの対比関係にあるのです。
黒魔術は悪魔にパワーを借りて行う
白魔術では神や天体にパワーを借りていたのに対し、黒魔術でパワーを借りる相手は「悪魔」です。黒魔術を行うには、まず悪魔を呼び出す召喚魔術を行って契約の交渉をする必要があります。悪魔との契約が無事に成立すれば、悪魔は自分自身の欲求を叶え、相手を不幸へと貶めるためのパワーを貸してくれることとなります。
しかし、黒魔術における最大のリスクはこの「悪魔に力を借りる」という部分にあります。以下で詳しくご紹介しますが、黒魔術では、恐ろしい力と心を持った悪魔にパワーを借りることで、相手だけでなく呪術者自身にも危険や不幸が降りかかる恐れがあるのです。
魔法陣は黒魔術を行う時に身を守るために欠かせない「結界」
悪魔は、呪術者が黒魔術を実行するための協力をするとはいえ、決して味方という訳ではありません。それどころか、悪魔は呪術者に対して必ず何らかの見返りを求めます。呼び出す悪魔によっても異なるものの、その見返りのほとんどが「人間の魂を奪うこと」を目的としています。つまり、黒魔術を行う際は、常に悪魔に命を取られるかもしれない、という危険と隣り合わせという事です。
そんな悪魔から身を守って安全を確保するため、召喚魔術を行う際に必ず必要になるのが「魔法陣」です。魔法陣は結界としての役割を果たすため、魔法陣の中にいる間は悪魔からのダメージを受けずに済みます。
しかし、魔法陣の中に入っていても、いざ悪魔を目の前にするととてつもない恐怖に襲われ、魔法陣から飛び出してしまう呪術者も少なくありません。そうなれば、命を奪われてしまうか、何とか一命を取り留めても危険な目に遭ったり精神が崩壊したりするリスクがあります。
対して、神聖なパワーを借りて行う白魔術は、自分自身にダメージが返る心配は無いため、魔法陣は必要が無いという事になります。
魔法陣によって身を守ることが出来てもリスクはずっと付きまとう
魔法陣で身を守り無事に悪魔との契約が成立したとしても、悪魔が呪術者の要求を何でも叶えてくれるとは限りません。実際の要求とは異なる動きをする事もありますし、困難な要求をすれば、人間側に大きな見返りを求めてくる事もあります。
更に、悪魔は一度自分を召喚した人間を忘れることがありません。契約終了後も、呪術者の弱みを握ろうと常に監視を続け、隙あらば呪術者を不幸に貶め、命を奪おうと考える悪魔もいます。
人を呪うと自分に返ってくる、という言葉通り、黒魔術にはこうした危険やリスクが常に付きまとっているのです。
まとめ
以上、5分で分かる白魔術と黒魔術の違いや注意点、黒魔術で必要な魔法陣についてご紹介しました。基本的に、魔術には常に危険が付きまとうものです。特に黒魔術は、今回ご紹介した通り大きなリスクを伴います。
しっかりと正しい知識を身に着けた上で、こちらのサイトでご紹介している魔術を使ったおまじない等も参考にしながら、中途半端な気持ちや自己流では行わないよう注意して下さいね。
白魔術も黒魔術も強力ですが、その分失敗した時のリスクもありますので、不安があるようであれば必ずプロに頼むなどした方が安全です。