【アンデシン】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、アンデシンというパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
変化・調和といった異なる2つのパワーを併せ持つアンデシン。アンデシンは、今あなたが抱えている自己の矛盾を受け入れて調和し、それらの問題を解決して本来あるべき自分や、魂そのものが望んでいる方向へと自然に変化していくようサポートしてくれる石です。
現段階では自分の中にない思考や捉え方、考え方や価値観といったものを受け入れるために力を与え、人生における色んな場面で魂の成長を大きく加速させてくれるでしょう。
比較的新しい石となりますが、アンデシンの持つ美しい赤色に魅了されてファンになった方も多いようです。
そんな、まるで魔石のようなアンデシンについて、詳しい解説と共にご紹介していきますね。
【アンデシンとは】
アンデシンは、チベット産の赤褐色のものや、モンゴル産の黄色いものが主流で、他にも緑色・白色・灰色・ピンク色・無色といったカラーがあります。
最も珍重されているのがチベット産の赤褐色のもので、次に緑色のアンデシンが人気です。
透明度が高いものは、光の角度によって緑色から赤色、赤色から緑色といった色の変化が見られる場合があります。
アンデシンはパワーストーンの中で「貴重な赤い宝石」と言われていて、色処理されているものが多いために、自然のアンデシンは物凄く貴重です。
チベット産のアンデシンは、標高が高くて過酷な産地で採掘されることから、一部の人間しか立ち入ることが出来ません。そうした採掘が難しいこともあって、希少性が高く値段も高額となります。美しく鮮やかな赤色を放つアンデシンは、「チベットナイト」などとも呼ばれ、光にかざして見るとこれまた美しい緑色が姿を現すのも魅力的です。大粒の結晶にもなると希少価値が跳ね上がり、「幻の石」なんて呼び方もされているようです。
【アンデシンの意味】
アンデシンは、チベットなんかでは宗教的な意味が強い石とされています。聖なる石として、聖職者が用いていた石だったこともあってか、本来であれば遊び半分で身に付けてはいけない魔石とも言えるでしょう。
ムーンストーンやサンストーンと同じ、フェルドスパー(長石)といったグループに属します。オリゴクレース(灰曹長石)とラブラドライトの中間に位置するそうです。和名では、「中性長石」と呼ばれています。
アンデス山脈で産出される、「アンデサイト」に含まれている長石に多いことが、「アンデシン」の名前の由来となりました。6:4の割合で「アルバイト」と「アノーサイト」が混ざり合っているものをアンデシンと言いますが、場合によってはラブラドライトなどが含まれていることもあるようです。
珍重されている赤褐色のアンデシンは、赤鉄鉱や銅による発色となるのですが、緑色のアンデシンも銅による発色となります。
赤褐色や緑色のものに比べると、モンゴルなどで採掘される黄色いアンデシンは人気がないため、元々は黄色だったり色が薄いアンデシンに加熱処理を加え、赤褐色に変色させてから流通させていることもあるみたいです。
【アンデシンの効果】
アンデシンは、人生において生きる意味や生きがいなどに関する再構成を手助けし、その過程で起こる様々な苦しみやツラさを受け入れられるようにサポートしてくれます。謂わば、人生の色んな場面で魂の成長を加速させてくれるのです。
また、疲れた身体やストレスが溜まった心を癒してくれる働きもあり、心身のバランスをしっかりと保ってくれます。持つ者を美しく輝かせて、内側から清めてくれる力も持っているので、アンデシンはアンチエイジング効果もあると言われているようです。
更にアンデシンは霊性が非常に強い石でもあるため、魔除けとして効果があるだけでなく、自分自身を守ってくれるご先祖様(守護霊)と、エネルギーでの繋がりを強化してくれるとも言われています。
家族や恋人といった愛する人との繋がりも強め、信頼し合える人間関係を築いた上で、持つ者の周囲を愛情でいっぱいにしてくれるといった効果もあるそうです。
霊的なパワーがあり神秘的な力を持つアンデシンは、災いが起きる前に災いを避けることが出来るようにサポートしてくれて、負の感情を解放して精神面の休養をさせてくれます。
夢や目標に向かって頑張っている人に対しては、確実に良い方向へと前進していけるように後押ししてくれるのです。
その他にも、直感力を究極まで高めてくれるので、持つ者に危機が迫ったときなど、これまで感じたことがないほどの直感を感じることが出来るでしょう。
普段よくケガをする人がアンデシンを持てば注意力が増し、傷口の治りも早まると言われています。
数あるカラーの中でも特に、赤褐色のものは霊性が非常に高く、業(カルマ)を消化して魂の解放を行い、高い意識と繋いでくれます。孤独感を感じている人や、本来の自分の生き方を探している人なんかにもオススメです。
