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【魔除けに効果抜群】銀・塩・鈴・水晶・植物などお守りになる物7選!

水晶

こんにちは、管理人の凛です。

人に悪い影響を与える悪霊や悪魔は意外と身近な所に存在する為、ふとした瞬間に取り憑かれて不幸に見舞われる場合があります。

そんな時、悪霊や悪魔を退けるアイテムとして活躍するのが魔除けやお守りです。

日本ではもちろん、世界中の国と地域で愛用されてきた魔除けやお守りですが、その基礎知識や素材、使い方を正しく知っている人は意外と多くありません。

今回は魔除けやお守りとはそもそも何なのか。お守りとして使われる素材にはどんな物があるのか。どう使うのが正しい方法なのか等、魔除けやお守りに関する基本的な知識を紹介します。

目次

悪い物から身を守る!魔除けやお守りの基礎知識

お守り

魔除け・お守りとは、身に降りかかる災厄を避け、人生を安泰に過ごすための祈りや願いが込められた縁起物の事です。

より正確に言うと、お守りは厄除け・招福(開運や幸運等)、加護の3種類に分かれており、魔除けは厄除けに当たります。

日本ではあまり「魔除け」と言う言葉は一般的ではありませんが、厄除け守は神社や寺社で多く見受けられます。

古くから大切にされてきた魔除け・お守り

魔除けやお守りは日本だけでなく、世界中の国と地域で使用されているアイテムです。

地域によって使用する素材や形は異なるものの、災厄や不幸から持ち主を守ると言う根本的な目的は世界共通です。

お守りには神様のご分霊、いわゆる分身が宿っており、いざ災厄や不幸に見舞われそうになった時、お守りが窓口になって神様のご縁を頂けると言われています。

「守」とは神様に見守られている事

お守りの「守」は「目守る(まもる)」を語源としており、その名の通り、神様が「目」で「見守る」事を表しているとされています。

お守りを持ち歩くと言う事は、神様にその姿や言動を見て頂く事に他ならず、持ち主の日頃の行いや信仰心が加護の力を左右します。

お守りの正しい持ち方については後述しますが、ただ持ち歩いているだけでは魔除けやお守りの効果は期待出来ないと言う事を念頭に置いておきましょう。

素材によって効果が違う!お守りとして使われるもの7選

お守りの形には特に決まりがなく、地域によって様々な素材と形状が採用されています。

具体的にどのような素材が使われているのか、代表的な物をいくつかご紹介します。

悪魔に対抗出来る象徴として描かれる銀

銀の食器

銀を魔除けやお守りに用いる習性はヨーロッパなどの海外でよく見られます。

理由は大きく分けて2つあり、1つは優れた殺菌作用を持つ事。

銀ナノ粒子にはほぼすべての菌に対する殺菌作用が備わっている事から、食中毒や病気から身を守る金属として重宝されてきた歴史があります。

中世ヨーロッパには悪魔が行った数々の所業が伝聞されていますが、そのほとんどは病による物だった事が近年の研究によって明らかにされています。

病は細菌や雑菌によって蔓延しますので、優れた殺菌効果を持つ銀は魔を祓う魔除けとして愛用されてきたのでしょう。

2つ目はヒ素化合物の一種である硫化ヒ素と反応し、黒変する性質を持っている事。

硫化ヒ素は強い毒性を持っている為、貴族はヒ素による毒殺を防ぐ為に銀製の食器を愛用していたそうです。

これら2つの要素から、銀はいつしか悪魔や悪霊を撃退出来る金属として崇拝されるようになり、魔除けやお守りの素材として扱われるようになりました。

実際、中性ヨーロッパでは銀製の弾丸が吸血鬼や狼男と言った、悪魔の化身を射殺出来る唯一の武器として描かれています。

日本でもなじみ深い清めの塩

日本で厄除けと言えば、真っ先に塩を思いつく方も多いでしょう。

日本神道において塩は穢れを祓い清める力を備えており、祭壇に塩をお供えしたり、神道の行事に使用したりする習わしがあります。

この神道に根源がある土着信仰では、死は穢れの一種とみなされており、葬儀後に塩を使って身を清める習慣が根付いています。

塩に殺菌・洗浄作用がある事も神聖な意味合いを強めており、日本では相撲の取り組み前に塩を使って土俵を浄める風習もあります。

そこから転じて、嫌な物や悪い物を近付けないようにする厄除け・魔除けに用いられる事も多く、例えば嫌な客が帰った後に玄関先で塩を蒔く。塩を三角錐または円錐に盛って玄関や室内に置いて周囲を浄化する「盛り塩」等が現在もなお行われています。

神霊の発動を願う鈴

神社の鈴

鈴の歴史は非常に古く、日本では縄文時代に土鈴と呼ばれる器物が存在していた事が確認されています。

こうした器物が鳴らす音は、獣や魔物を追い払って身を守る盾になると同時に、神を引き寄せる合図でもあると言われており、その代表格である鈴は現在もなお神具として用いられています。

