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【天使召喚】天使を呼び、対話(交信)したりお告げの声を聞く方法【イタズラ厳禁】

天使召喚

こんにちは、管理人の凛です。

降霊術が悪霊や死霊を呼び出すのに対して、天使に来てもらう白魔術の方法を、「天使召喚」と言います。天使召喚や天使のメッセージを聞く方法には、普通の人でも実践できるものもあれば危険なものもあり、注意が必要です。

ここでは、代表的な天使召喚の方法や天使のメッセージを聞く方法、理解しておくべき注意点などを紹介します。

目次

方法1. 霊能者の行う「アチューンメント」を通じた天使召喚

天使召喚 アチューンメント

霊能者の中には、天使と意思の疎通ができ、天使の力を借りて依頼者のヒーリングをしたり、未来を透視したり出来る人もいます。比較的安全な方法として、そんな霊能者の力を通じて行う天使召喚が挙げられます。

霊能者を通じての天使召喚は、天使が目に見えたり天使の声が聞こえたりするというものでなく、霊的な波動を一致させることで、即座に一緒にいるのと同じ状態を作り出します。

天使と波動を一致させるために、霊能者は「アチューンメント」を行います。

アチューンメントとは、霊能者が間に入って依頼者に天使のエネルギーやメッセージを伝える事です。また、アチューンメントによって、依頼者自身が天使のエネルギーを受けやすい体質になっていく事もあります。

アチューンメントを行うと、霊能者が「お告げ」として天使からのメッセージを口述してくれることがあります。また、依頼者はアチューンメントを受けると、身体が暖かくなったり、涙が流れたり、心に響くインスピレーションを受ける事が多いようです。

召喚できる天使は、霊能者によって様々です。ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルの4大天使のような有名な天使と繋がる人もいれば、名も無い自分の守護天使を通して透視やヒーリングを行う霊能者もいます。

霊能者を通じての天使召喚では、対面はもちろんですが、電話やスカイプを通して遠隔地の依頼者にもエネルギーを送れます。メールで可能な霊能者がいるかどうか私は確認していませんが、電話やスカイプであれば、声を通じて依頼者の波動を知ることができ、天使のエネルギーを伝える事が可能です。

霊能者を通じての天使召喚は、精神的、身体的に実感が得られる人も多いので、どこか体の調子が良くない、悩みがあるという場合は試してみる価値があるかもしれません。

方法2. 「エンジェルカード」で守護の天使からメッセージを受ける

エンジェルカード

「エンジェルカード」と呼ばれるアイテムを使い、守護の天使からメッセージを受ける方法もあります。

エンジェルカードとは、象徴的な絵柄が描いてあるカードです。占いによく使われるタロットカードとは違い、カードに言葉が書いてあるのが特徴です。書かれている言葉は、天使から届けられた今の貴方に必要なメッセージと言われています。

エンジェルカードはオラクルカードとも言われ、天使の絵柄のカードから、動物や花、日本の神様など、現在では沢山の種類が出回っています。「オラクル」とは「ご神託」、貴方への高次の存在からのメッセージ、という意味です。ですから、絵柄が天使でなくても「天使からのメッセージ」と捉えて良いのです。

エンジェルカードを通じて貴方にメッセージを送るのは、守護の天使(ガーディアンエンジェル)と思われます。守護の天使とは、人間一人一人を護り、配慮してくれると言われる天使です。そんな天使の言葉をヒントに自分のイメージを広げ、メッセージを読み解くというわけです。

難しい勉強は不要なので、初心者でもすぐに活用できるのが良いところです。悪霊が取り憑く事もなく安全である事からも、一般の人におすすめできます。

エンジェルカードはポジティブでアファメーション的

エンジェルカードの特徴は、ネガティブメッセージが無いことです。タロットカードは、「死神」や「塔」、「ソードの3」など、カード自体がネガティブイメージを思い起こさせるものもあります。しかし、エンジェルカードにはそのようなネガティブカードは無いのが普通です。

また、エンジェルカードの使い方として、引いたカードをその日、あるいは数日間のアファメーションカードにする事も出来ます。起床後と寝る前にカードを見ながらカードのメッセージを唱えたり、瞑想したりして、その様になっている自分をイメージし、思念による引き寄せの力を利用するのです。

