【サファイア】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、サファイアというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
青色の宝石と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、サファイアだという人も多いのではないでしょうか。
それだけ有名な天然石のひとつとなるのですが、実はサファイアには青色以外にも様々なカラーバリエーションが存在しています。色によって意味や効果は違ってくるものの、どれも素晴らしいパワーを持っていることに違いはありません。
ダイヤモンド・ルビー・エメラルド・パール(真珠)に並び、サファイアは世界5大宝石とされています。(パールに関しては地域によって、オパール、ヒスイ、キャッツアイ、アレキサンドライトを加える場合もあります)
そんな知名度の高いサファイアの名前を何度も聞く機会はあっても、詳しい意味や効果や特性などを知らない人もたくさんいるようです。
これを機にサファイアについてもっと詳しくなり、いかにステキな天然石であるかを知って頂ければと思います。
【サファイアとは】
一般的に知られているサファイアは青色のものとなりますが、ピンク色・緑色・橙色・紫色・黄色と、実に多くのカラーバリエーションを持つ石です。極稀にですが、透明のものも発見されています。
サファイアはルビーと同じコランダムグループに属していて、このコランダムは硬度が非常に高いです。これ以上硬度が高いものになると、ダイヤモンドくらいしかありません。
コランダムグループで宝石として価値があるものの中で、真っ赤な色を持つものを「ルビー」、それ以外の色を持つものを「サファイア」として分けられているため、青色以外のサファイアが多く存在しているのです。
こうした色で分けられていることもあって、サファイアの名前の由来はラテン語で青色を意味する「sapphirus(サッピールズ)」、ルビーは赤色を意味する「rubers(ルベウス)」となります。
和名は「青玉(せいぎょく)」・「銅石(こうぎょく)」です。
光を当てた際に六条の光が見られるスター効果を持つサファイアもあり、これらは「スターサファイア」といった呼び名で呼ばれています。
【サファイアの意味】
サファイアは人の意思だったり組識はもちろん、経営の礎をガッチリと固めて基盤を作る意味を持つ優れた石だと言われています。
こうした意味は、サファイアがルビーと同じコランダムグループに属しており、このコランダムというのはダイヤモンドに次ぐ硬度の高さを持つことに関係しているようです。
誠実さや信念を貫く力、固く結ばれた人と人との信頼関係など、サファイアの強固さからきている意味を多く持ちます。
【サファイアの効果】
サファイアは決めた目標を貫き通す信念を与え、これまでの習慣に流されてしまわないよう強い意思を持たせてくれます。
集中力や直観力を高める効果もあるため、自身にとってプラスとなるチャンスを逃さないようサポートしてくれる石でもあるのです。
考えただけでは得られないような叡智に気付かせてくれますので、本人さえも知らないような内なるパワーを発揮出来ると言われています。
また、邪気祓いにも効果がある石だとされており、あらゆる災難やリスクから持つ者を守ってくれるはずです。何か大きな決断をしなければいけないときにサファイアを身に着けていると、リスクのない選択が出来るでしょう。
頭の中が混乱してしまって考えがまとまらないときにも、本来の力が発揮出来るように冷静な判断力を促してくれます。サファイアは特に仕事運に長けていますので、仕事の場で積極性や強い精神力を与えて、どんな場面においても自身が持つ才能や能力をしっかりとアピール出来るはずです。
他にもサファイアが持つ効果として、経営の安定・カリスマ性・チームや組織の礎を固める・勝利を呼ぶ・情性に流されない・金運などが挙げられます。様々なパワーを与えてくれる、本当に優れた石です。
【サファイアの石言葉】
サファイアは、9月の誕生石です。
石言葉には、「才能発揮」・「慈愛」・「精神性」・「頭脳明晰」・「誠実」・「思考力」などがあります。
サファイアは特に仕事運に長けているため、仕事とプライベートを両立させて充実した毎日を過ごしたい人、起業家や経営者の方、とにかく仕事運をアップさせたいという人にこそ、オススメしたいパワーストーンです。
【サファイアの主要原産地】
サファイアの主要原産地は主に、タイ・ミャンマー・カシミール地方・スリランカ・インド・マダガスカル・中国・カンボジア・オーストラリアなどです。
産地の違いで色味が異なり、価格も変動してきます。カシミール地方で採掘されているサファイアを「コーンフラワーブルー」と呼び、ミャンマーで採掘されているサファイアを「ロイヤルブルー」と呼んで、これらはサファイアの中でも特に評価が高いと言います。
