【ゴシュナイト】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、ゴシュナイトというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
ゴシュナイトは持つ者のやる気をアップさせて行動力を促し、目標を達成するための活力を与えてくれる石です。
色は透明ですが、エメラルドやアクアマリンと同じベリル(緑柱石)のグループに属しており、知らない人が初めて見るとダイヤモンドと間違えてしまいそうなほど美しい見た目をしています。
そうしたことから、ダイヤモンドのイミテーション(模倣・模造品)と言われていて、無色透明の氷砂糖のような外見を持っているのが特徴です。
ダイヤモンドの模倣や模造品と言われてしまうゴシュナイトですが、パワーやエネルギーは素晴らしいものを持っていますので、是非この機会にゴシュナイトのことを知って興味を持って頂ければと思います。
【ゴシュナイトとは】
ゴシュナイトは、エメラルド・モルガナイト・アクアマリン・ヘリオドールなどと同じ、ベリル(緑柱石)のグループに属する石です。
これらのベリルグループは、含まれている極僅かな元素によって色んな色に変化するのですが、無色透明であるゴシュナイトは、「ホワイトベリル」といった呼び方もされています。
ゴシュナイトは無色透明だと言いましたが、見る角度によっては薄い水色に見える場合もあり、実に神秘的です。
その透明度の高さから、無色透明の石の中ではダイヤモンドに次ぐ美しさを持つと言われています。
どこからどう見ても完全に無色透明だと言えるゴシュナイトは非常にレアで、見つけることは困難だと言われているそうです。
しかしインクルージョンが見られるゴシュナイトは、「ファントム・ゴシュナイト」と呼ばれて、パワーストーン業界では「様々なパワーが集結している石」として新たな注目を浴びていると言います。
化学成分を見ると、主成分がベリリウムのケイ酸塩鉱物に分けられるようです。
ベリリウムは金属元素のひとつで、個体の中で最も軽くて安定しており、非常に高い融点と比熱と融解熱を持っていて、優れた電気伝導度や熱伝導度を有しているといった、独特な特性があります。
物凄く期待されている元素ですが、現状は実用化が難しいとされているようです。と言いますのも、ベリリウムを粉末状にした際にその粉を吸い込むと、肺が炎症を起こして呼吸が出来なくなってしまうほど、強い毒性を持っているからです。粉末状にしなければ加工が出来ないこともあって、そうした意味でも貴重な鉱物と言えます。
【ゴシュナイトの意味】
ゴシュナイトの意味として真っ先に挙げられるのが、「魂の浄化」です。
アクアマリンやエメラルドと同じベリルグループに属するゴシュナイトですが、ベリルは元々無色透明のものを言います。結晶化の過程で色々な金属や成分が入り込み、色や大きさが変化していくのです。
今回ご紹介しているゴシュナイトは、ペグマタイト中に電気石・灰重石・蛍石・白雲母などが混ざって出来上がります。ベリルグループは色味によって呼び名が異なり、大きく分けて6つあります。
クロムによって緑色に発色するもの=エメラルド
鉄によって水色や青色に発色するもの=アクアマリン
鉄によって黄色に発色するもの=ヘリオドール
マンガンによって赤色に発色するもの=レッドベリル
マンガンによってピンク色に発色するもの=モルガナイト
そしてセシウムが含まれる無色のものを、ゴシュナイトと呼んで分けられています。
基本的にベリルグループは色が特徴となっていて、エメラルドの透明のものをゴシュナイトと呼んでいる…と言っても間違いではありません。
ゴシュナイトはダイヤモンドと間違えられてしまうほど輝きが強く、先にも申した通り魂レベルで浄化を行って心をクリアにしてくれる意味を持ちます。
【ゴシュナイトの効果】
ゴシュナイトは陰と陽のバランスを上手くとってくれて、弱ってしまっているチャクラを正常に働かせた上で、エネルギーがきちんと循環するようにサポートしてくれるパワーを持っています。
目標達成や願いの実現など、前向きで明るくポジティブなエネルギーを与え、心身共にあらゆるバランスを整えてくれるのです。
魂を浄化してクリアにしてくれる石としても知られていますので、どんな場面においても先入観なしで物事を正しい目で見ることが出来て、前向きに考えられるようになると言われています。
持つ者に何が正しくて何が間違っているのかを教え、真実を伝えてくれる効果も持っており、古い時代より真理を探究する人々から大切にされていたそうです。
また、幸運や富を引き寄せてくれるため、お守りとして身に着けているだけでも幸せな気持ちになれるでしょう。
ゴシュナイトが持つ効果を大きく分けると、霊的なメッセージを受け取ることが出来る、エネルギーを活性化させた上でしっかりと循環させる、幸運を引き寄せる。といったところになります。
