【呪いの藁人形】通信販売品より100倍強力な藁人形の作り方【効果抜群】
こんにちは、管理人の凛です。
憎くて堪らない相手に呪いをかける最強の呪術といえば「丑の刻参り」。丑の刻参りには様々な呪術具が必要ですが、その代表的なものは呪いの藁人形です。昨今ではネット通販でも購入出来るようです。
ですがより効果を上げるためには、手作りの藁人形の使用をオススメします。今回は、誰にでも出来る、効果抜群な藁人形の作り方をご紹介いたします。
通信販売品より100倍強力!手作り藁人形の効果が高い理由
昨今ネット通販で、藁人形と五寸釘がセットになった「丑の刻参りセット」が購入できます。多くは、コスプレ用のアイテムや話題作りのためのジョーク商品ですが、これらのグッズに触発されて、丑の刻参りに興味を持つ人も増えているようです。
呪術の道具は全て手作りが原則
呪術には様々な道具が必要です。プロの呪術師は、師匠から継承した呪術具を大切に保存していますが、一回一回での使い捨てとなる呪術具は、必ず自分で作っています。
その理由は、呪術では「呪術具を作る時から呪いの儀式は始まっている」と考えるからです。
特に藁人形に代表される、ターゲットの身代わりと見なされる人形(ひとがた)には、相手の「身体の一部」、例えば爪や髪の毛などを縫い込む必要もあります。
呪術の効果を上げるにはなるべく古式にのっとった材料で試すべき
古典的な呪術の技法が考案された当時の風習で、現在では常識とかけ離れたものや、入手出来ないものもありますが、手配が出来る範囲で古式にのっとった材料で作りたいものです。藁人形の場合は、幸いな事に、まだ材料は入手可能です。
このような理由から、藁人形は呪いの効果を発揮するためには断然、手作りをオススメします。
藁人形を作っている事を人に知られないように注意
藁人形を手作りしようと決心したら、材料を準備しましょう。この時点から、呪いの儀式がスタートしている事を忘れないようにして下さい。
注意したいのは、藁人形を作っている事を他人に知られない事です。材料を集めている時に、例えば、ホームセンターなどのお店の人から「何をお作りですか?」と尋ねられる場合も多いと思いますが、「藁細工」「藁草履」など差し障りのない様に答えましょう。昔でしたら、農家から藁を譲ってもらう事も可能でしたが、今時はかえって不信感を持たれるのかもしれません。
その点ネット通販なら、必要な道具も検索等で探し出す事も可能です。藁人形づくりにはネット通販等の活用をオススメします。ネットの匿名性は、現代の魔術に親和性があり、便利です。
【手作り藁人形の材料】
- 藁:藁人形の大きさにもよりますが、5寸釘を打ち込むためには、ある程度の大きさが必要です。ネット通販で探すなら、「藁工芸用」「園芸用」の稲藁を探しましょう。40cm以上に切られ束ねられて1束500gから1kg単位のものがセットで販売されています。1kgが販売の最低単位という場合が多い様です。作り直しや、2度目の事も考慮して、1kg購入してもよいかもしれません。価格は無農薬のものは高価です。ですが無農薬の稲は、生命力が強く、呪いの効力が強くなります。もし産地が分かるなら、なるべくなら国産の、呪う相手の出身地に近いものにしましょう。
ペットの敷き藁用に販売されている藁は、短くカットされている場合があるので藁人形づくりには向いていません。購入の際は注意しましょう。鰹のたたきを作ったり、自家製の納豆作りに使ってうまくできた、というレビューがある藁なら、土や雑草が混入している事もなく扱いやすく安心です。
安価な藁は家畜の敷き藁、園芸の保温用の藁などに使用するもので、工芸用には向いていません。農家にツテがあって分けてもらう場合は、土や雑草をよく落とし、虫の混入にも注意です。また稲の刈り入れ直後の藁よりも、十分乾燥が進んだものを貰うように注意しましょう。 - 藁を縛る紐:麻紐、タコ糸、など強度があり、細くて縛りやすいもの。紐も出来るだけ、自然の素材で作られたものを選びましょう。藁をよってつくった藁紐もよいのですが、初心者には、やや扱いづらいかもしれません。綿ロープなどの細目のものでもよいでしょう。仮止めしたり、場面によって使い分けが必要になる場合もあります。太さの違う2種類の紐を準備すれば安心です。