ピンク色と橙色の中間色を持つものは「パパラチア・サファイア」と呼ばれていて、シンハリ語で蓮の花を意味する「padparacha(パパラチア)」が由来なのだとか。スリランカで採掘されていたのですが、天然のものを見かけることはほとんどなく、幻の宝石なんて言い方もされていました。しかし近年、人工的な処理を施したものが多く流通するようになり、希少性や価値が低下したそうです。
【サファイアと相性の良い石】
■クリエイティブな職業の方にオススメ
サファイア×オパール
希望や幸せを引き寄せるオパールと、経営の安定を意味するサファイアの組み合わせは、クリエイティブな仕事に就かれている方にとっては強い味方となってくれるはずです。
この2つを組み合わせることで新しいものを生み出す力や、潜在能力を開花させて思考力や直観力、積極性なども身に付くと言います。
■自分を上手くアピール出来る
サファイア×ソーダライト
サファイアとソーダライトを組み合わせて身に着けると、自分が伝えたいことを上手く伝えることが出来るようになります。
表現力をアップさせて自己アピールが上手になるため、商談の際やプレゼンの際に身に着けるのも良いですし、営業職の方などには特にオススメです。
■仕事運アップ
サファイア×ホークスアイ
サファイアが仕事運に長けているため、相性が良い石も仕事運に関するものが多くなってしまいます。
サファイアもホークスアイも仕事運に効果があり、自身の才能に気付かせて仕事に対しての積極性や強い精神力、前に進む力強さを与えてくれますので、仕事でいまいち成果が残せないと感じている人や、仕事の意欲が湧かないという人などに身に着けて頂きたいです。
また、この組み合わせは出世運もアップすると言われています。
■冷静な判断力を得られる
サファイア×アメジスト
サファイアとアメジストの組み合わせは、精神的な乱れを正常に戻してエネルギーを安定させ、霊性や精神力を高めてくれる効果が期待出来ます。
自分自身のことはもちろん、周りのこともしっかりと見えるようになり良く気が付くようになるため、「気が利く人」と周囲から高評価を得られるはずです。
精神的にリラックスるすることで冷静な判断力が身に付き、緊張の緩和にも効果があると言われています。
【サファイアと相性の悪い石】
・ルチルクォーツ
ルチルクォーツは、リーダーシップを発揮したいときに力となってくれる石です。そこへカリスマ性を強く持たせるサファイアを加えてしまうと、場合によって自己中心的な人や、我の強い人と思われて周囲を遠ざけてしまう可能性があります。
自我が強くなり過ぎて誤解されないためにも、ルチルクォーツとサファイアを組み合わせて身に着けるのは止めておきましょう。
また、サファイアとそれを持つ者との相性も重要です。相性の良い石を身に着ければ本来の力を発揮してくれますし、パワーストーンが持つ力やエネルギーを存分に受けることが出来ます。しかし相性の悪い石を身に着けていると、効果を得られないどころか返って不運にみまわれてしまったり、良くないことが立て続けに起こったりします。
ですから実際にサファイアを手にしてみたときに、何かイヤな雰囲気を感じ取った、気分が優れない、体調が悪いなどの不快感を覚えた場合は、あなたとサファイアとの相性が悪いことも考えられますので、他のパワーストーンを持つことをオススメしたいです。
既にサファイアを持っていてずっと身に着けているけれど、いまいち効果を感じることが出来ないという人や、常にピリピリとしたような緊張感を感じている人も、サファイアを手放すことを視野に入れた方が良いかも知れません。
【サファイアの浄化とお手入れ方法】
サファイアは硬度が9と丈夫な石で、紫外線や水にも強いため、基本的にはどの浄化方法も適しています。
以下、サファイアにオススメの浄化方法となりますので、参考にしてみて下さいね。
■日光浴による浄化方法。
太陽の光が当たる場所へサファイアを置いて、3時間ほどそのままにしておきます。
サファイアは紫外線に強い石ですが、浄化に関して言えば3時間程度がちょうど良いと言われているため、長い時間太陽の光に当てたからといって効果がアップするわけではありません。
■塩による浄化方法。
清潔な、白い丸いお皿に天然塩を盛り、その中へサファイアを埋めるといった浄化方法です。
塩の中にサファイアを埋めて5分~10分程度経過したら、塩の中から取り出して下さい。取り出したあと、サファイアに付いた塩をキレイに拭き取ってあげましょう。
この塩による浄化は、主にサファイアに憑いた悪いものを取り除くためのものとなります。ですから続けて上記でご紹介した日光浴による浄化方法を行えば、パワーがチャージされるのでオススメです。
浄化で使用した天然塩を誤って口にしてしまわないように、浄化を終えたら直ぐに塩を捨てるクセを付けましょう。