【ゴシュナイトの石言葉】
ゴシュナイトが持つ石言葉として、「気品」・「上品」・「幸運」・「純粋」・「富」・「優雅」・「聡明」といったものがあります。
上品・気品・優雅・聡明といった石言葉が並ぶように、古い時代より身分が高い方達から愛されてきた石です。
また、幸運・富の石言葉も持っていますので、幸せを掴みたい人や金運アップを願う人は、お守りとして身に着けていると効果的だと言われています。
【ゴシュナイトの主要原産地】
ゴシュナイトは主に、ブラジル・コロンビア・アフガニスタン・南アフリカ・パキスタンなどで産出されています。
【ゴシュナイトと相性の良い石】
■心のリセット
ゴシュナイト×アイオライト
ゴシュナイトは魂の浄化を行い心をクリアにしてくれて、アイオライトは思考を安定させて平常心を保てるように促してくれる石です。
この二つを組み合わせることによって、まるで生まれ変わったかのような人生が送れるとされています。
新しく何かをはじめたい人、今の自分を変えたい人、過去と決別したい人などは、心機一転出来るでしょう。
一度リセットすることで、これまでの固定概念や思考や決め付けなどから解放され、ポジティブな気持ちで前に進むことが出来ます。
自分を変えるため、自分自身の人生を変えるために、ゴシュナイトとアイオライトの組み合わせが大きな手助けをしてくれるはずです。
■マイナスエネルギーの浄化
ゴシュナイト×ロッククリスタル
ネガティブな発言をしないように心がけていたり、マイナス思考に考えないように意識していても、周りからのマイナスエネルギーというのはどうしても受けてしまいます。
イジメ、嫌がらせ、誹謗中傷はもちろん、ネガティブな人の傍にいたりするだけでも、何かしらの影響は受けているものです。
そうした知らぬ間に蓄積してしまったマイナスエネルギーを排除し、プラスエネルギーで満たしてくれるのがこの、ゴシュナイトとロッククリスタルの組み合わせとなります。
周囲から受けるマイナスエネルギーだけでなく、自身の中にある妬み・悲しみ・怒りなどといったマイナスエネルギーも浄化してくれますので、優しく心穏やかな人になれるでしょう。
【ゴシュナイトと相性の悪い石】
・セレナイト
セレナイトもゴシュナイトと同じく透明な外見をしていて、全てのことを一度リセットする浄化作用の強い石です。
ゴシュナイトも心をクリアにするといった点で効果が似ているのですが、この二つを組み合わせてしまうと互いの効果が薄れてしまいます。同じような効果であれば、相乗効果が期待出来るのではないか…と思われがちですが、こちらの組み合わせに関しては互いの効果がボヤけてしまうのです。
なのでセレナイトとゴシュナイトの組み合わせは、避けた方が良いでしょう。
石同士の組み合わせももちろん重要ですが、石とあなた自身との相性も見なくてはいけません。
例えばゴシュナイトを実際に身に着けてみたときに、気分が悪くなってしまったりイヤな雰囲気を感じ取ったりした場合は、あなたとの相性が悪いということが考えられます。
こればかりは直接ゴシュナイトを目にして確認してみなければ分からないことですが、相性が悪い石を持ち続けていても良いことなんて何もありません。
むしろ返ってイヤなことばかり起こってしまう原因にもなりますので、相性が悪い石は手放すことをオススメします。
【ゴシュナイトの浄化とお手入れ方法】
ゴシュナイトは紫外線に弱いため、日光浴による浄化方法はあまりオススメ出来ません。
それ以外の浄化方法は適していますし、硬度も7.5~8と高めなので、乱暴に扱いさえしなければ特に注意する点はありません。
以下、ゴシュナイトにオススメの浄化方法を記載しておきます。参考にしてみて下さいね。
■月光浴による浄化方法。
こちらの浄化方法は、ほとんどどの石にも対応しています。
月は強力なエネルギーを持っているとされており、中でも特に満月は凄まじいパワーが宿っているそうです。
だからといって、満月の夜でなければ浄化が行えないというわけではないので、新月~満月の間の夜、または月が出ている日の夜に浄化を行うようにしましょう。
浄化は出来る限り毎日行った方が良いとされているため、月が出ている日の夜にゴシュナイトを月の光が当たる場所へ置き、一晩そのままにしておいて下さい。
翌日にはパワーチャージが完了していますし、カンタンに出来る浄化方法なのでオススメです。
■水晶クラスターによる浄化方法。
水晶は強力な浄化作用を持っており、月光浴同様こちらもほとんど石の種類を問わずに行える浄化方法となります。
水晶クラスターの上にゴシュナイトを乗せたり、水晶クラスターとゴシュナイトをくっ付けた状態で置いておくなどして、半日~一日ほどそのままにしておいて下さい。
何か適当な入れ物にさざれ水晶を敷き詰めて、その中へゴシュナイトを一緒に入れておくといった方法もあります。どちらでも、好きな方で浄化を行って下さい。
