HSPやエンパス体質の人が仕事で苦しまないためのポイント12選!
こんにちは、管理人の凛です。
HSPやエンパス体質の人は、他人の感情や気持ちを敏感に察知したり共感力が強い事から、仕事が長く続かなかったり、仕事場の雰囲気で体調を崩しやすくなってしまったりする事が多いです。「自分はこの仕事に向いていないのかも…」と悩んでしまう人もいるでしょう。
今回は、HSPやエンパス体質の人が仕事で苦しまないようにするためのポイントを紹介します。仕事の事でもう悩みたくないHSPやエンパス体質の人は、是非参考にしてみて下さい。
HSPやエンパス体質の人は、なぜ仕事で苦しみやすいのか
HSPやエンパス体質の人が仕事で苦しみやすいのは、その人が持つ性質によるものであるといえるでしょう。HSPやエンパス体質の人が持つ主な性質は以下の通りです。
- 他人の感情やエネルギーを察知しやすい
- 共感力が強い
- 他人の苦しみ気持ちを自分の事のように混同させうる事が出来る
- なにかしてあげたいという気持ちが働きやすい
- 1人になる時間を欲している
- 回りの環境の影響を受けやすいため、気分や体調が変わりやすい
- 他人軸で物事を考えてしまいがちに。人によっては優しいと捉えてもらえる
- 表情や仕草、言動で人の本質を見抜く事に長けている
これらの性質が強く出てしまうがゆえに、HSPやエンパス体質の人は、仕事で悩み苦しむ事が多くなってしまうのです。
HSPやエンパス体質の人が抱えやすい仕事の悩み
仕事をしている人なら誰でも1つや2つは悩みを抱えるものですが、HSPやエンパス体質の人が抱える仕事の悩みは、体質を持たない人とは少し違います。
職場の雰囲気で体調を崩してしまう
職場の雰囲気がギスギスしていると、HSPやエンパス体質の人は、その雰囲気を敏感に察知してしまいます。
まるで自分が原因でこの雰囲気を作ってしまったと勘違いしてしまうのです。人によっては胃痛や腹痛を起こし、早退せざるを得なくなってしまいます。
お世辞やゴマすりを見ていられなくなる
HSPやエンパス体質の人は相手の表情や言動を見ると、この人がどういう気持ちでこの行動をとっているのかがわかってしまいます。そのため会社の飲み会で交わされる会話は、彼らにとって苦痛の場なのです。
そこには、少なからず上司へのお世辞やゴマすりがはびこります。そこには負のオーラやエネルギーが働き、彼らはそれも敏感に感じ取ってしまう事があるのです。
高圧的な上司に耐えられない
パワハラ、モラハラ問題が世間を騒がせている昨今ですが、それでも会社に1人はいるのが高圧的な上司です。
上司の高圧的な態度は、HSPやエンパス体質の人にとっては萎縮の材料となります。もし周りも萎縮していたら、その感情まで混同させてしまうからなのです。
1人の時間が取れない
誰かと常に一緒に行動したり、休み時間は同僚や上司とご飯を食べないといけない環境が続くのは、HSPやエンパス体質の人にとって苦痛です。
ただでさえ仕事中に色々な人のエネルギーを敏感に察知して混同させてしまうため、人によっては午前中でかなり疲れてしまう人もいます。
自分の事を誰にも言えない
HSPやエンパス体質というのは、まだあまり知られていないのが現状です。そのため、自分が抱えている悩みを話しても理解者がいない、この事が仕事に対する悩みに直結してしまいます。
以上のように、HSPやエンパス体質の人は仕事よりも職場の雰囲気や職場の人に影響を受けやすいのです。決していま就いている職業が向いていないわけではありません。
HSPやエンパス体質の人が仕事で苦しまないようにするためのポイント12選
これから仕事を探そうとしている、もしくはいま働いている職場でなんとかしたいと考えているHSPやエンパス体質の人に参考にしていただきたい、仕事で苦しまないようにするためのポイントは全部で12個あります。
仕事選びは「職種」ではなく「職場の雰囲気」を参考に
これから仕事を探す人や、仕事を変えようと思っている人は職種ではなく職場の雰囲気を実際に見学する事をおすすめします。
HSPやエンパス体質の人が働けない職業というのは基本的にはありません。よく心理カウンセラーなどは共感力が強い人は苦しむだけと言われる事がありますが、対処行動をとれるようになれば問題なく働く事が出来るのです。
それよりも、「職場の雰囲気」を見る事に徹してみて下さい。HSPやエンパス体質の人であれば職場を見学しただけでも、どんなエネルギーがそこに流れているか分かるはずです。可能であれば職場を見学させてもらいましょう。
1人で黙々とこなせる仕事を選ぶのも1つの手段
他人のエネルギーを自分の中で混同させてしまう傾向が強い人は、1人で黙々とこなせる仕事に就くのも苦しまないためのポイントです。近年ではフリーランス(会社に属さない働き手)が増加しているのも、あり働き方は様々と言っても過言ではありません。
他にも芸術関係や、エンジニアなども営業などの仕事と比べコミュニケーションが少なくて済む仕事もあります。ただし、仕事は収入に繋がらないと意味がないので収入と働きやすさのバランスはしっかり考えましょう。
昼休みは職場の外から出る
ただでさえ、負のエネルギーが流れている職場にいる事が悩みなのに、昼休みまでそこで過ごす必要はありません。積極的に外に出て日光浴をしましょう。