【アンデシンの石言葉】
アンデシンの石言葉には、「変化と調和」・「予知能力を高める」・「霊的存在からのインスピレーション」などがあります。
石言葉を見ても分かる通り、中々クセの強い石です。アンデシンは持つ者を選ぶ石とされていて、ただ見た目が美しいからというだけで身に付けていると、体調を崩してしまったりといった「石負け」をしてしまう場合があります。
中でもチベット産のアンデシンは個性が強すぎるので、こちらを身に付けてみて合わないと感じるなら、別の産地のアンデシンを身に付けてみると良いでしょう。
アンデシンと波長が合わなければ、アンデシンの持つ力を最大限に受けることは出来ません。持つ者との波長が合ってはじめて、本来の力を発揮してくれるのです。天然石ではなく宝石として売られているものであれば、少しは波長も和らいでいますので、自分に合うものを見つけてみて下さい。
【アンデシンの主要原産地】
アンデシンの主な産地は、チベット・モンゴル・ロシア・コンゴ民主共和国となります。
日本では、東京都小笠原村硫黄島や、長野県上田市の独鈷山で採掘されているようです。
ただし日本のアンデシンの中には、宝石質のものが含まれていたという報告は今のところないのだとか。
【アンデシンと相性の良い石】
アンデシンは霊的パワーの高い神秘的な石で、非常に個性が強いです。言い換えれば、かなりクセのある石と言えるでしょう。そのため、基本的には相性の合う石や協調性がないとさえ言われているほどです。
だからといって攻撃性があるというわけでもないですし、同じ長石に属する石であれば相性が良いので、オススメの組み合わせと言えます。
■精神のバランスを整えたい
アンデシン×セレナイト
アンデシンとセレナイトの組み合わせは、精神のバランスを調和し、尚且つ洞察力を高めてくれます。
■何か目標を持ちたい
アンデシン×テクタイト
こちらの組み合わせは、自身の人生における目標を持てるようになったり、生きるべき方向を見極めるのに効果的です。
■目標に向かって突き進む意力が欲しい
アンデシン×ヒスイ
アンデシンとヒスイの組み合わせは、目標に向かって突き進むための意力、集中力、持続性を与えてくれます。また、勇気が出て自信が湧いてくるといった効果も期待出来る組み合わせです。
■目標を達成したい
アンデシン×カーネリアン
カーネリアンは生命力のシンボルと言われていて、エネルギーの循環を正しく整えてくれます。アンデシンと組み合わせることで、エネルギッシュに目標を達成することが出来たり、願いが叶ったりすると言われています。
■血液の流れを良くしたい
アンデシン×ムーンストーン
婦人病や女性特有の月経など、血液に関することに強い組み合わせとなります。ムーンストーンは名前の通り、月のパワーを閉じ込めたような石と言えるため、生理不順の人など、様々な婦人病に癒しの効果を発揮してくれるはずです。
■直感力を高めたい
アンデシン×ラブラドライト
ラブラドライトは、宇宙にある高次元存在との交信を補佐してくれるといった効果があります。そんなラブラドライトとアンデシンの組み合わせは、サイキックを高めたり直感力を最大限まで強化するのに最適です。
あなたの中に眠る潜在能力を、これでもかと言うくらい引き出してくれるでしょう。
■プラスエネルギーで満たされたい
アンデシン×サンストーン
アンデシンとサンストーンの組み合わせは、自身の中にマイナスエネルギーが溜まっていると感じたときにオススメです。温かい活力を与えて循環させ、持つ者がプラスエネルギーで常に満たされている状態になれるよう、サポートしてくれます。
■心身の浄化
アンデシン×エンジェルシリカ
エンジェルシリカは、水晶の成分が浸透した石です。名前にエンジェルと付いている通り、とても強い癒し効果を持つ石とされています。また、恐怖を取り除いてくれる効果もあり、アンデシンと組み合わせることによって、癒しとリラックス効果と心身の浄化を全て行ってくれるのです。
■自分が進むべき方向性を知りたい
アンデシン×スキャポライト
アンデシンは長石に属し、スキャポライトは柱石に属する石です。この長石と柱石の組み合わせもまた相性が良く、持つ者の進むべき方向を長い柱が強く示してくれると言われています。
人生において進むべき道に迷ってしまったときや、分岐点に差し掛かったときなどは、このアンデシンとスキャポライトの組み合わせを身に付けてみて下さい。きっとあなたの強い味方となってくれるはずです。
既に記載しておりますが、アンデシンは非常に個性的でクセの強い石です。「他の石と組み合わせると、石酔いしてしまう…けれど単体で持つよりも、何かと組み合わせたい…」と仰る場合は、水晶と組み合わせてみて下さい。水晶をクッション代わりに、上記の組み合わせ+水晶でも良いです。水晶はどんな石と組み合わせても問題がないので、迷ったときは水晶がオススメです。
