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十字架(クロス)の意味や十字架アクセサリー等の効果を徹底解説

金・十字架 アクセサリー


こんにちは、管理人の凛です。

十字架(クロス)は、主にネックレスなどのモチーフとして、我々のファッションの中にすっかり取り入れられています。
多くのブランドが十字架モチーフのアクセサリーを製造していますし、みなさんの中にもひょっとしたら、すでに持っているという方がいるかもしれません。

小ぶりのものなら意外と何にでも合わせやすいため、気軽に使ってしまいがちではあるものの、もとは非常に宗教的な意味を持つアイテム。

今回は十字架の意味と、十字架モチーフのアクセサリーの効果を解説します。

目次

十字架の意味

十字架 キリスト
十字架がキリスト教と縁のあるものだということはなんとなく知っている人も多いことだと思います。そこで、キリスト教において十字架がどのような過程でどのような意味を持つに至ったかを解説します。

十字架はキリスト磔刑の刑具の形

十字架の形は、イエス・キリストが磔(はりつけ)にされたときの刑具を象っています。

紀元30年頃、ユダヤ教を批判し、独自の教えを説いていたイエスは、ユダヤ教徒の貶めによって反逆罪に問われました。
当時のローマ帝国において反逆者への罰は磔刑(たっけい)であり、磔刑とは旧約聖書において、それに処された者は「呪われる」とされていたほど、忌避されていた罰です。
イエスは自ら十字架を背負ってゴルゴダの丘を登り、その高台にて処刑されました。多くの絵画や映画などで主題になっているため、この光景は容易に浮かぶと思います。

神の子が残忍な処刑を受けるというセンセーショナルな光景は、ある種のファッションと親和性が高いかもしれませんが、それより先に十字架は信仰生活において不可欠なものとなりました。
死刑の道具であり、痛ましい場面を思い起こさせるモチーフが広く支持されるのは、後述するイエスの復活と関係します。

十字架は受難の象徴

処刑後第3日の日曜日の早朝。イエスの墓を訪ねた聖女たちが、その中身が空であることを発見すると、天使が現れ、彼女たちにキリストの復活を告げました。
この「キリストの復活」は、4つの福音書(マタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、ヨハネによる福音書)どれにも共通して記されており、キリスト教の教義において最も中心的な主題だと言えます。
キリスト教の全信徒は永遠の命を与えられ、やがて最後の審判のときに復活すると言われていますが、これは他ならぬキリストの復活の逸話に基づいた信条です。

このようにキリスト教の教義の根幹をなす「復活」。それに相接するモチーフである十字架は、何よりもまずキリストへの敬意を示す意味を持ちます。
より細かく見れば、受難の象徴や、死に対する勝利の印、復活の象徴となります。人々は十字架の立体物や、それを紙や板に描いたものを崇敬の対象とするようになり、祈祷の際には宙で十字を切る仕草が定着しました。

十字架が信仰生活において欠かせないシンボルとなったのは4世紀頃と言われています。この時代には、ローマ帝国がキリスト教を公認の宗教としました。
これは帝国が弾圧し難いほどにキリスト教の勢力が広がったという証であり、十字架というシンボルの普及が、キリスト教自体の力を強めるのに、もしかすると関係しているのかもしれません。

十字架アクセサリーの効果

十字架 アクセサリー 女性
さて、十字架の意味合いを理解したところで、十字架のアクセサリーを身につけることにはどのような意味、効果があるのかを見ていきましょう。

アクセサリーはもともと呪術的なもの

装身具はもともと、外敵から身を守るため、魔力のあるものを常に身につけておくという考えからはじまった文化であり、非常に呪術的な意味を帯びています。

次第に支配階級が現れると、彼らの権威を示す道具として利用されましたが、その起源を鑑みれば、宗教的なシンボルとも相性が良いのは当然と考えられるでしょう。早くも1世紀か2世紀ごろには十字架のついたネックレスが使われていたと推定されています。

生命力の象徴として健康運向上に

十字架のアクセサリーは、信徒がイエスと常に共にあることを感じるのに適したアイテムですが、キリスト教徒のみが使用しなければならないわけではありません。

ある呪術的意味合いを持つ形象をアクセサリーとして身につけておくことはどんな人に対しても魔力を持ちます。2000年以上にわたって特定の意味合いと結び付けられてきた十字架という形象には、確かにその魔力が宿っているのです。

十字架に込められている象徴的意味は「復活」や「死に対する勝利」。これらの言葉は生命を鼓舞する力を内包しています。そのまま健康や長寿などに効くおまじないとして有効ですし、人生において降りかかるあらゆる災い事を避けるための魔除けと考えてもよいでしょう。

あるいはまさしく怪我や病気から「復活」したいと思っているときにも効力を発揮するに違いありません。

情熱の象徴として恋愛運向上にも

キリストが裁判にかけられてから磔刑に処されるまでの苦しみについて「受難」という言い方をします。処刑の後の出来事である「復活」の象徴であると同時に、十字架は「受難」のそれでもあります。

苦しみの象徴であるというと、縁起が悪そうな感じもするかもしれませんが、そうではありません。キリストは、ユダヤ教徒たちによる貶めと、磔刑の呪いを受け入れたことで、後の救いが得られたと信じられているからです。すなわち受難は、キリスト教の信条を形成するのに欠かせない出来事であるのです。

受難は英語では「Passion」と言います。パッションとカタカナで書けば日本人の方にも馴染み深いのではないでしょうか。情熱と受難とは同一の語なのです。

受難とは、苦しみに限らず、外から自分の身へ降りかかる出来事、それを受け手生じる感情すべてを指します。たとえば、恋をして激しく感情が高ぶることも一つの受難です。

したがって、恋愛運の向上にも十字架モチーフのアクセサリーは有効でしょう。あなたの情熱を突き動かすような出会いや出来事を運んできてくれるかもしれませんし、すでに意中の人がある場合には、あなたの魅力を伝えるのにも役立ちます。

もちろん、恋愛以外でも何かに対して情熱を傾けているというすべての人にとって有効です。常に身につけておくことで自分の情熱を再確認できることはプラスにつながることでしょう。

ただファッションのコーディネートのためでなく、おまじないの意味でアクセサリーをつけるなら、自分が何を目的にそれを身に着けているかをしっかりと意識することが大切です。

まとめ


以上、十字架の意味と十字架モチーフのアクセサリーの効果を解説しました。

もとはキリスト教徒にとって非常に意義深いシンボルですが、2000年以上も人々に一種の呪術的な目的で扱われてきた十字架には、それ自体魔力を持っています。単なるファッションアイテムとしてだけでなく、おまじないのための装身具だと考えると、十字架アクセサリーに対する考え方が変わるかもしれませんね。

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