日光浴はHSPやエンパス体質の人にとって「体質浄化」の作用があると言われているため、気持ちや疲れをリフレッシュさせるには最適です。
また確実に1人で外に出る方法としておすすめなのが、弁当を作ってくる事です。弁当があれば誰かにご飯に誘われる事はありません。断る理由にもなります。
イエスマンにならない
HSPやエンパス体質の人は、人が苦しんでいる負のエネルギーを感じるとみていられなくなり、助けたくなる特徴を持っています。そのため、頼まれた仕事を次々と引き受けてしまいがりになり、自分のキャパを超えてしまうのです。
しかも自分は、相手の気持ちを察するがゆえに助けを求める事が出来ないため、悪循環なってしまいます。
このようになってしまう前に自分の仕事量とキャパを把握し、できそうなら出来る部分だけ引き受け、出来ない場合は断る勇気を持ちましょう。1度イエスマンになると、利用しようとする人が出てくるかもしれないので要注意です。
機嫌の悪い上司や人は気にしないようにする
高圧的な上司や機嫌の悪い人のエネルギーは「負」そのものです。そのようなエネルギーを気にかけ続けてしまうと、自分の心が疲れてしまい体調を崩す原因になります。
自分が原因でない場合はもちろん、原因だったとしても一言謝罪を入れてもう気にしないように、切り替えられない方が悪いくらいの気持ちでいましょう。
定時で帰れる業務計画を立てる
長時間の労働は、心が疲弊しやすいHSPやエンパス体質の人にとって負担が大きいものです。
残業が多い職場だと「残業なんかしたくない」「早く帰りたい」などの負のエネルギーを感じてしまうかもしれません。
自分で、定時に帰るための業務計画を立てて、負担が少なくなるようにしましょう。
信頼出来る先輩、上司、同僚に打ち明けてみる
自分がHSPやエンパス体質である事を信頼出来る人に打ち明けてみるのも、仕事で苦しまないためのポイントです。
いまだHSPやエンパス体質への理解が進んでいない懸念もありますが、社内や職場に理解者が1人いるだけでも居心地は変わるでしょう。
仕事後にリフレッシュ出来る趣味や習慣を見つけておく
仕事中に感じたストレスや負のエネルギーを家に持ち帰ってしまうと、負の連鎖を生むため好ましくありません。仕事後は、職場で取り入れてしまったエネルギーをどこかに吐き出すようにする事が必要です。
どのように吐き出すかは人それぞれですが、なにも考えずに没頭出来るものなどがあると心を整理するきっかけになり、リフレッシュ出来るでしょう。
自分は自分、他人は他人と考えて相手を尊重する
共感力が強いため、他人の苦しみを自分の事のように捉えてしまいがちですが、どこまで踏み入っても自分は自分、他人は他人です。
他人の気持ちを共感する事はできてもその人を100%わかってあげる事はできませんし、完全に助けてあげる事はできません。
他人が苦しんでいる時でも共感までに留めておき、あとはその人の力を信じて尊重してあげて下さい。これは相手のためにもなりますが、なにより自分が仕事で苦しまないためでもあるのです。
どうしても辛い時は早退を考えよう
どうしても心が疲れてしまい、体調が悪くなってしまったら無理をせず早退を告げましょう。我慢して働いても仕事ははかどるどころか、ミスの原因になってしまうかもしれません。
また、その職場で仕事を続けられなくなるきっかけにもなってしまいます。この時、上述したような理解ある上司や先輩、同僚がいてくれると早退しやすくなるでしょう。
仕事でもユーモアを意識
HSPやエンパス体質の人は常に笑い飛ばせるくらいのユーモアを持つようにしましょう。
ユーモアのある人が近くにいると、ギスギスした雰囲気が一気に和んだという経験をした事ある人は多いはずです。このスキルは生まれ持ったものでもありますが、同時に意識するだけで会得出来るものでもあります。
ポイントは常に色々な視点で物事を見ておく事です。その中から「笑顔」や「楽しい」などの正のエネルギーに変わりそうな考えや視点を選びましょう。自分も周りもリラックスする事が出来るため、おすすめです。
自分を優先する事はまったく悪い事ではない
仕事でも恋愛でもいえる事ですが、HSPやエンパス体質の人は他人の苦しみや負のエネルギーを共感でき、なんとかしてあげたいと思ってしまう性質上「他人軸」を中心にしがちです。
ただそのような生活を続けてしまうと、あなたの心が疲弊してしまいます。
自分を優先に考える事は決して悪い事ではありません、むしろHSPやエンパス体質の人は積極的に自分を優先した行動を取るべきでしょう。
罪悪感を覚えてしまう人は、既に他人軸で生きる事に慣れてしまっている可能性が高く少し危険です。出来る所から自分を優先的にするようにシフトしていって下さい。
まとめ
HSPやエンパス体質の人が仕事で苦しまないようにするためには、「自分を第一優先に考える事」、「自分のキャパや能力を超えた仕事を行なわない事」、「断る勇気を持つ事」、「自分の時間を1日のうちに必ず作る事」が主なポイントといえるでしょう。
また仕事選びに関しても、職種ではなく職場の雰囲気などを見学させてもらい、どういうエネルギーがここに流れているのか、どんな人と働けるのかを見極めてみるのも一つの手かもしれません。
仕事は、生きているうちはどんな人でもしなくてはいけないものです。だからこそ自分にあった働き方や職場を選ぶ事が何より大事と言えます。HSPやエンパス体質の人が少しでも負担を軽くして働きやすくなりましょう。