【ラリマー】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、ラリマーというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説します。
ラリマーは、チャロアイトとスギライトに並ぶ世界三大ヒーリングストーンのひとつです。
まるで南の島の透き通った青い海と、その海の中に白い雲が映し出されているかのような美しい色合いを持ち、見ているだけでも心が落ち着くような感覚を覚えるかと思います。
発見されてからまだ年数が経過しておらず、産出地が限られていることもあって希少なパワーストーンですが、宝石としての人気も非常に高いそうです。
ラリマーは愛と平和の象徴と言われており、あのブッシュ大統領もラリマーを身に着けて世界平和を願ったと言います。
カリブ海の美しい宝石と呼ばれるラリマーには、一体どんな意味や効果があるのでしょうか。詳しくご紹介していきますね。
【ラリマーとは】
ラリマーの正式名称は、「ブルー・ペクトライト」になります。
発見されたのは1974年と最近のことで、新鉱物類に属する石です。
しかし発見されてからまだ年数が経過していないものの、近年ではジュエリーとしてもパワーストーンとしても高い人気を誇っています。
カリブ海にある小さな島、ドミニカ共和国のみでしか産出されておらず、同じくドミニカ共和国の琥珀と、西インド諸島のコンク・パールと並んで、カリブ海の三大宝石のひとつと言われているそうです。
石を丸い山のような形に研磨して、光の反射に頼らず石そのものが持つ光沢などを利用した「カボションカット」と言われる方法を行うと、物凄く美しいラリマーに仕上がるのですが、モース硬度の割りに非常に脆いため、研磨の際には高度な技術を要すると言われています。
三斜晶系に属する針状結晶体が、放射状のように集合したものだったり、繊維状構造からキャッツアイ効果(シャトヤンシー)を示すものがあり、他にもブドウ状で見つかることもあるそうです。
希少価値の高い石だとお伝えしましたが、近年ではラリマーの特徴とも言える海のような色味ではなく、不純物が混ざってそれが表に浮かび上がり、黒っぽくなっているものも出回るようになりました。しかしそうした不純物を取り込んでいたとしても、高額で取り引きされていることが多いと言います。
【ラリマーの意味】
世界三大ヒーリングストーンであるラリマーが持つ意味は、ずばり「愛と平和」です。
イライラした感情を鎮めて、相手を思いやる気持ちを教えてくれます。
日々過ごしていれば、イライラしたり怒ったりするときもあるでしょう。仏の心でも持っていない限り、怒りという感情を1ミリも感じないと言う人はいないと思います。
しかしラリマーは、そんなネガティブな感情をコントロールするために力を貸してくれて、ポジティブな気持ちを与えてくれるとされているのです。
イライラするとストレスが溜まり、相手の気持ちも考えずについキツく当たってしまうことってありますよね。
そんなときこそ「愛と平和の象徴」とされるラリマーが、相手の短所よりも長所に目を向ける力を授け、人間関係におけるストレスを癒し、家族・恋人・友人達との関係を良好なものにしてくれると言われています。
【ラリマーの効果】
ラリマーは世界三大ヒーリングストーンのひとつだとお伝えした通り、特に癒しの効果に長けています。
怒り・不安・恐怖・心配・妬み・嫉みといったあらゆるマイナス感情に作用し、プラス思考へと変換してポジティブになれるそうです。
ポジティブになれることで人との接し方が変わり、コミュニケーション能力が向上して心が穏やかになれて、人間関係が上手くいったり良い人脈を引き寄せることに繋がります。
こうしたことから、営業職に就かれている方や自分を売り込む必要がある場面などでも、素晴らしい影響を与えてくれるはずです。
高い癒しの効果でストレスを緩和し、転職・転勤・引っ越しなどで環境が変わってしまった場合でも、プラス思考に考えて直ぐに馴染めるようになると言います。
【ラリマーの石言葉】
ラリマーの石言葉は、「平和」・「癒し」・「超越」・「純愛」・「安らぎ」・「協調」・「理解」といったものになります。
海や空をそのまま石の中に閉じ込めたような美しい天然石で、自然のエネルギーにあふれているため、自然が人に与える「癒し」や「安らぎ」をはじめ、これらのステキな石言葉が与えられたのでしょう。
【ラリマーの主要原産地】
ラリマーはペクトライトのことですが、ドミニカ共和国のパオルコ鉱山のみでしか、この美しい水色を持つラリマーは産出されません。
と言うよりも、ペクトライト自体はアメリカ・カナダ・イギリス・グリーンランド・ロシア・スウェーデン・チェコ・モロッコ・南アフリカと様々な地域で産出されているのですが、ドミニカ共和国で産出されたペクトライト以外は、ラリマーと言う名前を付けることは出来ないのです。