■土に埋める浄化方法。
上記2つの浄化方法は、出来るだけ毎日行った方が良いと言われています。しかしこの土に埋める浄化方法に関しては、毎日行う必要はありません。
大きな回復力が欲しいとき、どことなくエネルギーが弱くなってきたと感じたとき、いまいち効果を感じられなくなったときなど、持ち主であるあなた自身が判断して行って下さい。
天然石の故郷とも言える土の中へ一度帰してあげることで、大地に宿る壮大なパワーが石に憑いた悪いものを浄化して、新たなエネルギーを授けてくれると言われています。
土の中に埋めてから3日ほど経ったら、取り出してキレイに拭き取ってあげましょう。
【サファイアの偽物との見分け方】
本物のサファイアであれば光にかざしたとき、60度の角度で直線の帯状のようなものが見られます。しかし偽物だと、ヒドイ場合は何も見られなかったり、帯状の線が直線ではなく曲がっていたりする上に、色もくすんでいるものがほとんどです。良質なサファイアであれば、色のくすみはほぼ見られません。
サファイアには色々なカラーバリエーションがあるとお話してきましたが、コランダムの中に僅か1%のクロムを含んで赤くなるものを、あの有名な「ルビー」と呼んで分けられています。ルビーはサファイアよりも価値があるとされ、値段も高価です。
ダイヤモンドやルビーも硬度がかなり高く、サファイアもそれに負けない硬度の高さを持っています。なので石の表面を見ただけで本物か偽物かを見分けることが出来ますし、唇に当てて冷たい感触で見分けることも出来るそうです。
プラスチックやガラスも冷たいのでは?といった疑問もあるでしょうが、本物のサファイアの冷たさを一言で言うと、ひんやりとした冷たさになります。
売り物を唇に直接当てることは難しいでしょうし、冷たさや60度の角度で見て直線の帯状を見つけ出すことも、素人には厳しいでしょう。サファイアのように高価なものになってくると、それだけ偽物というのも多く出回ってしまうのが現実ですから、やはり信頼出来るお店で購入するかプロの鑑定士にお願いする方法が一番と言えます。
【サファイアの伝説、石物語や言い伝え】
古い時代サファイアというのは、特定の石を指す名前ではありませんでした。青色の石であればサファイアと呼び、旧約聖書の時代ではラピスラズリをサファイアと呼んでいたと言います。
そうしたことから現代でも、サファイアと言えば青色だという認識を持っている人が多いのでしょう。しかし実に多くのカラーバリエーションを持ち、コランダムグループに属する鉱物の中で真っ赤な色味を持つものをルビー、それ以外の色味を持つものをサファイアとして分けています。
とは言え、世界中でたくさんの人に知られて愛されているのは、やはり美しく深い青色に輝くサファイアです。最高品質のサファイアは微妙な色味の違いや原産地の違いから、「コーンフラワーブルー」だったり「ロイヤルブルー」などといった呼び名があります。
天然且つ品質の良いサファイアは、遥か昔より宝飾品としても人々から愛され大切にされてきたそうです。仮に天然のものであっても品質があまり良くないものや、人工のサファイアになると宝飾品としてではなく、工業用として利用されていると言います。
「賢者の石」と崇められ、宗教の儀式といった特別な場面で使われていた時代もあったようです。サファイアの持つ青色は天空の色とされたことから、宝石の中で最も神に近い石だと言われてきました。「神の光の象徴」として、聖職者が指輪として使用していたそうです。
また、古くより結婚記念日のお祝いにサファイアをプレゼントすると言われていて、結婚23年目に浮気防止などの理由でサファイアを贈り、結婚26年目に末永い愛の印としてブルースターサファイアを贈り、結婚65年目にこれまで以上に幸せな結婚生活を意味してグレースターサファイアを贈り、結婚67年目にはこの先の結婚生活も輝けるようにと、パープルスターサファイアを贈るといったステキな話もあります。
まとめ
今回は世界5大宝石とも言われているサファイアについて、ご紹介させて頂きました。
サファイアは数ある天然石の中で最も奥深い石だと言われていますので、これだけ有名な石であってもまだまだ知られていないことがたくさんあるのかも知れません。
加熱処理を加えられているもの、非加熱のもの、産地によってカラーバリエーションが違うなど、青色のサファイアしか知らなかった人にとっては、サファイアの新たな発見に繋がったのではないでしょうか。
サファイアは9月の誕生石でも有名なので、9月生まれの人が持つとより相性抜群だと思います。
何か大きな決断や重大な判断をしなければいけないときにサファイアを身に着けていれば、リスクを負うことなく正しい選択が出来るでしょう。
やはり定番で有名な青色のサファイアも捨てがたいですが、色んなカラーを試してみたくなるものです。