大天使ウリエルの役目や方位・色・伝説・特徴・意味を解説

こんにちは、管理人の凛です。

昨今問題になっている地球温暖化ですが、その原因はオゾン層の破壊と言われていますね。

もし、地球を覆っているオゾン層がなかったら、太陽から注がれる有害な紫外線によって地球上の大半の生物が死滅してしまうと言われています。

太陽の光は人間に必要不可欠なものですが、このように破壊的な一面を持っているのです。

昔の人はまばゆい太陽を見上げて、偉大な力を感じるとともに、畏れの気持ちも抱いていたことでしょう。

そんな太陽を象徴しているような天使が「大天使ウリエル」です。
今回は大天使ウリエルの役目や伝説、そのパワーをより強く受け取ることが出来る方位や色などをご紹介します。

大天使ウリエルの役割は自然現象を司り、神の裁きを警告すること

大天使ウリエルはミカエル、ラファエル、ガブリエルとともに四大天使と呼ばれています。
しかし、実は聖書に名前が出てこないために、カトリック教会では正式に天使と認められない時代もありました。

にもかかわらず、民間の伝承や伝説では古くから最も偉大な天使とされていました。なぜなら大天使ウリエルは、天使の階級中最上級の熾天使（セラフィム）だからです。

セラフィムは神への愛に自分自身が燃えている、最も神に近い階級の天使です。

大天使ウリエルは気象・自然現象・季節・天体の運行を司る

大天使ウリエルは神に任されて地球上の気象、自然現象、季節、天体の運行を司ると言われています。

大天使ウリエルは手に炎を持った姿で描かれますが、この姿は太陽の光そのものを象徴しています。太陽の光のように、人々に恵みを与えることもあれば、時として恐ろしい災害ももたらすこともあるのです。

罪人に神の裁きを警告するが、善良な人は守ってくれる

大天使ウリエルは、「神の光」「神の炎」という別名を持ちます。
太陽に最も近い場所から地球を守りながらも、太陽の眩しさにひるまない「天国で最も鋭敏な視力を持つ者」と言われています。

大天使ウリエルの物事を見抜く目は、神に背いた罪人を見逃しません。

そして、神から下される裁きを罪人に警告します。例えば、地震や洪水など地球環境の変化を人々に警告するのです。

人類に賢明な知識をもたらし、人々をより良い方向に導く

旧約聖書の創世記に出てくる「ノアの方舟」は有名な伝説ですが、この話の中でノアに大洪水を告げたのは大天使ウリエルだと言われています。

この大洪水で罪人は全滅しますが、神に従って方舟を造ったノア一族は助かりました。

大天使ウリエルは詳しい方舟の設計図をノアに示し、地上の動物がすべて滅びてしまわないように、動物達をそれぞれ雌雄で方舟に乗せるように命じました。

インスピレーションを与えてくれる大天使ウリエル

天におけるすべての発光体を司る大天使ウリエルは、人間にインスピレーションを閃かせてくれる天使です。

科学の発展は、古くは錬金術に遡りますが、錬金術師達はインスピレーションを願って大天使ウリエルの加護を求めたとされています。

「光とはなにか」を追求していくことで現代科学が発展して来たことも、偶然では無い様な気がしますね。

大天使ウリエルの伝説を3つ紹介！鋭敏な視力や災害の予告で人類を助ける

大天使ウリエルは、聖書に認められていない「外典」と言われる書物や民間の伝説にも数多く登場しています。

あまりにも民間での天使信仰が加熱したために、8世紀の第91代ローマ教皇ザカリアスは教会会議を開いてミカエル、ラファエル、ガブリエル以外の天使を認めない決定を下してしまう程でした。

そんな大天使ウリエルの伝説を一つ一つ見ていきましょう。

エデンの園でサタンの侵入を見破ったという伝説

エデンの園は神が人間（アダムとイブ）のために造った楽園でした。

神に背いて地獄に落されたサタンは、神が寵愛している人間を誘惑するために、天使に化けてエデンの園に侵入します。

大天使ウリエルは太陽の直ぐ側で天界を警護していましたが、「天国で最も鋭敏な視力」でそれを見抜いたそうです。

大洪水や火の雨など神の怒りによる大災害を予告した伝説

やがてアダムの子孫達が地上に増えると、罪を犯す人が増えました。神は人間を創造したことを後悔し、地上に大洪水を送ろうと考えます。

その時、唯一信仰深い義人だったノアの夢に天使が現れました。その天使は大洪水を予告し、大きな方舟雨を建造するように勧めました。その天使が大天使ウリエルだったと言われています。

