【お金持ち入門】本物の富裕層ほど生活が質素な5つの理由【データ有】
こんにちは、管理人の凛です。
今回は本物の富裕層の生活が質素である理由をテーマにお話したいと思います。
ワールド・ウェルス・レポートでは、金融資産が100万ドル以上ある方を富裕層と定義しています。2018年の各国のデータを比較すると、富裕層の人数はアメリカの1,735万人がトップですが、日本にも約280万人の富裕層が存在します。富裕層の仲間入りを果たす為には、富裕層の人達の考え方を身に付ける事が大切です。富裕層の人がなぜ質素な生活をしているのか、どのような事にお金を使っているのかをチェックしてみましょう。
物が少ない方が快適である事を知っているから
本物の富裕層の家には、物があまりありません。富裕層が物を増やさないようにしているのには、3つの理由があります。
富裕層は物を増やすと運気が下がる事を知っている
家の中の物を増やすと運気が下がるという考え方があります。風水などで扱う気の考え方では、使っていない物が多くなる程、家の中に悪い気が溜まるとしています。
悪い気には、衰気と邪気の2種類があります。3ヶ月以上使用していない物からは衰気が出るようになり、半年以上使わなければ、さらに悪い邪気が生じてきます。気は水に留まり風に散る性質がありますので、6割が水の人間は、良くも悪くも気に影響を受けやすい生き物です。
富裕層の人は、このような事を十分に理解しているので、本当に大切に使える物しか身の周りに置かないようにしているのです。お金持ちに近付く為には断捨離が効果的です。衣類や本などの気を溜めやすい物を中心に、使っていない物を思いきって捨ててしまうと良いでしょう。
本当に必要かどうかを考えて物を購入している
お金持ちは、物を購入する際に価値を考えています。購入しようとしている物が「何をもたらしてくれるのか?」「価格に見合う価値はあるのか?」をしっかり考えているという事です。
逆に一般の人達は、単純に値段が安いから・欲しいからという欲求だけで購入を決める事があります。このような違いから富裕層の人は物が少なく、一般の人は物が増えやすくなる傾向があるのです。
富裕層の人は、ストレス発散の為にお金を使うという事がほとんどありません。自分へのご褒美とかストレス発散の為の飲み会などは、富裕層以外の人がやっている事です。
このような事から、富裕層の人は物が少なく消費も少ないと見える事があります。質素かどうかというよりも、お金を使う意味を真剣に考えているのが富裕層の人達のあり方です。
物が少ない方が決断の回数を減らせる事を知っている
物を沢山持っていると、それだけで決断の回数が増える事になります。例えば、100種類以上もある洋服の中から今日着る服を選ぶという行為は、脳のリソースを消費する事と同じです。富裕層の人は、こういった決断が自分の負担になるという事を理解しているので、出来るだけ決断しないで済むようにと考えます。
大成功を収めた実業家の中には、ほとんど毎日同じような服装をしている人がいます。これも大切な脳のリソースを服を選ぶという事に使わない為です。
洋服以外の物についても、所有してしまうとどこに保管すべきかとか捨てるべきかどうかという判断が必要になってきます。このような決断を少なくしたいと考えるので、富裕層の家には物が少ない事が多く、質素な生活をしているように見えるというわけです。
物を大切に長く使い続けているから
富裕層は、全ての人や物に対して大切に向き合っています。富裕層に傲慢なイメージがあるかもしれませんが、本物と言われる人達は違います。
富裕層の人は、自分が所有する物を大切に使い続けるので、周りからは質素な雰囲気に見えるのです。例えば、自動車にベンツを選ぶ事があったとしても、新車が出たからと言ってすぐに乗り換えるような事はしません。
富裕層の人が物を大切にしているのは、それが結果として得をすると知っているからです。いくらお金があったとしても、湯水の如く使ってしまえば、すぐに無くなってしまいます。価値の高い物でも長く使い続ければ、結果として費用対効果の高い買い物になるという事です。
富裕層の人は投資という視点が身についているので、人や物に対して対価を払う価値があるかどうかを常に見極めています。日常的な支出もそういった視点から考えるので、散財する人達とはお金の使い方が異なっているのです。
豊かさを感じる感性が磨かれているので物を増やす必要が無い
