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勢至菩薩真言(マントラ)のご利益や意味・唱え方【美容・健康運に効果絶大!】

術・勢至菩薩

こんにちは、管理人の凛です。

季節の変わり目や新生活は、何かと体調を崩しやすいタイミングで心も身体も弱ってしまうものです。

新しい環境に慣れるまでの間は特に精神的・身体的にも厳しい期間。最近ではせっかく5月病を乗り切ったと思えば、6月に退職する新入社員が増加傾向にあると聞いた事があります。

日々の生活は辛くやりきれない事も多いのでしょう。

そんな時、簡単に気分をリフレッシュすることができれば嬉しいですよね。

そこで今回は美容と健康に効果をもたらす勢至菩薩(せいしぼさつ)の真言をご紹介いたします。

勢至菩薩は人々を迷いから救い導いてくださる菩薩様のひとりです。その真言は智慧(ちえ)を授け、チャクラの観点から見ても良い効果を与えてくれると言われています。

いつもの生活に真言というエッセンスを加えて、素敵な生活を送ってみてはいかがでしょう。

目次

勢至菩薩は阿弥陀三尊のうちのひとり

勢至菩薩

勢至菩薩は阿弥陀如来・観音菩薩と同じく阿弥陀三尊の仲間です。

阿弥陀如来と観音菩薩は単体で信仰される事が多いにも関わらず、勢至菩薩は認知度が低く、信仰されている寺院が少ないのです。

愛媛県松山市にある圓明寺と京都市内にある仁和寺では、大変珍しい勢至菩薩の御朱印がいただけるそうです。知る人ぞ知る菩薩様と言うところでしょうか。

前世では観音菩薩と兄弟関係にあったと言われている

大乗仏教の経典のひとつである無量寿経には、無諍念王という阿弥陀如来の前世となる人物の話が記されていました。

また、無諍念王の長男が観音菩薩、次男が勢至菩薩の前世とも言われています。

幼くして彼らは両親を亡くし、悪人達に騙されて無人島に置き去りにされてしまいましたが、憤慨する事なく手立てを考えていました。

しかし考えても解決には至らず、やがて彼らは衰弱していきます。

死を前に弟は自らの不運を嘆き始め、弟の嘆きを聞いた兄は、悲しくても事実を受け入れるべきであり、来世では苦しむ人々を救おうと持ちかけました。

兄の言葉から学んだ弟はそれに応え、ついに二人は死を迎えます。

こうした出来事から兄は慈悲の象徴である観音菩薩へ、弟は智慧の象徴である勢至菩薩へと生まれ変わったのです。

勢至菩薩は様々な手段であなたを救ってくれる

地獄の裁判官は有名な閻魔大王だけではありません。実は勢至菩薩も裁判官の役目を持っていると言われています。

人間は死んでから7日後に裁判を受けると言われており、その時、正直に現世で犯した罪を白状出来れば良いのですが、自己弁護と言い訳ばかりの人は次の裁判官に引き渡されるそうです。

7日ごとに裁判を繰り返し、7回目の裁判で判決が下されます。

大抵の人は7回目で終わるものの、その人の再審請求や罪状の重さ等から100日目・1年目・3年目と裁判が続いていくケースも。この再審で阿弥陀三尊が登場し、勢至菩薩は1年目に裁判を行うのです。

基本的に再審は地獄行きが確定した人をあの手この手で助けようとする事が目的です。

もちろん勢至菩薩も手を尽くしてくださいますが、手の施しようが無い悪人は残念な事に情状酌量の余地無く地獄行きとなってしまいます。

勢至菩薩はパワーと叡智溢れる菩薩様

勢至菩薩はとても力持ちの菩薩様で、一歩踏み出すだけで現世と来世を揺るがしてしまうほどの力を秘めています。

しかし、人を助けるための智慧も持っており、パワーと叡智のバランスに優れた菩薩様なのです。

勢至菩薩は午年生まれの人の強い守護本尊

勢至菩薩

守護本尊とは、その人が生まれてから死ぬまでずっと守り抜いてくれる仏様のことを指しますが、この勢至菩薩は十二支の午年に生まれた人の守護本尊と言われています。

力強く大地を駆け回る馬のイメージと、怪力で地を揺らす勢至菩薩のイメージが重なり合っているようにも感じ、もしかしたらそのような類似性から午年生まれの守護本尊になったのかもしれません。

