【潜在意識】簡単に執着を手放せるアファメーション方法【例文有り】
こんにちは、管理人の凛です。
今回はアファメーションで潜在意識を制して、簡単に執着を手放す方法についてお話ししたいと思います。
人の心を乱す「執着」を取り払う“アファメーション”という瞑想を行うことによって、幸せが来るのをただ願うだけでなく、自ら「引き寄せる」事ができるようになります。
人の心の奥に存在する潜在意識によって、他人に対して劣等感を抱いたり、何か対して執着したりといったネガティブな感情に苛まれてしまう事がありますが、“アファメーション”を生活に取り入れることで、潜在意識を自在にコントロールし執着を取り除いた自分へと生まれ変われます。
アファメーションが持つ効力や日常生活で簡単に実践できる物事に対する考え方等についてご紹介します。
執着はアファメーションで簡単に手放せる
何か夢や目標に向かって努力をしている時、思い通りにいく事ばかりではないです。むしろ、殆どの行程で苦労をする事の方が多いでしょう。
物事がうまくいかない時、自分が納得できない状況に陥っている時など壁にぶつかってしまっている場合、もしかしたら無意識下にある『執着』に囚われてしまっているせいかもしれません。
うまくいかない事に対してムキになったり、より強い気持ちで手に入れようと挑んだりする事は決して悪い事ではありません。しかし、望みが執着に変わってしまうと、負のエネルギーが自分を取り巻く環境に影響するために現状がより悪化してしまう可能性もあるのです。
そんな時、アファメーションによって執着を手放す事で、自分が置かれている状況が好転します。『執着を手放す』と聞くと難しい事のように感じますが、これはポイントさえ押さえれば誰でも簡単に出来ます。
一生懸命努力しているにもかかわらず「行き詰ってしまったな」「うまくいかなくてどうしていいか分からない」と思う場面にぶつかってしまったら、ぜひアファメーションで執着を手放してみましょう。
執着を手放した方が良い理由は『引き寄せの法則』
物事がうまくいかなくなってしまった時、一度執着を手放す事で自分の望む未来が向こうからやってくる事があります。
何かが欲しくてたまらない時に、手に入れようと努力しているうちは手に入らず、執着をやめた途端に手に入ったという経験はないでしょうか。好意を寄せている相手にアプローチしても振り向いてもらえず、アプローチをやめた瞬間に向こうが意識してしまうのと似ていますね。
押してもダメなら引いてみる…という具合に。これは引き寄せの法則と密接に関係しており、特に恋愛や友人関係など、人間関係に顕著に現れるものです。
ちなみに引き寄せの法則は『自分が心から望む事はその通りになる』というものです。この引き寄せの法則は何かに執着しているうちはあまり効果が出ません。人が執着する時は『何か望んでいる事が叶わない・欲しいけど現状持っていない』という状況に置かれているからです。
引き寄せの法則が発動するには、望む未来を心から信じているという状況が必要になりますので、この『叶わない・持っていない』という意識があるうちは叶いません。
そのため、引き寄せの法則を発動させるためには執着を手放す必要があるのです。
執着を手放す事と諦める事の違いは『未来につながっているかどうか』
執着を手放す事と諦める事は、似ているようで異なります。
自分が執着しているものに対して『手放す』という事は、自分の現在置かれている状況を肯定し、望む未来が『いずれ当たり前のように訪れるもの』という考え方です。
この『いずれ』というところがポイントで、『今はそういった状況ではないけれど、いずれ訪れる、だから執着する必要も、焦る必要も無い』と、望む未来を心から信じられれば、自分自身にゆとりが生まれます。ゆとりが生まれると、『現在望む状況に置かれていない自分』に対して肯定的になる事で、良い未来が引き寄せられてくるのです。
対して『諦める』という事は、望みそのものを無かった事にしてしまう考え方で、自分が望む一切を考える事をやめてしまうという事なのです。自分が望むものを諦めるという事は、心に多大な負荷をかけ、ストレスに繋がります。
このように、執着を手放す事と諦める事は根本的に違うものです。
手放す事はいずれ自分が望む未来に繋がってくるのに対し、諦めるのは自分が望む未来に繋がる事はありません。
潜在意識の役割は人間の行動のベースとなる事
「こうしよう」「こうしたい」と自ら考え、意思決定するのが顕在意識で、自分が無意識に考え、行動を左右するものが潜在意識です。
