MENU

光明真言(マントラ)のご利益や意味・唱え方【除霊や厄払いに効果絶大!】

建・根来寺 光明真言殿
魔女のおまじない

こんにちは、管理人の凛です。
古くから生霊のよる呪い・災いが信じられてきた日本。「厄年」という風習も、平安時代には既に存在していたと言われています。
現代でも、不幸や不運ばかりが降りかかる、原因不明の体調不良に見舞われているといった現象に悩まされている方は後を絶ちません。

では、呪いにかけられている兆候が見られる、または普段から生霊や低級霊に憑かれない・呪われないためには、一体どうしたらいいのでしょうか?

強力な呪いにかかってしまった場合、正式なお祓いやプロの呪術師などの力が必要になりますが、弱い呪いや生霊に対しては、真言(マントラ)を唱えることによって除霊や厄払いが可能です。

今回は、除霊や浄化・厄払いに大変効果のある最強のマントラと言われる光明真言について、意味や効果、唱え方などを解説します。

目次

全ての災いを取り除く最強のマントラ・光明真言とは

光明真言(こうみょうしんごん)とは、密教経典「不空羂索神変真言経(ふくうけんじゃくじんぺんしんごうきょう)」、「不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言(ふくうけんじゃくびるしゃなぶつだいかんぢょうこうしんごん)」に説かれているマントラで、正式名称は不空大灌頂光真言(ふくうだいかんぢょうこうしんごん)と言います。

真言宗において、最も重要とされている有名なマントラである光明真言は、次の通りです。

  【梵字表記の発音】
オン アボキャ ベイロシャナウ マカボダラ
マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン

【漢字表記・発音】
唵 阿謨伽 尾盧左曩 摩訶母捺囉
(おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら)
麼抳 鉢納麼 入縛攞 鉢囉韈哆耶 吽
(まに はんどま じんばら はらばりたや うん)

光明真言はわずか23文字の短いお経です。しかし、一心に唱えることで全ての災いが取り除けるという強力なマントラなのです。

光明真言は大日如来の「祈りの言葉」

臼杵石仏


光明真言は、仏教の教えを神格化した仏であり、仏法の真理そのものとされている毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)が更に進化した仏・大日如来(だいにちにょらい)のマントラです。

その意味・伝統的な解釈は、

   帰命し奉る、空しからざる遍照尊よ、偉大なる印相よ、摩尼宝珠と蓮華の光明を回らしたまえ
(宇宙の真理である大日如來様、お願い致します。大きく、限りない光で、私たちの進む道を遍く照らし出し、成就へとお導きください。)

出典:『光明真言』公共財団法人全日本仏教会 公式サイト

という、祈りの言葉になります。

密教では、「大日如来=宇宙の真理」とされ、この世の命あるものは全て大日如來から生まれたと考えられています。
全ての仏・菩薩は、私たちを導くために大日如來が身を現じた姿であり、光明真言は一切諸仏諸尊の総呪なのです。

光明真言のさまざまな功徳

全ての命、全ての仏の根源である大日如來のマントラ・光明真言は、「最強のマントラ」と言われています。
その理由は、私たちの心の中に大日如來の五智の光明が満ち溢れるようにとお願いすることで、どんな暗闇からも導き出され、全ての災いを取り除いてもらえる強力な功徳があるからです。

「不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言」によると、

  • このマントラを聞くこと二、三遍或いは七遍すれば、よく一切の罪障を滅する云々(大日如來の光明を得て、過去の罪障一切を免れる)

と説かれているほか、

  • 前世の業の報いで病に倒れた人の宿業・病障を取り除く
  • 十悪五逆四重諸罪による、餓鬼や修羅に生まれ変わった死者を光明によって罪を取り除き、西方極楽浄土に行かせる

など、さまざまな功徳があると謳われており、現在も真言宗や天台宗の法事や加持祈祷などの儀式ほか、四国八十八カ所霊場、西国三十三観音霊場など、さまざまな場面で唱えられています。

また、光明真言は祖先の供養にも大変効果的です。仏壇に向かって唱えることで邪気を払い、幸運へと導いてくれる力があると言われています。

マントラは声に出してと唱えることで功徳を得られる

仏壇


マントラにはその言葉自体に大きな波動を宿しています。
ですので、その意味を頭で理解しようする必要はありません、そして最も重要なのは、マントラを声に出して唱えるということです。

例えば、光明真言の冒頭にある「オン(サンスクリット語でオーム)」は、その言葉自体に意味はなく、その言葉の響き自体が「聖なる音」とされています。
マントラを声に出して唱えることによって、自分が発した言霊の波動を、鼓膜や骨伝導を通して自分自身の心と体に染みわたらせ、仏の功徳を深く受け取ることができるのです。

光明真言を唱えること習慣にして浄化作用アップ!

以前、「光明真言は一日に何回唱えればいいのか」というご質問を頂いたことがありますが、光明真言を唱える回数や制限が特にありません。
ただ、思い出した時に気まぐれに唱えるよりも、生活の一部として、毎日の習慣にしたほうが良いでしょう。マントラを唱えることだけに集中し、他のことは考えないようにすることも重要です。

おすすめの唱え方は、西の方角を向いて、光明真言を7回、または21回、28回など、7の倍数唱える方法です。
たくさん唱えられる方は108回唱えてみましょう!除霊・厄払いなど効果を高めるだけでなく、仏壇の前で唱えれば、最高の祖先供養にもなります。

また、光明真言とともに、全ての悩みを取り除くお経「般若心経」を一緒に唱えることで、より高い浄化作用が期待できます。

聞き流すだけでも厄払いや除霊に効果絶大

光明真言は聞き流すだけでも不運を祓う厄払い効果や除霊に効果を発揮するとても素晴らしい真言です。

以下のYouTube動画で無料で聞けますので是非聞いて見て下さい。

また、自分の守り本尊の真言を唱えるのも除霊にとても効果的です。動画で簡単に自分で出来るセルフ除霊の方法をご紹介していますのでこちらも良ければどうぞ。

正しい発音よりも「信心」が大切

光明真言をはじめとするマントラは、インド古来の礼拝用言語であるサンスクリット語(または梵語)で説かれた聖なる言霊であり、偽りのない真実を表す言葉です。
よって、経典に説かれている通りに唱えることが通例です。

現在日本で唱えられている光明真言は、唐の密教僧がインドから持ち帰ったのち、サンスクリット語を漢訳したマントラを「音写」したもので、正確な発音ではありません。
真言宗と天台宗では光明真言の発音が若干異なる理由は、音写した僧の「聞き取り方の違い」にあるのです。
さらには、時代を経ることに変化する漢字の読み方によって、本来のサンスクリット語の発音とはかなり異なるものになっています。

では、本来の発音から訛ってしまった日本に伝わる光明真言にはご利益がないのでしょうか?そんなことはありません。
日本古来、光明真言による功徳はさまざまな逸話となって伝えられています。

正確なサンスクリット語で唱えることにこだわるよりも、唱える人がマントラを心から信じ、声に出して唱え続けることが重要なのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次