【90%の占いは嘘や詐欺!?】本物とインチキを見極める方法と業界の真実!!
こんにちは、管理人の凛です。
「90%の占いは嘘や詐欺」という説がありますが、これが本当だとしたら占い好きの方にとっては大変ショックですよね。
しかし、確かにこの業界に関わっていると「この人大丈夫?」という占い師が多いことも事実。
今回は占い師の本物とインチキを見極める方法と、占い業界の真実をこっそりお伝えしますね。
知人の紹介で知り合った占い師は本物の可能性が高い
悩んでいるあなたを見て、「そういえば…」と紹介してくれる人がいたら、それが「ご縁」かもしれません。不思議なことですが、そうやって巡り合う占い師に本物が多いのは確かです。
紹介してくれた知人があなたの信用出来る人であれば尚更、こういったご縁を逃さない様にしましょう。
世に名前を出していない・口コミで広がる占い師は本物が多い
世の中に「占い師」という資格はありません。そのため、占い師の良し悪しは実績によって判断するしか手段はないのです。その実績は、実は表に出てこないものほど信頼できるものだったりします。
例えば、昔から王侯貴族にはお抱えの占い師がいました。今でも実業家や政治家、芸能人などは個人的に親しく占いを依頼している占い師が必ずいます。そんな占い師は、さすがに本物だと考えられる人が多いのも事実。
しかし、彼らは世の中のトップシークレットを知ってしまった人達ですから、依頼者の意向もあり、あまり世間に名前を出していません。
そこまでいかなくても、街の中には「知る人ぞ知る」という占い師もいます。有名になることに興味のない、人助けで占い師をしているような人達です。そういう占い師は、わざわざ宣伝しなくても不思議に鑑定依頼者が途絶えることがありません。それは、助けられた人がクチコミで広めてくれるからです。
そんな本物の占い師に巡り会えたらとてもラッキーです。
しかし、それはとても恵まれたケース。
多くの人は疑心暗鬼で「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という気持ちで占い師に見て貰うのが本音ではありませんか?
最近ではショッピングモールやオシャレな街にも「占いコーナー」「占いの館」等があります。一方、今も昔ながらのスタイルで、繁華街の隅でひっそりと「占い」の看板を上げている占い師もいます。ネットの占いサイトを通してチャットや電話、メールで占う占い師も。
多くの人が初めて個人的に占ってもらうのは、そんな占い師でしょう。その場合は、以下でご紹介するポイントに気を付けてみて下さい。
当たる占い師だからと言って本物とは限らない…性格や出来事の予測は簡単
本物の占い師を見極める基準は「良く当たる」ことだと思うかもしれません。でも、当たる占い師だからと言って本物とは限らないのです。
あなたが勇気を出してショッピングモールの占いコーナーに行ったとします。小さなテーブルを挟んで占い師と向い合せで座り、大抵の場合、生年月日と名前、占って欲しいテーマを占い師に伝えるでしょう。
占い師はそれぞれのツールを使ってあなたの性格とか、今までの出来事、悩みの内容まで言い当てたりします。
「凄い、初対面なのに私のことを全部知っている!」とあなたが思ったら、この占い師は「ほぼ成功」したと言えます。あなたは「こんなに当たる占い師だから、この人は本物に違いない」と信用するからです。
ところが、それはあまり賢い判断とは言えません。
なぜなら「あなたの性格とか、今までの出来事」は占いの基本を知っていれば誰でも答えが出せることだから。人間観察に長けた人があなたの態度を観察していれば「悩みの内容」もある程度は予想できるものです。
何も当たる占い師だからと言って本物とは限りません。
更に言うなら、今までのことを言い当てるだけでは占いとは言えないのです。
「あなたにとって必要なこと」を教えてくれるのが本物の占い師
当たり前のことと思うかもしれませんが、「あなたにとって本当に必要なこと」を教えてくれるのが本物の占い師です。
例えば恋人とのことを見て貰いたくて行ったのに、「黄色い財布を買うと全て上手く行く様になる」と言われたとします。
