気持ちが不安定な人に!最短3分!簡単に気持ちを落ち着かせる方法!
こんにちは、管理人の凛です。
今回は簡単に気持ちを落ち着かせる方法をテーマにお話したいと思います。
気持ちが不安定になる原因は様々ですが、落ち着きを取り戻せる方法は沢山あります。ここの記事では、11の方法について紹介していますので、あなたに合った方法を選んで是非試してみて下さい。
呼吸法「ボックス・ブリージング」なら3分で落ち着ける
ボックス・ブリージングは、アメリカ海軍のNavy SEALsで採用されている、落ち着きを取り戻す為の呼吸法です。戦術的呼吸法という言い方をする事もありますが、誰でも簡単に心を落ち着ける事が出来ます。
この呼吸法は、4秒間ごとに息を吸ったり吐いたりするだけで出来ます。
- 4秒間かけて鼻から息を吸い込む
- 4秒間息を吸った状態を保つ
- 4秒間かけて口から息を吐き出す
- 4秒間息を吐き切った状態を保つ
ボックス・ブリージングに限らず、呼吸に意識を向けるだけでも気分を落ち着かせることが出来ます。呼吸を整えると、潜在意識レベルで脳は落ち着いているんだと錯覚します。
混乱している時は呼吸が乱れますが、呼吸を整える事で落ち着けるという逆の関係も成り立つという事です。
通常、肺は無意識で呼吸を行っていますが、意識的に肺を動かす事も出来ます。無意識で動いている臓器に意識的にアクセス出来るのは、肺だけです。この肺を意識的に整える事で、潜在意識に「私は落ち着いている」という情報を送る事が出来ます。
白隠禅師が開発した健康法「軟酥の法」なら15分で落ち着ける
軟酥(なんそ)の法は、17世紀の臨済宗の天才的な御坊さん、白隠禅師が開発した健康法です。元々は、禅修行をし過ぎた事による白隠禅師の「禅病」を治す為に考案されたものです。
しかし、一般の方に対しても、精神の病や肺病なら2週間もあれば治ると伝えています。商売もこれで上手くいくと言い、これで解決出来なければ自らの首を差し出すとまで言っていたそうです。
具体的なやり方は、初めに結跏趺坐(けっかふざ)の状態で座り、目を閉じます。そして、頭の上に玉子位の大きさの「万能の薬(エネルギー)」があるとイメージします。イメージ出来たら、万能の薬がポタポタと溶け落ちてきて、頭上から体全体に浸透していく所をイメージします。
このイメージを10分~15分行います。説明で「万能の薬」と表現しましたが、本来は軟酥の事です。軟酥は、牛や羊のミルクを煮詰めたもので、当時、万能薬として重宝されていた物です。
軟酥の法を繰り返し何度も行っていると、心が落ち着くのは勿論、病気が改善したり、お金の問題が解決するという情報で潜在意識が書き換えられて、それが現実のものとなります。
チベット密教の儀式で使用されるシンギングボールを使って潜在意識を書き換える
シンギングボールは、チベット密教等の儀式で使用する法具の事です。金属製のボールの淵を専用の棒で擦ると美しい音色を奏でます。
このシンギングボールは、単純に1つの音を奏でるものではありません。例えば、440ヘルツの「ラ」の音が出た時は、その倍音である880ヘルツ、1,320ヘルツの音も同時に奏でられます。実際にシンギングボールの音を聞いてみると分かりますが、とても気持ち良く意識がぼーっとした状態になります。
気持ちを落ち着かせるだけなら、シンギングボールの音を聞いているだけでも効果があります。しかし、この時のぼーっとした状態は、変性意識と言って潜在意識を書き換え易い意識の状態です。気持ちが不安定になる根本的な解決の為のアファメーションを作り、シンギングボールの音を聞きながらアファメーションを唱えてみるのがお勧めです。
また、シンギングボールは、なかなか入手出来るものではありませんので、グラスハープで代用する事も出来ます。
人の幸せを願う事でも自分の為となり気持ちが落ち着く
気持ちが不安定になっていたり、落ち込んだりしている時は、自分の事しか考えられていない事がほとんどです。この状況を自ら打破するには、人の幸せを願う事に効果があります。
例えば、お金の問題を抱えていて落ち着かないなら、「私と私に関わる人全てが豊かになります」と肯定します。これを5回~10回読み上げるだけで気持ちを落ち着かせる事が出来ます。
