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【瞑想中は何かを考えるべき?】潜在意識に届く正しい瞑想のやり方!

超・瞑想する女性

こんにちは、管理人の凛です。

今回は、潜在意識に届く正しい瞑想方法をテーマにお話したいと思います。

瞑想をするに当たり、「何か考え事をした方が良いのだろうか?」と悩んだ事のある方もいるかもしれません。基本的に瞑想中は何も考える必要はありませんが、瞑想をしている時に意識をどこに向けるのか、雑念が出たらどうするかについては、いくつかのポイントがあります。

この記事では、瞑想の基本的な意味についておさらいした上で、瞑想による潜在意識の書き換えの基本と実践方法についてご紹介します。是非参考にしてみて下さい。

目次

瞑想とは心を静めて一点に意識を集中させる事

瞑想の定義は、「心を静めて一点に意識を集中させる事」です。辞書によっては、「目を閉じる」としているものもありますが、目を閉じた方が集中し易いだけで、それ以上の意味はありません。

究極の瞑想状態は、呼吸等の一点に意識が集中した状態から「無」になった状態、いわゆる無我無念に入った状態です。

基本的には瞑想中に「考え事」をする必要はない

一般的に瞑想と言うと、結跏趺坐(けっかふざ)等の姿勢で座り、目を閉じた状態をイメージすると思います。この時に「何か考え事をすべきか?」というと、考えないのが基本です。

ただし、よほど瞑想の経験を積み重ねて来た人でない限り、全く何も考えずに「無」になる事は難しいものです。それどころか、瞑想に慣れていない方は一点に意識を集中させる事も難しいでしょう。

もし瞑想中に色々な考えが浮かんできたり意識が揺れ動いてしまう場合には、次にご紹介する方法を取り入れてみる事をおすすめします。潜在意識へのアプローチに関しても、瞑想中に意識を一点に集中できた方が効果的です。自分のやりやすい方法を見つけて少しずつ訓練していきましょう。

瞑想中に一点に意識を集中させるための3つの方法

瞑想をしている時に雑念が出てきて困る時は、呼吸に意識を向けたり自分を客観視したりすると落ち付いてきます。

具体的な方法を3つご紹介します。

呼吸に意識を向けて呼吸した時の動きを観察する

まず、息を吸ったり吐いたりした時の空気の流れや肺、お腹、肋骨等の動きを細かく観察してみましょう。注意深く呼吸をした時の動きを観察していると、雑念が出てきても気にならないか、そもそも出る事が少なくなってきます。

呼吸の数を数えて呼吸だけに意識を集中させる

呼吸の数を数えるという方法もあります。数を数えるという事は、「今、何回目か?」という事を覚えておかないといけません。雑念から呼吸の数に意識が向くようになり、呼吸だけに意識を集中させられるようになります。

雑念が思い浮かんでいる自分を客観視する

雑念が思い浮かんでしまった時に、その思考を「雑念」とラベリングして意識の遠くに追いやる事も有効です。雑念が思い浮かんでいる自分を客観的に観察する感覚が掴めると、次第に雑念を他人事と思えるようになってきます。

願望に集中するアファメーションも広い意味で瞑想の一形式

アファメーションや言霊、マントラを唱える事も、広い意味での瞑想です。願望の事を頭に浮かべているので、考え事をしているとも言えますが、「心を静めて願望という一点に意識を集中させている」という点では瞑想の定義に当てはまっていると言えます。

瞑想とアファメーションの違いは、言葉を発しているかどうかという点です。目を閉じる瞑想では、望む未来を強くイメージする事はありますが、言葉を繰り返し唱える事はしません。

アファメーションで潜在意識を書き換えられる事については、これまで他の記事でもご紹介をしてきた通りですが、適切な方法を取り入れれば瞑想でも潜在意識を書き換えられます。

どちらの方法が潜在意識を書き換え易いかは、個人により異なります。一通りの瞑想をしてみて、自分に合ったやり方を見つけるしかありません。なお、目を閉じて無になる瞑想をした後にアファメーションを行うという人もいますので、いくつかのやり方を組み合わせたり交互にしたりするのもいいでしょう。

潜在意識を書き換える為の瞑想の方法を4つご紹介!

ここでは、潜在意識を書き換える為におすすめの瞑想方法を4つご紹介します。

ネガティブな心を鎮める為の「マインドフルネス瞑想法」

マインドフルネス瞑想法は、日本の神道における「中今(なかいま)」の概念に似ています。中今というのは、「今の中の今」「今、この瞬間」という意味です。マインドフルネスも、「今この瞬間に意識を向けて注意深く観察していく」という事を瞑想で行います。

【マインドフルネス瞑想法の方法】

  • 1.リラックス出来る姿勢で座り、視線を1~2メートル先の床に向けます
  • 2.考えや雑念が思い浮かんだら、「思考」と「雑念」に分けてラベリングしていきます
  • 3.呼吸毎に数を数えて、21まで数えたら1から数え直します
  • 4.考えや雑念に対しては、無理に無くそうとするのではなく自然に任せておく

