【ルビー】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、ルビーというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説します。
宝石でお馴染みのルビーですが、パワーストーンとしての意味や効果も素晴らしいものを持つ石です。
まるで血液を連想させるような赤色を持つルビーは、生命力の象徴と言われて古い時代より世界中で愛されてきました。
強力な守護の力も併せ持っており、「宝石の女王」なんて呼び方もされています。
また、最も硬いと言われるダイヤモンドに次いで、ルビーは硬度が9と非常に丈夫な石であることも魅力のひとつです。
宝石としては有名ですが、パワーストーンとしてのルビーをあまり良く知らないと仰る方も多いのではないでしょうか。
この勝利と情熱の象徴であるルビーが、他にどのような素晴らしい意味や効果を持っているのか、詳しくご紹介していきたいと思います。
【ルビーとは】
ルビーは世界で最も硬い鉱物とされており、これ以上硬い鉱物はダイヤモンドしかありません。
ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つコランダムと言うグループに属し、赤色のものがルビー、赤色以外のものをサファイアと呼んで分けられています。
赤色で透明度のある宝石の中で、一番高貴な石と言われているのがルビーです。
母岩次第でクロムではなくチタンだったりイオンだったりの不純物を取り込み、黒っぽかったり紫っぽかったりします。
産出地域によって色味の違いがあり、ルビーの持つ美しい赤色はクロムが原因です。
最も理想だとされるルビーは、鮮やかな赤色の中に少し青みがかった色が見られるもので、「ピジョンブラッド」と呼ばれています。
ピジョン=鳩と、ブラッド=血液といった意味で、鳩の血液をイメージさせる色味といったことから、こう呼ばれるようになったそうです。
ちなみに先にお伝えした黒っぽいものや紫っぽいものは、「ビーフブラッド」で牛の血液といった意味になります。
ピジョンブラッドはミャンマーで多く産出され、ビーフブラッドはタイで産出されることが多いのだとか。
現在市場に出回っているルビーの多くが、不純物を取り込んだビーフブラッドの方になります。
【ルビーの意味】
ルビーは古い時代より、カリスマ性を高める石や、勝利を呼ぶ石、権力の象徴といった意味を持つ石だと言われてきました。
女性からの人気が特に高いのですが、上記の意味合いを持つことから、仕事面での商談力、みんなをまとめるカリスマ性、ポジティブでエネルギッシュなパワーを与えてくれるといった点で、男性にもオススメしたいパワーストーンとなります。
ルビーの持つ赤色が、情熱・健康・富を意味し、深い愛情の意味合いも持っているそうです。
【ルビーの効果】
ルビーは肉体的にも精神的にも、エネルギーを活性化させてくれる他、人間が生きていく上で必要不可欠となる生命力をアップさせてくれる石でもあります。
恋愛面でも仕事面でもアクティブなエネルギーを促し、恋愛成就を願う人には勇気と魅力を与え、仕事で成功を収めたい人には意志の強さと金運と勝利を与えてくれるそうです。
また、官能的なエネルギーも持つとされていますので、性的場面での高揚感だったり、性的な魅力を高めてくれるとも言われています。
こうした魅力がアップすることで、良縁を引き寄せたり現在お付き合いしている相手との愛情が深まったりと、持つ者が大切に思う相手と幸せになれるよう導いてくれるでしょう。
ルビーの持つ効果をまとめると、勝利を呼ぶ・情熱が高まる・生命力のアップ・恋愛面で積極性を与えてくれる・カリスマ性が身に付く・強い意志と精神力・チームワークを固める・金運アップといったものになります。
更に真っ赤なルビーは血液に関する効果もあると信じられており、血液の浄化や血液の循環を正常にしたり、貧血・冷え性・低血圧をはじめ、女性特有の月経に関する症状を改善してくれるそうです。
【ルビーの石言葉】
ルビーには、「勝利」・「情熱」・「恋愛成就」・「金運」・「生命力」・「魅力」・「強い意志」・「威厳」・「愛」・「気品」・「勇気」・「慈悲」など、たくさんの石言葉があります。
恋愛、勉強、仕事、試験、就職など、成功を収めて勝利を掴みたいときなどに大活躍してくれますので、ルビーを身に着けて臨まれると良いかも知れません。
【ルビーの主要原産地】
ルビーは、ミャンマー・中国・マダガスカル・ケニア・スリランカ・タンザニア・アフガニスタン・ベトナム・コロンビア・カンボジア・ネパール・ロシア・パキスタン・タイ・インドなど、様々な地域で産出されています。
主にアジアで産出されているのですが、その中でもミャンマー産のものは特に、品質の良いものが多いそうです。
