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【カンタン風水学】風水と龍や五行(木火土金水)の関係や意味を分かり易く解説★

風水 五行


こんにちは、管理人の凛です。

最近は、インテリアや持ち物など生活全般に風水を効果的に利用する人が増えてきましたね。風水は中国で2,000年以上前から風水学として発展し、古来中国の政治、経済など国家的事案の他、建築や医学において重要な役割を果たしてきました。

中国文化の影響を受けたアジア各国でも、風水は歴史的に生活全般に深く影響してきました。日本も同様で、日本に風水学がもたらされたのは、聖徳太子が活躍した6世紀頃と言われているのですよ。

今回は、身近になった風水をより理解できるように、伝統的な風水学の考え方を分かりやすくまとめてみました。でも、本当は奥深い風水学。ほんの入口のお話と思って読んで下さい。

目次

「五行」とは?風水の仕組みは「陰陽五行」と「十干十二支」で分かる

風水に触れている方なら、「五行」という言葉をよく聞くと思います。これは風水を理解するために重要な概念の一つですから、同じく重要な「陰陽」や「十干十二支」などと共に、以下で詳しく見ていきましょう。

風水は、「気」を判断して足りない「気」を補い、「気」を調整するテクニック。この「気」は自然界に存在する全てのものの基本構成単位で、エネルギーそのものです。「気」は物事の性質から判断できますが、それを判断する方法が、「陰陽説」と「五行説」が結び付いた「陰陽五行説」です。

「陰陽説」では、物事には必ず陰と陽の二面性があると考えます。
そして、「五行説」は、全ての物の持つ気(性質)は「木・火・土・金・水」の5種類で成り立ち、その5種類の性質が影響し合っているという考え方です。

この5種類の五行にも陰陽両面の性質があるとされ、五行の陰陽を区別するために、兄(え)=陽、弟(と)=陰として十干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)を当てはめました。

甲(きのえ・コウ)
乙(きのと・オツ)
丙(ひのえ・ヘイ)
丁(ひのと・テイ)
戊(つちのえ・ボ)
己(つちのと・キ)
庚(かのえ・コウ)
申(かのと・シン)
壬(みずのえ・ジン)
癸(みずのと・キ)

更に、十二支をそれぞれ五行に分類することで、60年で一巡りする暦法として完成します。60歳を還暦と言って、生まれ年の暦に戻ることでお祝いするのにはこんな理由があるのです。

十干と十二支を組み合わせた十干十二支は、干支とも言います。元々は、古くあるアジア圏の「数詞」で、それぞれの組み合わせで60まで数えられる60進法です。

この陰陽五行と十干十二支の組み合わせで、人間の性質や、相性、物事を行うのに相応しい日といったものを風水で判断することが出来るのです。

「陰陽」は互いに補い合ってバランスを取っている

陰陽は、下図(太極図)のように補い合いバランスを取っています。白地の黒い点、黒字の白い点は「完全な陽」も、「完全な陰」も存在しないという意味を象徴しています。

陰陽 マーク

陰陽の例としては、以下のように性質が正反対で対になるものが挙げられます。

  • 男―女
  • 太陽―月
  • 酸―アルカリ

「五行」にはそれぞれ性質があり人間の臓器も五行で分けられる

続いて、五行について詳しく見ていきましょう。
五行にはそれぞれ以下のような性質があります。

樹木が成長・発育するような性質
火のように灼熱・明瞭な性質
大地が万物を育て、保護する性質
金属のように固く鋭く輝く性質
泉から湧き出て流れる性質

この五行の性質で身近なものを分類すると、例えば以下のようになります。

青(緑)、図書館、神社仏閣、枝豆、梅干し
赤、繁華街、サウナ、にんじん、くるみ
中央 土用 黄、公園、山、大豆、イモ類
西 白、石畳、宝石店、大根、きのこ類
黒、海、お風呂、味噌、海藻

人間の体型や臓器も、五行で分類できます。「五感」「五体」「五臓六腑」など、人間の体に関する言葉に「五」が付く場合が多いのにはこれが関係しています。
以下は人間の身体と五行の関係の例です。

臓器 顔型 身体的特徴
肝臓・胆嚢・目 面長 首が長い・肩幅が広い
心臓・脳・血 逆三角 手が小さい・骨格が華奢
脾臓・胃・口唇 四角い エラが張っている
肺・皮膚・耳・鼻 卵型 手足の均整が取れている
腎臓・膀胱・生殖器 丸い ぽっちゃりしている

