【簡単!】四柱推命の基本と命式表の意味・見方を解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、四柱推命の基本と命式表の意味や見方について解説します。
私たち人間は、長い人生を歩む中で多くの悩みやトラブルを抱えることがあると思います。その悩みやトラブルの不安を少しでも減らすことの手助けをしてくれるのが占いです。
占いには、タロット占いや星占い、手相占いなどさまざまな占いが存在していますが、四柱推命占いは占いの帝王と言われるほど、的中率が他の占いに比べて群を抜いています。
他人の運命を占うためには、多くの勉強や修行を積まないといけませんが、自分のことであれば基本に忠実に読み解いていけば、知ることができます。
この記事では、数ある占いの中でも抜群の的中率を誇る四柱推命の基礎の基礎と、命式表の意味や見方を順にご紹介しますので、ぜひ目を通して自分の運命を占ってみてください。
【1】四柱推命とは!?基本の概念
四柱推命は、古代の中国で生まれたと言われています。古代中国の「陰陽思想(いんようしそう)」と「五行説(ごぎょうせつ)」を組み合わせた「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」をもとに、生まれてきた人間の命運を占う方法で、「世の中のありとあらゆる物事は陰と陽に分かれる」という考え方と、「木(もく)、火(か)、土(ど)、金(こん)、水(すい)の5つのエネルギーによって構成される」という考え方が根源にあります。
基本的には、この「陰陽五行説」をもとにして、人間も陰と陽、そして木、火、土、金、水の五行にまで分解することによって、命運を占うのが四柱推命です。具体的にどのように分解して占うのかというと、生まれた年、月、日、時間を四つの柱(四柱)に置き換えて、それぞれがどのような陰と陽、そして五行になっているのかを読み解いていきます。つまり、簡潔に述べるなら、四柱推命は生まれに基づいた占いだと言えるでしょう。
生まれる日時は、生まれてくる本人も生む親も選べません。先祖や親などの因縁が生まれてくる日時に関係していると言われていますが、生まれた後、まずはじめに行う行動は全ての人間が同じです。声をあげて泣き、自分の力で肺呼吸をはじめることが、私たち人間の第一歩です。その時に体の中に取り入れた空気のエネルギー、つまり、陰と陽、そして五行がその人の命運を決定づけると、四柱推命では考えられているのです。
【2】四柱推命の命式表の意味と見方
四柱推命をもとにして、生まれた年、月、日、時間から自分の命運を読み解けば、運命や性格、結婚運、転機などの全てが分かります。また、相手の命運と照らし合わせれば、その相手との相性なども占うことができます。
四柱推命占いを実行するためには、その人の運命を式にあらわす「命式表」を作る必要がありますが、命式表を作り、完璧に読み解くためには、相応の学習をしなければいけませんし、理解し、習得するまでには数年かかると言われています。かつては、分厚い教本と暦を見ながら、難解な計算をしないといけないほどでした。しかし、今はインターネット環境が整っていて、パソコンやスマートフォンさえ持っていれば、CPUが一瞬で計算してくれるようになっています。
こちらのサイトは、プロの占い師も使用していると言われている四柱推命の命式計算サイトで、自分の生まれた年、月、日、時間を入力すれば、命式表を導き出してくれます。もし、生まれた時間が分からなければ、その項目は省いて頂いて、生年月日だけでも問題ありません。
とはいえ、上記のようなサイトで命式表が作れたとしても、読み解くためにはコツや知識が必要になってきます。
知識が不十分な状態では、命式表を見てもさっぱり分からないかもしれませんが、生まれた年、月、日、時間に当てはまる年柱、月柱、日柱、時柱の四つの柱をおさえておけば問題ないでしょう。そして、四つの柱の中で、日柱の天干(てんかん)と地支(ちし)の項目に注目をしてみてください。
四つの柱の中で日柱の天干と地支の項目に注目をし、その陰陽、五行を読み解いていけば、簡単ではありますが、その人の運命や性格などを読み解くことができるのです。
