【オレンジガーネット(ヘソナイト)】意味や効果、浄化方法や見分け方解説!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は、オレンジガーネット(ヘソナイト)というパワーストーン(天然石)の意味や効果、浄化方法や見分け方などについて解説します。
ガーネットと聞けば、真っ先に赤色を思い浮かべる方が多いかも知れないですが、鉱物の組成によって、オレンジ色に発色するものも存在しています。それがオレンジガーネット(ヘソナイト)です。
シナモン石とも呼ばれていて、皆さんが良く知るガーネットとはまた違った魅力を持った石と言えます。パワーストーンとしても大きな力を持っており、いつの日かガーネットと同じくらい注目を浴びる石になるでしょう。
それでは早速、そんな魅力たっぷりのオレンジガーネットについてお話していきますね。
【オレンジガーネットとは】
ガーネットの名称は単一の鉱物名として与えられたものではなく、長石(フェルドスパー)など、組成が似た鉱物のグループ全体を表す総称となります。
それぞれの石が持つ色の元となる成分によって分類されており、個々に名前もあります。
オレンジガーネットの正式名は、ヘソナイト(ヘッソナイト)となり、グリーンガーネットと同じく「灰礬柘榴石(かいばんざくろいし)」の一種です。橙色や褐色や赤みを帯びたものなどがありますが、落ち着いた色を持つものが多いです。
組成に含まれている三価鉄やマンガンによって、オレンジ色をしています。また、トリークル(糖蜜状組成)と呼ばれるような、モヤモヤとした内包物を持っていることも特徴のひとつです。
硬度は6.5~7.5と高めで、個体によっては柔らかかったり硬かったりしますが、丈夫な石ではあります。
【オレンジガーネットの意味】
オレンジガーネットは、精神と肉体のバランスを取るといった意味を持っています。
ガーネットが元々持っている石の性質を兼ね備えており、エネルギーを高めて物事を前進させ、停滞して中々前に進むことが出来ない現状に変化を起こしてくれる他、血液の流れも正常にしてくれるといったものです。
そこへ、自身の周囲にいる人達との人間関係を良くしてくれて、人生における必要な基盤と関係性を整えてくれる意味も持つと言われています。
1月の誕生石で、1月生まれの方を守護するといった意味合いも持っているようで、1月生まれの人やお友達やご家族へのプレゼントに人気が高いそうです。
【オレンジガーネットの効果】
オレンジガーネットは、自身が思っている以上に根強く定着してしまっているマイナスなエネルギーを見つけ、それを排除して正常化させてくれます。
エネルギーの歪みを見つけ出して大きな癒しを与え、根こそぎ取っ払ってくれるのです。自分でも気付かない内に溜め込んでしまっているマイナスエネルギーを消し去ることで、結果的に心身共にバランスが取れるようになって、何事も良い方向に向かっていけるように助けてくれます。
人間関係を良くすることがベースとなっているため、夫婦円満のお守りとして身に着けておられる方もいるようです。
生命力を高めてくれる石とも言われていて、生きることに積極的になれたり、物事をプラス思考で考えられるようになったりと、世界が広く感じられるようになるでしょう。
最近元気がないと感じている人や、健康面を意識している人、人間関係で悩まれている人などにオススメしたい石です。
貧血気味の方や朝弱くて起きられない人などにも、効果的だと言われています。生活リズムを整えるのにも、最適な石と言えるでしょう。
中でもオレンジガーネットは特に、危機的状況から回避する効果が高く、魔除けの意味合いも強い石となります。
【オレンジガーネットの石言葉】
オレンジガーネットは1月の誕生石です。
石言葉には、「生命力を高める」・「肉体表現」・「持久力」・「自己暗示の力」・「エネルギーを循環させる」・「臓器の健康促進」・「血液の流れを正常化する」といったものがあります。
精神面もそうですが、肉体面を強める石言葉が多く並んでいるのが印象的です。元々ガーネット自体が持つ石言葉にプラスして、エネルギーを高める意味が強いように思います。
これはどの天然石でも同じことが言えるのですが、黄色やオレンジ色をした石は、明るくポジティブな意味合いと、金運や健康運にとって良いものを持っていることが多いです。
【オレンジガーネットの主要原産地】
オレンジガーネットは、スリランカ・アメリカ・カナダ・ブラジル・パキスタンなどが主な産地となります。
【オレンジガーネットと相性の良い石】
■目標を達成したい
オレンジガーネット×グリーンガーネット
同じガーネット同士の組み合わせとなるこちらは、かなり相性抜群です。
受験のお守りや就活生の強い味方となり、希望通りに物事が運ぶようにサポートしてくれます。