富裕層になったから豊かさを感じられると思うかもしれませんが、現実は逆です。今ある豊かさを十分に感じられて、感謝出来る人だけが本物の富裕層になれると言われています。
つまり、富裕層になった人は、富裕層になる前から豊かさを十分に感じられているという事です。既に豊かさを感じられているので、物を購入して心を満たす必要が無いのです。
逆に、豊かさを感じられていない人は、物を増やす事で心を満たそうとしています。物を増やしても豊かさを感じる感性が磨かれていないので、満足する事はありません。
派手な印象のあるお金持ちは、実は心が満たされていない事が多いのです。本物の富裕層は、自分が今どんな状況にあったとしても豊かさを感じられます。
物だけでなく他人や自分も大切に扱う
富裕層の人は、人や物と自分との関係性を大切に考えています。
人と自分との関係では、相手が貧しい人だったり未熟な人だったとしても、決して見下すような態度はとりません。しっかりと相手を尊重して、敬う態度をとっています。相手がどんな人でも、その人から恨みを買えば自分の存在が脅かされると知っているからです。
また、物に対しても人と同じように大切に扱います。物を粗末に扱う事はお金を大切に扱わない事であり、自分の労働を粗末にしているのと同じだと分かっているからです。
非常に多くの物を大切に扱い続けるのは、時間を浪費する事に繋がります。自分の時間も非常に大切にしているので、富裕層の人はあまり物を増やそうという意欲が無いのです。
派手に散財する事にはリスクがあるから
富裕層の人は、お金持ちである事を誇示するのが良くない事だと考えています。倫理的・道徳的に問題があるというのではなく、リスクが大きくなったり、豊かな人間関係を築けなくなったりするという意味です。
努力して富裕層になったばかりの人は、最初はブランドのファッションを楽しんだり高級車を乗り回したりと、お金がある事を自慢するようなお金の使い方をする事もあります。しかし、物から得られる豊かさというのは、あまり大きくはないので長く続く事はありません。
自尊心が高い本当の富裕層の人は、他者からの称賛よりも人間性を磨く事や価値あるお金使い方に関心を持っています。
お金がある事を自慢すると悪い人が集まるリスクが高まる
お金がある事を自慢していると、そのお金を狙う人が集まるようになります。寄附してくれという人が現れたり、物を売り付けるセールスを受ける事も多くなります。また、泥棒や強盗に狙われる可能性も高くなります。
つまり、お金がある事を自慢する行為は、散財をしたりお金を失ったりするリスクを高める行為だという事です。このようなリスクがある事を富裕層の人は知っているので、あえて庶民的な暮らしをしているのです。
例えば、豪邸を建てて防犯に沢山お金を掛けるよりは、一般的な家を建てる方が安全でお金も掛かりません。豪邸の掃除も庶民的な家と比べると、非常に手間と時間が掛かります。豪邸を建てなければならない特別な事情が無い限りは、富裕層だからといって豪邸を選ぶ事はありません。
良い人間関係を構築する為に自慢はしない
本当の富裕層の人が、お金持ちである事をひけらかす事はありません。自分がお金持ちである事を見せびらかしていれば、お金の目的に近づいて来る人が増え、良い人間関係を築く事が難しくなるからです。
富裕層の人も心を開いて付き合える友人やパートナーを求めている事があります。そういう時にお金目的だけの人も来るようになると、相手の真意を確かめなければならなくなります。
自分に近づく人の真意を確認するのは簡単ではありませんし、労力も使います。最も簡単に対処出来る方法は、自分がお金を持っている事を隠す事です。自分が富裕層だという事を内緒にしておけば、自分に関心を持っている人だけが近づいて来るようになるのです。
自分を誇示する事よりも社会貢献への関心が高いから
富裕層は、社会に貢献するという意識が非常に高い人達です。自分が豊かでいられるのは、関わる人たちのお陰だと考えて感謝をしています。自分は既に満足しているので、社会に貢献をして豊かさを還元しようとしているので質素な暮らしぶりに見えるのです。
節税の為に豪遊しているのは本当の富裕層ではない
節税という名目で豪遊している人もいますが、本物の富裕層とは言えません。富裕層の人は、会社の利益が上がった時は、しっかりと税金を国に納めています。節税の為に豪遊する人は、税金を国に納めるのが勿体ないと考えるので庶民と同じ思考だという意味です。