この潜在意識は生まれてから現在までの環境や、自分が元より持っている性格や考え方で構築されるものです。目の動きやとっさの行動など、時として自分の思いと反して取ってしまう行動も、この潜在意識に左右されているもののひとつです。
この潜在意識はとても重要なもので、人間は潜在意識をもとに顕在意識でものを考え、行動します。そのため、自分が望む未来を手に入れるためにはこの潜在意識を根本的に変える必要があるのです。
潜在意識=無意識下に意思を刷り込む事によって行動を根本的に変えれる
自分の行動が潜在意識に左右される事をお話ししましたが、潜在意識に「こうなりたい」という意思を刷り込む事も可能です。これを潜在意識の書き換えと言います。
とっさの行動は潜在意識によって起こされているものなので、潜在意識を書き換える事で、自分が取る行動を根本的に変えられます。
例えば、太っているために自分に自信が無い女性Aの話をしましょう。
この女性は潜在的に「私が男性と付き合えるわけがない」と考えています。そのため、自信の無さが全面ににじみ出て、表情が暗く声も小さくなってしまっています。
日頃からこのような行動を取っている女性は、やはり自分が望んでいる(そう思い込んでいる)『男性と付き合えない』という現実を変えられません。自分の取る行動によって、それが心地よいと思う人や環境が引き寄せられてくるからです。
そしてこのままの状態で月日が経つにつれ、ますます状況は悪化する事になります。
ところが、同じような体系で同じような顔つきでも、表情が明るく朗らかで、ハキハキとした話し方をする女性Bだとどうでしょうか。おそらくこのような女性Bは人望があり、彼女と付き合いたいと思う男性も少なからずいる事でしょう。
この女性Bが無意識にとっている『表情の明るさ』や、自分の自信からくる行動に魅力を感じた人が集まってくるのです。
表情や声などは潜在意識が左右するものなので、同じような見た目でも取る行動に違いが出てくると、このように周囲の環境にも差がでてきます。
そのため、潜在意識を書き換える事で行動を根本的に変えれば、女性Aが女性Bのようになる事は充分可能なのです。
人は9割潜在意識に動かされている
顕在意識と潜在意識の違いは先述の通りですが、これらの割合は1:9になると言われています。9割がた潜在意識によって動かされています。自分で意思決定したと思っている事も、その意思決定を左右しているのは潜在意識という事になるのです。
自分は「規則正しい生活を送って健康的に過ごしたい」と思っているにもかかわらず、なかなか行動に移せない事はありませんか。自分で決めた早朝のランニングや休みの日の早起きなど、実践しようと思うのにどうしても体が動かない事もあるでしょう。
これは顕在意識が考えている事に対して潜在意識がそう思っていないので、身体を思うように動かせないのです『健康的に過ごす事』を必要としておらず、『このままで良い』と思っています。
このように自分が起こす行動や考えをほとんど左右する潜在意識を書き換えられれば分の理想に近づきやすくなると思いませんか。何かを成し遂げる上で潜在意識をその目標に合ったものに書き換える事はとても大切になってくるのです。
今すぐ実践したい!執着を手放すためのアファメーションのポイント4つ
それでは、執着を手放すために行うアファメーションのポイントをご紹介します。アファメーションは日頃から反復して意識する事が大切になってきますので、ぜひこちらを意識して行動に移してみてください。
既に成功している状態をイメージしてアファメーションを行う
まず、執着を手放すためのアファメーションを行う際は『既に望む未来を手に入れている』状況を信じる事が大切です。
そもそも執着を手放す目的は、望む未来が現状叶っていない事で感じているストレスや自己否定を、アファメーションによって解放する事です。そのため、「もうこれは叶っているので、追う必要が無い」と心から信じる事で、望む未来に執着する自分を解放できるのです。
現状叶っていないものを成功した状態を思い浮かべて信じる事は、最初は難しく感じるかもしれません。しかし繰り返し行う事で必ず潜在意識に『叶っている未来』を刷り込む事が可能です。
他人と自分を比べない
次に、アファメーションを行う際に他人と自分を比べない事が大切です。他人と自分を比べてしまう事は執着を手放す事を妨げる原因になるからです。