- ハサミ:昔は小刀で切ったものですが、現在では、ハサミの代用で構いません。よく切れる園芸用のハサミを準備して下さい。補助的に普通の工作用のハサミも使います。ハサミは使う前によく拭いて、薄く油(工具の手入れ用の油が市販されています)を塗っておくとよく切れます。錆びたハサミは怪我の元なので十分注意しましょう。できれば、下ろしたての新品を使います。
- 軍手、布製の手袋:稲藁を素手で扱うと怪我をしやすいので必ず軍手などの布製の手袋を使用して下さい。出来るだけ新品を使う事。
- レジャーシート:藁が飛び散ってもよいように作業はレジャーシートの上で行う事をオススメします。この後に解説しますが、レジャーシートは正方形の物で、キャラクターなど模様のない無地のものがよいでしょう。
【呪詛用のアイテム】
- 呪いたい相手の髪の毛、爪など。入手が困難な場合は、写真でも構いません。
- 髪の毛や爪などの場合、藁人形の中に入れ込む時に和紙で包み、こよりのように紐状にして藁に混ぜます。写真は細く切って、藁に混ぜてしまいます。
【藁人形を作る場所・時間・服装や備品】
場所:他人の目に触れる事のない密室で、カーテンも閉じ、ドアに鍵も閉めて下さい。藁人形が完成するまで、決して他の人に会ったり、メールなどで連絡を取ってはいけません。自室で行う場合が多いと思いますが、その場合はレジャーシートを部屋の中央に敷いて結界とします。そのためレジャーシートは、正方形のものを用意しましょう。
時間:午前1時から2時の間が理想です。ですが慣れない作業でしょうから、1時間で作成出来ない場合が多いようです。自信がない人は、日没から翌日の日の出までの間までに完成するのを目標にして下さい。
服装:白い浴衣ならベストですが、藁やハサミを使用するので怪我の心配もあります。その場合は、白い模様のないTシャツと黒いパンツでOKです。
備品:部屋の照明を消し、蝋燭を灯して行うのが本式ですが、火事の心配もあるので、手元を照らすスタンドなどでもよいでしょう。
【藁人形の作り方】
衣服を整え、部屋の真ん中のレジャーシート上に材料を全て揃えます。藁人形を作っている途中で結界から出ないようにするためです。カーテンを閉め、部屋の照明を消して、手元を照らすスタンドにつけたら、いよいよ藁人形を作り始めます。
胴体部分を作る
藁人形の大きさはお好みですが、あまり小さいと、5寸釘を打ち込む際に不便です。釘の打ち込む場所を想定して、大きめに作る事をオススメします。販売されている藁が40〜50cmのものが多いようなので、そのまま切らずに使ってもよいでしょう。
藁の分量は片手で握れるくらいがよいでしょう。強く握って、親指と他の指が触れない程度の分量を目安にして下さい。この時、呪詛用のアイテムの混ぜ込みを忘れずに。
胴体部分の藁の量が決まったら、紐で縛ります。藁はばらばらになるので、仮止めをしてから実際に紐で縛る位置を決めた方が扱いやすいようです。
まずは真ん中の位置で藁を縛ります。後で解けるように、蝶結びで縛りましょう。
バランスを見ながら、首の位置、足の位置で紐を結びます。その後仮止めの紐は、外します。
顔に釘を打ち込む予定がある場合は、頭頂部近くでもう一箇所、紐で縛って下さい。
下半身は、腰の部分で縛った位置から藁を半分にし、それぞれ、膝の位置・足首の位置で縛ります。
手(腕)の部分を作る
藁の長さは胴体と同じで構いません。量は心持ち少なめでよいでしょう。
胴体の作り方と同様に、はじめに中央の位置で仮止めし、両肘にあたる部分と、両手首の位置で紐を縛ります。
仮止め部分以外の紐の結び方注意点—最後にきっちり結ぶので、はじめは解ける結び方で
紐をしっかり結ぶのはもちろん大切なのですが、藁はまとまりにくい素材なので作っているうちに崩れてくる場合もよくある事です。そのため完成後にしっかり結びなおす事を想定して、固結びなどのほどけない結び方は避けましょう。最終的にバランスを見てきっちり固結びにしましょう。更に、胸から腹の部分は以下に特別な結び方を施しますので、解説図を参考にして下さい。
胴体と手(腕)を組み合わせる
この作業は、平面に置いて行う方がよいでしょう。まず胴体の背中側に、手(腕)部分を置きます。バランスを見て、位置を決めて下さい。位置を決めたら、たすき掛けに仮止めします。ここの部分の仮止めは後で解かずにしっかり縛るものなので注意して下さい。
