【風水でドライフラワーはタブー?】置いて良い場所と悪い場所を解説!
こんにちは、管理人の凛です。
風水の世界において、ドライフラワーを飾る事はタブーとされています。
死んた花であるドライフラワーは陰の気を持つと考えられる為です。
今回は、風水でドライフラワーがタブーとされる理由を詳しくご説明し、それでもドライフラワーを飾りたいと考える人の為に、ドライフラワーを置いても良い場所と悪い場所をお伝えいたします。
風水でドライフラワーがタブーとされる理由は「生きた花ではない」から
風水でドライフラワーがタブー視される最大の理由は、ドライフラワー=生きた花ではない、枯れた花、死んだ花だからというものです。
枯れた花、死んだ花であるドライフラワーは陰の気を持つと見なされます。家の中の気の陰陽のバランスを大きく崩してしまい、せっかくの運気を衰えさせてしまう可能性があると考えられているのです。
生きた花のように見えるプリザーブドフラワーも生花にはかなわない
ドライフラワーが風水的にタブーだとしても、まるで生きた花のように見えるみずみずしい加工がされているプリザーブドフラワーなら風水的にタブーになる事もないのでは、と考える人もいます。
プリザーブドフラワーは確かに見た目的には普通のドライフラワーよりもずっとみずみずしく、生花と同等もしくはそれ以上の美しさを誇ります。しかし、そのみずみずしさは乾燥→脱色→染色という人工的な加工によって得られたものであり、生きた花とはまるで違う存在である事は否定出来ません。
その為、プリザーブドフラワーに生花のような高い風水パワーを期待する事は出来ません。
そうなるとプリザーブドフラワーもドライフラワーと同様に風水の世界ではタブー視されてしまう存在なのか、とも思えてしまいます。これについては、実際の所、プリザーブドフラワーはドライフラワーほどタブー視されているわけではありません。
プリザーブドフラワーの歴史自体がまだ浅いため、風水の世界でも解釈がハッキリしていない部分があります。現在の風水の傾向においてプリザーブドフラワーを否定するケースは少なく、プリザーブドフラワー=死んだ花であるという見方よりも「時を止めた花」であるという解釈がなされる事が多いです。
また、プリザーブドフラワーはドライフラワーよりも作成するためにかなりの手間暇がかかります。そのため、作り手の心がこもっているという点を評価する声もあります。
このように、ドライフラワーとプリザーブドフラワーではいくつかの異なる要素がある為、プリザーブドフラワーの風水的な評価は生花には到底かなわないものの、ドライフラワーほどにはタブー視されていません。
つまり風水的には
生花>プリザーブドフラワー>ドライフラワー
という評価になるという事です。
ドライフラワーは置いて良い場所・悪い場所がある
風水の世界では基本的にはタブー視されているドライフラワーですが、そうした事を知ってもなお、ドライフラワーを自宅に飾りたいと考える人は少なくないでしょう。
実際の所、絶対にドライフラワーを家に飾ってはいけない、というわけではありません。ドライフラワーを置く場所、飾る場所を工夫する事によって、ドライフラワーが陰の気を出す、運気を衰えさせる、等という良くない作用を最小限に抑える事も可能です。
では早速、ドライフラワーを置いても良い場所と悪い場所をそれぞれご紹介しましょう。
ドライフラワーを置いて良い場所は風通しの良い場所・人が良く通る場所
ドライフラワーを置いても良い場所として挙げられるのは、風通しの良い場所および人が良く通る場所です。
これらの場所は、風や人の流れによって、陰の気がその場所に溜まる事無く流れやすいと考えられます。その為、ドライフラワーの影響による陰の気の溜まりや運気の衰えも防ぐ事が出来るという考え方によるものです。
風通しの良い場所として挙げられるのは、窓辺です。
そして人が良く通る場所として挙げられるのは廊下や階段です。
ですからドライフラワーをどうしても自宅に飾りたいという場合は、窓辺・廊下・階段のいずれかを選ぶと良いでしょう。
陰の気が溜まらずに流れやすい為、悪い影響を受けずにドライフラワーを楽しめると考えられます。
赤い物と一緒にドライフラワーを飾るのがオススメ
ドライフラワーをどうしても自宅に飾りたいという場合は、窓辺や廊下・階段等、風通しの良い場所や人が良く通る場所を選ぶだけでなく、厄除けの力を持つ色・赤色の物と一緒に飾るのがオススメです。
強力な厄除けパワーを持つ赤色が、ドライフラワーの持つ悪い影響を小さくしてくれます。
赤いリボンをつけて吊るす、赤い花瓶に立てる、赤い布の上にドライフラワーを置く、等といった工夫を取り込むと良いでしょう。
西日が当たる窓辺に黄色のドライフラワーを赤い小物と一緒に飾るのはオススメ
ドライフラワーは基本的には陰の気を持ち、運気を衰えさせるものという扱いですが、西日が当たる窓辺に黄色系のドライフラワーを赤い物を添えて飾れば運気を高める事も可能、と考えられています。
これは、明るい黄色に西日が当たる事により、ドライフラワーのマイナスを打ち消すと共に、厄除けの赤色のパワーも加えてプラスに傾ける、という考え方です。
また、黄色のドライフラワーを西日が当たる窓辺に吊るせば、女性の魅力がアップするとも言われています。
ドライフラワーを置くのがNGな場所は玄関・リビング・寝室・トイレ
ドライフラワーを置いてはいけない場所、悪い場所として挙げられるのは、玄関・リビング・寝室・トイレです。
なぜこれらの場所にドライフラワーを置いてはいけないのか、その理由をご説明いたします。
