【ラピスラズリ】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、ラピスラズリというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説します。
神秘的なラピスラズリは、古い時代より天然石として人気が高かったそうです。
深い青色の中に、まるで金粉を撒き散らしたかのような見た目が特徴的で、世界中の至る所で儀式などに用いられ、聖なる石として扱われていたと言います。
霊的な力が強まることから呪術でも使用されていて、更には守護の力も強くて悪いものを追い払う護符としても役立つとされていました。
サファイアと同じく9月の誕生石としても有名で、ブレスレットやネックレスとして身に着けている方が多いです。
青色×金色が高貴な印象を与え、どこか上品で清潔感があるように演出してくれるパワーストーンでもありますので、身に付けているだけでも自信が湧いてくるような感覚を覚えるでしょう。
この美しい色合いは、人工的に作られたものではなく天然ものだと言いますから、自然界というのは本当に素晴らしく、奥深さを感じさせてくれます。
そんな自然界からの美しい贈り物「ラピスラズリ」について、更に詳しくご紹介していきますね。
【ラピスラズリとは】
ラピスラズリはソーダライト・アウィン・ラズライト・ノーゼライトといった複数の鉱物が集合して出来た石で、この中でもラズライトとノーゼライトを多く含んでいるものほど、美しく深い色味を持っています。
様々な鉱物が混ざっていることで個体によって色味が違っており、全体の色が均一なものはあまり見かけません。
青色×金色が印象的なラピスラズリですが、この金色はパイライトによるもので、カルサイトや長石が入ることで白色の斑点が見えます。
ラピスラズリは他の岩石とは性質が異なり、ドラマイトやパイライトと共産しているそうです。
全体的に薄い青色で色ムラが見られ、白い斑点の多いものは割と安価で手に入れることが出来ます。
色ムラが少なくて青色の発色もキレイで、パイライトによって金粉のような斑点が均一に散らばっているものは、上記のものと比べると高い値段が付けられているようです。
そして複数の鉱物が混ざり合っているのにも関わらず、青一色で美しい色味を持つものは、最も高い値段が付けられています。
メソポタミアのウル遺跡から見つかっていたり、エジプトやバビロニアの遺跡から発掘されたり、奈良県の正倉院でラピスラズリを使った装飾品が使われていたりと、パワーストーンの中で一番古い歴史を持つことでも知られているそうです。
【ラピスラズリの意味】
ラピスラズリは「真の幸福を得る石」という意味を持ち、困難を乗り越えた先にある真実の幸せを与えてくれるとされています。
また、嫉妬・怒り・心配・不安・恐怖・悲しみなどといったネガティブな感情と言われるものを取り除き、心を強くしてあらゆる問題やトラブルを解決出来るよう、自己成長を促してくれる意味合いも持っているようです。
【ラピスラズリの効果】
ラピスラズリが「聖なる石」と呼ばれていることから、災難や邪気といったものを持つ者から遠ざけ、幸運を引き寄せる護符としての効果が強いと言われています。
他にも、ストレスや疲労を緩和して心と身体のバランスを整え、心の余裕を与えてくれる石でもありますので、常に冷静な判断が出来るようになるでしょう。
また、青色×金色の色味が夜空に浮かぶ星をイメージさせることから、宇宙の象徴とも言われてきました。
宇宙のような広い心と、無限の可能性を秘めたインスピレーションをもたらし、目標を達成するために必要な洞察力や直感力など、様々な能力が強化されるそうです。
古い時代より健康面でも効果があるとされており、眼の病気を癒したり、蛇による毒を消すと信じられてきました。
ラピスラズリの効果として挙げられるのが、幸運を引き寄せる・邪気払い・洞察力、決断力、直感力がアップ・自己成長・憂鬱な心を癒す・インスピレーションの向上と言ったものになります。
【ラピスラズリの石言葉】
ラピスラズリの石言葉には、「最高の幸運」・「調和」・「表現力」・「洞察力」・「愛和」・「知性」・「願望成就」・「実現化」・「天の啓示」・「危機を乗り切る」といった、様々なものがあります。
古い歴史を持ち、聖なる石として崇められてきただけのこともあって、すごくステキな石言葉ばかりが並んでいますね。
【ラピスラズリの主要原産地】
ラピスラズリは主に、ミャンマー・アフガニスタン・アメリカ・チリ・ロシア・カナダ・アルゼンチン・アンゴラ・タジキスタン・ブラジルなど、世界中の色んな国で産出されています。
中でもアフガニスタンで産出されているものは最高品質だとされ、次いでアルゼンチンでも品質の良いラピスラズリが産出されているそうです。
【ラピスラズリと相性の良い石】
