MENU

【北投石】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!

北投石1hokutolite-min

こんにちは、管理人の凛です。

今回は、北投石というパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説します。

万病に効果があるとされている薬石、北投石(ほくとうせき)。何千年という長い年月をかけて形成される石で、我々人類から健康のお守りとして高い人気を誇っています。

世界中で日本と台湾という二ヵ所の温泉でしか産出出来ないこともあって、天然記念物に指定されている貴重な石です。

そんな日本が誇る超貴重な北投石について、早速ご紹介していきますね。

目次

【北投石とは】

 

北投石は温泉の源泉の沈殿物によって生成され、世界中で日本の秋田県と台湾の台北市のみで産出されている鉱物となります。

鉱物学的に言うと、重晶石と硫酸鉛鉱がハッキリとした境界線を持たずに混在しているため、独立種としては扱われていないようです。

正確にはバライト(重晶石)と類質銅像の関係性にある、含鉛重晶石になるわけですが、種として独立させるほどまではいかず、かと言って変種とするには相違点が多く、こうしたことから重晶石の亜種として北投石の名が使われています。

北投石はラジウムを有しているため、放射線を放っています。放射線と聞けば怖いイメージを持たれるでしょうし、確かに大量の放射線は人体に悪影響を及ぼします。しかし北投石から発せられる放射線は微量で、この微量の放射線は人体に良い影響をもたらすと言われているのです。

これを「ホルミシス効果」と言い、これまでに多くの研究や実験が行われてきました。

純度の高いものは褐色と白色が交互に結晶して層内に堆積し、縞模様に形成されます。鉛や鉄が多い部分と、ラジウムの量が多い部分とがあるため、層に色の違いが出てくるのです。

成長速度が非常に遅く、1年で約0.1mm~0.2mmと極僅かな成長しかせず、北投石として仕上がるには1000年以上もの年月を有すると言います。

【北投石の意味】

北投石が持つ意味合いとして挙げられるものは、「自然治癒力を高める」、「癒し」、「免疫力のアップ」です。

薬石と言われるだけのことはあって、やはり健康面に長けています。

温泉の沈殿物によって形成された石ですから、温泉に浸かったときと同じような効能が期待出来るとされており、疲労回復・ストレス緩和・リラックス効果など、必然的に病気にかかりにくい身体づくりや、病気の改善に繋がるような意味合いが強いとされています。

体温が上がれば免疫力がアップすると言われていますので、そうした意味でも温泉のような効能を持つ北投石は、まさに薬石の名にふさわしい石と言えるでしょう。

【北投石の効果】

北投石が持つとされる効果で有名なのが、「癌が治る」と「健康な身体を手に入れることが出来る」です。

北投石で癌が治れば医者いらずですが、北投石が持つ健康効果は本物で、「医者知らずの薬石」なんて呼び方もされています。これも北投石が含有しているラジウムの存在が大きく、世界中のあらゆる医療現場でラジウムが重要視されているのです。

生命力を刺激して自然治癒力や免疫力を高めて、人体を健康へと導いてくれると言われています。

北投石がホルミシス効果のある微量な放射線を放っているとお伝えしましたが、マイナスイオンや赤外線効果も発しているようで、心身共に抱えているストレスや疲労を解消し、健康維持だけでなく美容にも効果があるそうです。

【北投石の石言葉】

北投石の石言葉は、「生命」です。

免疫力をアップさせて生命力を高めて、持つ者が生き生きとした日々を過ごせるよう全力でサポートしてくれる素晴らしい石と言えます。

【北投石の主要原産地】

北投石は、日本の秋田県にある玉川温泉と、台湾の台北市北投区にある北投温泉だけで産出されている鉱物です。

世界中でたった二カ所のみで産出されている石で、「同じ重さの金塊よりも1万倍は価値がある」なんて言われているほど、とても貴重な鉱物となります。

現在では採掘自体禁止とされているため、市場に出回っている数も非常に少なく、他のパワーストーンと比較すると値段もかなり高額です。

【北投石と相性の良い石】

■マイナスエネルギーを消す

北投石×ホワイトオニキス

魔除けの石として知られているホワイトオニキスと北投石を組み合わせることで、持つ者にとって必要となるものだけを残し、マイナスエネルギーやネガティブなオーラを消し去ってくれます。

健康面に長けている北投石の長所を更に伸ばす意味でも、不要なものを消し去ってくれるホワイトオニキスとの相性はバッチリです。

■疲労回復

北投石×ヘマタイト

古い時代より、戦場でヘマタイトをお守りとして身に着けていた人が多くいたと言います。

血液の象徴と言われる石で、北投石と同じく健康面に作用します。

精神的な疲労と、身体的なパワーを回復してくれる組み合わせとなりますので、心身共に疲労を感じている人には特にオススメです。

■強力な健康運

北投石×テラヘルツ

その名の通りテラヘルツは、テラヘルツ派といった電磁波を放つ石です。1秒間の間に1兆回もの振動で電磁波を放ち、その振動によって細胞の活性化や自然治癒力のアップが期待出来るとされています。