水晶クラスターが放つ光とゴシュナイトのパワーが互いに共鳴反応を起こし、高レベルなエネルギーをチャージさせることが可能となります。
毎日行う浄化ですし、半日~一日程度かかることを考えると、寝る前などに水晶クラスターとゴシュナイトをセットしてから眠りにつくと良いでしょう。
■ホワイトセージによる浄化方法。
ライターやマッチなどを使ってホワイトセージに火をつけたら、ゴシュナイトを煙の中へ数回くぐらせて下さい。
長い時間いぶせば良いというわけではないので、ゴシュナイト全体にホワイトセージの煙が行き渡るように、満遍なくいぶすことがポイントです。
お香でも構わないのですが、天然ハーブを乾燥させて作られたようなホワイトセージが最も効果的だと言われています。ホワイトセージは空間全体の浄化も同時に行ってくれますので、特にオススメですよ。
火を扱う浄化方法となるため、火傷には十分注意して行うようにしましょう。
■塩による浄化方法。
身近にあるもので構わないので、お皿や入れ物に天然塩を盛って、中にゴシュナイトを埋めて下さい。
加工されていたり添加物が含まれているような精製塩ではなく、天日塩・岩塩・湖塩などの天然塩を使うようにしましょう。精製塩と天然塩とでは、浄化の効果に雲泥の差があります。
お皿や入れ物に盛った天然塩の中に、ゴシュナイトを埋めてから5分~10分経ったら、塩の中からゴシュナイトを取り出します。取り出したあと、キレイな布やタオルでゴシュナイトに付いた塩をしっかりと拭き取ってあげて下さいね。
浄化を終えたら、使用した塩は必ず捨てましょう。ゴシュナイトに憑いてしまった悪いモノを取り除くために浄化を行うわけですから、間違って口にして体内に取り込むことだけはないようにして下さい。
塩を盛っていたお皿や入れ物はキレイに洗って、また浄化を行う際に使用すればOKです。
【ゴシュナイトの偽物との見分け方】
ゴシュナイトは無色透明であるとお伝えしてきましたが、完全なる無色透明となると激レアで中々見つからないと言われています。
ほとんどのゴシュナイトは何かしらの内包物が混ざり込んで産出され、そうした内包物によってクラックが見られるものばかりです。
一般的にパワーストーンとして売りに出されているものも、内包物が混ざっているゴシュナイトをビーズやアクセサリーに加工しているものが大半となります。
ゴシュナイトがダイヤモンドに近い輝きを持っていることから、ゴシュナイトの偽物と言うよりも、ダイヤモンドの偽物としてゴシュナイトを使用されていることがあるようです。
パワーストーンに詳しい方や上級者の方であれば、一目見ただけでダイヤモンドが持つ独特な透明感や輝き具合、光沢などで見分けが付くかと思うのですが、初心者の方が見分けるのは難しいかも知れません。
鑑定書などがちゃんと付いているかを確認するか、鑑定に出してプロの目で確かめてもらうかして、誤って偽物を購入してしまわないようにだけ注意して下さいね。
【ゴシュナイトの伝説、石物語や言い伝え】
ゴシュナイトがベリル(緑柱石)のグループに属していることはお話しましたが、昔からエメラルドと同じ高級な石だとされてきました。
古い時代、ヨーロッパでは身分が高いことを象徴するために身に着けられていたり、片眼鏡のレンズとしても使われていたそうです。
無色透明であるその見た目から、ダイヤモンドに近い輝きを放っているとされ、「ダイヤモンドの模造品」と言われてきたのですが、ゴシュナイトが持つヒーリング能力は、ダイヤモンド以上だと言われています。
ゴシュナイトが初めて発見されたのは、アメリカ・マサチューセッツ州のゴーシェンでした。名前の由良はこのゴーシェンという地名からきており、和名はベリルグループと同じく、「緑柱石」となります。
まとめ
今回は、無色透明で美しい見た目をした、ゴシュナイトというパワーストーン(天然石)についてご紹介させて頂きました。
人は直ぐに何かと比べたがる生き物なので、ダイヤモンドのイミテーションと言われてしまっているゴシュナイトですが、ポジティブに考えるとダイヤモンドのように美しいとも取れます。
そんなゴシュナイトは美や健康にも効果があり、金運や達成運もアップさせてくれますので、ひとつ持っているだけで非常に心強い味方となってくれることは間違いありません。
ゴシュナイトが持つ透明感は、心をクリアにしてくれる意味を表しているとも言われていて、マイナスエネルギーを吸収して心身共に平穏を取り戻させてくれるのです。
最近何だか気分が優れないという人や、悪いことばかり起こるという人にとってはお守りになりますし、ちょっとしたことで不安を感じてしまう人のサポートもしてくれます。
身に着けているだけで前向きな気持ちになれる石ですから、ネガティブ思考な人にこそ是非持って頂きたいです。産出量が少なくお値段も高めですが、購入する機会があれば手に入れてみてはいかがでしょうか。