黄色い色は、風水ではお金に限らず福を呼び込む色ですから、黄色い財布を買うのは悪いことではありません。
でも、それは誰にでも言えることです。
本物の占い師であれば「あなたにとって必要なこと」を教えてくれます。
「自分を大切に」本当に必要なことを教えて貰った私の占い体験
私も占いをしますが、自分のことは他の占い師にも占って貰うことにしています。「親しい占い師仲間だと身近な事情が分かってしまい結果に揺れが出てしまうかも」と思ったので、面識の無い評判の良い占い師に見て貰ったことがあります。
その占い師には生年月日だけ伝えていました。彼女はあらかじめホロスコープを作り、当日はタロットカード5枚のスプレッド(配置法)で占ってくれました。
テーマは「これからのこと」とだけ。
彼女の占いはもちろん評判通り納得できるものでしたが、タロットリーディングの最後に伝えられた「問題は半年後には解決しますが、自分を大切にして下さいね。痛みを伴う成長になりそうだから」という言葉が心に残りました。
私の占いでも「問題は解決する」「時期は半年くらい先」と出ていましたが、あまりスッキリしない感じが残っていました。
彼女のリーディングを聞いて、私はその「スッキリしない感じ」を覚悟することが出来たのです。
さて半年後に、リーディング通り問題は解決しましたが、その解決のきっかけが「身内の不幸」でした。問題はびっくりする様な速さで解決しました。
私は「自分を大切にして下さいね」という彼女の言葉を思い出し、葬儀の後始末などで慌ただしい日々でしたが、睡眠や食事に気を付けて自分をいたわるように心掛けました。彼女の言葉がなかったら、運勢の転換期に体を壊していたことは間違いありません。
「自分を大切にして下さいね」という言葉は、まさに「私にとって必要なこと」だったのです。
本物の占い師は命占・卜占・相占のうち2つ以上で占える
占いにはたくさんの種類がありますが、大きく分けると命占(めいせん)と卜占(ぼくせん)、それから相占(そうせん)に分けられます。
プロの占い師であれば命占と卜占、相占のうち2つ以上を身に付けているはずです。
星の配置や生年月日等で運命を読み解く「命占」
命占は、生まれた時の星の配置、象徴する数の配列(生年月日・生まれた時間)等でその人が持って生まれた運命の青写真を読み解く占いです。各国の占星術、四柱推命、カバラなどが命占に当たります。
中でも代表な物と言えば、各国の占星術ですね。最古の学問と言われ、昔は国家の機密情報であったことも。
占星術では惑星同士の角度を計算し、その角度が表す意味を人生の様々な局面を読み解くヒントにします。ホロスコープをイメージして頂けば分かりやすいでしょう。
惑星の組み合わせも1対1とは限らず、組み合わせは無数にあるので詳しく勉強するには大変な努力と時間が必要です。
しかし、毎朝のテレビ番組で、12星座ごとに今日の運勢を放映するほどポピュラーな占いでもあります。自己流でつまみ食いして、ほんの少し人よりも専門的な知識を得る事は可能でしょう。
「今までの事を言い当てる」のは、生年月日を利用した命占の基礎知識があればさほど難しいことではありません。
カード等を用いて今とこれからを読み解く「卜占」
卜占は、現在の占い結果から現在の状況や短期的な将来を読み解く占いです。
- タロット等のカード占い
- 石や木、サイコロを使う
- 何かを燃やした燃え跡を読み解く
- ダウンジングを使う
等、その方法は数多く存在します。
卜占の代表的な物として挙げられるのが、タロットカード。
カードの不思議な絵柄は一般的な読み解き法が一応決まっていますが、現代に当てはめた場合、そのままでは理解し難いことも多いのです。それで、現在では占い師がそのカードから受けたインスピレーションによって読み解く方法が主流になっています。
また、古典的なカードが作られた頃の文化背景を探って、カードの絵柄の本質を現代的に読み解く方法もあります。
いずれにせよ、占い師のセンスや本質を見抜く素質が必要になる占術であることは確かです。一般的に、卜占の読み解き方には「占い師の資質の差」がかなり出ると言って良いでしょう。
人相や手相、風水を見て開運に導く「相占」
相占(そうせん)は人相や手相占い、風水のこと。