北投石も薬石と言われるだけあって生命力を活性化させて健康へと導いてくれる石なので、このふたつを組み合わせることで強力な健康運を手に入れることが出来るはずです。

■エネルギーの解毒

北投石×アンバー

北投石が身体の解毒、アンバーがエネルギーの解毒といった感じで、あらゆる角度からマイナスエネルギーやネガティブオーラといった「負」を解毒してくれる組み合わせです。

これによって心身共にバランスが取れるようになり、体調面の改善はもちろんのこと、運気によって左右されていた不調も取り除いてくれるでしょう。

【北投石と相性の悪い石】

・モルダバイト

モルダバイトは数あるパワーストーンの中で、最高レベルのヒーリング効果を持つ石のひとつとされています。

エネルギーが強すぎて慣れない人が持つと、ヒドイ石酔いに悩まされるほどクセのある石で、湯あたりしたような状態になると言います。

宇宙的な意味合いを強く持ち、脳のデルタ派に影響を与えるという結果が、波動測定上で確認された石です。

持つ者を選ぶ石と言われていて、力を上手く引き出すことさえ出来れば物凄く頼りになるのですが、北投石とはあまり相性が良くないので一緒に持つことはオススメ出来ません。

温泉に浸かったときと同じような効能を持つ北投石ですが、そこへ湯あたりしたような状態になるモルダバイトを組み合わせてしまうと、せっかくの効果がかき消されてしまう可能性があります。それだけモルダバイトの持つエネルギーが強すぎるわけですが、疲労回復やストレス緩和の効果が期待出来る北投石を持つ際は、その効果を邪魔してしまうモルダバイトを身に着けるのは止めておきましょう。

また、石同士の相性もそうですが、あなたと石との相性というものもあります。

お薬に「人によって副作用があるかも知れません~」とか、通販番組などで「効果には個人差があります~」なんて書かれていることがありますよね。パワーストーンも同じ、合う人もいれば合わない人もいる。十人十色、それぞれ違って当然なのです。

なのでどれだけ北投石の持つ意味や効果を理解したとしても、合わなければその効果を得ることは出来ません。むしろ、返って運気が下がってしまうことも考えられます。

少しばかり相性が悪かったとしても、徐々に石が持つ者に馴染んできてくれるのですが、物凄く相性が悪い石を持っているとマイナスエネルギーを寄せ付けてしまう原因にもなりますので、注意が必要です。

モルダバイトはクセが強くて人を選ぶ石だと言いましたが、こうした石酔いの場合もいつかは慣れて自然と馴染んできます。しかしいつまで経っても気分が悪い、体調が優れない、イヤな雰囲気を感じるのであれば、北投石とは相性が悪いということになるため、持つのを止めた方が良いです。

【北投石の浄化とお手入れ方法】

乾燥させたホワイトセージ

北投石は基本的に、どの浄化方法にも適しています。ただし、硬度が3.0~3.5と非常に脆い石なので、取り扱いには十分注意しましょう。

以下、北投石にオススメの浄化方法となりますので、参考にしてみて下さいね。

■水晶クラスターによる浄化方法。

水晶自体が物凄く強力な浄化作用を持っており、石のパワーを底上げしたり強すぎるエネルギーを緩和したりと、実に優秀な石です。

その水晶を使った浄化には、水晶クラスターの上に北投石を乗せておく方法、水晶クラスターと北投石を隣同士に置いておく方法、入れ物にさざれ水晶を敷き詰めて北投石を一緒に入れておく方法といったものがあります。

水晶クラスターが放つ光と、北投石が持つパワーやエネルギーが共鳴反応を起こし、北投石に高レベルなエネルギーをチャージさせることが出来るのですが、この水晶を使った浄化方法はほとんどの石に対応しているため、ひとつ持っているだけで大活躍してくれます。

出来る限り毎日のように浄化を行って頂きたいので、寝る前などに水晶クラスターの上に北投石を乗せるか、隣同士に置くか、さざれ水晶を敷き詰めた入れ物の中へ入れるかして、半日~1日程度そのままの状態にしておきましょう。

起きたときには浄化もパワーチャージも完了していますので、忘れず浄化を行うようにして下さいね。

■ホワイトセージによる浄化方法。

ホワイトセージに火をつけたら、煙の中へ北投石を何度かくぐらせます。

北投石全体にホワイトセージの煙が行き渡るようにくぐらせることがポイントとなりますので、同じ場所ばかりいぶすのではなく、場所を変えながら煙の中へくぐらせて下さい。

天然ハーブを乾燥させて作られたようなホワイトセージは、空間全体の浄化も同時に行ってくれる優れものです。人工的なお香よりも更に高い浄化効果を持ちますので、出来ればホワイトセージを使うようにしましょう。