詳しくは、次の項目で天干と地支の陰陽、五行を解説しますので、そちらを参考にしてみてください。
【3】命式表を読み解くうえで重要な天干と地支の陰陽、五行
天干と地支の陰陽、五行を読み解けば、簡潔にその人物の運命や性格などを知ることができます。
天干はその人物の運勢や性格などの傾向をあらわしていて、地支はその人物の肉体の特徴などをあらわしていますので、天干と地支の二つを組み合わせることで、おおよその人物像を読み解くことができるのです。
天干と地支、それぞれの陰陽、五行を解説しますので、把握したうえでご自身の命式表を読み解いてみてください。
≪天干の陰陽、五行≫
天干は、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の計10種です。
それぞれの陰陽、五行は下記の通りなので、把握しておきましょう。
・甲「木の五行」「陽」
・乙「木の五行」「陰」
・丙「火の五行」「陽」
・丁「火の五行」「陰」
・戊「土の五行」「陽」
・己「土の五行」「陰」
・庚「金の五行」「陽」
・辛「金の五行」「陰」
・壬「水の五行」「陽」
・癸「水の五行」「陰」
≪地支の陰陽、五行≫
地支は、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の計12種です。
それぞれの陰陽、五行は下記の通りなので、覚えておきましょう。
・子「水の五行」「陽」
・丑「土の五行」「陰」
・寅「木の五行」「陽」
・卯「木の五行」「陰」
・辰「土の五行」「陽」
・巳「火の五行」「陰」
・午「火の五行」「陽」
・未「土の五行」「陰」
・申「金の五行」「陽」
・酉「金の五行」「陰」
・戌「土の五行」「陽」
・亥「水の五行」「陰」
【4】天干と地支の組み合わせは60通り
前項でご紹介した天干と地支の陰陽、五行ですが、その組み合わせは全部で60通りです。
組み合わせを見ることで、その人物の性格や言動の癖を読み解くことができますので、それぞれの組み合わせでどのような特徴が見られるのかを簡潔にご紹介します。
(1)甲子(きのえね)
真面目で、素朴な性格をしています。数字に強いという特徴もありますが、挫折やトラブルに弱いという欠点があります。
(2)乙丑(きのとうし)
温厚で、堅実な性格をしています。言動が控えめなので敵を作ることはありませんが、人の好き嫌いが激しいという欠点があります。
(3)丙寅(ひのえとら)
外面は社交的ですが、内面は繊細でデリケートな性格をしています。また、リーダーシップに欠けるという特徴もあります。
(4)丁卯(ひのとう)
飾り気がなく、サバサバした性格をしています。ただ、負けず嫌いで、他人を見下す傾向があるので、人間関係のトラブルを起こしやすいという欠点があります。
(5)戊辰(つちのえたつ)
人当たりが良く、情に流されやすい性格をしています。誰にでも優しく接しますが、八方美人になりやすいという欠点もあります。
(6)己巳(つちのとみ)
器用で、芸術的なセンスを持っています。人当たりも良い方ですが、時と場合によっては批判的になってしまうこともあります。
(7)庚午(かのえうま)
独特の世界観を持っていて、周囲との調和がとりずらいことが特徴です。自分の性格と合う人としか仲良くできないという欠点があります。
(8)辛未(かのとひつじ)
努力家で、真面目な性格をしています。人を見定める能力にも長けていますが、リーダーというよりも、リーダーを支えるポジションの方が向いています。
(9)壬申(みずのえさる)
合理性を重視する性格をしています。また、神経質で、社交性に欠けるという欠点もあります。
(10)癸酉(みずのととり)
人情派で、面倒見が良い性格をしています。ただ、感受性が豊かで鋭いため、繊細になりやすく、そのせいで孤立してしまうことも多くなります。
(11)甲戌(きのえいぬ)
控えめで、誠実な性格をしています。誰に対してもきめ細やかな気遣いができるため、周りから慕われることも多いでしょう。
(12)乙亥(きのとい)
知的で、正義や理想を重んじる性格をしています。ただ、挫折に弱く、理屈っぽいという欠点もあります。