「私が悩んでいるのに、人の事を願うなんて出来ない」と思うかもしれませんが、自分にとっても良い効果が2つあります。
まず、私達の人間の脳は、イメージとして言葉を捉えていますので、主語が誰であっても関係ありません。「豊かになります」と肯定すれば、それがアファメーションとなって潜在意識が書き換えられます。また、主語を「私と私に関わる人全て」とする事で、アファメーションを唱えた時の無意識の抵抗も抑えられます。
人の幸せを願うと、自分に対して自信が付き、心の余裕も生まれます。自分の事だけを考えている状況から、人の幸せを願えている自分になるので、当然、エフィカシーや自尊心が高くなります。更に、人の幸せを願うという「心に余裕がある行動」をする事で、本当に心の方にも余裕が生まれてきます。
問題が起きた時には「何とかなる」と5分~10分唱えてみる
何か困った問題が起きた時は、「何とかなる」と5分~10分唱えてみて下さい。たったそれだけでも、気持ちは落ち着いて来る筈です。
「何とかなる」の言葉は、「私は、乗り越えられる」「私は、目に見えない何かに守られている」「大した問題ではない」等、様々な意味で解釈出来ます。実際に何度も繰り返し唱えていると分かりますが、自信も付きますし、本当に何とかなるという気がしてきます。
潜在意識は、繰り返しの言葉に反応して情報が書き変わります。「困った」という状況から希望を見いだすには、潜在意識を「何とかなる」という風に書き換える事が大切です。潜在意識が「何とかなる」に書き換われば、実際に何とかなってしまいます。
10分もあれば1,000回近く唱えられます。是非、試してみて下さい。
ネガティブな気持ちを詳しく観察していくだけでも落ち着ける
気持ちが不安定になっている時は、自分が何で不安になったり、苛々したりするのかを観察していくと、大した事ではなかったと気が付けます。
例えば、「今月は急な出費が重なって、月末に家賃が払えなさそうだ」という状況だとします。この場合、家賃が払えたのなら問題が解決したという事なので、「家賃が払えなかった」という状況を深堀していきます。
まず、家賃が払えなければ、翌月になってから不動産会社から催促の電話が掛かって来ると思います。その時に「何時までに入金するのか」を伝えると思いますので、その予定を事前に考えておけば済みます。
もし、翌月末にならないと用意出来ないようであれば、その事を正直に伝えるか、嘘を伝えるかのどちらかです。嘘をついても翌月末まで入金出来ないので、だったら正直に伝えた方が良いと判断出来ます。
もし、翌月末になっても支払いの目途が立たないなら、今から支払えるように準備すれば良いだけです。1ヵ月以上もありますので、収入を増やす為の活動は十分に出来るはずです。
このように悩みを分析していくと、「考えてもどうにもならない事」と「対策すれば済むだけの事」のどちらかしか残りません。どうにもならない事は割り切り、出来る事に集中して状況を改善していけば済むだけだと分かります。
気持ちが不安定になっている時程考えられなくなっています。まずは、悩みを分析して、今何が出来るかを考えてみるようにしましょう。
目の前の事に全力で取り組むだけで気持ちが落ち着く
今、しなければならない事がある時は、全力でその事に取り組むだけで気持ちが落ち着きます。気持ちが不安定になるという状況は、恐れや怒り等のネガティブな感情に心が支配されている状態です。ネガティブな感情は、未来や過去の事を考えている時に出て来ます。目の前のするべき事に全力で取り組めば、心から未来と過去を締め出す事が出来ます。
もし、今するべき事が何も無いという時は、徹底的に家の中を掃除してみてはいかがでしょうか。家の中が綺麗に片付けば、更に気持ちは落ち着くようになり、すっきりとした気持ちも味わえます。掃除をする時は、家の中の空気が一変するまで、徹底してやってみる事をお勧めします。
一音傾聴法の瞑想で空体験をして落ち着く
瞑想をすると、誰でも気持ちを落ち着かせる事が出来ます。瞑想をした事が無い方にとっては、面倒そうだとか難しそうと感じるかもしれません。
