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六芒星(ダビデの星)とは?六芒星の意味や正しい書き方・強力な魔除け効果

術・Magic hexagon symbol spreads the shiny mystic energy in spiritual space

こんにちは、管理人の凛です。

アニメや映画等で見られる魔法陣の中心には、大抵の場合六芒星が描かれていますよね。おまじないや占いのように神秘的な力を必要とするジャンルにおいても、モチーフとして使われている場面をよくご覧になるかと思います。

皆さんは、この六芒星の意味を考えたことがありますか?
六芒星には陰と陽のパワーが秘められているという説があり、その効果は強大なものとされています。この他にも様々な力や意味を持っていますので、今回はおまじないの効果を高める基礎知識としてそれらを解説していきます。

目次

六芒星とは?六芒星の意味や、ユダヤ教との関わり

elsalem

六芒星と聞いて、まず最初に連想するのがダビデの星である人も多いかもしれません。

ユダヤ教やユダヤ民族を象徴する印であるダビデの星は、実はユダヤ教が始まった紀元前1280年頃にはまだその存在は確認されていませんでした。
古代イスラエルの英雄として名高いダビデ王(英語表記:David)の最初の文字と最後の文字である「D」がヘブライ語だと「Δ」となり、それを2つ重ねた事が由来とされています。
しかし実際のところ、直接的な関係は認められていません。

歴史的な観点から見ると、1648年の三十年戦争の末期、ハプスブルク家のフェルディナント3世が、スウェーデン人を撃退した民兵軍のユダヤ人部隊に対する下賜品としてダビデの星を印した旗を与えた事が始まりとされています。
19世紀の初頭には、ヨーロッパの大貴族として有名なロスチャイルド家の家紋に採用された事を機に、ユダヤ人を表す印として世界中に知られるようになりました。

そして、パレスチナに自分たちの故郷を再び建てようとするシオニズム運動のシンボルとしての意味合いを兼ねていきます。
彼らにとって、六芒星は信念や信仰心の表れなのです。

六芒星には魔術的な関連もある

一方で、ダビデ王の子とされるソロモン王の伝説では「ソロモンの指輪」というアイテムに六芒星が刻まれていると言われています。

ソロモン王がユダヤ教の唯一神・ヤハウェに祈りを捧げていた時、大天使ミカエルから授けられたものがソロモンの指輪です。彼は悪魔や天使を使役してエルサレム(ユダヤ教の聖地)を建てた偉大な王としてダビデ王と共に英雄視されています。

良い魔神を従わせる時は指輪の真鍮部分を投げ捨て、悪魔を従わせる時は鉄の部分を投げ当てて呪文を唱えると、どんな魔神も悪魔も彼の命令に従ったそうです。
強力な魔力を秘めている指輪に六芒星が刻まれていたという事から、六芒星には全知全能の神に似た力が秘められていると考えられています。

19世紀末にイギリスで創設された神秘学結社の「黄金の夜明け団」が行っていた魔術では、六芒星が大宇宙の様々なパワーを抑制する鍵の役割として使われていました。

六芒星の一番上にある頂点は土星、そこから時計回りに木星、金星、月、水星、火星、そして三角形が重なり合ってできた中央の六角形は太陽が対応しています。
※対応とは、旧約聖書の創世記に記述されている生命の樹への惑星配属のことを指しています。
旧約聖書はユダヤ教の聖典なので、なんだか強い結びつきを感じますよね。

錬金術の面では六芒星を2つの三角形に分け、通常の三角形は火や男性原理における上昇運動を意味し、逆三角形は水や女性原理における下降運動を意味しています。

他にも、正と負(プラスとマイナス)、陰と陽、想像と破壊、形而上と形而下……など、表裏一体の要素も含まれているようです。
相容れない2つの要素が重なり合う瞬間、そこには大きな力が生まれます。
磁石もS極とN極という反対のものを近づけると引き合いますよね。

