【タロットカード】塔の正位置と逆位置の意味や恋愛占い時の解釈!
2020年1月7日
こんにちは、管理人の凛です。
大アルカナの「16」に該当する「塔（THE TOWER）」は、天へと伸びる高い塔が落雷によって崩壊する様が描かれたカードです。
テーマは「破綻」で、何らかの大きな力によって災いが降り注ぎ、悪影響をもたらす事を暗示しています。
他のタロットカードは正位置と逆位置がほぼ正反対の意味を持っており、カードの向きによって吉凶が決まりますが、「塔」のカードは正位置・逆位置の両方とも凶を示す唯一無二のカードとして知られています。
今回はパーソナルカードが「塔」の人の性格や特徴と、恋愛占いで「塔」のカードが出た場合の解釈の仕方を占いの目的別にまとめました。
目次
これまで築いてきた物が崩れ去る事を示す「塔」のカード
ウェイト版の「塔」のカードには、王冠を載せた塔の頭上に雷が落ち、大炎上している様子が描かれています。
塔からは２人の人間が投げ出され、真っ逆さまに地上に落ちていっています。
稲妻は古来より「神の怒り」の象徴とされており、王冠を戴き、下々の者を見下す思い上がった塔に粛正の鉄槌が下された事が伺えます。
塔は下からどんどん積み上げて造っていく建物なので、塔の崩壊はこれまで積み上げてきたものが大きな力によって崩れる事を示唆しています。
ただ、稲妻の解釈については諸説あり、前述の通り神の怒りに触れたという意見もあれば、塔に囚われた人々を救済する為の神の慈悲とみなす説もあるようです。
パーソナルカードが「塔」の人の性格と特徴
生年月日から調べられるパーソナルカードが「塔」の人の性格と特徴についてまとめました。
恵まれた環境で育つケースが多い
パーソナルカードが「塔」の人は他人から羨まれるような境遇で、不自由なく育つケースが多いようです。
ただ、生まれながら持たされた地位や財産を重荷と思ったり、限界を感じたりすると、自らそれを手放す必要性に迫られます。
これまでの基盤を崩すのは勇気のいる事ですが、その後の人生ではさらに大きな物を手に入れるチャンスに恵まれます。
プライドが高く支配欲が強い
公私共にプライドが高く、誰かに付き従うよりも、人を支配して動かす事に長けています。
緩くて浅い人間関係を築くのは難しい一方、一度強固な関係になると長続きしやすい傾向があります。
波乱に富んだ人生を歩む事が多い為、自分を信じ、必要な時に手を差し伸べてくれる人が側にいると良いパートナー関係を築けるでしょう。
諦めずに一から建設するパワーの持ち主
与えられた物だけで満足する事を良しとせず、自らの力で一から基盤を作り、大きな物を造り上げようとするパワーと意志を持っています。
困難やトラブルに直面する事も多く、時には今まで築き上げてきた物が崩れ去ってしまう場合もありますが、決して挫けたりする事はありません。
諦めずに再チャレンジする事によってより大きな偉業を成し遂げ、確固たる地位を築けます。
孤独な人生を歩みやすい
天まで届く高い塔は地上と距離があり、かつ分厚い壁に阻まれているので、周囲の人から孤立しやすい傾向にあります。
真の理解者が現れる確率は低く、大きな偉業を成し遂げる度に孤高の人になってしまう可能性が高いでしょう。
自ら孤独を解消する術を持っている訳ではないので、「塔」の人の性格や特徴を知った上で側に寄り添ってくれるようなパートナーを見つける必要があります。
占いの目的別！「塔」のカードが正位置で出た場合の解釈と意味
「塔」のカードは正位置・逆位置共にネガティブな意味を示しますが、正位置で出た場合の主な意味は以下の通りです。
崩壊・破滅・破綻・破鏡・疎遠・困難・苦境・事故・暴走・傲慢・天罰・離婚・革命・行き詰まり
これらの意味を踏まえ、「塔」のカードが正位置で出た場合の解釈と意味を恋愛占いの目的別にまとめました。
一目惚れ等、急激な恋に落ちる予感あり
フリーの人が出会い運を占った時に「塔」のカードが正位置で出た場合、恋愛に関して急展開が起こる事を暗示しています。
初対面に人に一目惚れしたり、まるで雷に打たれたかのような衝撃的な出会いを果たす可能性があるでしょう。