ラリマーは、ドミニカ共和国で産出された水色のペクトライトのみに特別に与えられた、宝石名となります。
【ラリマーと相性の良い石】
■良い縁と良い環境を引き寄せる
ラリマー×ラブラドライト
カリブ海をそのまま閉じ込めたようなラリマーと、虹の輝きを持つラブラドライトは、それぞれ自然のエネルギーを持つとされています。
ラリマーは環境の変化に柔軟に対応出来るようサポートしてくれる石で、癒しの効果によって運気がアップすると言われているため、持つ者が幸せになれるような良縁や良い環境を運んできてくれるそうです。
■信頼関係を築く
ラリマー×アメジスト
ラリマーもアメジストも、人間関係に強いパワーストーンとなるため、相乗効果によって身に着けているだけで相手との絆や信頼関係を深めることが出来ると言われています。
アメジストが安定と調和をもたらし、ラリマーがストレスを緩和して相手を思いやる気持ちを授けてくれますので、家族や恋人や友人といった近い人達だけでなく、学校や職場やご近所付き合いなどにおいても硬い絆で結ばれるでしょう。
【ラリマーと相性の悪い石】
・アクアマリン
アクアマリンもまた、ラリマーと同じく海のように青く美しい色味を持つ石です。感情を鎮め、安らぎを与えて穏やかな毎日を過ごせるようサポートしてくれます。
癒しの効果も高いため、ラリマーと組み合わせて身に着けると互いの効果がボヤけてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
・スギライト
冒頭でもお伝えした通り、スギライトはラリマーと同じく世界三大ヒーリングストーンの一角となります。
エネルギーが強すぎるために返ってストレスを感じてしまうこともあり、そこへ更に癒しの力が強力なラリマーを組み合わせてしまうと、心を癒すどころかストレスや疲労の蓄積に繋がるのです。
これは何にでも言えることですが、効果があるからと言ってやり過ぎることが必ずしも正解と言うわけではありません。
例えば、お化粧をすればキレイになれるけれど、同じような効果を持つファンデーションを何度も重ね付けすれば、ただのケバイ人になってしまいますよね。
良い香りの香水同士でも、匂いを混ぜてしまうと臭くなってしまいます。
お薬を飲んで効き目があったからといって、同じような効能を持つお薬を何箱も飲めば逆に体調を崩してしまいます。
謂わば、それひとつで十分なのに更なる効果を得ようと同じようなものを組み合わせても、せっかくの効果を台無しにしてしまうと言うことです。
強力なヒーリング効果を持つラリマーとスギライトも同じ、組み合わせたところでストレスや疲労が生じるだけなので、一緒に身に着けるのは止めておきましょう。
また、あなた自身とパワーストーンとの相性と言うのも大切です。
実際にラリマーを手にしたときに、イヤなものを感じたり気分や体調が悪くなった場合は、購入するのを諦めた方が良いかも知れません。
既にラリマーをお持ちの方であっても、最近ツイていないと感じていたり、気分や体調が優れないような場合は、手放すことを視野に入れて下さい。
相性の悪いパワーストーンを身に着けていると、効果が得られないのはもちろんのこと、不運を呼び込んでしまう可能性だってあるのです。
ですからあなた自身とラリマーとの相性を知り、相性が悪いと感じたのであれば、他にもヒーリング効果の高いパワーストーンはたくさんありますので、そちらを選ばれることをオススメします。
【ラリマーの浄化とお手入れ方法】
ラリマーは紫外線に弱いため、日光浴による浄化方法は避けた方が良いでしょう。水と塩にもあまり強くありません。
また、モース硬度が4.5~5とあまり高くないので、衝撃などを与えず優しく扱ってあげて下さい。
保管の際も直接太陽の光が当たる場所へ置いておくのは止めて、かと言って暗くてジメジメした場所も避けた方が良さそうです。
アクセサリーとして身に着けているときに汗などで濡れてしまったり、汚れが気になるようであれば、水を使わずにキレイなタオルでそっと拭き取ってあげましょう。
以下、ラリマーにオススメの浄化方法を記載しておきますので、是非参考にしてみて下さいね。
■ホワイトセージによる浄化方法。
ホワイトセージに火をつけて、ラリマーを煙の中へ数回くぐらせます。
品質の高いホワイトセージを使うとより効果的だと言われていますが、お手頃価格のものでも十分浄化が行えますので、天然ハーブを乾燥して作られたようなホワイトセージを用意して下さい。
ポイントは、何度も同じ場所に煙を当て続けるのではなく、少しづつ場所をズラしながらラリマー全体にホワイトセージの煙が行き渡るようにいぶすことです。
また、長時間いぶし続けるのは曇りの原因にも繋がるため、注意しましょう。
ホワイトセージは空間全体の浄化も同時に行ってくれますので、ラリマーと部屋の浄化を一度に行えて一石二鳥ですよ。
■音による浄化方法。
