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【不倫体験談】不倫と浮気の違いは何?経験者が語る不倫と浮気を分けるライン

こんにちは、管理人の凛です。

今回は皆さんから寄せられた体験談を元にしたテクニックや知識をまとめ、記事にしましたのでシェアさせて頂きます。

「不倫」と「浮気」。その違いについては言葉の印象や文化背景の影響で、捉え方が様々に違うようです。
今回は自分やパートナーがしているのは不倫なのか浮気なのか、その2つを分けるボーダーラインについて解説します。

目次

不倫と浮気の違いは法的判断で性的交渉の有無にアリ

不倫も浮気も、法的に明確な定義のある言葉ではありません。民法では一括して「不貞行為」と言いますが、不貞行為の定義も民法には記載されていません。
法律用語としては、過去の判例から「配偶者を持つ者が、配偶者以外の者と肉体関係を持つこと」を不貞行為としています。

過去の判例などから以下のような基準があるとしています。

① 未婚者同士の場合、性交渉があっても不倫とは言わない(内縁関係や事実婚の場合は不貞行為と認められる場合がある)
② 既婚者が既婚であることを隠していた場合は、相手は責任を問われないが、不倫関係と認められ、既婚者側に不貞行為の責任がある
③ 双方または一方が既婚者で、性的交渉が無ければ不貞行為とは認められないが、関係性によっては不倫とみなされることも(浮気と言われる状態)
④ 不倫関係とは双方または一方が既婚者で、性的交渉がある場合は双方に民法上の責任を問われる
※1回かぎりの関係なら不貞行為ではないという判断は時と場合による

表にまとめると以下のようになります。決め手は性的交渉の有無に絞られるようです。

未婚女性 既婚女性
未婚男性 浮気 浮気(場合によっては不倫)
既婚男性 浮気(場合によっては不倫) 不倫(場合によっては浮気)

上記の表によく似た実例をご紹介いたします。

関係別に不倫か浮気か分かれるものの、状況によって変化する

未婚の恋人A.Kさん(以下A男さん)とY.Mさん(以下Y子さん)の実例です。
A男さんがC.Yさん(以下C乃)さんと温泉に1泊旅行をしたのを知って、Y子さんは「不倫された!」と憤っていますが、これは浮気と見なされます。
仮にA男さんとC乃さんが性的交渉をしていたとしても、未婚同士なので浮気扱いです。

後から既婚者と発覚!不倫と見なされるが、相手に慰謝料請求はなし

ところが、C乃さんが既婚だということが発覚。A男さんとC乃さんは不倫関係です。
しかしA男さんは温泉旅行のときにはC乃さんが既婚と知りませんでした。もしC乃さんの夫から慰謝料を請求されてもA男さんには支払い義務は無いはずです。

既婚者と未婚者に性的関係が無ければ浮気になる

腹いせにY子さんは妻子持ちの上司D.Sさん(以下D助さん)と食事をしてブランド物のバッグを買ってもらいましたが、性的交渉はしていません。この場合、Y子さんとD助さんは浮気をしていることになります。

既婚者同士なら基本的に不倫関係

Y子さんが同意してホテルに行けば、2人は不倫関係です。しかし、結局Y子さんに振られたD助さんはバーのママで既婚のE.Tさん(以下E美さん)と関係を持つようになりました。D助さんとE美さんは不倫関係です。

しかし、E美さんのような立場の人が、「これは営業行為であって不倫じゃない!」と主張して慰謝料訴訟に勝ったケースも過去にあるそうです。浮気と不倫関係の線引きというのは非常に曖昧なものだと分かりますね。

性的交渉は性器の挿入の有無以外にも決定要素がある

裁判では一般的に性器の挿入があったかどうかが問われます。
しかし、それ以外の行為でも、性的交渉が予想される状況ならば、性的交渉があったと認められてしまう場合も。

以下では裁判で証拠写真(物的証拠)を不倫と認められる可能性を基準に、浮気と不倫のボーダーラインをまとめてみました。なお、2人のどちらか、あるいは双方が既婚者という前提です。

浮気 不倫
2人でお茶、食事 △頻度次第
ビデオチャットなど △頻度内容次第 △(性的な写真有り)
2人で外出(日帰り) △頻度次第 ☓(個室休憩施設に滞在なら○)
2人で外出(泊まり)
手つなぎ ☓(頻度により△)
抱擁 ☓(頻度により△) ☓(頻度により△)
キス △(頻度により○)
ラブホテルに行く

※○:該当、☓:非該当、△:ケースバイケース

上記の表の内容は、あくまでも離婚訴訟などで不貞行為が認められる材料として有効かどうかという基準です。パートナー目線ではかなり甘い内容と言えるかもしれません。

自分は不倫じゃないと思っていても、配偶者や周囲の人間からしてみれば十分不倫に該当するなんてことも大いにあり得ます。
判断基準は人それぞれ。不倫だとバレたくない方は、誰が見てもそんな関係だと気づかれないような配慮を常にしなければなりません。

手つなぎは不貞行為と見なされなくても不自然

身体の関係のある男女かどうかは手つなぎの様子で判断できるものですが、手つなぎだけでは不貞行為とされません。
裁判で証拠として認められる確率は低いでしょう。しかし現実的には、通常の場面で大人の男女が手をつなぐ状況は不自然です。

M.Mさんは夫が見知らぬ女性と手を繋いでいる姿を見て愕然としました。
自分とは結婚以来10年以上手をつないだことはありません。後から夫を問い詰めると「ただの友達」とのこと。
「子どもじゃあるまいし、大の大人の男女が普通に手をつなぐことがあるのでしょうか?」とM.Mさんは悩んでいます。

法律的には手つなぎが不貞行為と見なされないにしても、一般的な観点から見れば行為がない限り手つなぎはしないと思う方が多いはずです。
M.Mさんは一般的に考えて不倫と判断していますが、いざ裁判で勝負するとなっても勝てる可能性は低いので、不倫と判断できる証拠を集めて裁判を優位に進めなければなりません。

抱擁は基本的に不倫とも浮気とも判断されない

久しぶりに会った友人、飲み会の後、イベントで盛り上がった時など、日本人でもギュッと抱擁する機会が増えています。写真を撮ったとしてもそれだけでは不貞行為と認められるケースは低いはずです。

T.Sさんの妻はダンスサークルに入っています。先日発表会があり、フィナーレで出場者たちが感激のあまり熱い抱擁を交わしていました。
その時T.Sさんの妻はサークル指導者の男性と随分長時間しているように見えたのです。帰宅後「あれはなんだ」と批難したところ、奥さんは「あんなの当たり前じゃない」と相手にしてくれませんでした。

抱擁は手つなぎと異なり、挨拶で使われる行動と考えられるので、T.Sさんは過剰に反応していると判断されかねません。
不倫か浮気かを考える前に、そもそも2人の間には行為が存在するのか?ということから考えなければなりません。

まとめ

実際、「不倫」という言葉が定着したのは1980年代のテレビドラマ「金曜日の妻たちへ」(通称「金妻」)以来とか。金妻シリーズの大流行で「既婚者どうしの恋愛=不倫」という社会的な認知が定着したと言われています。このように不倫と浮気の捉え方は、かなり文化的な背景に影響を受けているものです。

法的に不貞行為とされるのは性器の挿入を伴う性的行為ですが、社会的な目線は、もう少し厳しくなります。
自分やパートナーがしているのは不倫なのか浮気なのか、自分だけの基準で結論を出さずに落ち着いて判断したいものですね。

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