(13)丙子(ひのえね)
ぶっきらぼうで、淡泊な性格をしています。その一方で、家庭を重んじる誠実な一面も持っています。
(14)丁丑(ひのとうし)
品があって、おっとりした性格をしています。ただし、好き嫌いが激しく、頑固な一面もありますので、協調性に欠けるという欠点があります。
(15)戊寅(つちのえとら)
せっかちな性格をしています。ただし、野心があるため、挫折や失敗に負けずに努力を続ければ成功しやすいという特徴を持っています。
(16)己卯(つちのとう)
明るく、陽気な性格をしています。人当たりも良く、器用でもあるため、人間関係も良好でさまざまな場面で活躍できるでしょう。
(17)庚辰(かのえたつ)
マイペースな性格をしています。若い頃は負けず嫌いな性格をしていますが、年齢を重ねるごとに性格が丸くなるという特徴も持っています。
(18)辛巳(かのとみ)
度胸があって、押しが強い性格をしています。その反面、人の感情に鈍感だという欠点もあります。
(19)壬午(みずのえうま)
人情派で、好奇心旺盛な性格をしています。独特な雰囲気を持っていますが、人当たりは良い方だと言えるでしょう。
(20)癸未(みずのとひつじ)
保守的な性格をしています。ただし、観察力や洞察力に長けているため、さまざまなアイデアを閃いたり、企画したりすることが得意です。
(21)甲申(きのえさる)
温厚な性格をしています。人当たりも良く、人間関係を円滑にする能力に長けていますので、潤滑油のような存在になれるでしょう。
(22)乙酉(きのととり)
合理的な考え方を好む性格をしています。また、ワイルドな一面と知的な一面の両方を兼ね備えていますので、不思議な魅力を持っています。
(23)丙戌(ひのえいぬ)
温厚で、義理人情に厚い性格をしています。ただ、自分の世界観が強いため、繊細な一面も持っています。
(24)丁亥(ひのとい)
人当たりが良く温厚ですが、個性的な性格をしています。合理的なため、非合理的なものを嫌う傾向にあります。
(25)戊子(つちのえね)
頑固で、芯が強い性格をしています。ただ、自分の信念を押し通そうとするため、偏屈だと思われてしまうことも多いでしょう。
(26)己丑(つちのとうし)
観察力が鋭く、保守的な性格をしています。さまざまな情報を集めたり、冷静に分析したりする能力に長けていることが強みです。
(27)庚寅(かのえとら)
気分屋な性格をしています。ユーモアにあふれ、斬新なアイデアを閃くこともできますが、ムラがあるという欠点もあります。
(28)辛卯(かのとう)
義理人情に厚い性格をしています。人を管理する能力に長けていますが、情緒不安定な一面を持っているということが欠点です。
(29)壬辰(みずのえたつ)
常識を重んじる性格をしています。また、聞き上手であるため、周りから相談されることも多くなるでしょう。
(30)癸巳(みずのとみ)
生真面目で、律儀な性格をしています。ただ、周りとのコミュニケーションを疎かにする傾向にあるため、冷たい人だと思われることも多いです。
(31)甲午(きのえうま)
明るくて、素朴な性格をしています。周りからの人気を集めますが、やや協調性に欠けるという欠点もあります。
(32)乙未(きのとひつじ)
楽観的で、温厚な性格をしています。義理人情にも厚く、真面目な性格をしているため、周りから信頼されることも多いでしょう。
(33)丙申(ひのえさる)
デリケートで、短気な性格をしています。ささいなことで感情的になってしまうため、トラブルが多くなりますが、ハッキリと物言いできるということは強みです。
(34)丁酉(ひのととり)
気さくな性格をしています。ただ、独特な世界観を持っているため、周りから浮きやすく、孤立してしまうこともあります。
(35)戊戌(つちのえいぬ)
知的で、冷静な性格をしています。冷静に物事を判断できるため、さまざまな場面で正しい選択ができるでしょう。
(36)己亥(つちのとい)
情に厚い性格をしています。クールに見られがちですが、周りをしっかりと見ているので、組織の参謀が向いているでしょう。
(37)庚子(かのえね)