胴体を縛り上げる
藁人形の胴体部分は5寸釘の打ち込みに耐える強度が必要です。そのために胴体の藁が、解けてしまわないような、拘束力のある縛り方を施すのがコツです。また拘束力のある縛り方なら、腕の部分が外れてくるのも予防できます。
ぐるぐると縛り上げても構いませんが、以下にご紹介する亀甲縛りなどがオススメです。
【胴体の縛り方】
紐は胴体の長さの4倍程度を準備しましょう。長すぎたら最後にハサミで切ります。
- 紐を真ん中から2重にします
- 結び目を2つ作ります。藁人形の大きさによって間隔や結び目の数は調整して下さい
- 先端の輪の部分を藁人形の首に掛け、反対側の紐の末端を藁人形の股の部分から背中に回し、首の後ろ側の輪に通します
- 輪に通した紐を左右から表に腕の下を通して持ってきましょう
- 藁人形の胸の部分で紐を左右に引き締めるように広げます
- 再び左右から背中に回した紐を左右に交差させて組み、それぞれ表に引っ張ります
- 再び藁人形の胸の部分に紐を通し左右に引っ張って下さい
バランスを整えると、胸の部分に亀甲の形が出来上がります
この繰り返しで胴体部分を拘束して下さい。最後に胸の部分のたすき掛け仮止めをしっかり結び直します。
全体のバランスを見て全ての紐をきっちりと締め上げる
以上で、藁人形が出来上がります。
紐の縛り方は難しいと思うかもしれませんが、普段から資源ごみの回収時などや、古新聞で練習してみるとよいかもしれません。ちなみに日本の紐結びの文化は、素晴らしいもので、機会があったら組みひも等、調べてみるのをオススメします。
残った藁は保存してもよいが、人目に触れないように
沢山購入してしまい残った藁は次回のために保存しても構いませんが、無農薬の稲藁は虫がつきやすいので、乾燥材を入れて冷暗所に保管し、なるべく早く使い切りましょう。その場合、他の人に見られないように注意して下さい。藁クズや紐の残りも、他人に見られないように処分する事。
藁人形は使用の日まで日にちがある場合はとくに他人に見られないよう、厳重に保管して下さい。
ハサミなどは油で拭いてよく手入れすれば、その後他の用途に使っても構いません。
番外編として 呪詛アイテム(相手の髪の毛や爪)の入手について
藁人形は人形を呪いたい相手に見立てたものですから、呪詛アイテムを混ぜ込んで作るのが必須です。ですが混ぜ込みがなかなか難しいという方々が、多いようです。番外編として、採取のヒントを紹介しようと思います。
相手が配偶者や姑などの場合
一番採取するにはハードルが低い相手です。櫛やブラシに残った髪の毛、衣類についた髪の毛など、簡単に採取出来るはずです。あるいは爪切りを勧めて、切った爪を捨てるフリで採取します。
同棲している相手、半同棲など一緒に過ごす機会の多い相手にもこの方法は使えます。
会社の上司、先輩など
爪は難しいので、髪の毛の採取に努めましょう。エレベーターに同乗した時、衣類についている抜け毛をチェックし、もし見つけたら「課長、埃がついていますのでお取りしますね」などと言って採取しましょう。女性の上司なら、洗面所などで化粧直しをしている時など、抜け毛がないかそっと観察します。
入手が難しい場合は写真を
恋敵や遠方にいる人の場合、髪の毛や爪の入手は困難なので、その人の写っている写真を入手して下さい。その写真を細かく紐状に切り刻みます。シュレッダーにかけても構いませんが、顔の部分が全部必要です。残らず採取するように気をつけて下さい。
上手い下手ではない!現存する実際に呪術に使われた本物の藁人形の迫力
東京国立博物館には、明治のはじめに上野の森で実際に発見された藁人形が所蔵されています。その藁人形は、一見すると藁を丸めただけのように見えますが、釘が6本打ち込まれ、もう1本の釘痕も残っています。つまり満願の日まで、丑の刻参りが成功したという証拠です。その呪いの成果は、定かではありませんが、上手下手とは関係がない、本物の手作り藁人形の持つ迫力には圧倒されます。
まとめ
呪いの藁人形は断然手作りがオススメです。作り方も、丁寧に行えばさほど難しいものではありません。ただし作成中は、外界との接触を断つので、例えば作成方法もネットで確認しなくて済むように、プリントアウトしておくなどの工夫が必要です。時間がかかりそうな場合は、水分補給や怪我に注意して行って下さいね。