【玄関は運気の入り口】ドライフラワーはそれを妨げてしまう
玄関は良い運気の入り口としての最重要ポイントです。その玄関にいきなり運気を衰えさせる可能性があるドライフラワーを飾ってしまうと、玄関から先に運気が入らなくなってしまう恐れがあります。
玄関は人通りが多い為、人の流れによって陰の気を溜める事無く流せそうな気がしてしまう方も少なくありません。しかし、実際には玄関での人の動作は靴の履き替え等による立ち止まりが多い為、廊下や階段のようなスムーズな流れは期待出来ないのです。さらに、人の出入りがない時間はずっと玄関扉を閉めている状態が続く分、風通しの面でもデメリットがあります。
風水の考えを大切にされる方は、玄関にドライフラワーを飾るのは避けましょう。
【リビングは運気の流れの中間地点】ドライフラワーでせき止めてしまうのはNG
玄関から入った良い運気はリビングを通じ、寝室等に到達すると考えられています。このリビングにドライフラワーを飾ってしまうと、玄関からせっかく入ってきた良い運気をせき止めてしまう事になりかねません。
リビングには大きな窓がある為風通しがいいじゃないか、と考える人も居ますが、実際にリビングの窓を全開にしているようなケースはそれほど多くはないでしょう。何よりもリビングは「運気の中継地点」という性質を持っているだけに、他の部屋よりも風水に関して慎重に考える必要があります。その為、リビングに風水的なリスクを伴うドライフラワーを飾るのは避けるべきです。
【寝室は良い運気を溜めたい場所】ドライフラワーでその運気を衰えさせるのはNG
寝室は玄関から入ってリビングを経由した良い運気を溜める場所です。また、良い運気が溜まった場所で睡眠を取る事はとても大切です。ここにドライフラワーを置いて運気を衰えさせてしまう事はオススメ出来ません。
また、寝室は基本的に窓を閉めて寝る事も多い為、風通しも期待出来ないというデメリットもあります。
【トイレは陰の気が溜まりやすい】陰の気を持つドライフラワーは飾らないように
トイレは空間自体が殺風景なのでつい何かを飾りたくなります。しかし、ドライフラワーを飾るのはNGです。なぜなら、トイレは元々風水的に陰の気が溜まりやすい場所として挙げられるからです。
ただでさえ陰の気が溜まりやすいトイレに、陰の気を持つドライフラワーを飾る事は、トイレ内の陰の気をさらに増幅させてしまう事になりかねませんので避けましょう。
ドライフラワーを飾る際に注意すべき事は日々の手入れ
ドライフラワーを自宅に飾りたい場合、飾る場所に注意する事はもちろん必要ですが、注意すべき点はそれだけではありません。
ドライフラワーを飾ったら飾りっぱなしにするのではなく、日々きちんと手入れをする事が大切です。
ドライフラワーは生花のように手入れをする必要がないからこそ便利でいいのでは、と思われるかもしれませんが、飾ったまま放置してしまっては風水的に悪い状況を生み出してしまいますので、飾りっぱなしで放置するのは厳禁です。
その理由をご説明しましょう。
ドライフラワーに埃が溜まってしまうとますます運気が下がる
ドライフラワーを飾りっぱなしで放置して埃が溜まってしまうと、枯れた花、死んだ花というマイナスの要素を持つドライフラワーに、さらに埃が溜まる事で「綺麗な状態ではない」という要素が加わります。より強い陰の気を持つ物、運気を衰えさせる物になってしまう恐れがあります。
逆に、例えドライフラワーであっても日々丁寧に手入れされた状態であれば、枯れた花というよりも立派なインテリアのひとつとして捉える事も出来るようになる為、風水的な悪影響の心配も最小限で済みます。
日々きちんと埃を落とす、時々は布で優しく拭き取る等の手入れを怠らないよう心がけましょう。
ドライフラワーをガラス瓶等に密閉するのもオススメ
ドライフラワーを飾る場合は、飾りっぱなしにするのではなく埃落とし等日々の手入れをきちんとする事が大切です。しかし、埃落としをする際の振動や衝撃がドライフラワーにダメージを与えてしまい、ドライフラワーの傷みがより早くなってしまうのでは、と心配する人も少なくありません。
そんな場合は、蓋で密閉出来るタイプのガラス瓶やガラスケース等、透明のケースにドライフラワーを入れるのがオススメです。
こうすれば手入れは瓶やケースを拭き取るだけで済む為、非常に簡単で手間いらずです。さらに、ドライフラワーが密閉空間の中にあるという事で、ドライフラワーが持つ陰の気もその瓶やケースの中に閉じ込める事が出来るというメリットも生まれます。
豪華な花束のドライフラワーをそのまま瓶やケースに入れて保管するのは大きさ的に難しい部分もあるでしょうが、そういう場合は花の部分だけを切り取って瓶やケースの中に飾る、という形にするのがオススメです。
まとめ
自宅に花を飾りたいのであれば、みずみずしい生命の力を持つ生花を飾るのが理想的です。
枯れた花・死んだ花という存在であるドライフラワーは、風水的には陰の気を持ち、運気を衰えさせる存在であると考えられています。
時を止めた花として扱われるプリザーブドフラワーよりもずっと、風水的にはタブー視される存在です。
それでも自宅にドライフラワーを飾りたい場合は、置いて良い場所・悪い場所をしっかりと理解した上で飾りましょう。
具体的には、玄関・リビング・寝室・トイレ以外の場所で風通しの良い窓辺、人通りの多い廊下や階段等がオススメです。
また、置いて良い場所を選んだとしても、日々の手入れを怠るのは禁物です。飾りっぱなしで放置する事のないよう気をつけましょう。