「塔」のカードは予期しないアクシデントを意味しているので、合コンや婚活のような出会い目的のイベントよりも、仕事の出張先や趣味のサークル等、恋愛の目的以外で訪れた場で不意に出会う確率の高そうです。
まるでドラマや映画のような劇的な出会いをすると、運命の人と思い込んでしまいがちですが、その恋愛が良い方向に行くか悪い方向を辿っていくかは予期出来ません。
普通ではない出会いを果たす分、今後の関係については冷静かつ慎重な判断を下すよう心掛けましょう。
片思いの行方が急激に変化する可能性も
片思いについて占った時に「塔」のカードが正位置で出た場合、何らかのきっかけで片思いの行方に大きな変化が訪れる事を示唆しています。
例えば意中の人に恋人がいる事を知ってしまったり、逆に相手が恋人と破局したというニュースが舞い込んできたりする可能性があります。
そこで諦めてしまうか、あるいはチャンスと思ってアプローチするかはあなた次第ですが、不意に訪れたショックに動揺している間は適切な判断を下せないかもしれません。
焦って行動すると破局や破滅に繋がる確率が高くなりますので、「塔」のカードが正位置で出たら何が起こっても良いように心構えしておくと良いでしょう。
性急な行動を取ると復縁の望みが断たれる可能性がある
復縁を願ってタロット占いをした時に「塔」のカードが正位置で出た場合、現時点での復縁は見送った方が良さそうです。
恋人同士だった時に築いた２人の関係に慢心し、安易に復縁を切り出すと、相手の怒りに触れて音信不通になってしまうかもしれません。
相手は破局によって大きな傷を負っていますので、軽率な行動を取るのは控えた方が良いでしょう。
どうしても復縁したいのならば、相手の心の傷が癒えるまで何のリアクションも起こさずにじっと待つ事が大切です。
もちろんただぼーっと待っているだけではなく、なぜ破局に至ったのか、自分に落ち度はなかったのか、じっくり反省するのも重要なポイントの１つです。
反省点を見つけて次に活かせば、一から新たな関係を築くチャンスを掴めるでしょう。
結婚話は一度白紙に戻すのもあり
結婚について占った時に「塔」のカードが正位置で出た場合、結婚相手との間に予期せぬアクシデントが発生する可能性があります。
例えば恋人に借金が見つかったり、浮気が発覚したりと、結婚の障害となるトラブルに見舞われる可能性があります。
もし具体的な結婚話が出ていても、大きなアクシデントやトラブルが発生した場合は一度白紙の状態に戻した方が良いかもしれません。
人によってはそのまま破局してしまう事もありますが、２人で話し合った末にまた一からやり直そうと決意したのなら、過去は蒸し返さずに新たな関係を築く事に注力しましょう。
油断していると不倫関係がばれる可能性がある
秘めた関係は最初こそ注意や警戒を払いますが、不倫相手との仲が順調に行っていると、つい油断してしまいがちです。
不倫関係を占った時に「塔」のカードが正位置で出た場合、気の緩みから２人の関係を揺るがすような大事件に発展する可能性を示唆しています。
例えばお互いの配偶者に不倫がばれたり、職場で噂が広がって仕事の立場が危うくなったりする等。
油断している時に疑惑を突きつけられると、とっさに対処出来ず、崖っぷちに立たされるかもしれません。
「塔」のカードが正位置で出た時は不慮のトラブルに備え、いつも以上に気を引き締めて行動する事をオススメします。
占いの目的別！「塔」のカードが逆位置で出た時の解釈と意味
「塔」のカードが逆位置に出た場合、主に以下のような意味を表しています。
緊迫、必要悪、誤解、不幸、屈辱、無念、再生、解放、復活、終止符、撹乱、再出発、再建、過去の清算
正位置同様、ネガティブな意味が散見されますが、解釈によっては良い意味を持つ場合もあります。
これらの意味を踏まえ、「塔」のカードが逆位置に出た場合の解釈と意味を恋愛占いの目的別にまとめました。
一度は縁が切れた人と再会する可能性あり
出会いのチャンスを占った時に「塔」のカードが逆位置で出た場合、今までに一度でも縁があった人と再会する可能性を示しています。
例えば同窓会で初恋の人と再会したり、道端で以前片思いしていた人と偶然顔を合わせたりするかもしれません。
