潜在意識は嘘？効果が無い！と思っている人は今すぐやるべき9つの改善点

2018 12/30

2018年12月30日 2023年2月4日

こんにちは、管理人の凛です。

理想の未来を引き寄せたり、願いを叶えるには潜在意識が重要と聞いた事がある方も多いでしょう。私達が持つ意識には顕在意識と潜在意識の2種類があり、願いを叶えられるかどうかは後者の潜在意識が大きく影響するのです。

しかし、潜在意識は無意識の領域とも呼ばれ、自分自身ではコントロールができないうえ、過去の経験や記憶によってネガティブな意識を持ちやすく、知らず知らずのうちに願望達成を妨げてしまう事があります。

そこで有効なのが、潜在意識を肯定的なものへと書き換える「アファメーション」です。なかには、「アファメーションで潜在意識を書き換えようとしているのに、全く効果が出ない」と嘆く方も少なくありませんが、そうした方のほとんどは、潜在意識の捉え方やアファメーションのやり方を間違えている可能性があります。

今回は、そんな願いがなかなか叶わない、潜在意識のコントロールや書き換えがうまくいかない・効果がないと感じる方に向けて、今すぐやるべき9つの正しいアファメーションの方法と改善点をご紹介します。

潜在意識を書き換えて願いを叶えるには正しいアファメーションが重要

潜在意識を書き換えて願いを叶えるには、まずは潜在意識とアファメーションについてきちんと理解をする必要があります。

上述の通り、私たちが持つ意識には、「顕在意識」と「潜在意識」の2種類が存在します。

顕在意識：論理的な思考や判断力を持ち、自身で認識・コントロールできる意識
潜在意識：感情や直感、過去の記憶等、普段は認識・コントロールできない無意識の領域

日頃あれこれと考え事をしたり、行動を起こしているときに感じ取れる意識は全て顕在意識ですが、実は顕在意識は私達が持つ意識のうちの約10％しか占めていません。残りの90％を占めているのが後者の潜在意識です。

私たちが今目の前にしている現実は、この無意識の領域である潜在意識が引き寄せたものです。例えば、顕在意識がどんなに「幸せになりたい！」と願っていたとしても、潜在意識が「私が幸せになんてなれるわけない…」と認識していれば、“幸せ”という現実は一向にやってこないのです。

このようなセルフイメージのほとんどは、幼少期の環境や出来事、人間関係によって形成され、潜在意識へと蓄積されたもの。自身の願望を叶えるにはこの潜在意識を肯定的なものへと書き換えるアファメーションを行う必要があります。

潜在意識について学んでも願いが叶わない、効果がないと感じる方は、このアファメーションのやり方が間違っているケースがほとんどなのです。

理想の未来を引き寄せて次々と願いを叶える正しいアファメーションの方法

アファメーション(affirmation)は、「アフィルマレ(affirmare)＝肯定する」というラテン語からできている通り、自分自身に対し肯定的な言葉を宣言する行為を指します。

「私は幸せです」「私は毎日健康に過ごしています」「私はお金に恵まれています」というように、自分に対して肯定的な宣言を続けて潜在意識に働きかける事で、引き寄せの法則が動きだし、その宣言が現実となるのです。

大切なのは、潜在意識に「自分はすでにそうである」と認識させる事。正しいアファメーションを行う事で、願望達成を妨げるネガティブな潜在意識や、刷り込まれたセルフイメージを書き換えて、次々と自身が望む現実を引き寄せる事ができます。

それではさっそく、潜在意識に効果がないと思っている人がやるべき正しいアファメーションの方法と改善点を解説していきます。

アファメーションで唱える願望とアファメーションの効果を心から信じる

潜在意識やアファメーションを理解して信じているつもりでも、無意識の潜在意識ではそれらに対して疑いの気持ちが働いている事があります。

「私が幸せになれるわけない」「どうせ自分は貧乏だから」「どうせ恋人なんてできないのだろう…」というように、ネガティブな思いやセルフイメージが潜在意識にあれば、願望が叶う事はありません。それどころか、本当に「貧乏」「幸せになれない」「恋人ができない」という現実を引き寄せてしまいます。

大前提として、アファメーションで唱える願望や、アファメーションの効果を心から信じて行う事が大切なのです。

自分自身に問いかけながら本当の願望を明確にする

世間体や、他人の評価を意識した願望など、自分の本当の願いでないものに対しては潜在意識が強く反発し、願望達成を妨げようとします。少しでも違和感を感じる、いっこうに叶わないという場合、それははりぼての願望なのかもしれません。