例えばほとんどの神社には、拝殿の中央に銅や真鍮で作られた大きな鈴が吊されています。

参拝者はこの鈴に結びつけられた麻縄や紅白、あるいは五色の布を掴んで揺らし、鈴を鳴らしてからお参りする習わしがあります。

なぜ参拝の前に鈴を鳴らすのかと言うと、一つは鈴の清々しい音色によって参拝者を敬虔な気持ちにさせる事が目的なのだそうです。

浮ついた気持ちではなく、厳かな気分でもって参拝する事で、神様に対して礼を失する事がないようにとの配慮なのでしょう。

そしてもう一つは、参拝者を祓い清めると共に、神霊の発動を願う為です。

参拝者が拝殿に手を合わせる前に鈴を鳴らすのは、鈴の音によって神に呼びかける為であると言われています。

さらに神道の神事において、神に捧げる為に催される「神楽舞」では、巫女が「神楽鈴」と呼ばれる鈴付きの棒を手に取って舞います。

これには神懸かりして人々に神様の意思を伝えると言う意味合いがありますが、神楽舞の後に参拝者に対して行われる鈴振りには悪い物を祓い清める効果があるとされています。

こうした背景から、魔除けやお守りには広く鈴が用いられるようになっています。

魔除けでもあり、幸せの石でもある水晶(パワーストーン)

水晶は数あるパワーストーンの中でも特に神秘的かつ霊的なパワーが強い霊石として知られています。

パワーストーンの効果・効能は石の種類によって異なりますが、水晶はあらゆる物を浄化し、祓い清めるパワーを持つ事から、古来より魔除けの石やお守りの石と呼ばれてきました。

また、悪い物を祓う事が運気上昇にも繋がる為、「幸せを呼ぶ石」とも言われています。

日本では昔から魔を除け、厄を祓う神秘的な石として水晶をお守りに用いる習慣があります。

中には新築の家を建てる時の地鎮祭にて水晶を埋めて土地を浄める事もあるそうです。

さらに占い師や占星術師が水晶を用いるのは、水晶に宿る大きなパワーを借りて悪い物を祓ったり、これから起こる事を見通したりする為で、まさに万能のパワーストーンと言えるでしょう。

超常的な力を宿す植物

山椒の木

植物は生薬や漢方、ハーブとして使用すると様々な効果・効能を発揮する事で有名です。

そのせいか、植物は古来より超常的な力を宿す存在として崇められてきた歴史があります。

代表的な例をいくつか挙げると、桃の木や実には古来より邪気を祓う霊力が宿ると信じられています。

古事記には桃のみが伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の身を守る存在として描かれていますし、中国の神話では不老長寿の実として伝わっています。

このように縁起の良い故事・伝承が残っている事から、現在ではいくつかの神社が桃をモチーフにしたお守りや魔除けを販売しています。

また、料理等に用いられる植物としておなじみの山椒は、その鮮烈な香気から、古来より魔除けとして重宝されてきました。

実際、山形県鶴岡市では鬼門の位置に棘のある山椒の木を植えると厄除けになると信じられている他、山椒を使用した「切山椒」と呼ばれる餅菓子は厄を祓い、新年に良い事があるようにと願う年の瀬の風物詩として長らく愛され続けています。

一方、西洋ではオリーブの枝を玄関に吊しておくと邪気を祓う魔除けになるとの言い伝えがあります。

結婚式では美しい新婦を悪魔が連れ去ってしまう可能性があるので、花嫁が持つブーケの中にオリーブの小枝を忍ばせておく習慣もあるのだそうです。

女性のお守りとして重宝されてきたつげ櫛

西日本の暖かい地域に成育するツゲと言う植物は、成長に非常に時間が掛かる分、木目が細かくて加工後に狂いが生じにくい性質を持っています。

見た目も黄色味を帯びて美しい事から、古来より日本では細工物の材料として親しまれてきました。

中でもツゲを使った櫛は工芸品、美術品として愛用する方も多く、万葉集ではツゲ櫛を詠んだ句も散見されます。

そんな伝統的なツゲ櫛ですが、見た目の美しさとは裏腹に乾燥後の比重は0.8と非常に硬く、使い込む程にツヤが出てくると言う特殊な性質を持っています。

その事から、ツゲは固く変わらない絆を象徴する縁起物として珍重され、ツゲ櫛は女性の身だしなみを整える道具であると同時に、魔除けやお守りとしての意味合いも持つようになりました。

実際、国内の神社の中にはツゲ櫛を模したお守りを販売している所もあり、年齢を問わず多くの女性から人気を集めています。

魔を祓う美しいお守り、簪(かんざし)