「4096hz」と言う清浄な音と言われるもので、ラリマーを浄化する方法です。
音叉・ベル・民族楽器・ヒーリングミュージックなどがその清浄な音と言われているもので、他の浄化方法に比べると浄化の効果はそこまで強くないものの、頻繁に行うことで十分な効果が得られます。
石は特定の波長で振動しているのですが、そこへ4096hzといった清浄な音を聞かせてあげることで、互いに共鳴反応を起こして浄化されるそうです。
清浄な音であることが大前提ですが、それさえクリアしていれば発信源は問いません。
「音叉」と「クリスタル」がセットになっている「クリスタルチューナー」というものも売られており、こちらはクリスタルで叩いて清浄な音を発するものです。
上記で、他の浄化方法に比べると効果は薄いと記載しましたが、クリスタルチューナーを使えば「空間の浄化」・「ヒーリング効果」・「悪霊の除霊」といった様々な効果を同時に得ることが出来るとされているため、強くオススメします。
【ラリマーの偽物との見分け方】
鉱物的に言えばラリマーは、ブルー・ペクトライトになります。
このブルー・ペクトライトと言うのは世界中の様々な地域で産出されているのですが、ラリマーの名前を使用して良いものはドミニカで産出されている石のみになるそうです。
にも関わらず、ドミニカで産出されたブルー・ペクトライト以外をラリマーと表記して販売したりするところもあって、その辺りが曖昧になってしまっています。
しかし、ラリマーもそれ以外のペクトライトも、パワーストーンとして見れば効果に大差はないようです。名前がラリマーであるかそうじゃないかの違いで、特に拘りがなければドミニカ産のラリマー以外を購入しても良いでしょう。
ドミニカ産のラリマーが良いと仰る方は、産出国を確認してみて下さい。きちんと偽りなくドミニカ産のものだけにラリマーと記載されているようなお店は信用に値しますし、出所も分からず店員さんに聞いても曖昧な答えしか返ってこないようであれば、別のお店を探した方が良いかも知れません。
また、白色のペクトライトに染色処理を施して水色に仕上げた偽物もあると言います。
もちろんペクトライトに染色しているので確実に偽物とは言い切れないのですが、ペクトライトとして売りに出しているのではなく、ラリマーとして売りに出しているような場合は、意図的に購入者を騙そうと思っているに違いありません。
現代では偽物を作る側と見破る側のいたちごっこになっていて、鑑定のプロですら肉眼だけで本物か偽物かを100%的中させるのが難しくなってきているそうです。
それを素人の目で見極めることなど不可能に近いと言えるため、本物のラリマーを手にするために初歩的なこととして、信頼出来るお店を見つける、鑑別書の有無を確認するなど、偽物を掴まされてしまわないようにだけ注意して下さいね。
肉眼だけでは判断するのが難しいプロでも、専用の機器を用いて確認すれば一発で見分けることが出来るわけですし、どうしても不安なときは鑑定に出してプロの目で確かめてもらいましょう。
【ラリマーの伝説、石物語や言い伝え】
ラリマーの語源は、発見した地質学者の娘である「ラリッサ」の名と、スペイン語の「マール(海)」を組み合わせて名付けられたそうです。
前述したように1974年に発見されたばかりの石で、当時は環境保護の活動が世界的に活発化していたため、自然や平和という大切なことを疎かにしていた人々に対し、その大切さを伝える為に我々の前に姿を現した石だとされています。
1985年に、アメリカで「カリブ海の宝石」とキャッチフレーズのようなものを付けて販売したことがきっかけで、人気に火が付いたようです。
また、産出地であるドミニカ共和国が「アトランティスの失われた大陸」といった言い伝えを持つことから、「アトランティス・ストーン」の名で呼ばれることもあると言います。
他にも、カリブ海を泳ぐイルカを連想し、「ドルフィン・ストーン」なんて別名も持つそうです。
まるでカリブ海を丸々石の中に閉じ込めたような美しい見た目をしていて、新しい石であるにも関わらず絶大な人気を誇っているのも納得出来ます。
まとめ
今回は、発見されてからまだあまり年数が経過しておらず、限られた産出地でしか採掘されていないことから、非常に希少価値の高いラリマーについてご紹介させて頂きました。
まだ新しい石であるにも関わらず、見た目の美しさから瞬く間に知名度が上がり、カリブ海の宝石や世界三大ヒーリングストーンとして多くの方に知られています。
仕事や家事や育児の疲労、人付き合いによるストレスなど、心も身体も疲れ切っている人にこそ、強くオススメしたいパワーストーンです。
見た目も美しく、強力なヒーリング効果も持ち、愛と平和や安らぎを意味するラリマーですから、世界中の色々な人達から愛されているのにもうなずけます。
世界三大ヒーリングストーンと言われるくらいですから、身に着けているだけで心と身体を癒し、また頑張ろうと言う気持ちになれるでしょう。