【タロットカード】死神の正位置と逆位置の意味や恋愛占い時の解釈!
こんにちは、管理人の凛です。
大アルカナの「13」に該当する「死神(DEATH)」は、甲冑を身に纏った骸骨が白い馬にまたがって闊歩する様子を描いたカードです。
禍々しい絵柄と「死神」と言うキーワードにはネガティブなイメージがあり、実際、抗いがたい運命が近づいている事を表しています。
しかし、解釈の仕方によっては新たな未来が見えてくる予兆と捉えられる事もある為、「死神」のカードを引いたからと言って悲観的にならず、正しい解釈の仕方を知っておきましょう。
今回は、パーソナルカードが「死神」の人の性格と特徴、恋愛占いで「死神」のカードが出た場合の解釈や意味についてご説明いたします。
抗いがたい運命の訪れを示す「死神」のカード
ウェイト版タロットの「死神」のカードには、白馬にまたがった甲冑姿の骸骨が、黒い旗を手にしている様子が描かれています。
足元には様々な年齢、性別、身分の人が倒れたり跪いたりしていますが、「死神」はその全てに平等に死をもたらしていきます。
ヨハネの黙示録にて、疾病や野獣を用いて地上の人間に死をもたらした「第四の騎士」をモチーフにしており、抗いがたい終焉や終末の象徴とされています。
パーソナルカードが「死神」の人の性格と特徴
生年月日から調べられるパーソナルカードが「死神」の人の性格と特徴についてご説明いたします。
大きな変革をもたらす存在
人生の大きなテーマを抱えて生きており、波乱に満ちた一生を送る傾向にあります。
これまで培ってきた物を取り払い、まっさらな状態にして新たな物を生み出す能力に長けている事から、自分の人生だけでなく、しばしば他人の人生を巻き込む事もあります。
その為、一つひとつの変革の規模が大きく、歴史的瞬間に立ち会う事も多いようです。
変革によって大きな利益を生み出す事もある一方、全てを失ってしまう場合もあり、かなり両極端な人生を歩む人もいるでしょう。
常に刺激を求める
生きとし生けるもの全てに寿命がある事を理解しており、淡々と日々を送る事を嫌います。
仕事もプライベートも常に刺激を求め、無為な生活を送らないよう活発な行動を取る傾向にあります。
公私共に非常に充実した生活を送る一方、安定性に欠ける為、他の人に比べてリスクの大きい人生を送りやすいようです。
未来を見据える力がある
刹那的な生き方をしているように見えますが、実は自らの死後の事にも目を向けており、周囲の人に何を遺してあげられるか常に思案しています。
目の前の事だけでなく、一歩先を見据えています。その為、先見の明があり、時には未来に繋がる技術を開発したり、リスクを未然に回避したりする事もあります。
大きな変革をもたらす能力と組み合わせると、課題を抱えた企業を助けるコンサルタントやアドバイザーが適職と言えるでしょう。
途中で興味を失い、投げ出す事がある
優れた先見の明がある特性から、今やっている事は無意味だと判断すると躊躇無く投げ出す傾向があります。
一度興味を失うと二度と手出しをしないため、周囲から無責任な人と認識されがちです。
場合によっては責任を問われ、窮地に立たされる事もあります。注意しましょう。
占いの目的別!「死神」のカードが正位置で出た場合の解釈と意味
「死神」のカードは「死」のイメージが強いですが、正位置で出た場合の意味は生命の終焉ではなく、今取り組んでいる事や人間関係が何らかの形で終わる事を暗示しています。
「死神」のカードが正位置で出た時の主な意味は以下の通りです。
終焉・終末・崩壊・解体・損失・変化・革命・決別・限界・終止符・自虐・失敗・仕切り直し
これらの意味を踏まえ、恋愛占いで「死神」のカードが正位置で出た場合の解釈を占いの目的別にまとめました。
これまでの価値観を改めた後に出会いが訪れる
フリーの人が恋愛占いをして「死神」のカードを正位置で引いた場合、新たな出会いを掴むには現在の価値観や腐れ縁を刷新する必要がある事を示しています。
例えば理想ばかり追い求めていたり、体だけの関係を続けている人がいたりすると、新たな出会いに恵まれません。
表面上の理想ではなく、自分にとって必要な人とはどんな人なのか、将来どんな恋愛をしたいのか等、自分の恋愛観を改めて見直す事が大切です。
