【赤水晶】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、赤水晶というパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説します。
パワーストーンの代表格と呼ぶに相応しい水晶(クォーツ)ですが、一概に水晶とは言っても様々な種類があるのをご存じでしょうか。
ストロベリークォーツやミルキークォーツといった可愛らしい名前のものから、ファントム水晶やロッククリスタルといったカッコイイ名前のものまで存在し、中には水晶㏌水晶なんて名前のものもあって、意味や効果もそれぞれ違ってきます。
水晶自体が万能の石と言われており、パワーストーンの中ではかなりの優等生です。
他の石と組み合わせると石を浄化したり、パワーを底上げしたり、クセの強すぎる石のエネルギーを緩和したりと、種類を問わずにほとんどの石と上手く調和してくれます。また、人を選ばない石でもあるので、誰が持っても自然とその人に馴染んでくれるのです。
ここではそんな数ある水晶の中で、勝負運や安産のお守りとして効果が高い赤色の水晶、「赤水晶(レッドクォーツ)」についてご紹介していきますね。
【赤水晶とは】
水晶(クォーツ)はたくさんのグループに分かれていて、カラーバリエーションも実に豊富です。
水晶の中に酸化したヘマタイト(鉄分)が混入したことによって赤色に染まったものを、「赤水晶」と言います。ヘマタイトは粉末状にしてから水に浸けると赤色に染まる性質を持っており、このように鉄分が関係しているため、別名で「鉄水晶」なんて呼び方をされることもあるようです。
レンガのような色合い~赤色のものがほとんどで、産出される地域の違いによって、グラデーションになっているものや単色のものになります。
水晶は色によって呼び名が決まっているものも多く、透き通った氷のようなイメージを持っている方からすると、初めてこの赤水晶を見たときにまさか水晶だとは思いもしないでしょう。
有名どころで言うと、アメジスト(紫色)・シトリン(黄色)・アベンチュリン(緑色)・ローズクォーツ(ピンク色)・スモーキークォーツ(茶色)など、これらも同じく水晶の仲間です。
赤水晶に混入しているヘマタイトは金属質の鉱物となり、アクセサリーとしても人気があります。
【赤水晶の意味】
赤水晶は水晶の中にヘマタイトが混入した鉱物となるため、水晶とヘマタイトのパワーや意味を両方とも兼ね備えています。
ヘマタイトの持つ勇気や情熱といった意味合いを、優しく包み込んで更に良い状態で発揮させてくれるのが水晶の役目です。
互いの良いところを潰し合うのではなく、長所だけを厳選して形成された石だと言えます。
赤水晶はヘマタイトのパワーも持っていますので、闘志を奮い立たせて自分に自信が持てるようになったり、心の中にある恐怖心を克服したり、勇気を与えてどんなことにも前向きに取り組める力を持たせてくれたりと、まさに「勇気と情熱」の意味合いがそのまま形になった石と言えるでしょう。
とは言え、勇気や情熱といったパワフルなものばかりではなく、「愛」という柔らかい意味合いも持っています。
火の象徴ともいえる赤色を持つことから、持つ者の情熱を燃やして行動を起こすためのスタミナとポジティブさを与え、恋愛に対して積極的になって好きな人へ告白する勇気が持てる。これら全てが合わさって、愛という意味を持つ石として解釈されたのかも知れません。
【赤水晶の効果】
赤水晶には、精神を安定させてくれる効果があります。
最も有名で大きな効果としては、安産のお守りや子宝に恵まれるといったものでしょう。
安産や子宝と聞けば女性性の強い石だと思われがちですが、実は女性性と男性性のエネルギーの割合が同じであることも特徴のひとつです。
女性が身に着ければ上記に記載した、「安産のお守り」や「子宝に恵まれる」といった効果が期待出来て、男性が身に着ければ「ステキな出会い」や「恋愛運アップ」といったように、性別を問わずに力を発揮してくれるのも赤水晶の魅力と言えます。
性別によって効果が変わってくるのが赤水晶の面白い部分ではあるのですが、精神の安定、意思を強くする力、忍耐力を高める、エネルギーの活性化、願望の実現といった効果は、性別を問わずに与えてくれます。
精神を安定させてくれると言いましたが、体力やスタミナを増強してくれると言った肉体的な部分にも作用しますので、疲れが抜けない人や元気がないときなどに身に着けるのもオススメです。
また、赤色の石が持つ特性と言えばやはり、何事にも積極的になれるポジティブさを与え、「自分ならやれる」、「失敗を恐れずどんなことにでも挑戦したい」といったやる気をみなぎらせてくれることでしょう。
こうしたポジティブな気持ちが芽生えることで、前述した願望の実現に繋がるのだと思います。