努力家な性格をしています。教養もあって知的ですが、それに甘んじることなく努力を続けますので、さまざまな場面で活躍できるでしょう。
(38)辛丑(かのとうし)
プライドが高い性格をしています。表面上は愛想よくしていますが、実は負けず嫌いなので、周りと衝突することも多いでしょう。
(39)壬寅(みずのえとら)
ワガママな性格をしています。ただ、物事の真相を究明する能力に長けていて、探究心が強いということは強みだと言えます。
(40)癸卯(みずのとう)
警戒心が強い性格をしています。社交的でありながら、繊細でもあるので、やや気難しいという欠点があります。
(41)甲辰(きのえたつ)
温和な性格をしています。そのため、周りから親しく思われることも多いでしょう。また、努力家な一面も持っています。
(42)乙巳(きのとみ)
ワンマンタイプで、一匹狼になりやすい性格をしています。ただ、実力は非常に高いので、孤立しながらも成功しやすいでしょう。
(43)丙午(ひのえうま)
正義感が強い性格をしています。理論を重んじるため、知識も豊富ですが、やや気分屋だという欠点もあります。
(44)丁未(ひのとひつじ)
面倒見が良い性格をしています。周りの空気を読む能力にも長けていますので、円満な人間関係を築きやすいでしょう。
(45)戊申(つちのえさる)
平和主義な性格をしています。ワイルドな見た目をしていますが、争いごとを好まず、地道な努力ができる努力家でもあります。
(46)己酉(つちのととり)
負けず嫌いな性格をしています。負けないための努力は惜しみませんが、我が強いため、調和を乱す傾向にあります。
(47)庚戌(かのえいぬ)
優しい性格をしています。思いやりが強すぎるあまり、自分よりも他人を優先する傾向にあるため、損な役回りを担うことも多いでしょう。
(48)辛亥(かのとい)
プライドが非常に高い性格をしています。目的達成のためには手段を選ばない傾向にあるため、周りと揉めることも多いでしょう。
(49)壬子(みずのえね)
バランスの良い好人物ですが、独特な雰囲気を持っています。また、他人のことを才能の有無で判断する傾向にあります。
(50)癸丑(みずのとうし)
温厚な性格をしています。また、純粋な性格をしていてポジティブでもあるので、明るい人も多いでしょう。
(51)甲寅(きのえとら)
生真面目な性格をしています。真面目過ぎるあまり、面白みに欠けるという欠点があります。
(52)乙卯(きのとう)
温厚な性格をしています。ただ、物事を合理的に考える一面もありますので、冷徹な判断を下すこともあるでしょう。
(53)丙辰(ひのえたつ)
オープンな性格をしています。分け隔てなく他人と接することができますが、実行力に欠けるという欠点もあります。
(54)丁巳(ひのとみ)
おっとりした性格をしています。運動神経が良く、闘争心も持っていますが、積極性が低いという欠点もあります。
(55)戊午(つちのえうま)
誠実な性格をしています。若い頃は詰めが甘く、失敗も多いですが、年齢を重ねるにつれて、洗練されていく傾向にあります。
(56)己未(つちのとひつじ)
人間味のある性格をしています。周りから信頼されることも多く、良い人間関係を築くことができるでしょう。
(57)庚申(かのえさる)
頑固な性格をしています。ただ、理想を叶えるための努力ができるので、大器晩成することも多いでしょう。
(58)辛酉(かのととり)
几帳面な性格をしています。何事に対しても慎重なため、行動は遅いですが、失敗をしないという強みを持っています。
(59)壬戌(みずのえいぬ)
人情に厚い性格をしています。また、駆け引きが得意で、リーダーシップもあるので、出世することも多いでしょう。
(60)癸亥(みずのとい)
社交的な性格をしています。また、平和主義でもあるので、周りと非常に良い人間関係を築くことができるでしょう。
【まとめ】
今回は、四柱推命の基本と命式表の意味や見方について解説しました。
四柱推命は占いの中でも奥が深いので、一度で全てを把握することは難しいでしょう。しかし、勉強すれば勉強するほど、理解が深まり、自分の人生に役立てることができるはずです。
興味を持ったなら、ぜひこの機会に四柱推命の世界に触れてみてください。