その後、紀元前2000年頃に実在したとされるアブラハムの時代にも、ソドムとゴモラという町には、神に背いた背徳的生活を送る人が多くいました。

そのため、神はソドムとゴモラに火の雨を降らせて滅ぼしてしまおうと考えました。そのことをアブラハムに告げ、そこに住む甥のロトの家族を助けたのも大天使ウリエルとされています。

最後の審判の時に地獄の門を破壊するという伝説

大天使ウリエルは、最後の審判の時に地獄の門を破壊し、地獄に堕ちた人々を神の裁きの座に引き出すと言われています。

一説では、神を冒涜する者を業火で焼き、罪人達を苦しめるという伝説もあります。

大天使ウリエルの人々を導きインスピレーションを与えるパワー

太陽に最も近い大天使ウリエルは、強力なパワーを持った天使です。その光は善悪をはっきりと照らし出し、物事の本質を明らかにします。

また、罪人には厳しい裁きと制裁を下す一方、善良な人には救いの手を差し伸べて助け出します。

気候天候の激変から守るパワー

天体の運行、地球の環境まで司る大天使ウリエルは、気候天候の激変による災害から人々を守るパワーがあります。

物事の正しさを守るパワー

大天使ウリエルは、勧善懲悪の裁きの天使です。理不尽な弱い者いじめは許しません。

自分は正しいと確信しているけれど、弱気になっている時に助けを願うと良いでしょう。

人々を正しく教え導くパワー

大天使ウリエルは、ノアを導いたように、人々をより良い状態に導くことを得意としています。

教師や、自分の考えを人々に伝えたい小説家などは大天使ウリエルのパワーを借りると良いでしょう。

インスピレーションを与えるパワー

芸術家、研究者の仕事をしている人々にインスピレーションを与えます。

また、テストや試験の時、答えがどうしても思い出せない場合にも助けてくれるでしょう。

大天使ウリエルのパワーを貰える方位と色を紹介！

大天使ウリエルのパワーをより良く受け取るためには、私達も大天使ウリエルのパワーに波動を合わせることが大切です。

大天使ウリエルのパワーをより受け取ることが出来る方位や色を知っていると役に立ちますよ。

大天使ウリエルのパワーをより強く受け取る方位は「北」

古代ギリシアの自然哲学では、世界の物質は全て「水・風・火・土」の4つの元素に分類出来ると考えました。これが「四大元素論」です。

四大元素論によれば、大天使ウリエルは「土」に分類され、「土」の方位は「北」に当たります。

その様な訳で、大天使ウリエルの司る方位は「北」とされています。

大天使ウリエルに波動を合わせるには、北の方角に向かって瞑想する、部屋の北側に小机を置いてキャンドルに火を灯すと良いでしょう。

大天使ウリエルのパワーより強く受け取る方位は「緑」「赤」など

四大元素論によれば、大天使ウリエルは「土」に分類され、「土」の色は「緑」とされています。

大天使ウリエルが影響するチャクラは第1チャクラで、第1チャクラの色は「赤」です。

第1チャクラはエネルギーの出入り口に当たるエネルギースポットです。大地から良いエネルギーを吸い、汚れたエネルギーを大地に返すという働きがあります。

「赤」といっても、より大地の色に近い色をイメージした方が良さそうですね。

大天使ウリエルは、絵画では太陽や炎とともに描かれますので、「黄」「ゴールド」「白」「シルバー」など、光を表す色とも関係が深いでしょう。

これらを踏まえると、緑・赤・黃・ゴールド・白・シルバーが、大天使ウリエルに関わり深い色と言えます。

緑・赤・黃などのアイテムで大天使ウリエルのパワーを受け取ろう

正しさと真実の探求という点で、学問に関係の深い大天使ウリエル。

試験の時に大天使ウリエルウリエルのパワーを願いながら、緑・赤・黃・ゴールド・白・シルバーなど大天使ウリエルに関わり深い色の洋服身につけると良いでしょう。

天候の不順で体調を崩したくない時も、部屋の北側の壁に大天使ウリエルに関係が深い色のアイテムを飾ったり、大天使ウリエルの色のキャンドルに火を灯すと効果的です。

まとめ

暑い夏、寒い冬、時には台風の暴風雨も、大天使ウリエルが管理していると思うと、不思議な気持ちになりますね。

晴れた日には空を見上げて大天使ウリエルに話しかけてみませんか。

強いパワーを持った大天使ウリエルの力を借りることが出来れば、あなたの願いが叶う時も近くなるかもしれません。