五行の関係性には相性(そうしょう)・相克(そうこく)・比和(ひわ)がある

火 木
この「木・火・土・金・水」の5種類の性質にはそれぞれの関係性があります。よく言われる「相性(そうしょう)」の良し悪しですね。
「相性」はお互い良い影響を与える関係性、「相克(そうこく)」は良い点を打ち消し合う関係性です。相性なら気が上がり、相克だと気が下がる関係です。一方、同じ行同士は比和(ひわ)と言い、良くも悪くも相乗効果が起こります。

相性:お互い良い影響を与える(エネルギーが上手く働く)

  • 木は燃えて火が生まれる
  • 火が燃えたら灰(土)が残る
  • 土の中から鉱物(金)が生まれる
  • 金の表面が冷えて水が生まれる
  • 水は吸収されて木が育つ

相克:良い点を打ち消し合う(ダメージを与え合う)

  • 木は土の栄養を奪う
  • 土は水をせき止める
  • 水は火を消す
  • 火は金を溶かす
  • 金は木を切り倒す

生まれた年月日や時間の十干十二支で人の性質を五行で判断できる

人の五行の算定には、生まれた年、月、日、時間のそれぞれの十干十二支を調べます。それぞれが五行のどれに当たるかを調べ、一番多い行を主行として、その人の大まかな性格を判断します。逆に一つもない行は欠行として、補った方が良い気を判断できます。

生年月日の十干十二支から主行を割り出すには万年暦が必要ですが、今はインターネットで算出できるサイトもあります。

甲(きのえ・コウ)・乙(きのと・オツ) 寅・卯
丙(ひのえ・ヘイ)・丁(ひのと・テイ) 巳・午
戊(つちのえ・ボ)・己(つちのと・キ) 辰・戌・丑・未
庚(かのえ・コウ)・申(かのと・シン) 申・酉
壬(みずのえ・ジン)・癸(みずのと・キ) 亥・子

陰陽五行を使って風水的に気を判断したり良くしたりする方法の例

陰陽五行の基本知識を使い、具体的に気を判断したり良くしたりするやり方の例をご紹介します。

自分にピッタリの結婚相手がどんな人か知りたい場合

自分に合う結婚相手がどんな人か知りたい場合は、次のように考えましょう。
1994年3月20日生まれの女性の場合、万年暦から生まれた日の干支は以下の通りです。

  • 年干支:甲戌(きのえいぬ)
  • 月干支:戊辰(つちのえたつ)
  • 日干支:乙巳(きのとへび)

これを表で整理してみると、次のようになります。

年干支・甲戌
月干支・戊辰 戊・辰
日干支・乙巳
2 1 3 0 0

この人の場合、主行が土、欠行が金・水です。
結婚相手には、自分に無いものを補う相手が長続きして良いと言われますので、欠行の金か水が主行の人を選ぶとよいでしょう。
例えば、身体的特徴では、「卵型の顔の手足の均整が取れた人=金の特徴を持つ人」または「顔が丸くぽっちゃりした体型の人=土の特徴を持つ人」は将来の良き伴侶になる可能性があります。

新しく開業するレストランを成功させたい場合

焼き肉 レストラン
1986年9月16日生まれの人が焼肉レストランを開業したいと思っています。候補の土地が西と東にある場合、どちらが良いかを判断してみましょう。

年干支・丙寅
月干支・戊戌 戊・戌
日干支・癸亥 癸・亥
業種 焼き肉
1 2 2 0 2

今の状況ですと、味の評判はそこそこですが、このままだと「金」が欠行なので、あまり儲からない商売になりそうです。そこで、金の方角である西に店舗を構えて、内装は白っぽい石畳の床の店にすると欠行の「金」の性質が補えます。

もちろん、もっと詳しく、開業の日、どんな人を雇うか、等々判断の精度を上げるにはきちんと鑑定を受けたほうが良いですが、風水の判断の仕方の一例として参考になると思います。

非常に強い「気」と捉えられる「龍」を育てる養龍で運気を上げられる

最近、「龍」を育てて仕事やお金の運気を上げる方法が話題になっていますね。風水と龍がどのように関係するのかよく知らない方も多いかもしれませんが、龍は風水で扱われる「気」と深く関わる存在です。

龍は架空の動物ですし、もちろん目に見えるわけではありませんが、強いエネルギーが上昇する時にトルネード状になる事が知られています。恐らく、古来、このような強いエネルギーを龍という神獣になぞらえるようになったと思われます。龍というのは勢いのある強いエネルギーの流れと考えると良いでしょう。つまり、非常に強い「気」の事です。