なんだか神秘的なものを感じますね。

ご自身の守護本尊が祀られているお寺を訪れた際は、必ずお参りすると真言も一層強い力が働くはずですよ。

十二支別守護本尊の一覧

子年 千手観音菩薩
丑年・寅年 虚空蔵菩薩
卯年 文殊菩薩
辰年・巳年 普賢菩薩
午年 勢至菩薩
未年・申年 大日如来
酉年 不動明王
戌年・亥年 阿弥陀如来

真言は勢至菩薩への敬礼を表す

勢至菩薩真言は「オン・サン・ザン・ザン・サク・ソワカ」です。

(サンスクリット語訳版)「オン・サン・ザン・ザン・サク・ソワカ」
(日本語訳版)「オン。サン。ジャン。ジャン。サハ。スヴァーハー」

サンスクリット語解説
オン……祈りの前に付けられる呪文
スヴァーハー……真言の末尾に使われる呪文

勢至菩薩真言の効果

  • 智慧(知恵)を得られる
  • 健康運向上
  • 美容運向上……など

これだけで勢至菩薩の真言になるなんて、少し驚いてしまいますね。
ここにある「オン」という言葉は「ノウマク・サマンダ・ボダナン」という言葉を短く言い換えたものです。

ノウマクには帰命・敬礼という意味があり、そこにサマンダ・ボダナンを付け加えるとひとつの定型文になるのです。基本的に真言は対象となる仏様・菩薩様への敬礼を表しています。

敬礼を表すものを唱えるのですから、当然気持ちも真言の内容と揃えなければなりません。邪念を抱くことなく、清らかな気持ちで唱えましょう。

それが出来たらなら、菩薩様があなたの願いを汲み取り叶えてくれること間違いなしです。

勢至菩薩真言はヨガとの相性抜群

勢至菩薩

勢至菩薩真言は第2チャクラを活性化させるものとして知られています。

チャクラとは、サンスクリット語で円盤・車輪を表す言葉で、仏教では身体の各部分の中枢を指す言葉として使われています。

ヨガにおいてはこのチャクラが重要な位置にあります。そこでは全部で7つのチャクラに分類され、第2チャクラは陰部にある創造性のチャクラとされています。

そして、人生における喜びであったり、セクシャリティ等人生を豊かにするものと関連しています。

第2チャクラは多すぎると情緒不安定になり、反対に少なすぎると自分に厳しくなってしまうものです。それを避けるために身体の中でチャクラの放出量を調節しています。

第2チャクラのバランスを整えるには、ヨガのひねった三角のポーズが効果抜群です。このポーズをしながら勢至菩薩真言を唱えると更に強い効果を期待出来るでしょう。

第2チャクラのバランスを整えると、性への関心が高まって美的関心の向上にも繋がると言われています。また、下腹部の環境が改善し、健康にまつわる問題も解決してくれるのだとか。

仏教の要素をふんだんに取り入れて、強力な勢至菩薩のパワーを手に入れましょう。

まとめ

今回は勢至菩薩真言をご紹介させて頂きました。真言やヨガは精神の内側から浄化してくれるものです。日常的に真言を取り入れる事が出来れば、自身の中に滞っていた運気の流れが改善すると考えられています。そんな数多くある真言の中でも勢至菩薩真言を身に付ければきっと心も身体も潤う事でしょう。

もしあなたの心と身体が疲れ切った時には、限界が来る前にこの勢至菩薩真言を唱えて疲れやストレスを洗い流し、美容と健康運維持に努めましょう。

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