また、会社に利益が出そうな時に、富裕層はより社会に貢献出来る事に投資しようと考えます。一時的に納税額は少なくなりますが、長期的に見てより沢山の利益を生み出し多くの人を幸せにする方を選びます。
会社の経費で豪遊している人を羨ましく思うかもしれませんが、自分だけの事しか考えられていないケースが殆どです。富裕層の人は、高い視点を持っています。自分だけではなく、より多くの人が幸せになれる事にお金を使っているのが本当の富裕層の人達です。
富裕層の人は経営者クラブに参加して社会に貢献している
富裕層の人は、上級の経営者が集まる会に参加している事が多くなります。そのような会では、定期的に社会に貢献をする為、樹木を植えたり、ベンチを設置するなどのボランティア活動をしています。このような会の会費でボランティアに掛かる費用が賄われていますので、富裕層の人は、間接的に人の為にお金を使っている事になります。
また、地域で花火大会などが開催される時は、会社名義で寄付をする場合もあります。自分の為ではなく、社会に貢献するという意識が高いので、表面上は質素に暮らしているように見えるのでしょう。
富裕層の人は個人的に神社などに寄付をする事もある
富裕層の人は、神事を好んでやっている場合があります。自宅やオフィスに神棚を設置したり、定期的に神社に参拝をする人も多くなります。また、今ある豊かさが地域によりエネルギーを与えている氏神様だと考え、個人的に神社に寄附をしている富裕層の人もいます。寄付をするタイミングはそれぞれですが、祭などが行われる時や神社の改修工事が必要になった時にする事が多くなります。
富裕層の人は、全てに於いて「お陰様」という意識を持っています。自分が豊かに暮らせるのは、地域を守る神社のお陰であり、地域に住む人のお陰であると考えます。その為、自分の為だけにしかならない事には、あまりお金を使う事がありません。しかし、地域の人達に役立つ事には、惜しみなくお金を使えるのが富裕層の特徴です。
教育や経験など目に見えない事にお金を使っているから
富裕層は、物ではなく教育や体験などの目に見えない事にお金を使っています。物に消費しても物が増えてお金が減るだけですが、教育や体験なら豊かに生きる事に役立つからです。
とくに子どものいる富裕層の人は、子どもが豊かな人生を送るのに役立つ事には出費を惜しみません。学習塾に通わせたりする他、教養の為に絵画や音楽を習わせる事もあります。
一般の人との認識の違いは、人との差を付ける為の教育ではなく、幸せに生きる為に必要な教育を心がけている事です。
旅行などの体験にお金を使う富裕層が多い
富裕層の人は、新しい体験をする事を重視して生きています。人生をより楽しく有意義にするには、様々な体験をして感動を味わうしかないからです。
このような理由で富裕層は、旅行に行く事が多くなります。家族で行く事もあれば、1人旅をする事もあります。そして、旅行をする度に必ず新しい幸せや豊かさに気が付き、心を豊かにしていっているのです。
富裕層の旅行というと、派手な海外旅行をイメージするかもしれませんが、求めているのは新しい体験です。日帰り旅行や降りた事がない駅の周辺を散策する事も含め、新しい経験を楽しんでいるのが富裕層の人の旅行です。
資産運用を積極的にしている富裕層は質素に見える
富裕層には、「お金に働いてもらう」という視点があります。お金を預金しているだけでは僅かな利子しか得られませんので、資産運用をしている人がほとんどです。富裕層の資産運用は、株や債券、FX取引だけに限りません。アパートを建てて家賃収入が入るようにしたり、個人に出資して会社を設立する事もあります。
富裕層の人が資産運用を積極的にしていたとしても、アパートなどを沢山所有していたとしても、周囲の人からは一見その事は分かりません。安全な投資先を選び、目立たないようにお金を使っているのが富裕層の人のお金の使い方です。
まとめ
富裕層の人のお金は、必ず自分や地域、社会に役立つ事に使われています。一方、お金に困っている人は、ストレス発散にお金を使ったり、ギャンブルなどで浪費してしまいがちです。
お金の勉強はとても奥が深いものですが、まずは「何かに役立つ」お金の使い方を心がけましょう。その上で少しずつ視点を上げていき、人の役に立てるようなお金の使い方が自然に出来るようになると、富裕層の人の思考に近付いてくる筈です。