執着を手放すために「自分は何もしなくても自然と収入が増えていく」とアファメーションを行うとしましょう。その時に「でも、〇〇さんは私と同じ年齢にも関わらず既に年収が700万円あるし」という雑念が入ってしまうと、自分の収入が増えている未来を信じられなくなってしまいます。
他人と自分をしっかり切り離す事で、より精度の高いアファメーションを行えるでしょう。
自分の持つ常識を捨てる
「こうあるべき」「こうでないとおかしい」など、自分の常識を捨てる事も大切です。
「私は何もしなくても人に好かれる」というアファメーションを行っていたとしましょう。この時に「でも待って、何もしなくても人に好かれるなんてあり得ない」という自分の常識が入り込んでしまうと、「何かしないと人に好かれる事は無い」という形で潜在意識に刷り込まれてしまいます。
アファメーションを行っている最中に、自分の中で「どうして?」と疑問が浮かんできてしまったり、「これはおかしい」と常識が浮かんできてしまったりしたら、「理由はないけど、そうなの」と自分の意識を説得しましょう。
状況を変えようとアファメーションを行う上で、常識ほど邪魔になるものはありません。
過去に起きた問題・トラウマを解決する
自分が抱えているトラウマや、過去に起きた問題がアファメーションの邪魔になる事があります。
アファメーションは心から信じる事で潜在意識を書き換えていくものですので、心のどこかで自分がこうしたいと思っている意思に納得できないと効果を発揮しません。
例えば、幼少期から大人になるまで両親の喧嘩ばかり見てきた人は、アファメーションでどんなに『私は幸せな結婚をする』と思っていても、過去に見ていた両親の『仲が悪く幸せでない結婚』を思い出してしまって、『幸せな結婚をする自分』を信じられないのです。そのため、アファメーションで何度も意識を書き換えようと努力をしても、なかなか効果が出なくなってしまいます。
トラウマや過去に起きた問題を克服するために、今一度『でもその問題は私には関係無いので影響しない』と思うようにしてみてください。人が抱える問題はそれぞれその人たちの問題ですので、あなたには関係ない事なのです。
また、解決できそうな問題なら、一度解決できるように努力してみても良いでしょう。
執着を手放すアファメーションの例文
それでは実際に、執着を手放すためのアファメーションの例文をよくあるケース別にご紹介します。あくまで例文なので、自分が使いやすいように内容を組み変えたり、言葉を変えたりして使ってみてください。
今回ご紹介するのは多くの人が悩みを抱えている金銭問題や、恋人との関係、自分が持つコンプレックスの克服についてのアファメーションです。いずれも心から信じて行う事が大切です。
【お金持ちになりたいと思う自分の執着を手放す】
「私はお金をたくさん持っています。そのおかげで好きな事をし、充実した毎日を過ごしています」
「何も心配せずとも、私の収入はどんどん増えていきます」
「私は年収1000万円を達成できました」
【自分の理想を追う自分の執着を手放す】
「私はいずれ必ず〇〇になります」
「もう〇〇になる事は決まっています」
【極端なダイエットや美容への執着を手放す】
「私は現在の容姿で充分魅力的です」
「私の存在は何にも代えがたく、誰かと比べる必要はありません」
【恋人に執着してしまう現状を手放す】
「私は恋人ととてもうまくいっています」
「私は〇〇さんに愛されるべき魅力的な存在です」
いずれのアファメーションも完了形もしくは進行形で自分を肯定する内容になっています。恋人や友人など自分以外の人間が絡む事はなかなか自分一人でどうにかできる問題ではありませんので、アファメーションの力を借りてうまくいくように導くと良いでしょう。
目標に応じてこれらのアファメーションを日常的に繰り返す事で、囚われている執着を手放せる。
まとめ
自分が望む姿を手にいれる事や、持っている夢、目標を叶えるためには、必ずしもその事だけを考えていれば良いわけではありません。叶わない事に執着すると、『叶っていない現状』が際立ち、潜在意識に刷り込まれてしまいます。
叶っていない現状が刷り込まれてしまうと多大なストレスがかかり、自分が持つ本来のパフォーマンスを発揮できません。そのため、夢や目標を叶える上で挫折した時、壁にぶつかった時は一度執着を手放す事も必要なのです。
急がば回れと言うように、執着を手放したほうが却って早く良い結果を得られるでしょう。何かに執着するあまりなかなか理想を実現できていないと感じている方は、ぜひ日常生活でアファメーションを実践してみてください。