価値観や考え方が一新されると、これまでとは違った景色が見えるようになり、身近に出会いのチャンスが転がっている事に気付く場合もあるでしょう。
また、新たな出会いを求めるなら、自分を堕落させるような関係は清算しましょう。まっさらな状態で行動を起こすと出会いのチャンスを掴みやすくなります。
今の恋に執着し過ぎるのはNG
片思いの行く末を占った時に「死神」のカードが正位置で出た場合、現時点で恋愛を成就させるのは難しいと言えるでしょう。
相手はあなたに異性としての関心がなく、まだスタートラインにも立っていない状態です。
片思いしている期間が長いほど望みは薄いため、すっぱり諦めて次の恋に向かうのも1つの方法です。
なお、相手の気持ちだけの問題ではなく、あなた自身も恋に恋している可能性があります。
「死神」のカードを正位置で引いたら、一度自分の片思いについて冷静に考えてみましょう。
相手のどんな所が好きなのか、なぜその人でなければだめなのか、突き詰めて考えていった結果、実は自分の恋心が冷めてきている事に気付くかもしれません。
1つの恋に固執し過ぎるといつまで経っても幸せな恋愛をする事は出来ません。「死神」のカードを正位置で引いたのを機に気持ちを刷新してみてはいかがでしょうか。
復縁にこだわるよりも、新たな恋に向かった方が良い
かつての恋人との復縁を願ってタロット占いをした時に「死神」のカードが正位置で出た場合、残念ながら復縁が叶う確率は低そうです。
「死神」のカードは1つの恋の終焉や終局を表しており、かつての恋が既に終わってる事を暗示しています。
相手はあなたに対して未練を残しておらず、復縁を申し出たとしても断られてしまう可能性が高いでしょう。
「死神」には仕切り直しの意味もありますので、困難な道になる事を承知の上で復縁を目指すのもありですが、終わってしまった恋に執着するよりも、新たな恋に目を向けた方が良い場合もあります。
「死神」のカードが正位置で出たら、このまま復縁を目指すか、1つの恋を終わらせて新たな道を歩むか、じっくり考える時間を設けた方が良いでしょう。
恋人・婚約者との破局が近づいている恐れあり
恋人との将来を占って「死神」のカードが正位置で出た場合、何らかの理由で相手との破局が近づいている事を暗示しています。
例えば浮気や借金が発覚して修羅場になった、価値観に大きなズレがある事に気付いてお互いの気持ちが冷めてしまった等。
付き合いが長いほど関係を終わらせる事に不安や恐れを感じるものですが、決定的な溝が出来てしまうと関係を続けるのは困難です。
心が離れてしまったまま結婚すると、その後の生活は悲惨な状態となり、短期間で離婚してしまう可能性もあり得ます。
結婚を考えた人との別れはツライ物ですが、「死神」の正位置が表す終局や終焉は新たな始まりに繋がる前向きな暗示です。
過度に悲観せず、新しい未来へ向かう為に必要な別れだとポジティブに考えましょう。
今の不倫関係が変わる事を予兆している
不倫相手との今後を占った時に「死神」のカードが正位置で出た場合、今の関係が大きく変化する事を予兆しています。
ただ、どんな変化が訪れるかは人によって異なり、離婚によって正式なカップルになる可能性もあれば、破局してしまう事も考えられます。
どちらの結末を迎えるかは分かりませんが、「死神」のカードを正位置で引いた時は大きな変革が起こっても動揺しないよう、しっかり心構えをしておく事をオススメします。
占いの目的別!「死神」のカードが逆位置で出た場合の解釈と意味
終焉や終末等の意味を持つ「死神」のカードが逆位置で出た場合、再生等正反対の意味を持つようになります。
「死神」のカードが逆位置で出た場合の主な意味は以下の通りです。
再生・回復・復縁・復活・転換・再出発・再始動・新展開・名誉挽回・汚名返上・継続
これらの意味を踏まえ、恋愛占いで「死神」のカードが逆位置で出た場合の解釈と意味を占いの目的別にまとめました。
昔の思い人や恋人に再会する可能性あり
「死神」のカードが逆位置で出た場合、初対面の人との出会いよりも、かつて片思いしていた人や、昔の恋人と再会する可能性があります。
例えば同窓会等で以前片思いしていた人と再会し、久しぶりに交流を温める機会が巡ってくるかもしれません。