そこから恋愛に発展するかどうかはあなた次第ですが、「塔」には再建や再出発といった意味がありますので、偶然の再会が新たな関係を生み出すきっかけになる事は十分あり得るでしょう。
ただ、偶然の出会いに舞い上がってしまうと、大切な事が見えなくなってしまう場合があります。
久々に会った相手は既に結婚していた…なんて事実にショックを受けないよう、恋に落ちる前に相手の素性を探っておく事をオススメします。
片思いが実る可能性は低く、自らの気持ちが冷めるケースも
片思い中の相手との関係を占った時に「塔」のカードが逆位置で出た場合、現時点で恋愛が成就する確率は低いようです。
相手側の問題だけでなく、あなた自身が相手の嫌な側面を知ってしまい、愛想を尽かす事も考えられます。
人によっては長年想い続けているケースもあるでしょうが、過去の事に囚われず、次の恋に向かった方がより良いスタートに繋がる可能性があります。
それでも片思いを成就させたいのなら、現状を打破する為、自ら今の関係を崩してみるのも１つの方法です。
例えばこれまでただの友達として振る舞ってきたのなら、一転して恋愛のアプローチを仕掛けてみれば、相手もあなたを異性として意識するようになるかもしれません。
復縁する為にはきちんとした土台を築く事が大切
逆位置の「塔」のカードは復活や再建を意味する為、昔の恋人と復縁出来る可能性はあります。
ただ、一度崩れた関係を再建する為には、大きな覚悟と根気、そして綿密な計画を立てなければなりません。
再び同じ過ち（塔の崩壊）を防ぐ為にはどうすれば良いか、復縁する前に２人で十分に話し合い、しっかりとした土台を築く事が大切です。
時には苦痛を伴うかもしれませんが、障害を乗り越えて再建した塔は強固な物になり、破局を辿ったかつての２人とは違った未来を歩んでいけるでしょう。
結婚話は途中で行き詰まる可能性があるので要注意
「塔」のカードが逆位置で出た場合、具体的な結婚話が出ても途中で行き詰まってしまう可能性がある事を示しています。
障害の内容は人それぞれですが、結婚に対する価値観の違いに気付いたり、気持ちの温度差を感じたりして、前向きに結婚を考えられない状況に陥るおそれがあります。
違和感から目を背けて強引に結婚話を進めると、ある日突然２人の関係に大きな亀裂が入り、そのまま破談になってしまう事も考えられます。
結婚はゴールではなく、新たな人生を始めるスタートラインに過ぎませんので、見切り発車をして後悔する事のないよう注意しましょう。
必要なら一度結婚話を白紙に戻し、２人の関係を見直す所から始めた方が良いかもしれません。
破局を避ける為に、一度不倫相手と距離を置くのが吉
不倫関係について占った時に「塔」のカードが逆位置で出た場合、近い内に不倫相手との間にトラブルが発生する可能性がある事を表しています。
正位置の時は予期せぬトラブルに見舞われるリスクを示していましたが、逆位置の場合は２人の間で喧嘩がもめ事が起こる可能性を示唆しており、どちらかというと自滅の意味合いが強い傾向にあります。
ある時突然喧嘩が始まるというより、これまでくすぶっていた物が何らかのきっかけで爆発し、緊張状態に陥る可能性が高いでしょう。
感情が高ぶった状態で話し合っても平行線を辿るか、あるいは関係が悪化していくだけですので、一度物理的に距離を置いてお互い冷静になるのを待った方が得策です。
気持ちが落ち着いたら改めて話し合いの場を設け、今回のトラブルの原因や反省点を冷静に分析して対処すれば、さらに一皮むけた関係を築く事が出来る筈です。
まとめ
今回は大アルカナの１つである「塔」のカードについてご説明しました。
「塔」は正位置でも逆位置でもネガティブな意味合いが強いカードなので、パーソナルカードでもタロット占いでもマイナスのイメージを抱かれがちです。
しかし、パーソナルカードが「塔」の人には苦境に負けずに夢や希望を再建出来る力が備わっており、誰も成し遂げられなかった偉業を達成する可能性を秘めています。
また、タロット占いでも近々起こりうるトラブルやアクシデントに対してしっかり備えておけば、リスクを回避する事は十分可能です。
タロット占いが示す未来はあくまで１つの可能性ですので、「塔」のカードが出たからといって絶望せず、トラブルに備えるきっかけを得られたと前向きに捉える事をオススメします。