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【アパタイト(燐灰石)】意味や効果、正しい浄化方法や見分け方解説!

アパタイト

こんにちは、管理人の凛です。

今回はアパタイト(燐灰石)というパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法、見分け方などについて解説していきたいと思います。

透明感の中に澄んだような青色の輝きを見せるアパタイトですが、宝飾品としてもパワーストーンとしても大変人気のある石です。

アパタイトと聞けば「アペタイト(食欲)」を思い浮かべてしまいますが、名前はギリシャ語の「アパタオ(騙す・策略)」が語源で、「惑わす」や「誤魔化す」といった意味もあります。けれど円口類、魚類、両生類、昆虫類、鳥類、哺乳類といった全ての脊椎動物(せきついどうぶつ)が持つ歯や骨にはアパタイトの一種であるリン酸塩が含まれているため、食欲を思い浮かべてしまうのも無理はないのかも知れないです。

そんなアパタイトですが、歯や骨などの育成にも効果があると言われていて、更には精神を落ち着けてくれたり、愛や平安を与えてくれるとも言われています。

澄んだ青色というのは人間の心を和らげるカラーで、宝石用に加工されたものや天然石のまま荒削りでビーズにされているものもありますので、気になっている方はアパタイトの意味や効果や正しい浄化方法や見分け方をしっかりと把握し、是非手にしてみて下さいね。

目次

【アパタイト(燐灰石)とは】

young woman and question marks.

アパタイトは和名で「「燐灰石(りんかいせき)」と言い、歯や骨を形成する成分のハイドロキシアパタイトといったアパタイトのグループであることから、歯磨き粉なんかにも同じ名前のものが存在しているのはそのためです。

ファンデーションの吸収性をアップさせるための成分としても、アパタイトが使われています。

アパタイトと言えば青色のイメージが強いのですが、希土類元素によるものなので、他にも黄色や緑色や菫色や灰色なんかもあり、その見た目の美しさからアクアマリン、フローライト、トルマリン、エメラルド、サファイアなど、色んな石と間違えられやすく、「アパタイト」という名前が付けられました。一般的にアクセサリーとして出回っているものは、ブルーアパタイトになります。

一概にブルーアパタイトとは言っても、原石そのものの魅力を感じさせるほどの深い青色から、透き通るような透明感のある青緑色をしたクリアなものまで、一目見ただけでは同じ石だとは思えないほど色んなタイプの石があって、そこもまたアパタイトの持つ魅力と言って良いでしょう。

スペインで見つかった黄緑色のものがアスパラガスの色に似ていたことから、「アスパラガス・ストーン」などとも呼ばれています。「アパタイト・キャッツアイ」なんていうものもあるそうです。

硬度は5で決して硬い石とは言えないので、乱暴に扱ったりすると欠けてしまうこともあります。

中に含まれているフッ素・水酸・塩素の多さによって、「フッ素燐灰石」・「水素燐灰石」・「塩素燐灰石」の3つに分けられ、これらイオンは結晶の空間格子中で自在に入れ替わることが出来るため、大体は3つ全てが含まれていることが多いです。けれど中には1つだけが100%含まれているものもあり、ジェムストーンと呼ばれるほど品質の良いものはあまりありません。1カラットを越えるものは非常に稀です。

【アパタイトの意味】

歯や骨との関係性をお話しましたが、アパタイトには鉱物的にカルシウムと関わりの強い石と言えるので、石言葉も間接・歯・骨に関するものが多くあります。実際に歯科関係や工業関係でアパタイトの持つ成分が非常に役立っているわけですから、優れた石であると言っていいでしょう。

「絆を強める」とか「絆を繋げる」といったエネルギーを持っている石であるとも言われており、これはアパタイトの鉱物的性質にも関係があるそうです。

恋人同士の絆だったり、家族間の絆だったり、学校のグループや職場のチームの絆を強めるためには、集団の中で中心人物となる方が持つと更に効果がアップします。

感性を育み、霊的能力を高め、心も身体もイキイキと活性化させてくれる石なので、元気がないときなどに手にするとパワーがチャージされるはずです。実に馴染みやすい石でストレートに石の持つ力が伝わってくるかと思いますので、硬度の柔らかさを除けば扱いやすい石と言って良いでしょう。

【アパタイトの効果】

アパタイトは古くより、自信・信頼・調和の象徴とも言える石だとされてきました。周りの環境やどうしても持ってしまう固定概念に縛られることなく、素直にありのままの自分を主張出来るようになる上、そこから次第に自信を取り戻して本来の自分らしさを取り戻せるように力になってくれます。

今まで持っていた古い思い込みや考え方など、必要のないものを切り離してくれて、新しい自分や新しいステップアップに繋がる答えへと導いてくれるのです。新しいことに挑戦するときには、是非力を借りてみましょう。