目に見える形あるものから、今悩んでいることの原因や開運方法をアドバイスします。何かツールを使う訳ではなく、手や顔そのものを見て鑑定する所が命占や卜占とは違います。
学びの体系が非常に大きく、専門の占い師になるためにはかなりの勉強が必要です。他の占術が出来る人もたくさんいますが、得意分野として相占を専門にしている人が多いようです。
特に卜占の読み解き結果に注目しよう
プロの占い師は、命占と卜占、相占のうち2つ以上を身に付けているはず。
時間とお金が許せば、ぜひ2つ以上の占術で占って貰って下さい。
特に、卜占の読み解きが曖昧だったりあまりにも一般的、あなた自身「何だかすっきりしない」と感じたら、残念ながらその占い師はインチキかもしれません。
インターネット占いはインチキとも言い切れない
人間の占い師に本物とインチキがあるなら、インターネットの占いは?という疑問も当然出てきますよね。
答えは「どちらとも言えない」です。
インターネットによる占いも色々ありますが、命占系の占いであれば大筋では間違うはずはありません。プログラミングで、細かな誕生時間や生まれた場所の経緯度も計算出来るので、短時間に正確なホロスコープが作成できます。
相性占い等では、手作業で行うと大変な二人分の星の角度を計算することもあっという間に出来てしまいます。
それぞれの星同士の角度の意味は、普通、そのケースごとに占い師が一般的な意味を読み解いて原稿に書いておきます。それらがプログラムされたケースごとに表示される仕組みです。
卜占系のインターネット占いでは、クリックするとカードをシャッフル出来たり、スプレッドされたカードから1枚選んだり出来ます。
どのカードが出てくるかは全くの無作為です。
ネット占いも今という「時」の産物!自分なりに読み解く力を
上記のような卜占系のインターネット占いでは、「パソコンアプリが勝手に選んだのだから自分とは関係ない」と思う人もいるでしょうね。
ここからは、信じるかどうかはあなたの自由。
ギリシア神話にカイロスという神様が出てきます。カイロスとは「時」のことですが、カイロスは物凄い速さで未来から走って来るそうです。
そして、カイロスには前にしか髪の毛が生えていないと言われています。彼を捕まえるにはカイロスに向かって走って行き、すれ違うと同時に前髪を掴むしかありません。
この神話から「時」は未来からやって来るという考え方があることが分かります。インターネットで出たカードにしろ、占い師の前で自分が引いたカードにしろ、自分に向かって未来から走って来た「たった今」と言う「時」の産物です。
私はどちらのカードでも、あなたにとって必要なカードなのではないかと思います。
しかし、インターネット占いの卜占では、それぞれのカードなどの解釈がどうしても一般的になりがち。むしろ、サイトの解釈にとらわれず、出たカードを自分なりに読み解くインスピレーションを磨いた方が良いかもしれません。
そうすれば、インターネットの占いでインチキ占い師よりも正確に読み解けることもあるでしょう。しかし読み解き方には限界があるので、本物の占い師のようにはいきません。
占い師監修のサイトでまずは無料サービスを試してみよう
ネットの占いではサイトの原稿を占い師自身が書いたり、チェックしているはずです。それでも中にはいい加減なことが書いてあるサイトも無いわけではありません。ネットの占いを利用する際は、占い師が編集、監修しているかどうかは確認しておきたいところ。
いずれにせよ、無料で試せるサービスで検討してから有料の内容に進むことをお勧めします。大手のポータルサイトの占いコーナーならばより安心ですね。
占い師業界の真実を公開!占い師になる経緯や収入事情
占い師も当然人間ですから当たり前のように生活していますし、家族もいます。特別に皆さんと違う訳ではありませんが、どこの業界にもある様な業界ならではの傾向があることは事実です。
占い師になるには資格はいらない
先でもお話した様に、占い師には国家資格も試験もありません。自分で「今日から私は占い師です」と言って占いを始めれば、あなたも占い師なのです。
それに、元々人間には占い師の素質があると考えられています。