叶えたい夢がある人、達成したい目標がある人、何かに向かって頑張っている人なんかにオススメです。
■恋愛運アップ
オレンジガーネット×モスコバイト
モスコバイトが、オレンジガーネットの苦手とする恋愛運を補ってくれます。
そこでオレンジガーネットが持つ明るくエネルギッシュな力が加わり、最短ルートで恋愛成就へと運命を導いてくれるのです。
■健康促進・疲労回復
オレンジガーネット×カーネリアン
この組み合わせは、血液に関する健康を守ることに特化しています。
この二つは見た目も似ていて、まるで姉妹のように相性抜群です。健康促進や疲労回復にも効果のある組み合わせとなりますので、健康面を気にされている方はこの組み合わせを試してみて下さい。
■子宝に恵まれる
オレンジガーネット×ブラッドストーン
オレンジガーネットとブラッドストーンの組み合わせは、中々子供が授からず、子宝に恵まれないと仰る方にオススメです。
オレンジガーネットが生命力を高め、ブラッドストーンが母体に命を運んでくれるといった、それぞれの役割を持っています。
ブラッドストーンは生命の誕生と深く繋がっており、子宝や安産のお守りとして使用されてきました。体内に命を定着させるためのサポートをしてくれるのです。
ただし、生命に関することに特化している組み合わせとなりますので、ずっと付けっ放しにしていることはオススメ出来ません。浄化も頻繁に行った方が良いと言えます。
【オレンジガーネットと相性の悪い石】
・キャストライト
キャストライトは、持つ者が何かに挑戦しようという意欲を大いに高めてくれる石です。
そこへエネルギーを高めて物事を前進させるといった、同じような意味を持つオレンジガーネットを組み合わせてしまうと、互いの効果が反発してしまって全く意味を持たなくなってしまいますので、敢えて組み合わせるのは止めておきましょう。
中には同じ効果を合わせることで増大する組み合わせもあるのですが、オレンジガーネット×キャスライトの組み合わせはその反対です。
【オレンジガーネットの浄化とお手入れ方法】
オレンジガーネットは全ての浄化方法に適してはいるのですが、あまりにも長い時間太陽の光に当てておくのは止めましょう。変色の恐れがあるためです。
以下、オレンジガーネットにオススメの浄化方法となりますので、参考にしてみて下さいね。
■日光浴による浄化方法。
オレンジガーネットはその名の通り、オレンジ色という元気カラーに太陽がとてつもなく良い影響を与えてくれます。
ですからオレンジガーネットの浄化に、日光浴はもってこいです。ただし、先にもお伝えした通り、長時間太陽の光に当てていると変色してしまう可能性があります。その点だけ注意しましょう。
オレンジガーネットに太陽の光が当たる場所へ置いておき、3時間ほどそのままにしておいて下さい。3時間程度が丁度良いとされていますので、忘れてしまわないためにも陽が沈む3時間前などに窓際へ置いておくと良いかと思います。
■月光浴による浄化方法。
月の中でも特に、満月は物凄く強力なパワーを持っています。もちろん、満月の夜でなければ浄化が行えないというわけではありません。月そのものが強力なエネルギーを持っていることは間違いないですし、新月~満月の間の夜も浄化に向いていると言われています。
オレンジガーネットに月の光を当てた状態で、一晩そのままにしておきましょう。出来れば外に出して直接月の光を当てた方が良いのですが、窓際に置く形でも問題ありません。
この月光浴による浄化方法は、ほとんどどの石でも種類を問わずに行えます。
■水晶クラスターによる浄化方法。
水晶は、強力な浄化作用を持っているとされています。水晶クラスターの上にオレンジガーネットを乗せるか、水晶クラスターとオレンジガーネットを隣り合わせに置いておくかして下さい。
入れ物などにさざれを敷き詰めて、そこへオレンジガーネットを入れておく方法もオススメです。
水晶クラスターが放つ光と、オレンジガーネットが持つパワーが互いに共鳴反応を起こし、最も高まった状態のエネルギーをオレンジガーネットに吸収させることで浄化されます。
できるだけ、毎日のように行って頂きたい浄化方法です。半日~1日ほど水晶クラスターの上か、さざれを敷き詰めた入れ物の中へオレンジガーネットを入れておけば、翌日にはパワーチャージが完了しているでしょう。
■ホワイトセージによる浄化方法。
ホワイトセージに火をつけて、煙の中にオレンジガーネットを数回くぐらせる方法です。
こちらも日光浴による浄化方法と同じく、長時間いぶし続けるのは止めておきましょう。曇りの原因になりますので、オレンジガーネット全体にホワイトセージの煙が行き渡るように、数回くぐらせることがポイントとなります。
人工的に作られたお香も一応浄化は行えるのですが、天然ハーブを乾燥させて作られたようなホワイトセージが好ましいです。ホワイトセージは部屋全体の浄化も同時に行ってくれますので、強くオススメします。