エンジェルカードの基本的な使い方・メッセージの読み解き方

エンジェルカードには様々な使い方があります。記載の使い方に従っても構いませんが、以下では一番シンプルな方法をご紹介しましょう。

  1. 手を洗い椅子に座って、テーブルの上にエンジェルカードを裏向きにひとまとめにして置きます。
  2. 目を閉じて、自分が天使に聞きたい質問を思い浮かべます。
  3. 目を開いて、何も考えずにカードをトランプのように気の済むまで切ります。その後テーブルの上に広げてシャッフルします。
  4. 十分シャッフルしたらまたカードをひとまとめにして置きます。
  5. 利き手でない方の手でカードを2つの山に分けます。
  6. 好きな方のカードの山を上に乗せて、ひとまとめにします。
  7. 一番上のカードだけ取って、表にしてみましょう。それが貴方への天使からのメッセージです。

【メッセージの読み解き方のコツ】

エンジェルカードの文章は抽象的なので、具体的な解決方法や、YESかNOの二択的な問題を直接質問しても、ダイレクトな答えは得られないかもしれません。

カードには絵が描いてあり、文章が添えられています。文章はちょっと抽象的でピンとこないかもしれません。

例えば、光り輝く天使が両手を広げている絵柄に”LET GO” というメッセージが書いてあるカードを引いたとしましょう。

”LET GO”は「手放す」という意味ですが、貴方が「恋人は出来ますか?」と質問していたとすれば、「そんなに深く悩まず、くよくよするのをやめたら、恋人は出来ますよ」というメッセージを読み解くことが出来ます。

「子どもに真面目に勉強させるのは?」と質問した場合なら、「もうお子さんは自分でやるべき時を知っています。貴方にとっては子離れの時期ですね」というようにも読めます。

エンジェルカードのメッセージは、問題の背後にある貴方の価値観や感情の偏りをほぐして、物の見方を変えてくれるケースが多いように思います。

エンジェルカードを購入するなら「絵柄がピンときたもの」を選ぶのが正解

通販サイトで探すと沢山のエンジェルカードが販売されていますが、絵柄がピンときたものを選ぶのが一番です。外国製のものが多いので、日本語の解説書が付いているかどうかは確認しておきましょう。また、最近は悩み事や問題別に特化したエンジェルカードもあるので、参考にしても良いかもしれません。

価格は4,000円程度のものが多いようです。

エンジェルカードを置いているお店はそう多くないため、「実物を手に取って見たい」となると、スピリチュアル関係のグッズを販売しているお店か、占いスクールに行ってみなければ難しいかもしれません。

エンジェルカードは定期的に浄化することがおすすめ

エンジェルカード自体には霊が憑くことはありませんが、長い間使われたものには使っていた人の思念が入り込む場合もあります。譲ってもらったカードだけでなく、自分が使っているものでも、定期的に浄化する事をおすすめします。

浄化の方法は簡単です。カードの順番に従って上下揃えて、お線香を1本分炊く間側に置くのが一番簡単です。クラスタの水晶があれば、その側に半日程度置けば十分でしょう。

注意!エンジェルカードも依存し過ぎると効果が無くなる

天使は大天使も貴方の守護の天使も、人間を含めた被造物を守る使命を神から与えられているので、人間が気が付かないだけで、常に私達を気遣いメッセージを発信し続けています。虫の知らせとか、第六感と言われるものがそうですね。

何をするにもエンジェルカードを引かなければ気が済まないような依存的な状態はかえって人間的な成長を阻害するので、天使もそんな場合はカード選びに付き合わない方が貴方のため、と様子を見るようになります。同じカードばかり出る、真逆の意味に取れるカードが交互に出るようになったら、暫く間を置いてみる事をおすすめします。

方法3. 難解かつ堕天使(悪魔)を呼ぶ危険性がある「天使降霊術」

堕天使 天使降霊術

19世紀のオカルトブームの際、降霊術や交霊会が盛んに行われましたが、その中に「天使降霊術」という手法もありました。秘密結社「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」が中心となって、エノク語という言葉を使って召喚した天使と話をしたとされています。「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の天使降霊術が「エノク魔術」と言われるのはその為です。

本当に「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の天使降霊術で天使が召喚されたかどうかは定かではありません。しかし、その後「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」は内紛で分裂してしまったそうです。

一時はノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人イェーツも所属していたそうですが、実際のところ、どんなものだったのでしょう。文献などを総合すると、天使降霊術は「生命の樹」と言われる古代ユダヤから伝承する数秘術の流れをくむ秘儀に関係があったようです。数秘術は数字に象徴的な意味を見出して、数字の組み合わせで様々な事物を判断する非常に難解なもの。

また、天使の言葉として彼らが使っていた「エノク語」も、実在した言語ではありません。エノクはキリスト教の旧約聖書に名前が出てくる人です。非常に正しい人であったために、神によって「生きたまま天国に召されている」と信じられていました。「エノク書」という物語がエチオピア正教の聖典にありますが、エノクは地上で堕落してしまった天使達と神の間に入り、話をやり取り出来たとされています。