着物姿によく映える簪は、女性の美しさを引き立てると同時に、魔除けにも役立つ装飾品と言われています。

簪の起源は縄文時代にまで遡りますが、当時の日本では先端の尖った細い棒に呪いの力が宿ると信じられていました。

この細い棒を髪に挿して魔除けにした「髪挿し(かみざし)」が転じて簪となったのが由来とされています。

ヘアスタイルの西洋化に伴い、簪の文化は徐々に廃れてしまいますが、最近では1本で髪をまとめられる利便性や、装飾の美しさなどが話題を呼び、和洋問わず様々なファッションに用いられるようになっています。

また、通常の物より小さめの簪を買って、お守り代わりに使っている女性も多いようです。

大事に保管しておくのはNG!意外と知らない正しいお守りの使い方

魔除けやお守りは神社等で手軽に購入出来ますが、入手した事に満足して誤った扱い方をしていると、せっかくの効果が薄れてしまいます。

魔除けやお守りを手に入れたら、正しい使い方で丁寧に扱うようにしましょう。

日常生活でどんな点に注意すれば良いのか、ポイントを3つにまとめました。

お守りや魔除けは常に持ち歩く

お守りをしまう

お守りの基礎知識でも触れましたが、お守りは神様の分身であり、持ち主の言動や行いを常に見つめています。

そうしていざ危機が迫った時はお守りを窓口にして神様の力が発揮され、持ち主の身を守ってくれるのです。

その為、お守りや魔除けは常に身につけておくか、身近な所に忍ばせて持ち歩くのが大前提となります。

「汚れるから」「落としそうだから」等の理由で、お守りや魔除けを自宅で保管している人を見かけますが、引き出し等にしまいっぱなしにしている方がかえって無礼なので、持ち歩く習慣をつけましょう。

最も良いのは紐などに通して首から提げておく事ですが、難しい場合は鞄の中に入れて携帯します。

胸ポケットでもOKですが、それより下のポケット、特にズボンのお尻のポケットに入れるのはNG。

神様の分身にお尻を向けるなんて失礼ですし、座った時にお守りを踏みつけてしまう事になるので絶対にやめましょう。

また、鞄に入れる時は他の物の下敷きにならないように配慮します。鞄の中でもみくちゃにされるとお守りが傷んでしまいますので、内ポケットなどに入れて丁寧に保管するのがベストです。

なお、帰宅した後はお守りを取り出し、手を合わせて一日見守ってくれた事を感謝します。

その後、高い所にお守りを保管し、翌日になったら再度身につけて外出しましょう。

神棚があればその側に置いておくのが一番ですが、ない場合は目線より高い所を探して安置しておきましょう。

お守りは神様の分身ですので、自分の目線より低い所に置くのは控えるのが基本です。

お守りを身につける前は外した時と同じように手を合わせ、「今日も一日よろしくお願いします」とお願いする事をオススメします。

お守りを床に置いたり、落としたりするのはNG

お守りは神様の依り代ですので、雑に扱うのは絶対にいけません。

例えばお守りを無造作に床に置いたり、うっかり落としてしまったりするのは失礼に当たります。

お守りを蔑ろにしていると、いざと言う時に加護の力を受けられなくなってしまうので注意しましょう。

何かにぶら下げる場合は紐が緩んだりほどけたりしないようにしっかり固定しておくと安心です。

購入後、半年~一年したら神社に返納する

神様のご加護に有効期限はありませんが、お守りが傷んで来ると徐々に効果が弱くなってきてしまいます。

特にお守りは毎日持ち歩く物ですので、いつの間にかすり切れてしまったり、紐が切れてしまったりする事はよくあります。

お守りをポイと捨ててしまうのは気が引けて、後生大事にしまっておく人も多いのですが、先程も説明した通り、お守りを引き出しにしまいっぱなしにするのは神様に対して失礼ですので、購入から半年~一年をメドに古いお守りは購入した神社に返納した方が良いでしょう。

お守りは購入した神社に返納するのが一番ですが、例えば旅行先で入手した等、購入した神社が遠方にある場合は最寄りの神社に返納しても構いません。

ただ、お守りの返納を受け付けてくれるかどうかは神社によって異なりますので、事前に問い合わせる事をオススメします。

なお、地方によっては正月後に大がかりな御焚き上げを行い、お守りや正月飾りなどを焼く事が出来ます。

こちらも地域によってルールが異なりますので、あらかじめ神社に尋ねておくと良いでしょう。

まとめ

お守りや魔除けは悪霊や悪魔、災厄等から持ち主の身を守ってくれる貴重な縁起物です。

素材は銀や塩、鈴、水晶、植物など様々ありますが、いずれも悪い物を祓い、身を浄めてくれる効果が期待出来ますので、厄除けに携帯する事をオススメします。

外出時に持ち歩くのは基本ですが、毎日身につける前と外した時に手を合わせ、感謝の気持ちを伝える事も大切です。

床に置いたり、引き出しにしまいっぱなしにしたり、お尻のポケットに入れたりと、失礼な事を繰り返しているとお守りや魔除けの効果が薄れてしまので注意しましょう。

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