また、インド産のあずき色をしたルビーは、「インドスタールビー」といった呼び方もされていると言います。
【ルビーと相性の良い石】
■真実を見抜く
ルビー×タイガーアイ
タイガーアイは、相手の気持ちや物事の本質を見抜く力を授けてくれると言われている石で、強い意志を意味するルビーと組み合わせることによって、何が正しくて何が間違っているのかを持つ者に教え、正しい道へと導いてくれると言われています。
「今の恋人とこのまま付き合い続けて、自分は幸せになれるのだろうか…」とか、「新しい出会いを見つけたけれど、あの人と付き合うべきかどうか悩んでいる」とか、恋人や友達の本音が分からないと思っている人は、ルビー×タイガーアイの組み合わせを身に着けてみて下さい。
きっと本質や本心を見抜き、その人と一緒にいてあなたが幸せになれるかどうかを教えてくれるはずです。
■女性的な魅力がアップ
ルビー×ムーンストーン
こちらは、女性にオススメしたい組み合わせとなります。
恋人達の石と呼ばれるムーンストーンは、女性としての魅力を大幅にアップさせてくれる石です。
そこへ情熱と勝利を意味するルビーを組み合わせることで、恋愛成就はもちろんのこと、恋愛によってキズ付いた心を癒し、トラウマを解消して新しい恋に踏み出す力を与えてくれます。
ルビーによって勇気も与えられるため、恋愛で悩まれている方はルビー×ムーンストーンの組み合わせを試してみて下さい。
■心と身体のバランスを整える
ルビー×ガーネット
ルビーもガーネットも赤色が特徴の石で、どちらも戦場へ向かう戦士達がお守りとして身に着けていたといった言い伝えを持ちます。
共に意味や効果も似ており、組み合わせると相乗効果によって互いの力が更に強まるそうです。
血液に活力を与えて血の巡りを良くして、筋肉に対してもエネルギーを注ぐと言われていますので、心と身体のバランスが整えられて心身共に健康的になると言います。
■恋愛運アップ
ルビー×ピンクオパール
この組み合わせもまた、共に恋愛運が大きくアップするといったことで、相乗効果が期待出来ます。
魅力が上がることで自分に自信が持てて、恋愛面で積極的になり、愛し愛される喜びを感じることが出来る上に、ピンクオパールの効果によって運命の相手と巡り合うことが出来るかも知れません。
【ルビーと相性の悪い石】
・ロードナイト
ロードナイトは持つ者の魅力をアップさせて、人から愛される力を強めてくれる石です。「友愛の石」と言われており、恋愛だけに限らずあらゆる人間関係において、他者と深い関係を築けるよう力を貸してくれます。
自分に自信が持てるといった点も、ロードナイトが持つ素晴らしい効果のひとつとなるわけですが、情熱的で魅力をアップさせてくれるルビーと組み合わせて身に着けてしまうと、ときに周囲から「嫉妬深い人」と思われてしまう可能性があるのです。
相手に対する依存心が強まり、一緒にいると相手を疲れさせてしまったり、重たい人と思われたり、人によってはストーカーとして認識されてしまう恐れもあるため、ロードナイトとルビーを組み合わせて持つのは止めておきましょう。
どちらもステキなパワーストーンですから、それぞれ別々に持つことをオススメします。
また、人と人との相性があるように、人とパワーストーンにも相性があると思って下さい。
相性の良いパワーストーンを身に付ければ、その石が持つ効果を得られるのですが、相性の悪いパワーストーンを身に着けていても効果が得られないどころか、返ってイヤなものを寄せ付けてしまうこともあると言います。
最もカンタンに見分ける方法として、左手で持ってみるのが良いそうです。左手は昔から、「真実の手」と言われているようで、左手で持ってみたときに安心感や居心地の良さみたいなものを感じたのであれば、それはあなたとルビーとの相性が良い可能性が高いです。
反対に、少しでもイヤな気持ちになったり、不快感や不信感を覚えるような場合は、相性が悪いことも考えられるので購入するのは止めておいた方が良いでしょう。
ヒドイときには、気分が悪くなったり体調を崩してしまうこともあると言いますから、そうした相性の悪い石を無理に持つ必要はありません。
より高い効果やその石が持つパワーを思う存分受け取りたいのであれば、自分と相性の合うものを見つけることも、パワーストーンを楽しむ上で大切な要素となります。
【ルビーの浄化とお手入れ方法】
ルビーはダイヤモンドに次いでモース硬度が高く、丈夫で割れにくい石となっています。
しかし長い時間太陽の光にさらしていると、退色の原因となるので注意が必要です。
かと言って、ずっと暗い場所で保管しておくのも良くないと言われているため、太陽の光が直接当たらない明るい場所で保管しましょう。
また、ルビーは強力なパワーを持つ石とされていますので、頻繁に浄化を行った方が良いようです。
出来る限り毎日のように浄化を行うことで、購入当時と変わらないパワーを保つことが出来るでしょう。