■新しい才能の開花
ラピスラズリ×アマゾナイト
才能を開花させてくれるアマゾナイトと、インスピレーションが向上するラピスラズリを組み合わせて身に付ければ、これまで自分自身も知らなかった新たな才能を見つけやすくなると言います。
自分には何の取り柄もない、何かひとつくらいズバ抜けた才能が欲しいと思っている人にオススメです。
■天職を見つける
ラピスラズリ×アメジスト
ラピスラズリとアメジストの組み合わせでは、インスピレーションと直感力がアップして感覚が研ぎ澄まされるため、あらゆることに瞬時に気が付くようになると言われています。
あれはダメ、これは大丈夫と言ったことが直感で分かるようになり、自分にとっての天職を見つけるために力を貸してくれるでしょう。
■人間関係の改善
ラピスラズリ×カイヤナイト
こちらの組み合わせは、相手が考えていることや相手の感情を察して、それに見合ったコミュニケーションが取れるようになるとされていますので、人間関係の改善に役立ちます。
また、その場の空気を読む力や、今相手がどんな言葉をかけて欲しいのか、どんな態度を見せて欲しいのかが分かるようになるそうです。
人間関係で悩まれている人は、是非ラピスラズリ×カイヤナイトの組み合わせを試してみて下さい。
【ラピスラズリと相性の悪い石】
・ソーダライト
ソーダライトはラピスラズリの持つ青色を構成する鉱物となり、古くよりこの二つの石は良く間違えられてきました。
成分的にも同じなので一見相性が良いように思われがちですが、その同じ成分と言うこともまた、重複が生じて互いの効果がボヤけてしまうのです。
見た目的にも非常に良く似ていますので、オシャレなアクセサリーとして身に着ける場合でも、あまり意味のない組み合わせかも知れません。
ですからラピスラズリ×ソーダライトの組み合わせは、二つのパワーストーンが持つ効果を無駄にしないためにも、一緒に持つことは止めておいた方が良いでしょう。
石と石、人と人、人とものなどにも相性があるように、人とパワーストーンというのにもまた、相性の良し悪しが存在します。
相性の良いパワーストーンであれば、身に着けているだけで石が持つ効果を得ることが出来て、反対に相性の悪いパワーストーンであれば、身に着けていても石の効果を全く得ることが出来ないどころか、返ってマイナスエネルギーや負のオーラや悪運といったイヤなものを寄せ付けてしまう可能性があるのです。
相性の良し悪しをカンタンに見分ける方法のひとつとして、パワーストーンを左手で持ってみるのが良いと言われています。
昔から左手は、「真実の手」だと言われており、ラピスラズリを左手で持ってみたときに安心感やリラックスした気持ち、どこか落ち着くようなものを感じた場合は、あなたとラピスラズリの相性は良いと言うことです。
逆に不快感を覚えたり、違和感を感じたり、少しでもイヤなものを感じ取った場合は、あなたとラピスラズリの相性が悪い可能性が高いため、購入するのは止めておいた方が良いでしょう。
相性が物凄く悪いときには、気分が悪くなってしまったり体調を崩したりすることもあると言いますので、既にラピスラズリをお持ちの方であっても、そういった場合は手放すことをオススメします。
「パワー」ストーンとしてラピスラズリを購入したいのであれば尚更、自分との相性を知ることが重要になってくるのです。
【ラピスラズリの浄化とお手入れ方法】
ラピスラズリは紫外線・熱・圧迫・アルカリ・酸に弱いため、浄化の際は十分注意が必要なパワーストーンです。
日光浴による浄化、水による浄化、塩による浄化は避けて下さい。
塩分を含む汗にも気を付けなくてはいけないので、ラピスラズリと長く付き合っていくためにも使用後は乾いた柔らかいタオルなどで拭いてあげましょう。
以下、ラピスラズリにオススメの浄化方法を記載しておきますので、是非参考にしてみて下さいね。
■月光浴による浄化方法。
ラピスラズリは脆くキズ付きやすい石なので、刺激が少なくて月さえ出ていればいつでも行える月光浴による浄化がオススメです。
月の光が当たる場所へラピスラズリを一晩置いておけば、翌日にはパワーチャージが完了しているでしょう。
満月が最も効果的で、次いで新月~満月の間の夜だと言われていますが、出来る限り月の出ている日は毎晩行うようにして下さい。
【ラピスラズリの偽物との見分け方】
相性の悪い石でもご紹介した「ソーダライト」と、「ラズライト」、「アジュライト」辺りが、ラピスラズリに似ている石になります。
特に色味が良く似ていて、ラピスラズリが主成分となるラズライトは見分けが付かないかも知れません。
ソーダライトは黒にも見える青色で、アジュライトは少し暗い印象を受ける青色をしているのですが、初心者の方が一目見ただけではどれがどれだか分からないでしょう。
しかしラピスラズリには、最大の特徴とも言える表面の金色模様があり、中にはカルサイトが混入したことで白色が混ざっているものもあります。