周りの人間との関係性が上手くいっていなかったり、人付き合いがどうも苦手だという人にとっても、人間関係で強い味方となってくれますので、お守りとして持っているのもオススメです。

ブルーアパタイトには癒しの効果があることは多く知られていますが、ストレスを解消させてくれたり、疲れを取り除いてくれるといった意味での癒しではありません。どちらかと言えば、デトックス効果のようなものと言えます。心の中に抱える「怒り・憎しみ・悲しみ・妬み・嫉み・不安・混乱」といった、謂わば毒気を取り除いてキレイにしてくれる効果があるのです。

どれだけ普段からポジティブ思考な考えを持つ人であっても、生きていれば様々な困難にぶち当たってしまうこともあるでしょう。心がモヤモヤしたり、落ち込んでしまったりする日もあるはずです。そうしたネガティブな感情に襲われてしまったときに、ブルーアパタイトを身に付けているだけで、悪い気やオーラを消し去って正常な動きへと戻してくれると言われています。

加えてアパタイトには、学習能力の向上や洞察力、創造性を高めて自信を付けさせてくれる効果もあるのです。瞑想をする際にもサポートしてくれると言われており、アパタイトと他のクリスタルを一緒に使うと効果を引き出してくれるでしょう。

クリスタル治療においては、筋肉と協調させてくれてパワーを付けさせ、空腹を緩和して高血圧までをも和らげてくれる効果があると言われています。

また、成長過程の子供にとっては強い骨格や臓器を作っていくために、謂わばお守りのようなものにもなる石です。感情・肉体・精神にも繋げるという働きをしてくれるので、心身共に不安定要素を緩和してモノの見方や捉え方、考え方の方向性を安定化出来るように上手く調整してくれます。

色々と考えが散らばってしまって1つにまとまらないときや、考え事が多すぎて何から解決していいのか分からないときなども、アパタイトを身に付けることをオススメしたいです。

他の石と一緒に持てば、他の石が持つ素晴らしい効果を最大限に発揮させることもあるので、石の中でも優等生と言って良いでしょう。

【アパタイトの石言葉】

アパタイトの誕生石は8月で、相性の良い方角は「東」です。

石言葉は「優しい誘惑」・「惑わす」・「自信」・「調和」・「信頼」・「絆(結び付き)」・「知性」・「バランス」などがあります。

他にも、「歯痛を和らげる」とか「骨の育成を助ける」などと、やはり歯や骨に関係する石言葉もあるみたいです。

石にもそれぞれ個性があり、石言葉を知れば大体どういったタイプの石なのか分かるかと思います。石言葉と石の持つ効果を知って、あなたが抱えている悩みや解決したい問題にピッタリのものを選ぶようにしましょう。

【アパタイトの主要原産地】

主な産地はマダガスカル・タンザニア・ブラジル・メキシコ・カナダ・インド・スリランカ・モザンビークとなります。

【アパタイトと相性の良い石】

アパタイトは歯や骨に関することが多く、健康面と強く繋がっています。人間にとって歯と骨はなくてはならない重要なものであり、健康面で不安を抱えている人などは力を借りてみましょう。

パワーストーンには心や身体をケアしてくれる効果を持ったものが多いので、特にそうした部分に重点を置いているような石との組み合わせが相性抜群と言えます。

■恋人と長く付き合っていたい

アパタイト×インカローズ

■幸運に恵まれる体質になりたい

アパタイト×アマゾナイト

■人生をより良いものにするため、次の段階へ進めたい

アパタイト×クリソプレーズ

■気の流れを良くして整えたい

アパタイト×アベンチュリン

■(女性用)生理不順や生理痛を和らげたい

アパタイト×ガーネット

■自分に自信を付けて勇気が欲しい

アパタイト×アンバー×ペリドット

■人との絆を強めたい

アパタイト×ラリマー

■人として成長したい

アパタイト×ヒスイ

■マイナス思考を取り除く・身体の回復を促進する

アパタイト×グリーンアゲート

■心の病に悩んでいるなら

アパタイト×サンストーン

この中でも特にグリーンアゲートとの相性は抜群です。健康面において回復を促進してくれるグリーンアゲートですが、そのスピードを上げて速やかに健康状態を取り戻してくれるためにアパタイトが働きかけてくれます。

また、サンストーンは太陽の光を宿す石と言われていて、トラウマやコンプレックスといった心に抱える問題を解決して自信を付けてくれるでしょう。

既にお話した通り、アパタイトは他の石が持つ能力を最大限まで引き出してくれる役割を持っているのです。

【アパタイトと相性の悪い石】

・ブラッドストーン

アパタイトとブラッドストーンの組み合わせですが、いくらアパタイトが他の石の能力を底上げしてくれるとは言っても、反対に効果が反比例してしまう場合もあります。その中でもブラッドストーンは、鎮静化作用を持ったアパタイトがブラッドストーンの持つ活力を抑えてしまうケースもあるため、注意しましょう。