最初はただ懐かしいと言う思いで接していたのが、徐々に昔の思いが再燃し、そのまま恋愛関係に発展する事もあり得ます。
ただし、相手に恋人や配偶者がいる場合、昔の思いを抱えて悶々とする日々が続くかもしれません。
過去に囚われて新しい恋に進めなくなる可能性もあります。以前の想い人や恋人に再会した時は相手の現状をよく見極めるようにしましょう。
片思い中の人は自分の本心を見直す必要がある
片思い中に「死神」のカードを逆位置で引いた場合、自分の恋心を根本から見直す時が迫っている事を示唆しています。
本当に相手が好きなのか、恋に恋しているだけではないか、一度自分の内面に問いかけてみましょう。
実は既に恋心が冷めていて、惰性でアプローチしている事に気付くかもしれません。
恋をしていた時間は決してムダにはなりませんが、その恋心が失われている事に気付いたのなら、早めに未練を断ち切って次のステップに進む事が大切です。
本当に相手を愛しているのなら円満に復縁出来る
別れた恋人とやり直したい人が「死神」のカードを逆位置で引いた場合、復縁の可能性は十分にあります。
しかし、「死神」のカードが示すのはあくまで再生や再出発です。単純に「寂しいから」「独り身は体裁が悪いから」といった後ろ向きな理由で復縁した場合、同じ過ちを繰り返す可能性大です。
昔の恋人に対して純粋な愛情を抱いているのなら、相手にありのままの気持ちを伝える事で円満な復縁を果たせるでしょう。
初心に返り、結婚について考え直す時
結婚の時期について占った時に「死神」のカードが逆位置で出たら、婚期を先延ばしにした方が良いと言う暗示です。
既に結婚の話がちらほら出ている頃かもしれませんが、このまま結婚の準備を進めると大きな障害に当たる可能性があります。
「死神」のカードが逆位置に出たら、一度初心に返り、結婚について2人でよく考え直してみましょう。
改めて話し合ってみたら、2人の価値観や結婚観に違いがある事に気付くかもしれません。
その結果、喧嘩や口論になってしまう場合もあるでしょうが、お互いが別の方向を向いたまま結婚してしまうと、より大きな溝が生まれてしまう恐れがあります。
結婚してやり直しが利かなくなってから悩むよりも、結婚前にしっかり相手と向き合い、お互いの理解を深めてから改めて結婚を考えても遅くはないでしょう。
不倫関係の綻びを修復出来る
不倫関係について占った時に「死神」のカードが逆位置で出た場合、関係の綻びを修復出来る事を示しています。
不倫関係は一般的な恋人同士のように素直に結婚を考える事も出来ず、また周囲に悩みを相談しにくい事から、些細な事で関係に綻びが生じてしまいがちです。
綻びはやがて大きな亀裂となり、最終的には破局へと向かってしまいます。しかし、傷が小さい内は修復する事が可能です。
「死神」のカードが逆位置で出たのなら、相手はあなたとの不倫関係に出来た綻びを修復する事を望んでいます。
あなたも相手との関係を続けていきたいのなら、自ら綻びを修復し、良好な関係を築いていけるよう行動を起こす事が大切です。
ここで言う行動とは、相手に結婚を迫る事ではなく、お互いを信じ合い、支え合う事です。
綻びが修復されれば2人の仲も元通りになり、良い関係を継続していく事が出来るでしょう。
まとめ
今回は大アルカナの1つである「死神」のカードについてご説明いたしました。
パーソナルカードが「死神」の人は大きな変革に関わる機会が多く、起伏に富んだ人生を送る傾向にあります。
その分、責任のある立場に就く事が多いですが、関心を失うと途中で投げ出してしまい、無責任な人と言うレッテルを貼られてしまう事があるため注意しましょう。
一方、恋愛占いで「死神」のカードが出た場合、正位置なら現在の気持ちや関係が一度白紙に戻る事を暗示しています。
これまで築いてきた物をまっさらな状態にするのは苦痛を伴いますが、その先には明るい未来が待っています。
過去や古い物に固執せず、新しい第一歩を踏み出す勇気を持つと幸せを掴めるでしょう。
逆位置が出た場合はさらに再出発・再生と言う意味合いが強くなる為、積極的に新しい事へ目を向けた方が良い結果を生み出します。
ただし、過去に執着して前が見えなくなる事も暗示していますので、昔の事に囚われ過ぎないよう自律する事が大切です。