【アンデシンと相性の悪い石】
アンデシンは持つ者を選び、協調性がないとされているため、相性の悪い石がとても多いです。その中でも特に、アンデシンと相性の悪い石が下記となります。
・コーラル(珊瑚)
アンデシンとコーラルの組み合わせですが、どちらも癒しの効果を持っていることから、反作用して持つ者に迷いを生じさせてしまいます。
他にも、アンデシンと同じように個性的でクセのある石とは相性が合わないので、先にもご紹介した「長石」に属する石と組み合わせることを強くオススメしたいです。
【アンデシンの浄化とお手入れ方法】
アンデシンの中でも、赤褐色のものは太陽に長時間当てていると退色してしまうため、日光浴による浄化は避けるべきでしょう。
また、水や熱にも弱い性質があるので、水を使った浄化方法もオススメ出来ません。ホワイトセージによる浄化はオススメですが、熱に弱いので火に近付け過ぎないようにだけ注意して下さい。
アンデシンは魔除けの効果で持つ者の身を守るため、マイナスエネルギーを吸収しやすくなっています。ですから頻繁な浄化が必要と言えるでしょう。
■月光浴による浄化方法。
新月~満月の間に、月の光をアンデシンに浴びせる方法です。
晴れていて月が見えている夜でなければ効果は薄いので、必ず月が出ている日に行うようにしましょう。
一晩月の光にかざしておけば、翌日にはパワーがチャージされています。
■水晶クラスターを使った浄化方法。
水晶クラスターの上にアンデシンを置いておくだけの、最もポピュラーな方法です。
半日~1日程度置いておけば、パワーチャージが完了するでしょう。
■ホワイトセージを使った浄化方法。
ホワイトセージに火をつけて、アンデシンを煙の中へ数回くぐらせるといった方法です。
ホワイトセージは部屋全体の悪い気も浄化してくれることと、魔除け効果のあるアンデシンが吸い込んだ悪い気をキレイに取り除くためにも、こちらの浄化方法は効果が高いと言えます。
ただし先にも記載した通り、アンデシンは熱に弱いといったデメリットもありますので、火を使うホワイトセージの浄化方法では、十分注意が必要です。
【アンデシンの偽物との見分け方】
最も人気の高いチベット産のアンデシンは希少性が高いため、中々お目にかかれません。仮にお目にかかれたとしても、驚くほど高額であることは間違いないでしょう。
チベット産以外のものであれば安価となるのですが、中にはモロッコ産の薄い色をしたアンデシンに加熱処理を加え、チベット産と偽って流通させている場合もあります。
モロッコ産をチベット産と偽ったところで、それがアンデシンであること自体に変わりはないので、偽物というわけではありません。けれどそうした加熱処理を加えたものが気に入らないと仰る場合は、安価なチベット産には気を付けましょう。
また、アンデシンはどれだけ小さなものでもそれなりの価格が付きます。大きいものなのに安い値段で売られていたら、上記に記載した加熱処理を施されたモロッコ産と思って良いでしょう。
一目見ただけでは見分けるのが難しいので、値段や大きさから判断するしかありません。
もちろん、「チベット産とかモロッコ産とか、赤色とか黄色とか、そんなことは気にしない!アンデシンだったら何でもいい!」と言うのであれば、アンデシンであることに変わりはないので、加熱処理されたものを買われても良いかも知れませんね。
【アンデシンの伝説、石物語や言い伝え】
民間に発見されて流通する前からアンデシンの存在自体はあったのですが、アンデシンが正式に発見されたのは2002年中部アフリカのコンゴ民主共和国です。パワーストーンの中でも新しい方の石となるのですが、チベットでは昔から聖なる石と言われ特殊な石とされ、「チベットナイト」や「チベットサンストーン」といった別名も持っています。
産地によってカラーバリエーションは様々となりますが、銅による発色で出来た美しいレッドカラーのものは希少とされ、コレクターたちの間で非常に人気の高い石です。
見る角度によって色が変化するタイプのアンデシンも希少ですごく美しく、こちらも人気の高い石となります。
新しい石であるにも関わらずこれだけ人気が高いのも、アンデシンが持つ魅力のひとつと言えるでしょう。
日本では、細長い結晶が互い違いに重なって見えることから、「違い石」と呼ばれ、そこから「誓い石」と読み替えられてお守りとして使われている方が多くいたそうです。
まとめ
以上が、アンデシンに関する意味や効果、浄化方法や見分け方などの解説となります。
一見、気難しい印象を与えるアンデシンですが、手にした途端に何とも言えない感覚を覚えるはずです。
触れただけで神秘的で不思議な力を感じさせてくれるアンデシン。比較的新しい石にも関わらず、ファンが多いのもうなずけます。
アンデシンに少しでも興味を持たれた方は、是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。