【アパタイトの浄化とお手入れ方法】

ホワイトセージ

アパタイトには色んな種類があるため、一括りで断言出来ないのですが、ものによっては褪色してしまう場合があります。種類や成分を一から調べるのも大変だと思いますので、日光浴による浄化や水を使用した浄化は避けた方が良いでしょう。

また、塩を使った浄化もあまりオススメ出来ないのと、硬度が5と衝撃に弱いこともあるため、長時間太陽の下にいるときや、激しいスポーツをするときなどは外すことをオススメします。

パワーストーンは一切浄化をせずに使い続けていると、効果が死んでしまうこともありますので、石が疲れていると感じたり、効果を感じられなくなったと思ったときは、きちんと浄化してあげて下さい。早い浄化で数分、どれだけかかっても1日もあればパワーは完全にチャージされます。

■ホワイトセージを使った浄化方法。

ホワイトセージに火をつけて、アパタイトに煙をかける定番の方法となります。

風向きなどを考えて、ホワイトセージの煙がきちんとかかるような位置で数回煙の中にアパタイトをくぐらせましょう。煙がまんべんなく行き渡るようにくぐらせることがポイントです。

中にはセージで浄化を行うと、色ツヤが戻る場合もあります。

■水晶クラスターを使った浄化方法。

水晶が群状になっている水晶クラスターの上に、1日置いておく方法です。

ただし何度も言うようにアパタイトは衝撃に弱い硬度となるため、水晶と激しく擦れ合わせたり、ぶつけ合ったりしないようにだけ注意が必要となります。

隣合わせで置いておくだけでも効果がありますが、水晶クラスターの上に乗せておいた方が浄化作用はアップするでしょう。

■月光による浄化方法。

これは用意するものもなく、最も手軽で簡単に行える浄化方法と言えます。

月が出ている夜に、月光が直接当たる場所へ一晩置いておくだけです。必ず月が出ている晩に、月の光が直接当たるように置いておくことを心がけましょう。

アパタイトは閉じ込められることを嫌うので、アクセサリーケースに閉まったままにしておいたり、引き出しの中や暗く湿っぽい場所で保管しておくのは止めておいた方が良いです。

身に付けていない間は、換気の良い場所や空気の循環が良い場所に置いておくことで、更に効果をパワーアップさせるでしょう。

【アパタイトの偽物との見分け方】

色んな石と似ていることで有名なアパタイトですが、アパタイトの偽物と言うよりも、アパタイト自体を別の宝石として偽物に使われてしまうことの方が多いような印象です。

もちろん、アパタイトそのものも美しい石であることは確かなのです。しかし高品質のもので100万円以上する「パライバトルマリン」を、どれだけ美しくても10万円を越えることがほとんどないとされる「ブルーグリーンアパタイト」を使って、パライバルトルマリンの偽物として売っていることが常に問題になっているのだとか。

アパタイトの宝石質に磨かれたものはガラスのようにも見えることから、偽物を作るとするならばガラスを上手く加工しているものです。インターネットなどで驚くほど安い値段で売られているようなものは、特に注意が必要と言って良いでしょう。あまりにも安すぎるものは、怪しんだ方が良いです。

一般的に、宝石のような透明度が高いアパタイトは高品質と言われていて、色んな色があるので好みのものを購入してみて下さい。

一番確実な方法は鑑定に出すことではあるのですが、自分を守る意味でもよく分からない場所やちょっとでも怪しいと思う節があるものを購入することはオススメ出来ません。

【アパタイトの伝説、石物語や言い伝え】

羊 ぬいぐるみ

アパタイトは1995年頃にマダガスカルで発掘されたのですが、1930年頃にフランス人の羊飼いがジェムストーンを見つけて以来、「地の果て」と言われるマダガスカルの南東である「フォール・ドーファン地域」で採掘を試みていたそうです。

1640年代頃に造られて、1670年代頃に後に有名となる「海賊共和国リベルタリアが建国された場所」で、アンタノシ族による18ヶ月の包囲の果てに放棄されました。彩度の高さが特徴的なマダガスカル産のアパタイトには、エメラルドネオングリーンから、パライバネオンブルーと、実に幅広い色調があるとされています。

まとめ

今回は、アパタイト(燐灰石)という石についての意味や効果、正しい浄化方法や見分け方を解説させて頂きました。

進学や就職など、環境の変化や新しいことへの挑戦を控えている人、自分が進むべき方向が定まらない人、周囲の環境に振り回されたくない人、自分らしい表現で本来の自分を取り戻したい人、心身共にリフレッシュさせたい人、集団行動の機会が多くて人間関係を円満にしたい人などにオススメの石です。

他の石と組み合わせることで、他の石が持つ能力を最大限まで引き出してくれる補助的な力も持ち合わせた石と言えますので、アクセサリーとして身に付ける場合は相性の良い組み合わせなどもしっかりと確認した上で購入してみましょう。

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