以下、ルビーにオススメの浄化方法を記載しておきますので、是非参考にしてみて下さいね。
■水晶クラスターによる浄化方法。
先にも記載した通り、ルビーは定期的に浄化を行うべきだとされています。
お金のかからない日光浴や月光浴をオススメしたいところではあるのですが、太陽や月が出ていない日には効果が薄れてしまうため、天候に左右されずに強力な浄化効果が期待出来る水晶クラスターによる浄化方法がオススメです。
水晶は強力な浄化作用を持ち、他のパワーストーンの力を増強してくれるとも言われていますし、更には石の種類を選ばずほとんどの石に対応していますので、ひとつ持っておくだけで大いに活躍してくれます。
水晶クラスターの上にルビーを乗せておくか、水晶クラスターとルビーを隣り合わせに置いておくか、さざれやチップを敷き詰めた入れ物の中へ一緒に入れておくかして、半日~1日程度そのままにしておきましょう。
頻繁に浄化を行う必要があるため、忘れないように毎晩寝る前などにセットしてから眠りにつくことを心掛けて下さい。
【ルビーの偽物との見分け方】
科学技術の発達が進むまでの間、ルビーはダイヤモンドと同等の価値があるとされていました。
類似品や偽物が多く出回り、赤色の石だけで見ても似ているようなものがいくつもあって、イギリス王室のインペリアルステートクラウンに付いている宝石はルビーだと思われていたのですが、本当は赤色のスピネルだったという話は有名です。
14世紀~19世紀になるまでずっと勘違いされており、それだけルビーは見極めるのが難しい石だと言えます。
現在では科学技術も発達して、きちんとした機器を使用すれば直ぐに分かることなのですが、技術が発達したが故にクオリティの高い偽物も作られるようになり、合成ルビーというものが市場に出回り始めました。
しかし合成とは言え、天然のルビーが持つ特性とほとんど変わらないと言います。けれど合成であることに変わりはなく、天然ルビーの中に合成ルビーを混ぜて通常の卸値で仕入れさせようとする産出地域もあり、大きな問題となっているそうです。
この合成ルビーの厄介なところは、鑑定のプロであろうと肉眼で見極めるのが困難らしく、内部にある内包物やヒビなどの特徴を顕微鏡でしっかりと観察し、判断しているのだとか。
合成ルビーにはこれらの内包物やヒビがほぼ見られないので、内部のキレイなものは偽物…と言いたいところですが、プロでも肉眼で確認出来ないものを素人が判断出来るはずがありません。
鑑別書の有無を確認する、信頼出来るお店で買う、天然石に詳しい人と一緒に見に行くなどして、偽物を掴まされないようにだけ注意して下さいね。
どうしても判断に困った場合は、やはり鑑定に出してきちんと内包物やヒビの特徴から、天然ものであるかどうかを確かめてもらいましょう。
【ルビーの伝説、石物語や言い伝え】
ルビーと言う名前は、ラテン語で「赤」を意味する「Ruber」が由来となっているそうです。
ルビーは非常に古い歴史を持つ石で、王候貴族達だけが身に着けることの出来た、物凄く高価な石でした。
先にもお話しましたが、イギリスの王冠に付いているブラックプリンスルビーは、ルビーではなくスピネルだったという話があるように、ルビーとスピネルは歴史上混合されることがとても多かったと言います。
古代ローマでは、軍神マルスが宿る石と言われていて、情熱とパワーを与えて行動力を高め、持つ者に危険がせまると色味を変えて知らせると信じられており、戦場へ向かう際に身に着けていた兵士達が非常に多かったそうです。
ルビーが勝利の石と呼ばれるのには、こうした歴史の背景があったからでしょう。
そんなルビーですが、ダイヤモンド・エメラルド・サファイアに並んで、世界四大宝石のひとつとなっています。
まとめ
今回は、宝石で圧倒的知名度を誇る真っ赤なルビーについてご紹介させて頂きました。
ルビーは7月の誕生石としても有名ですので、7月生まれの方が持ったり、7月生まれの方にプレゼントしたりすると、相性抜群でより効果的だと思います。
恋愛、金運、願い、目標、夢、希望、理想など、あらゆる場面で守護石の力を発揮し、持つ者を守ってくれるはずです。
勝利と情熱を象徴する石でもあるため、どうしても負けたくないライバルがいる人や、何か新しいことに挑戦しようとするとき、学業や仕事で結果を残したい場面などで、大いに活躍してくれるでしょう。
どれだけ過酷な状況であっても、それを上手く切り抜けて勝利へと導いてくれるのが、ルビーの持つ素晴らしい効果と言えます。
情熱を象徴する石だと前述しましたが、ただ暑苦しいと思われてしまうだけの情熱ではなく、持つ者の魅力をアップさせて情熱的でステキな人になれると言われているのです。
魅力がアップすることで、恋愛面での悩みも自ずと解消されるでしょう。
愛、勝利、情熱、守護と、様々な意味や効果を持つルビーですから、ひとつ持っているだけで心強い味方になってくれるはずです。