マインドフルネス瞑想では、瞑想をしている時以外でも、食事の時に一噛みずつしっかりと味わう事や、常に感謝の気持ちでいる事を推奨しています。

マインドフルネス瞑想を始めてすぐに「今この瞬間」に意識が向けられるようになるものではありませんが、長期的に継続して行う事で、少しずつ今に生きられるようになってくるでしょう。

マインドフルネス瞑想の効果とポイント

マインドフルネス瞑想では、呼吸の数を数えるのが基本ですが、呼吸に意識を向けるだけでも構いません。数える場合でも、21で1に戻していますが、「22、23、・・・」と進めていっても大丈夫です。21で1に戻しているのは、その方が数える時の難易度が少しだけ上がるからです。呼吸を数えるのが少し難しくなると、より注意深く呼吸の数に意識を向けられるようになります。

潜在意識が沢山のネガティブな情報に書き換えられていると、雑念が次から次に浮かんできて、「今この瞬間」に意識を集中しにくくなると言われています。逆に、意識の集中が上手になってくると潜在意識の浄化や書き換えもしやすい状態になってきたと言えるでしょう。

マインドフルネス瞑想の効果には、ストレスの軽減やダイエット、不安やうつ症状の改善、病気の改善等があります。

ストレス軽減や不安・うつ症状の改善は、瞑想全般に見られる効果です。ダイエットについては、一噛みずつしっかりと噛むようになる事と関係しています。食事にかける時間が長くなりますので、必要十分な量で満腹感が得られるのでしょう。

短時間で無我無念に入れる中村天風氏の「一音傾聴瞑想法」

忙しくて瞑想をする時間がないという方は、中村天風さんが考案した「一音傾聴瞑想法」を試してみて下さい。一音傾聴瞑想法は、名前が難しそうに感じますが、簡単にできて短時間で終わるのが特徴です。

【一音傾聴瞑想法の方法】

  • 1. 「音が段々小さくなって消える物」を用意します
  • 2. 1で用意した音を鳴らせて、その音が消えるまで音に出来るだけ深く集中します

やる事は、たったのこの2ステップです。

1で用意する物は仏壇で使用している鈴等が理想ですが、無ければスマホアプリでお寺の鐘を鳴らせるような物でも構いません。

一音傾聴瞑想法をする時は、基本的には目を開けて行います。慣れない内は、目を閉じた方が集中できますが、慣れてからは目を開けた状態でも出来るように訓練します。

また、この瞑想法は、雑念に対しては特に気にする必要はありません。出たら出たで構わないという点が気軽に取り組めるポイントです。

一音傾聴瞑想法の効果とポイント

一音傾聴瞑想法は、1つの音に集中した状態を作り、その後、無の境地に入るという事をしています。1つの音に集中している状態が「無我一念」で、音が消えてからは「無我無念」の状態です。

なお、中村天風さんでも無我無念の状態は30秒から1分が限界だそうです。瞑想になれていない私達がした場合は、長くても5秒程度で無の状態から戻ってしまいます。

瞑想をする時間は、1日に10分もやれば十分です。姿勢や呼吸法についても決まりはありません。隙間時間に場所を選ばずに出来るのが、一音傾聴瞑想法の最大のメリットです。

音が消えてから、僅か数秒間だけ集中するだけの方法ですが、一音傾聴瞑想法には「意識や感覚がはっきりする」、「不安や痛みから心が解放される」、「何事にも動じない心になれる」という効果があります。短時間で潜在意識の中の生命力を引き出してくれる方法と言えるでしょう。

究極のリラックスを体感出来る「シャバアーサナ瞑想法」

ヨガのポーズの1つとしても有名なシャバアーサナも、瞑想の1つです。別名で「屍のポーズ」と言われる事もある通り、横になって全身の力を抜いていく瞑想法です。

【シャバアーサナ瞑想法の方法】

  • 1.仰向けになって寝ます
  • 2.足を肩幅程度にまで開き、両手は体の外側に足と平行になる程度に開きます
  • 3.自分が屍になったかのようなイメージで、手、足・・・のように末端から順に力を抜いていきます
  • 4.瞑想中は目を閉じて何も考えず、自然と一体化したような感覚を楽しみます
  • 5.5分経過したら終了します

なお、5分経過したら瞑想を中止すると説明しましたが、より長い時間を掛けても問題ありません。とても気持ちの良い瞑想法なので、好きなだけして頂いて大丈夫です。もちろん、シャバアーサナを長時間やったからといって、副作用が生じる事はありませんので、安心してやってみて下さい。

シャバアーサナの瞑想法をしていると、何時の間にか寝ていたという事もあると思います。瞑想で寝てしまっても構いませんが、日常生活に支障を来すような時は、夜寝る前に瞑想をすると良いですね。

シャバアーサナ瞑想法の効果とポイント

シャバアーサナの瞑想法を5分間行う事は、1時間分の睡眠にも匹敵すると言われています。ヨガの上級者で上手に出来る人は、15分もシャバアーサナの瞑想法をすれば、1日分の眠りに匹敵する程の疲労回復をしてしまうそうです。