また、山から流れる川の流れを龍と同一視し、エネルギーの通り道として治山治水や都市建設に役立ててきた風水学と龍への信仰は関係が深く、風水学と龍は切っても切れない関係にあります。

中国には昔から、「皇帝には龍が付いている」「龍を操って国を建てた」など、皇帝と龍を同一視するような伝説があります。しかし、龍と言っても色々な龍がいて、皇帝ではなく一般の人でも育てられ、力になってくれる龍もいるのです。

風水で足りない気を補うだけでなく、龍の助けを借りて、更に大きな運気を呼び込もうというのが「龍を育てる=養龍(ヤンロン)」の考え方です。

風水における「龍」の育て方

龍 置物
龍が見える人は滅多にいないと思うので、大抵の場合は龍の置物を購入して、そこに本当に龍神が宿っていると思いながら「お世話=大切に扱う」をします。

自分に相応しい龍の置物を購入する

龍と言えば皇帝、というほど龍は格が高い神獣ですが、中でも5本爪の龍は「皇帝の龍」です。格の高い龍で、一般人には分不相応で扱えないとされています。爪の数が3本、4本の龍もいますので、そちらにした方が無難です。大きさも程々に、自分の家のどこに置くかを考えて選びましょう。

値段が高ければ良いというわけではないので、自分に相性の良いものを選びましょう。いわゆる「ピンときた」もので良いのです。ネット通販で購入する場合でも、「偶然見つけた」とか、「何となく気になった」という感性で選ぶのがおすすめです。

龍を飾る時に風水を利用して適切な場所を選ぶ

龍の置物を飾る時には、龍の習性と風水を使って場所を選びます。
龍は水中に住むので、水を好み、火を嫌います。龍を置いてはいけない場所は「火」の性質のある場所です。火の性質を表す方角は南なので、家の南に置いてはいけません。「火」の性質のある物、例えばコンロ、電気製品、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、パソコンの側もNGです。

龍は十二支で言うと辰にあたります。十二支の相関図で正反対にあるのは戌。なので、犬の置物、犬のぬいぐるみなどの側にも置かないようにして下さい。
また、龍の置物は大変「気」が強いものです。子供部屋や寝室に置くと、人間の気が負けてしまうので、その点も要注意です。

逆に、「水」の性質の場所は龍が好きな場所です。方角としては北ですね。
家の側に海や湖、川があるなら、窓辺に置いて、その方角に龍の顔を向けましょう。その場合は南側の窓でも大丈夫です。
水槽の側に置くのもとても良い気をもたらします。水の側に置く時は、龍の頭を水のある方に向けましょう。

玄関や入口に入って右に置くのもおすすめです。右側は青龍位と言って龍を置くのに相応しいと言われます。この場合は幸運を家の中に招いてくれる事を願って、龍の頭は家の中に向けましょう。

朝晩龍に語りかけながら綺麗な水を供える


龍は水が大好きですので、近くに海や湖、川が無い時や、水槽が置けない場合には、ぜひコップ等に水を入れてお供えしましょう。もちろん毎日取り替えて、綺麗な水をお供えする事は言うまでもありません。

水は出来れば朝晩、龍に話しかけながらお供えすると良いようです。朝なら、一日の無事を願い、夜は無事を感謝したり、自分の願い事をゆっくりと龍に相談するような気持ちで話しかけたりしてみて下さい。自分を振り返る良い一時にもなる事でしょう。

水は蒸発しますから、一日経てばコップの水が少なくなるのは当然、と思うかもしれません。しかし、ある日突然、水の減る量が急に増えることがあるとか。そんな時が来たら、大いに喜んで下さい。水の減りが早いのは、龍が貴方を受け入れた証拠と言われています。

中国において、養龍(ヤンロン)はペットのように龍を可愛がって育てる事を言います。単に置物として扱うのではなく、生き物のように慈しむことで龍と貴方の波動が一致し、どんどんエネルギーが上がるに違いありません。

まとめ


風水は身近なグッズやインテリアに取り入れてみているけれど、風水学は難しい漢字が沢山あって難しそう、と思ってしまいますよね。でも、基礎知識だけでも知っていると、万年暦さえあれば気になる人との相性や交際のポイントも自分で調べられます。

養龍も可愛い龍をペットにして友達になる感覚で始めたら楽しいかも。
良い気を招くことは健康にも人間関係にも良い影響をもたらします。縁起が良いとか悪いという枠を越えて、積極的に風水を生活に取り入れたいものです。

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