先ほど記述したソロモンの指輪に使われている真鍮と鉄も相反する要素であり、前者は伝説の大陸アトランティスにあった幻の鉱物オリハルコンのひとつとされ、後者は魔力を遮るものの象徴とされています。
オリハルコンは魔力を増加させ、鉄は魔力を減退させると昔から言い伝えられていたようです。

こうしてソロモン王は魔神と悪魔を上手く操っていたのかもしれませんね。

錬金術は金・人体・生き物の魂を生み出すという、この世の奇跡を起こす魔術ですから、対象的な2つのパワーが必要とされているのは当然のことです。
近代科学の土台となる錬金術で必要な六芒星は、この世の礎となるシンボル的な要素の1つなのかもしれません。

六芒星の書き方

六芒星の書き方・書き順に関しては様々な書物やメディアで取り上げられていますが、実は本来魔術学的には書き順に関しては本来決まり事などの制約はなく、書き順の違いによる魔術やおまじないへの効果の差などは一切ありません。

大切なのは、バランスの取れた等辺三角形が2つ重なりあっている形になっているか、なのです。

ですので、六芒星を書く時は書き順よりもバランスが取れているかどうかを意識して描いて下さい。

 

西洋のみならず東洋でも六芒星には魔除け効果があると信じられている

shrine

日本では古来から、ダビデの星と同じ形の籠目(かごめ)=六芒星が魔力を秘めており、高い魔除け効果があると信じられてきています。

怨霊や物の怪など、悪意に満ちたものは凝視を嫌うと考えられており、目が無数にあるアイテムを家の前に置いておく風習がありました。
そこで使われたのが籠目です。籠目(六芒星)の穴を目に見立てていた風習が、いつの間にか人々の手によって端折られていき、籠目文様の御札を玄関先に貼り付けるようになりました。

幼い子供たちが遊びのひとつとしてよく行う「かごめかごめ」は、籠目を意味する歌だと主張している人もいるようですが、果たしてそれが真実なのかどうかはいまだに謎のままです。

伊勢神宮よりも前に天照大神を祀っていた、元伊勢として知られる籠神社。その境内の外にある真名井神社から掘り出された石碑に、籠目文様が掘られていたようです。
しかし、2013年頃から石碑の文様が籠目から三つ巴に変えられており、不自然なものとなっています。

また、伊勢神宮の外宮と内宮の参道に置かれている石灯籠にも六芒星が掘られているのを確認出来ましたが、これも急に撤去されてしまったようです。
石灯籠は昭和30年頃にある団体から寄進されたもので、古くから存在するものではありません。

ところが、この石灯籠を作成した石工さんの話によると、なぜ六芒星を入れる事になったのか全く分からないのだそうです。
参道から石灯籠を撤去したのは老朽化による倒壊の危険性が見られた事が理由だそうですが、私はなんとなく別の理由もあるような気がしています。

なぜ急に文様を変えてしまったのか。なぜ急に灯籠が撤去され始めてしまったのか。
考えると深い沼に浸かっていきそうで、もう戻って来れないような気分になってしまいますが、これ以上探るべきではない……という神様からの警告なのかもしれませんね。

まとめ

今回は六芒星についてご紹介させて頂きました。言語も文化も人種も違う国々で、六芒星は「神秘的象徴」として共通の意識を持たれています。
何もかも異なる人間たちの間で、共通の認識を持つものは非常に珍しいです。

この様に、時代も人種も違う人々が六芒星に注目している事実を見ると、隠された大いなる力が本当にあると考える方が自然かもしれません。この大いなる力を自分の中に取り入れてみたい方は、第一歩として六芒星が入ったアイテムを身に付ける・持ち歩く事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

太古から多くの人々を惹きつけ、魔除け効果などもあるこの六芒星を自分の回りにおいて、生活にどんな変化が起こるかじっくり観察してみてはいかがでしょうか。

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