これ以外にも、勝負のお守りとして身に着けると効果的だと言われていますので、ここ一番という勝負所で強い味方となってくれるはずです。
どんなに困難なことであろうとそれに立ち向かう勇気を与え、難問を解決して成功を手にするための力を引き出し、例え物凄く不利な状況だったとしても強引に勝利へと導いてくれる…そんなパワフルさを持っています。
どうしても負けられない勝負、なんとしてでも勝ちたい勝負において、赤水晶がその力を発揮して勝利の道へと誘ってくれるでしょう。
【赤水晶の石言葉】
赤水晶の石言葉は、「生命」・「魂の燃焼」・「情熱」・「安産」・「子宝」になります。
赤水晶は勇気と情熱を呼び覚ましてくれて、ポジティブさと勝負強さといった男性性のエネルギーを持つ反面、安産や子宝といった女性性のエネルギーも同時に持っている素晴らしい石なのです。
【赤水晶の主要原産地】
赤水晶は主に、ブラジル・インド・モロッコ・スペイン・ロシアなどで産出されています。
【赤水晶と相性の良い石】
■成功を逃さない
赤水晶×イエロータイガーアイ
イエロータイガーアイは、持つ者が得た財産が逃げていかないように防衛してくれる守備力の高い石だと言われています。
このイエロータイガーアイと赤水晶を組み合わせることで、赤水晶によって掴んだ成功が無駄にならぬよう、しっかりと見張って守ってくれるでしょう。
いくら成功を掴んでも、そこから先が大事だったりしますよね。ちょっとした出来事で、富や名声が一瞬で失われてしまうことだってあります。
そうならないようにイエロータイガーアイがしっかりと持つ者を守り、赤水晶をカバーしてくれるのです。
■強力な魔除け効果
赤水晶×モリオン
水晶は高い浄化効果を持つ石で、もちろんこの赤水晶も同じように浄化効果を持っています。
そこへ強力な魔除け効果を持つモリオンを加えることで、悪いものを浄化して寄せ付けないといった効果が期待出来るのです。
モリオンは黒水晶と呼ばれているのですが、どちらもベースは水晶となっていますので、相性自体もバッチリと言えるでしょう。
■情熱を燃やして恋愛運アップ
赤水晶×ルビー
ヘマタイトを持つ赤水晶もルビーも、共に情熱を意味する石です。
この二つを組み合わせて身に着けることによって、更に情熱が高まります。また、赤水晶は愛を意味し、ルビーも恋愛の力を持っているため、相乗効果によって燃えるような恋が出来るでしょう。
情熱+情熱で疲れてしまいそうな印象を持たれるかも知れないですが、強すぎるエネルギーを緩和してくれる水晶ですから、赤水晶によってバランスが取れるはずです。
燃えるような恋がしたい人は、是非この赤水晶×ルビーの組み合わせを試してみて下さいね。
【赤水晶と相性の悪い石】
・ストロベリークォーツ
水晶は基本的に、どの石とも相性が良いと言われています。なのでここで名前を挙げたストロベリークォーツも、相性が悪いと言うわけではないのですが、一緒に身に着けると意図しない方向へと向かってしまう可能性があるのです。
情熱・勇気・ポジティブさを与えてくれる赤水晶と、持つ者の愛嬌を引き立ててくれるストロベリークォーツを組み合わせると、周囲に「ワガママな人」とか「自己中心的な人」と思われてしまう恐れがあります。
石同士の相性は悪くないけれど、周囲にイヤな人だと誤解されてしまうかも知れないので、組み合わせる際には注意しましょう。
また水晶は、最も親しみやすいポピュラーな石と言われており、パワーストーンの中では群を抜いて人との相性が良いのも長所のひとつです。
全てと調和する意味を持つ水晶なので大抵の人と相性が良いはずですが、身に着けてみてイヤな感じがした場合は、相性があまり良くないことも考えられます。
気分が悪くなったり不快感を覚えた方は、赤水晶と同じような効果を持つ石は他にも存在していますので、そちらを選ばれた方が良いかも知れません。
【赤水晶の浄化とお手入れ方法】
水晶は自浄作用を持っているため、必要なときに自分で浄化を行ってくれる石です。この赤水晶ももちろん自浄作用があるので、毎日のように浄化をしなくても大丈夫です。
ただし、マイナスエネルギーにさらされてしまったときや、何か大きな問題を解決してもらったときなど、悪いものに触れてしまったときには浄化することをオススメします。
また、購入直後も身に着ける前に浄化を行った方が良いとされているため、他のパワーストーンのように頻繁に浄化を行う必要がないとは言え、した方が良いときもあると覚えておきましょう。
以下、赤水晶にオススメの浄化方法となりますので、是非参考にしてみて下さいね。
■日光浴による浄化方法。
火の象徴と言われる赤色を持つ赤水晶にとって、太陽のエネルギーはとても相性が良いです。
赤水晶に混入しているヘマタイトも情熱を意味していますので、まさにこの日光浴による浄化はもってこいの方法となります。