このように「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の天使降霊術は非常に難解で、実態を知るのが難しいと言われています。

また、天使降霊術が危険なのは、「堕天使=悪魔」を呼び出してしまう可能性が非常に高いとされている為でもあります。このサイトでも悪魔のカテゴリーで詳しくお話しした事がありますが、悪魔もその昔は天使だった、という話をご存知の方も多いのではないでしょうか。天使の一部がある時神に反逆し、戦いに敗れて地獄に落ち、悪魔と呼ばれるようになりました。「堕天使」というのはその一団の事なのです。

また、ある時代に天使達が再び神に背き、地上で人間の女性達と淫らな行いをして神の怒りを買ったという伝説があります。その経緯が「エノク書」に記されています。その時、「堕天使」と神の間に入って話した人がエノクだったのです。

こんなわけで、エノク語を使って呼び出される天使は「堕天使=悪魔」の可能性があり、天使降霊術は危険性が高いと考えられるのです。

天使召喚に関して理解しておくべき注意点

上記の通り、天使召喚や天使のメッセージを聞く方法には、比較的安全なものもあれば、天使降霊術のように危険とされる方法もあります。更に、天使召喚の一つと誤解してはならない降霊術や、天使召喚の難しさについても理解しておくことが必要です。以下ではこれらの注意点をご説明します。

低級霊や動物霊が憑依する「キューピッドさん」や「エンジェル様」は別物!

名前はいかにも天使に関係がありそうですが、「キューピッドさん」「エンジェル様」と呼ばれる文字盤を使ってメッセージを聞く方法は、降霊術、交霊会と同じもので危険です。「キューピッドさん」「エンジェル様」で呼び出されるのは、低級霊や動物霊の可能性が大きいのです。

低級霊や動物霊とは、人間の悪意や妄念が塊になって出来上がった霊のこと。酔っ払いの嘔吐物、喧嘩、猥褻な妄執などから生まれた「低級霊」は、盛り場の路地やトイレなどに好んで集まります。また、人間に敵意を持って死んだ「動物霊」は、寂れた神社や無縁仏の墓地にたむろします。つまり、これらは主に人間界に存在する霊です。

対して、霊界には「天使」や「悪魔」のような純粋に霊的なものが存在します。また、転生する前に霊界で休息している死んだ人の霊や、死んだ後も未練がありさまよっている亡霊など、以前は人間だった霊もいます。

これらの霊界にいる霊的存在は、人間とは波動が違うので、遊び半分で呼ばれても姿を表しません。ところが、低級霊や動物霊は寂しがり屋で、人間にちょっかいを出したり悪意を持っていたずらを仕掛けたりするのが大好きです。

天使召喚は、「キューピッドさん」「エンジェル様」とは別物だという事は理解しておきましょう。

天使は神からのメッセージがある場合だけ特定の個人に姿を現す

天使の本来の任務は、宇宙を含めた全世界にそれぞれの仕事や持ち場を与えられて日夜悪の力と戦い、被造物を守護する事です。歴史的に見て、確かに天使が出現したという証拠のある記録はありません。しかし、伝統宗教の経典には「天からの使者」が重大なメッセージを携えて個人の前に現れたという伝説は存在します。

例えば、キリスト教の旧約聖書では、大天使がユダヤ民族の祖アブラハム、ヤコブの前に姿を現していますし、新約聖書ではイエスの母マリアに大天使ガブリエルが神の使いとして重大な任務を携えて出現しました。

ですから、一般人が「天使召喚」を試みて、天使を呼び、対話(交信)したりお告げの声を聞いたりするような体験は、余程の事が無いと難しいと言えるでしょう。

まとめ

以上、天使召喚や天使のメッセージを聞くための方法をご紹介しました。天使(上位神霊)は非常に強い力を持っています。イタズラ半分や興味本位で行うと怒りを買ってしまう可能せ性がありますので、今回紹介した方法を行う時は必ず真剣な気持ちで行なって下さい。

また、実は近年、アメリカの有名なエンジェルカード作家が、「エンジェルカード」でメッセージを送ってくる存在は天使とは限らない、と言い出してちょっとした話題になっています。確かに依存状態になって「カードに聞かなければ何も決められない状態の人」にメッセージを送ってくるのは、天使ではないかもしれません。

ですが、天使は静かにそっと貴方のやる気を引き出し、ポジティブにしてくれる存在のはず。本物か偽物かを見分けるポイントは、この点ではないでしょうか。エンジェルカードのメッセージの読み解きに迷ったら、この事を思い出して下さいね。

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