【北投石の偽物との見分け方】

よく宝石やパワーストーンを見分ける際に、宝石鑑定協会の「鑑定書」の有無などを確認してから購入しましょうとありますが、この北投石に関しては鑑定書が付いている場合の方が、偽物かよほど品質の悪いものかになります。

と言いますのも、きちんとした鑑定協会であれば放射線1μSV/h以下のものでなければ鑑定を行ってくれないからです。北投石の放射線は1μSV/h以上~最高でも20μSV/hと、鑑定に値しない数字を持っています。

もしも「鑑定書付き」と書かれたものを見かけたら、ほぼ北投石ではないと思った方が良いでしょう。

また、台湾も北投石の産出地となるわけですが、台湾の分析表はあまり信用しない方が良いと言われています。お金で偽の証明書を作成する会社も多いと言いますし、一社だけでなく色んな会社で成分の分析を行ってもらった方が良いかも知れません。

台湾では販売すら禁止にされている北投石ですから、台湾から輸入したと書かれている北投石はまず疑って下さい。

また、あまりにも相場とかけ離れていたり、世界的に見て物凄く貴重な石であるにも関わらず大量に販売しているようなお店も、怪しむべきでしょう。

バドガシュタイン鉱石といって、見た目は北投石と同じような鉱石に見えるものがあるのですが、これを北投石として販売しているところもあると言います。しかしこれは全く別の鉱石となるため、偽物を掴まされないように注意して下さい。

北投石として認められるには、S03・Ba0・Pb0といった3つの成分が全て含まれていることが絶対の条件となりますので、やはり色んな会社で成分の分析を行ってもらうのが一番確実でしょう。

【北投石の伝説、石物語や言い伝え】

明治31年(1898年)、櫻井廣三郎という理学士が、秋田県にある鹿の湯、渋黒温泉(現在の玉川温泉)で不明な鉱石を発見しました。

鹿の湯と言われているように、玉川温泉は鹿がキズを癒す際に入っていた温泉で、その光景を目にしたマタギ(古い方法を用いて狩猟を専業とする集団)もまた、長期間滞留して温泉治療を行う湯治に利用していたと言います。

当初は鉛(なまり)の硫酸塩であることしか明確になっていなかったのですが、明治38年(1905年)に入り、岡本要八郎という地質学者によって台湾の北投温泉で比重の大きな沈殿物が発見されたそうです。

こちらもまた、秋田県の温泉で発見された鉱石と同じく鉛の硫酸塩で、更には火山性の温泉特有の放射能を持っていて、ラジウム原子が崩壊したため、鉛原子が生成されているということが明らかになりました。

その後も調査は進み、様々な研究が行われ、明治44年(1911年)に岡本要八郎と同じ地質学者の神保小虎が、秋田県の温泉で発見した鉱石と台湾の温泉で発見した鉱石は同じものであると発表しました。

玉川温泉も北投温泉も湯治の場所として知られており、この地で発見された北投石は古くより、「万病に効果のある薬石」として有名だったようです。

大正2年(1913年)に入り、発見地である北投という名前をとって、「北投石」と名付けられたと言われています。ちなみに英名は「Hokutolite(ほくとらいと)」です。

末期癌を治す力があると信じられていて、たちまちその噂が広まると盗掘被害が後を絶えなかったのだとか。

何千年もかけて形成される貴重な鉱石となるため、大正11年(1922年)、秋田県の玉川温泉で発見された北投石は天然記念物に指定されました。そこから少し時が進み、昭和27年(1952年)に、天然記念物の中でも特に貴重とされる特別天然記念物に指定されています。

台湾の北投温泉で発見されたものは、昭和8年(1933年)に天然記念物に指定され、その後平成12年(2000年)には自然文化景観に指定されました。

現在は採掘することを禁じられ、地中の奥深くに埋められていると言います。

まとめ

今回は、健康のお守りとして高い人気を誇っている北投石についてご紹介させて頂きました。

台湾では自然文化景観(天然記念物)に指定されており、日本では更にその上をいく特別天然記念物に指定されているとにかく貴重な石です。

現在では採掘すること自体を禁じられているため、以前採掘されたものに触れる機会はあったとしても、新たに採掘されたものを見る機会はまずないと言って良いでしょう。

何せ北投石は1年で0.1mmしか作られず、完成形の北投石になるまでに何千年もの長い年月を必要とし、世界中で日本の秋田県と台湾の台北市でしか採掘出来ないわけですから、貴重は貴重でも「激レア」と言っても過言ではないのです。

硬度は3.0~3.5と脆く壊れやすいので、取り扱いの際は十分注意が必要となります。しかし健康のお守りとしてひとつくらいは持っておきたい素晴らしい薬石と言えますので、これを機に興味を持たれてもし奇跡的に手に入れる機会が訪れたのであれば、是非ご購入を検討されてみて下さいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次