あなたも普段どちらのお菓子を食べようか迷った時に「どちらにしようかな、神さまの言う通り」等と言って決めたことがあるでしょう。これも立派な卜占です。
昔から日常的にそんな占いをしながら、人間は生活していたのだと思います。
そのうち、特に「読みが鋭い」「勘が冴えている」人が村のシャーマンや占い師になったのではないでしょうか。
現在の占い師も、そのようなものに近いと思います。
占い師も修行が大切!命占や相占は特に勉強量が実力に直結
占い師になろうと思う人は、大抵子供の頃から勘が良かったり、神秘的な物に興味を持ったり、心霊現象を体験したりという傾向があります。
それで周りから「占って」と言われるようになり、自然に占い師になったという人が多いですね。(もっとも、全くその様な勘が無い、とおっしゃる占いの大家もいます。)
そんな素質の人や、占いに関心がある人が「大家」と呼ばれるような占い師に弟子入りして勉強します。最近では「占いスクール」や各地のカルチャーセンターで占い教室が開講されるので、弟子入りしなくても有名な占い師から教えを受けることができます。
特に命占や相占は勉強量が実力の差として出ますし、卜占は先生のリーディングを側で聞いたり質問したりして研鑽を積みます。
あとは実地での経験を積むことに付きます!
そういう経験を積むために、各地の占いイベントや占いコーナーは大切な鍛錬の場なのです。
占い師の収入は人それぞれ!副業をしているケースも多数
占いは商品ではないので、定価というものがありません。しかし、占いコーナーやイベントでブースを借りれば、一時間、あるいは一日でいくらという賃貸料金が発生します。交通費も必要ですし、それなりの経費が掛かります。
「その分を差し引いて何とか生活できる金額」が鑑定料と思って頂ければ良いと思います。法外な鑑定料を要求する様な占い師は、占い師というより、人間としてどうかと思いますね。
占いの内容でリピートのお客様が付いて下さることが一番ですが、大抵の占い師は、
- インターネットを利用した占いサイトの原稿を書く
- 占いサイトを運営する
- チャットや電話で鑑定をする
- 占いスクールで講師をする
といった形で生計を立てています。占い師は副業で、普通のOLや主婦をしている人も。
占い師になったら儲かる訳ではなく、他の業界と同様、収入は人それぞれという訳です。
極めて稀だが「透視能力」のある人もいる
占い師は占いのツールを使って出た結果を読み解き、相談者に必要なことをアドバイスするのが仕事です。
たゆまぬ勉強と経験の積み重ね、そして不思議なことを頭から否定しない柔軟さは必要だと思いますが、基本的に特別な才能がある訳では無いと思います。
しかし、極めて稀にですが、占い師の中にも「透視能力」がある人もいます。
透視能力は何の道具を使わなくても相手の心が読み取れたり、未来に起きる出来事が分かったりする能力のことです。
そういう特別な能力のある人は、初めは占い師としてスタートしても、そのうち占いツールが必要なくなって「透視リーディング」を本業にしていくことが多いようです。
結果から言えば、こういう透視能力のある人達は「本物」と言えるかもしれません。しかし、占っているのではなく「見えていること」を読んでいる訳で、厳密に言えば占い師とは言えないのかもしれませんね。
本物の占い師は、決定した未来を伝えるのではなく、その時にあなたに必要なことをアドバイスしてくれる存在。「その時のあなたに必要なこと」を示唆してくれるツールが、ホロスコープやカードなのです。
まとめ
「90%の占いは嘘や詐欺」という説はちょっと極端だとは思いますが、経験不足のインチキ占い師が多いことは残念ながら真実です。
本物の占い師に出会うには、友人の紹介で縁があれば一番です。そうでなければ、「命占・卜占・相占のいずれか2つで占える」「あなたにとって必要なことを教えてくれるか」という点を参考に判断して下さいね。
インターネットの占いはネットだからインチキという訳ではなく、占い師の監修があるか、無料の体験で試せるかをポイントにして上手く利用しましょう。
あなたにとって本当に意味のあるアドバイスをしてくれる「本物の占い師」を見つけて、より良い将来のためにぜひ役立てて下さい!