そんなシャバアーサナの瞑想法をした後は、究極のリラックス状態になれているので、潜在意識がとても書き換え易い状態になっています。シャバーサナの瞑想とアファメーション等を組み合わせれば、願望実現のメッセージも用意に潜在意識に送れるでしょう。

シャバアーサナの瞑想法の効果は、脳と全身を休息させて、睡眠の質を高めてくれる事です。ストレスや鬱症状の軽減、血圧の低下等は、他の瞑想法と同じように効果があると言われています。

場所を選ばずに出来る「慈悲の瞑想」

慈悲の瞑想は、仏教の本格的な瞑想をする前に行っている、心を落ち着かせる事を目的とした瞑想法です。

慈悲というのは、「慈悲の念」等という事がありますが、分かりやすく言うなら抜苦与楽の事で「徳のある考え方」という意味です。抜苦与楽は、人の心から苦しみを取り除いて、楽しみを与える事です。つまり、慈悲の瞑想は、自分の為だけでなく、人の幸せをも願ってする瞑想法です。

【慈悲の瞑想の方法】

  • 1. 自分に対して次のような願いを唱えます

(例)「私が幸せでありますように」

  • 2. 自分の親しい人に対して再度同じ願いを唱えます

(例)「友人達が幸せでありますように」

  • 3. 全ての生命に対して同様に願いを唱えます

(例)「生きとし生ける者全てが幸せでありますように」

「幸せでありますように」という部分を、「苦しみが無くなりますように」や「豊かになりますように」等と言いやすい言葉に変えてもいいでしょう。

慈悲の瞑想は、自分で好きにアレンジして実践出来るものです。

例えば、新しい恋人に出会いたい時は、「・・・に素敵な出会いがありますように」としたり、豊かになりたいなら「・・・が益々豊かになりますように」等とします。

また、アファメーションのように「・・・になります」と断定するようにして文章をアレンジする事も可能です。

慈悲の瞑想の効果とポイント

この瞑想は、アファメーションと同様の効果が得られます。たまに「私の幸せを願いたい」という事で、他人への幸せを願う事に抵抗を感じる人もいますが、脳は、主語を理解していません。

つまり、自分の幸せを祈っても、他人の幸せを祈っても潜在意識への作用は、同じだという事です。他人への祈りを加えれば、慈悲の念をもてるという意味でより効果的でしょう。

慈悲の瞑想は、心を落ち着かせるだけでなく、抽象度を上げる訓練にもなります。「私が・・・」から始めて「知人が・・・」、「日本に住む人が・・・」と抽象度を上げていく思考になっているからです。抽象度は、IQを決める要素の1つでもありますので、瞑想で頭が冴えるようになる効果も期待出来るでしょう。

より願いを効果的に潜在意識に送る為の3つのコツ

瞑想によって願望をよりしっかりと潜在意識に送るためには、以下の3つのコツを取り入れる事をおすすめします。

願望をより明確にイメージする

アファメーションは、願望を徐々に明確にしていく事も出来ますが、最初から明確なイメージを持っていた方がより効果的です。瞑想でもリアルに実感出来る程度の明確な未来のイメージがあれば、潜在意識にもしっかりと情報として届けられるでしょう。

願望をより明確にする為には、曼荼羅チャートやマインドマップ等を使って、未来の現実を細かく描写出来るようにして下さい。丁度、1本の映画を見るかのように、未来の夢を実現した自分をイメージできれば、殆ど成功したようなものです。

リラックスした状態になってから具体的な瞑想法に取り掛かる

先程ご紹介した瞑想法に入る前に、まずは呼吸に意識を向ける等して、十分にリラックスした状態に持っていく事をおすすめします。

雑念等が無くなり心が落ち着いてきたら、未来の夢を実現した自分をイメージして、今現実に起きているかのように幸せな気分を感じ取ります。この時間は、10分~15分もあれば十分です。

時間が無い時や心が乱れている時にも出来る方法を身に付けておく

イメージングは、時間を掛けて訓練すれば出来るようになりますが、すぐに瞑想をしたい時や中々願望がイメージ出来ない時は、慈悲の瞑想を行ってみるのがおすすめです。

また、お金の問題等で、心が大きく乱れているような時は、願望を潜在意識に送る瞑想の前に中村天風さんの一音傾聴瞑想を1回やっておくと落ち付けます。

まとめ

基本的に瞑想は、考え事をしながら行うものではありません。目を閉じた時に雑念が出て困る時は、呼吸に意識を向けると落ち付いてきます。

瞑想でも潜在意識を書き換える事は可能です。潜在意識に願望を送る時は、必ずポジティブな気持ちで行いましょう。少し瞑想をして気持ち良くなってからイメージングすれば、間違ってネガティブな情報が送られる心配がなくなります。

潜在意識に願望が届けられると、頭の感覚で「今、書き変わった」という事が分かります。自分のやりやすい方法を見つけて、効果的に願望を潜在意識まで届けてみましょう。

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