潜在意識は、その人の真の感情に最も反応します。大切なのは、自分が本当にワクワクする事は何か、叶ったら幸せ！と言い切れる状況は何か、「あなたが心から望む本当の願望を明確にする事」です。

本当の願望をキャッチするためのポイントは、

環境やお金に制限がなかったら何がしたいか？
想像すると心からワクワクする事・幸せだと言い切れる事は何か？

を自分自身に問いかける事です。なかには、子どもの頃に思い描いていたものの、大人になるにつれて「どうせ無理だろう…」といつしか諦めてしまった願望に隠れている事もあります。実際に紙に書き出しながら考えていくと、より見つけやすくなるでしょう。

現実的でない願望や現在の自分とギャップが大きい願望は要注意

願望を掲げるときに、あまりに現実的でない願望が出てきたら要注意です。

「億万長者になる」「世界を変える」など、現実の自分とアファメーションで唱える願いのギャップが大きすぎると、脳が違和感や不快感を覚え、先述した疑いやネガティブな気持ちが生じやすくなってしまいます。

あまりにも現実とかけ離れているアファメーションや、現実の自分とギャップが大きすぎる願望では引き寄せる事が難しくなるため、より現実的な願望にまで落とし込むようにしましょう。

アファメーションの文は過去形または現在形で作る

アファメーションでは、「～になる」「～したい」「～ますように」といった未来形ではなく、

「私は～になりました」
「私は～です」
「私は～します」

というように「すでにその状況を手にいれた」「すでにそうである」と、過去形または現在形で文章を作る事が大切です。

例えば、「私はお金持ちになる！」とアファメーションを続けていたにも関わらず、実際にはどんどんとお金がなくなっていく…という方もいらっしゃいます。

しかし、「～になる」という文章には、「今はお金がないけれど」という意味合いが含まれ、お金がないという状況を宣言している事になってしまいます。

「何かが欲しい」という表現は、同時に「何かが足りていない」という不足を表現する事にもなります。不足に目を向けると、その現実だけがどんどんと増幅してしまうのです。

そのため、上記の例でいえば「私はお金持ちになる」ではなく「私はお金持ちです」と、現在形に書き換え、すでにそうなっている・そうなる事が決まっているという事を潜在意識に刷り込まなければなりません。

アファメーションの始めは必ず一人称の主語をつける

アファメーションの始めには、必ず「私は」「僕は」というように、一人称の主語をつけるようにしましょう。ただ単に、「お金持ちになる！」と宣言をし続けても、意味がありません。

あなたの今の状況を変えるのはあなた自身です。「願いを実現するのは自分自身である」とあなたの存在を指定し、自分事であるという事を意識して明確化させる事ではじめて理想の未来に向けて現実が動き始めるのです。

否定文やネガティブワードは含めず肯定文で作る

上述した通り、アファメーションは自分に肯定的な宣言をする行為です。また、潜在意識は否定と肯定の区別がつかないという特徴を持っているため、否定文やネガティブワードは使わずに、全て肯定文で作る必要があります。

例えば、「病気にならずに過ごす」「恋人と喧嘩をせずに過ごす」「無駄遣いせずに貯金する」「残業のない職場へ転職する」などといったアファメーションには、「喧嘩」「病気」「無駄遣い」「残業」といったネガティブで否定的なワードが入っています。

すると、否定と肯定の区別がつかない潜在意識は、そのワードを連想・現実化しようとし、かえってそのような現実を引き寄せてしまうのです。

実現してほしくないワードや、「～せず」「～できない」「～しない」など否定的な言葉は使わず、全て肯定文で前向きな表現に書き換えるようにしましょう。

上記の文を書き換えるとすると、以下のような文章が理想的です。

「病気にならずに過ごす」→「私は毎日元気に健康に過ごしています」
「恋人と喧嘩をせずに過ごす」→「私は恋人と仲良く過ごしています」
「無駄遣いをせずに貯金する」→「私はお金を大切に貯金できています」
「残業のない職場へ転職する」→「私は定時で帰れる職場へ転職できました」

他人を変えようとするアファメーションはNG

「あの人が恋人と別れて、私と付き合ってくれますように」「あの人が試験に落ちて、私が受かりますように」などと、他人の不幸を願うアファメーションは行ってはいけません。これでは、願いは実現しないばかりか、自分自身に不幸が返ってくる場合があります。

また、例えば浮気しがちな彼に自分だけを見ていてほしい…という場合、「彼氏が浮気をやめて誠実になりました」というようなアファメーションを唱えても、実際に彼が浮気を辞める事はないといえるでしょう。