■音による浄化方法。
民族楽器・ベル・音叉・ヒーリングミュージックなど、パワーストーンに音を聞かせ浄化する方法があります。
石は特定の波長で振動していて、清浄な音を聞かせてあげるだけで互いに共鳴反応を起こし、石から放たれる振動を浄化しようと、清浄な音が働きかけてくれるのです。
清浄な音であれば発信源は問いません。何を使えば良いか分からないと仰る方は、「クリスタルチューナー」というものを試してみて下さい。
■塩による浄化方法。
お皿や入れ物に天然塩を盛り、そこへオレンジガーネットを埋めます。
埋めてから5分~10分程度経ったら、オレンジガーネットを取り出してキレイに拭き取って下さい。これだけで浄化が完了しています。
浄化で使用した天然塩は、必ず捨てましょう。誤って料理などで使用しないように注意して下さいね。浄化の際に悪いモノを吸い取ってくれているわけですから、体内に悪いモノを取り込んでしまっているのと同じことになります。
■水による浄化方法。
可能な限り、人の手によって汚染されていない水を使いましょう。
水道水や、スーパーや自動販売機などで売られているペットボトルの水でも浄化自体は行えるのですが、キレイな川や湧き水といった自然の水を使えば、短時間の浄化で済みます。
川の流れが早い場所で浄化を行う際、オレンジガーネットを紛失してしまわないようにだけ注意しましょう。
流れが全くない川で、水の中にオレンジガーネットを沈めておくだけの方法もありますが、絶えず新しい水に触れさせることで、より高い浄化効果を得ることが出来ます。ですから水道水やペットボトルの水で浄化を行う場合も、細い水を流してゆっくりとオレンジガーネットにかけ続けて下さい。
オレンジガーネットが冷たくなったのを感じたら浄化を終え、タオルなどでしっかりと拭いて水気を取りましょう。
■土に埋める浄化方法。
これまで上記でオススメしてきた浄化方法は、出来る限り毎日のように行うべきだと言われています。しかし土に埋める浄化方法は、そう毎日頻繁に行う必要はありません。
持ち主であるあなた自身が、オレンジガーネットの力が弱まってきたなぁ…と感じたときに行うべき方法です。天然石の故郷とも言える土の中へ一度帰してあげて、我々人間が想像成し得ないほどの壮大な大地のパワーを借りて、石に憑いた悪いモノをキレイに浄化してもらいます。加えて、新たに強力なパワーも授けてくれるのです。
湿気が多くてジメジメとした場所よりも、日当たりの良い場所の乾いた土の中へ埋めましょう。
3日間ほど土の中へ埋めたままにしておいて、3日経ったら取りに行って下さい。
【オレンジガーネットの偽物との見分け方】
今現在のところ、オレンジガーネットの偽物が多く出回っているといった話はあまり耳にしません。そこまでポピュラーな石でないことも関係しているとは思うのですが、たまに似たような色をした石を、オレンジガーネットと思い込んで販売している石屋もあるとか。
オレンジカルサイトやカーネリアンなどと見た目が似ていて、最終的な判断は購入する人の見る目にかかっていると言えます。「ヘソナイト」といった鑑定の結果が出ているものであれば、安全でしょう。
宝石店で手に入るものであれば、宝石質に研磨されているものがほとんどですし、心配な場合はやはり自ら鑑定に出してプロの目で確かめてもらうのが一番です。
【オレンジガーネットの伝説、石物語や言い伝え】
オレンジガーネット(ヘソナイト)の名前は、19世紀後半頃に付けられたと言われています。ギリシア語で、「より小さい」を意味する言葉で、灰礬柘榴石の屈折率が小さいことから付けられたそうです。
それ以前は赤みのあるオレンジ色のガーネットを、「シナモン・ストーン」と呼び、褐色っぽいオレンジ色のガーネットを、「ジャーシンス」や「ヒヤシンス」と呼んでいました。
ガーネット自体は歴史的に物凄く古い石で、濃い赤色を持つことから、血管や臓器などの健康、それからケガなどといった「血液」に関するお守りとして身に着けておられる方が多くいたようです。
中世ヨーロッパで、兵士達がケガを予防するお守りとして身に着けていたと言います。
インドの占星術においては、ガーネットと言えばオレンジガーネットのことを指すようで、心身共に緊張やストレスや怒りなどを解放するために用いられていました。
まとめ
元気カラーとも言えるオレンジ色が特徴で、華やかさを持った石オレンジガーネット。
ガーネット自体は実に多くの方達に知られている石ですが、オレンジガーネットはまだあまり浸透していません。しかし持っているだけで華やかな気持ちになれる石というのはそう多くないですし、ガーネットと同じくらいの人気をこれから得ていくのではないでしょうか。
ガーネットの持つ特性も兼ね備えていて、更にオレンジガーネット特有のエネルギーもありますので、持つ者の強い味方となってくれることは間違いありません。