高品質なラピスラズリは、何も混入しておらず深い青色を持つものとされていますが、市場に出回っているほとんどが、青色の中に金色の斑点模様があるものでしょう。上記で挙げた似ている鉱物には、こうした模様が見られません。
また、ハウライトと言う石は染色しやすいことから、ラピスラズリの偽物を作り出す際にベースの石として使われることがあるようです。
他にも、練りラピスラズリと呼ばれるものがあり、ラピスラズリに加工を施す際に出た粉とハウライトの粉を使い、それらを練り合わせて樹脂で固めたあと、金色のチップを混入させるといった悪質な偽物が出回っていると言います。
あまりにも相場とかけ離れているようなものは、購入しない方が良いでしょう。
それと、フランスにあるピエール・ギルソンと言う会社がラピスラズリの合成石を作って販売していますが、こちらはしっかりと『合成石』であることが分かるように記載されていますので、購入者を騙そうとして売りに出しているわけではありません。
購入する前にきちんと鑑別書の有無を確認し、信頼出来るお店を探したり信用出来る相手から買ったり、パワーストーンに詳しい人と一緒に見に行くなりして、偽物と間違えて購入しないようにだけ注意して下さい。
既にラピスラズリを購入してしまったけれど、本物か偽物かが分からないと仰る方は、マニキュアを落とす際に使用する除光液(ネイルリムーバー)を塗ってみると、直ぐに分かるそうです。
偽物の多くが他の石を染色して作り出されたものとなり、染色するときに使われるアセトンは除光液で溶けてしまいます。
売り物に試すことは出来ないですが、既に購入された方は除光液を使った方法もひとつの手段として覚えておいて下さい。
最終的にはきちんとした機関に出し、プロの目で鑑定してもらうのが一番です。
【ラピスラズリの伝説、石物語や言い伝え】
ラピスラズリと言う名前の由来は、ラテン語で「石」を意味する「ラピス」と、アラビア語で「青」を意味する「ラズリ」を合わせて付けられた造語だと言われています。
ラテン語とアラビア語といった、全く違う言葉を合わせて付けられたことからも分かるように、ラピスラズリは古い時代より世界中の至る地域で「聖なる石」として大切に扱われてきました。
濃い青色の中に金粉を撒き散らした見た目を持つことから、夜空に浮かぶ星を表して「天の象徴」と言われることもあるそうです。
また、愛と美の女神で知られているアフロディーテと深い関係にある石だとされており、古代ローマでは「恋人同士が抱く愛と夢を守ってくれる石」といった言い伝えもあると言います。
現代においてもラピスラズリは恋愛面で力を貸してくれるとされ、愛し合う2人が幸せになれるように守ってくれる…なんてステキなお話もあるようです。
ラピスラズリの持つ美しい青色は魔除けの効果が高いと信じられていて、エジプトなどではラピスラズリの粉を使って壁画に護符を描いていたと言われています。
黄金と同じくらい価値のある天然石だとされていたようで、ツタンカーメンの棺にラピスラズリが多く使われていたことでも有名です。
古い時代の日本でも、「七宝(極楽浄土を飾ると言われているもの)」のひとつとして、「瑠璃(るりと読み、和名で言うラピスラズリのこと)」を幸運の守り石と呼んで崇められていたと言う歴史を持ちます。
世界で初めてのパワーストーンがラピスラズリだと言われていて、この石がどれだけ古い歴史を持っていて、どれだけ人々から愛され、如何に大切にされてきたのかが伺えますね。
まとめ
世界で初めて、パワーストーンとして認められたと言われているラピスラズリ。
数あるパワーストーンの中で最も歴史が古い石のひとつであり、古い時代より宝石として使用されたり、呪術や儀式の際に用いられたり、更にはお化粧品などの原料として使われたりと、幅広い用途で人々から愛されてきました。
「聖なる石」として崇められ、青色×金色という神秘的な見た目に魅了される方も多いと言います。
パワーストーンとして見ても、強力な守護のパワーを持っており、他者から受けるマイナスエネルギー(悪口、嫌がらせ、ネガティブな言葉、悪意ある行動など)から身を守ってくれると言われていて、護符としても非常に高い人気を誇っているそうです。
また、持つ者の可能性を最大限に引き出してくれるとされ、身に着けているだけで「何か」が変わるのを感じることが出来るでしょう。
インスピレーションの向上、新たな発想や創造力、邪気払い、最高の幸運、洞察力と決断力を身に着ける、自己成長、コミュニケーション能力のアップなど、どれかひとつでも叶えたいものがあるのであれば、是非ラピスラズリを手にしてみて下さい。
もちろん、見た目が気に入ったと言う理由だけで購入してみるのも有りでしょう。
持つ者の運気が上昇するように、ラピスラズリがサポートしてくれるはずです。