太陽の光が当たる場所へ赤水晶を置いたら、3時間程度そのままにしておきましょう。いくら紫外線に強いパワーストーンや太陽のエネルギーと相性の良い赤水晶とは言え、何事もやり過ぎは禁物です。
日光浴によるパワーストーンの浄化は3時間程度がちょうど良いと言われていて、赤水晶は自浄作用を持っているためにそこまで浄化の必要がない石であることから、3時間以内であればもっと短い時間でも構いません。
しっかりと太陽の光が当たる場所に置いておけば、それだけで浄化とパワーチャージが同時に行えるでしょう。
■水による浄化方法。
水晶は名前の通り、水と関わりの深い石だと言われてきました。ですからこの水による浄化方法も、上記でご紹介した日光浴による浄化に次いでオススメしたい方法です。
可能な限り人の手によって汚されていない、キレイな川の水や湧き水を使うようにしましょう。
水道水でも浄化自体は行えるのですが、キレイな川の水や湧き水といった自然の水を使えば、浄化時間も短くて済みます。
赤水晶を手の平に乗せてそっと川の中に浸けて、赤水晶が冷たくなったのを感じるまでそのままにしておいて下さい。
流れの早い川だと赤水晶を紛失してしまう恐れもあるため、出来るだけ穏やかな川で行うのが良いかと思います。
ただし、流れが全くない川よりも、少しでも流れのある川の方が効果的です。絶えず新しい水に触れさせてあげることで、より強力な浄化効果が期待出来ます。
水道水で浄化を行う場合は、受け皿などを用意してその上へ赤水晶を乗せて、蛇口をほんの少しだけひねって細長い水を出し、1時間程度水道水を当て続けて下さい。川で浄化を行ったときと同様に、赤水晶がひんやりと冷たくなったのを感じれば浄化は完了です。
1時間経っても冷たさを感じないときは、更に時間を延長して水を当て続けましょう。
川や湧き水を使うにせよ、水道水で浄化を行うにせよ、どちらも浄化を終えたあとはキレイな布やタオルで、赤水晶についた水分をしっかりと拭き取ってあげて下さいね。
【赤水晶の偽物との見分け方】
水晶+ヘマタイトといった点で、赤水晶とタンジェリンクォーツはよく混合されてしまいます。しかし表面だけにヘマタイトが付着しているタンジェリンクォーツは、中が透明になっていて赤水晶とは全くの別物です。
この二つの石はエネルギー自体も良く似ていて、同じような特性を持っているために混合されてしまうのですが、どちらかと言えばエネルギーの活性化に強く作用するのは赤水晶の方で、精神の安定や意思の強さを与え、勝負運もアップさせてくれるため、お守りとして持つなら赤水晶を強くオススメしたいです。
話を戻しますが、このように表面だけにヘマタイトが付着しているタンジェリンクォーツを赤水晶の名で販売しているところもあると言いますので、間違えないようにしましょう。
意図して販売しているわけではなかったとしても、この二つは見た目もエネルギーもよく似ているので、注意が必要です。
また、「紅水晶」と呼ばれる石もあってこちらも少しややこしいのですが、紅水晶はローズクォーツのことを指します。
【赤水晶の伝説、石物語や言い伝え】
赤水晶の中にあるヘマタイトは、とても強いエネルギーを持っています。勇気や情熱を象徴する石と言われていて、古い時代には戦士達の装飾品として使われていたそうです。
そんなヘマタイトのパワーを受け継いでいる赤水晶も、持つ者に勇気と情熱を与えてくれると言われています。
水晶自体に魔除けの効果があり、同じ水晶でも赤色を持つ赤水晶は、悪いものを燃やして浄化する力があると信じられてきたそうです。
また、赤水晶は子宝や安産のお守りとして用いられてきたのですが、これは赤水晶の持つ色味からきているものだと考えられています。赤色は生命にとって必要不可欠となる血肉の色で、「新しい生命を授かる」ことに繋がり、そこから子宝や安産のお守りとして身に着けられるようになっていったのでしょう。
好きな人と両想いになり、いずれ結婚して子宝にも恵まれ、そして次の世代へと受け継いでいく…そんな繰り返される生命の誕生に、赤水晶の力を頼ってみるのも良いかも知れないですね。
まとめ
今回は、パワーストーンの中の優等生、万能の石と呼ばれている水晶の中で、美しく赤色に輝く赤水晶(レッドクォーツ)についてご紹介させて頂きました。
水晶は古い時代より世界中のあちこちで愛されてきた石で、今もその人気ぶりは衰えていません。
水晶とは言っても、色や形や意味や効果がそれぞれ違ってきますので、自分に合った水晶を見つけるのも楽しみのひとつです。
インテリア、アクセサリー、お守りなど様々な用途に使えますし、パワーストーン愛好家には色んな種類の水晶をコレクションにしている人も多くいます。
ひとつひとつ購入して、自分に合うものを見つけるのは大変でしょう。まずは見た目や形が好みのものを選んだり、意味や効果が自分の求めていることと一致したものを選ぶなどして、水晶という素晴らしい石の魅力を堪能して頂ければと思います。