そんな瞑想の経験が無い方でも簡単に出来るのが「一音傾聴法の瞑想」です。この方法は、「スーガ・ヨートラ」という5世紀に記されたヨガの経典に「集中の為には、流れるような連続音を聞くのが良い」と記されているのをヒントに開発された瞑想法です。
具体的なやり方は、仏壇に置いてあるお鈴を鈴棒で叩いた時の「チーン」という音に集中するだけです。鳴らす音は何でも良いですが、連続音で次第に音が小さくなっていくものだとやり易いです。
お鈴の音に集中している状態は、無我一念の状態で、音が消えた時に無我無念、つまり空の体験が出来ます。音が消えた時の心がシーンと静まった状態を僅か数秒でも体験出来ると、心が非常に落ち着きます。
お鈴が無い時は、スマホのアプリにお寺の鐘を鳴らせるものがあるので、それを利用したり、別の物を用意して瞑想する事も出来ます。瞑想する時間は、連続音が消えてから数秒経つまででも十分に効果があります。
ヨガのシャヴァーサナのポーズなら5分で落ち着ける
ヨガにシャヴァーサナ(屍)のポーズというものがあります。一般には、ヨガを行う最後の工程で究極のリラックス状態を体験する為のポーズです。
一見、リラックスするのは簡単そうですが、全身の力を極限までリラックスさせるのは、意外と難しい事です。シャヴァーサナをする時は、片方の腕をもう片方の腕で持ち上げて、ストンと落ちる位にまでリラックスするのを目標にして下さい。
※妊娠中の方は、シャヴァーサナのポーズをするのは控えるようにして下さい。
シャヴァーサナのやり方をご紹介しましょう。
まずは仰向けになって寝転がります。足を腰の幅位にまで広げて足先を少し外側に向けるようにしてリラックスさせます。腕は、足の方に向けて伸ばし、手の平を上に向けた状態に保ちます。
このポーズが取れたら、鼻から大きく息を吸い込んで、ゆっくり口から息を吐き切ります。この息を吐き切る時に全身の力を抜いていきます。シャヴァーサナのポーズをする時間に決まりはありませんが、5分もすれば十分に心が落ち着けている事に気が付くはずです。
悩みや不安等の感情を紙に書き出すだけで落ち着く
気持ちが不安定になっている状態は、心が感情に支配されている時です。このような時に誰かに話しを聞いてもらって、気持ちを晴らしたいと思うかもしれませんが、逆効果です。話をする事で嫌な体験を再体験しているに過ぎず、すればするほど気持ちが不安定になり、潜在意識にも良くない影響を与えてしまいかねません。
そこでお勧めなのは、人に話すのではなく、頭の中でもやもやしているものを紙に書き出す方法です。気になっている事の全てを紙に書き出すと、客観的に頭の中、心の状態を見る事が出来ます。客観的に自分の状態を観察出来るという事は、気持ちが落ち着いているという事です。
更に、不安やイライラ等の感情は、持っていても仕方がありませんので、心の中を綺麗にするつもりで紙を破いてしまうというのも効果があります。
また、冷静に考えれば解決しそうな問題は、紙に書き出した時に解決方法も考えるようにします。何となくもやもやして不安だという状態から、解決方法を検討する状態になれるので、自然とポジティブな姿勢になれるでしょう。
不快な感情にラベル付けをしていくと落ち着く
脳機能学者の苫米地英人氏は、感情にラベリングしていくことで客観的に感情と付き合えるようになると説明しています。
やり方は、とても簡単です。まず初めに、あなたの夢や目標をイメージしてみて下さい。その夢の達成に必要な感情は「T」、必要のない感情は「Nil」、雑念に過ぎないものは「D」とラベリングしていきます。
単純にラベル付けをしていくだけですが、頭の中でごちゃごちゃになった感情を必要なものと不要なものとに分ける事が出来ます。5分~10分もやっていると不要な感情が出なくなり、気持ちが落ち着いてきます。
3つにラベリングするのが面倒なら、要らない感情が出てきた時に「要らない」と声に出して言うだけでも効果があります。
まとめ
気持ちが不安定になっている時は、呼吸が浅くなっている事が多いと思います。まずは、息を全て吐き切り、新鮮な空気を思い切って吸い込んでみて下さい。そして、上で紹介した気持ちを落ち着かせる方法を実際にやってみましょう。
実際に落ち着きを取り戻せたら、現在の状況をどう変えたいのか、少し先の未来についても考えてみると良いでしょう。