なぜなら彼は他人であり、他人を変える事はとても難しいからです。アファメーションは、あくまでもあなた自身の願望を叶えるため、自分のために行うものです。

この場合、「私は、私だけを見てくれる誠実な彼と幸せに過ごしています」というように、主語は必ず「私」で、私自身がどうなりたいかに意識を向けるという事を忘れてはいけません。そうする事で、浮気がちな彼が「私だけを見てくれる誠実な彼になる」という現実に向かって動き始めるのです。

アファメーションを繰り返し行い習慣化する

アファメーションの効果がないと感じる方の中には、きちんと継続できていないケースも多く見られます。アファメーションは、気が向いたときにだけ行うのではなく、生活の中で習慣化させ、願いが叶うまで何度も繰り返す事が大切です。

特に起床後と就寝前のぼんやりとした状態の時は、潜在意識の扉が大きく開き、強く働きかける事ができる効果的なタイミングと言われています。一日の中で、アファメーションの効果が最も高まる時間帯ですので、起床後と就寝前のアファメーションは欠かさないようにしましょう。

他にも「通勤電車の中で」「お昼の休憩時に」などとタイミングを数回決め、習慣づけるのもおすすめです。また、ネガティブな感情が浮かんだらすぐにアファメーションを行うのも効果的。

最終的には、意識せずとも、何の疑いもなくその願望が常に心の中にあり続ける状態を目指しましょう。

実際に声に出す・紙に書きだすと効果アップ

アファメーションの効果をより高めるためには、想像や頭の中など内側だけで唱えるのではなく、声に出したり、紙に書き出す事が有効です。聴覚や視覚といった外側からもアファメーションを取り入れる事で、より強くインプットされて潜在意識に刻まれやすくなりますよ。

ひとつひとつのアファメーションを丁寧に実行する

アファメーションは一つに限定する必要はなく、健康、仕事、恋愛、趣味、経済などあらゆる事柄に使用できます。しかし注意したいのは、ただやみくもにアファメーションを実行したり、アファメーションを作りすぎるのは逆効果であるという事です。

どんなに多くのアファメーションを作っても、そのひとつひとつに心が伴い、正しく活用できていなければ意味がありません。今自分が最も実現したい願いは何なのかを考え、ひとつひとつのアファメーションに心を籠めて、丁寧に実行する事をおすすめします。

アファメーションだけに頼りすぎず願望に向かって行動を起こす

潜在意識やアファメーションを学んだ方の中には、「アファメーションさえしていれば願いは叶う」と勘違いしている方もいらっしゃるようですが、アファメーションは何をしなくても唱えるだけで願いを叶えてくれる魔法の言葉ではありません。

現実は、思考と行動の2つがかけ合わさってできたものです。アファメーションはあくまでも潜在意識を肯定的なものに書き換え、適切な思考・行動の“サポート”をしているに過ぎません。大切なのは「自分なら願望達成ができる」という潜在意識のもと、あなた自身がそれに向かってしっかりと行動を起こす事です。

あなたの意思と行動にアファメーションがかけ合わさる事で、はじめて願いが叶うのです。

効果的なアファメーションの例文一覧

最後に、アファメーションのルールに乗っ取った効果的な例文をいくつかご紹介します。自身の願望と組み合わせながらぜひ参考にしてみて下さいね。

【例】
私は、とても良い人間関係に恵まれています。
私は、十分お金に恵まれています。
私の年収は、○○○○円を超えています。
私は、毎日元気に健康に過ごしています
私は、全ての事がうまくいっています
私は、自分が理想とする素敵な会社に就職できています。
私は、愛する人と幸せに暮らせています。
私は、私が理想とする見た目を手に入れています。
私は、大きな幸せに包まれています。

「幸せ」「楽しい」など感情も付け加えるとさらに効果的！

さらにリアリティを感じるためには、「幸せです」「楽しいです」「ワクワクします」などと、感情表現をかけあわせるとより効果的です。また、「ありがとうございます」「感謝しています」などと感謝の気持ちも付け加えるとさらなる効果を発揮できますよ。

【例】
私は、とても良い人間関係に恵まれて毎日幸せです。ありがとうございます。
私は、毎日元気に健康に過ごせています。とても楽しいです。感謝しています。

おまけ：お金を引き寄せるアファメーションの例文集！

アファメーションとは肯定的宣言。確定している状態を言葉として唱える事です。アファメーションは潜在意識の書き換えにとても効果を発揮し「私はお金を沢山持っている」「私は絶対に成功する」と声に出してアファメーションを繰り返す事で、その願いが潜在意識に浸透し、やがて現実になっていきます。聞き流しでも効果が期待できます。YouTubeにアファメーションの例文をアップしておきましたので良ければ参考にしてみて下さい。