【悪霊退散】護符等のお札やお守りよりも効果抜群な強力な呪文8選
こんにちは、管理人の凛です。
悪霊や邪気などは負のエネルギーを好むため、マイナスエネルギーを溜め込んでしまうと、つきまとわれやすくなります。これを避けるためには、貴方の中にあるマイナスエネルギーを浄化する必要があります。
そこで今回は、マイナスエネルギーを浄化し、悪霊や邪気を近づかせない呪文や真言を8つご紹介します。
①安倍晴明も使用していた「九字」の呪文で悪霊から身を守る
陰陽師・安倍晴明も行ったとされる「九字護身法」は、「九字」の呪文を使った悪霊退散の霊的儀式です。その起源は中国であるとされています。九字とは以下のようなものを指します。
「臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前」
(りん、ぴょう(びょう)、とう、しゃ(じゃ)、かい、じん、れつ、ざい、ざん)
これは、「仏の言葉」や「秘密の言葉」と言われる真言の一種で、「神様の軍勢(軍隊)が通るため、立ち去るように」という最終通告を意味しています。
九字護身法には開運・浄化効果も期待出来る
九字護身法には、悪霊や邪気、災いを祓う効果だけではなく、その人が持つ霊力を高めて幸福へ導く効果も期待出来ます。つまり、開運に繋がるおまじないとも言えるでしょう。また、九字を唱えることでその場を清め、結界を張ることも出来ます。
「九字切り」と「契印(手印結び)」は声に出しながら行う
九字護身法のやり方には、「九字切り」と「契印(手印結び)」の2種類があります。
「九字切り」は、手刀で九字を切る方法です。人差し指と中指を伸ばして手刀を作り、左腰あたりに構えたら、「臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前」と声に出しながら手刀で空を切ります。
対して「契印(手印結び)」は、自身の手で神様の形を真似て、その力を一時的に借りる方法。九字切りと同様に九字を唱えながら、手で素早く契印を結びます。
どちらも悪霊や邪気を追い払うのに有効ですが、手刀であれば、契印を結ぶより簡単に九字が切れるというメリットがあります。より大きな効果を得たいのなら、手刀で九字を切った後に契印を結ぶようにすると良いでしょう。
②聖なる炎「シルバーバイオレットフレイム」の呪文で悪霊退散
悪霊を遠ざけるなら、「シルバーバイオレットフレーム」の呪文も有効です。
シルバーバイオレットフレームとは、高潔な魂を有する天上の存在セント・ジャーメインと、大天使ザドキエルによって管理される炎のこと。その色は、名前の通り、銀色混じりの紫色をしていると言われています。
シルバーバイオレットフレイムは様々なものを浄化する
この炎は、聖なる浄化エネルギーであると考えられています。そのため、シルバーバイオレットフレイムの呪文を唱えれば、以下のような浄化効果を得ることが可能です。
- トラウマやカルマ(行為)の浄化
- チャクラやオーラの浄化
- 物や空間の浄化、その波動を上げる効果
- ネガティブな感情の浄化
- 肉体や精神の浄化
自分を浄化することで、聖なる炎による結界を張り、負のエネルギーを好む悪霊や魔などから身を守れます。そうすることで、ネガティブな考え方や災いを防げるでしょう。
瞑想しながら呪文を唱えるとより効果が期待出来る
シルバーバイオレットフレームの呪文で十分な浄化効果を得るためには、呪文を唱えながら5分程瞑想することが有効です。瞑想中は、紫と銀色の光や炎がその場に広がっていくイメージをすると、より大きな効果が期待出来ます。
呪文は以下の2種類からどちらかを選び、3回唱えましょう。
- 「I AM a Being of Silver Violet Fire. I AM the purity God desires」
- 「セント・ジャーメイン、大天使ザドキエルよ。私は今ここに、シルバーバイオレットフレームを召喚します」
前者を唱える際は「I AM」が重要となりますので、はっきりと大きな声で唱えましょう。
どちらを唱える時にも、聖なるエネルギーを信じ、結界を張るイメージをすることが重要です。
③勢至菩薩の真言で悪霊はもちろん罪や苦しみを取り除く
「勢至菩薩(せいしぼさつ)」は、仏の知恵の光を使って、命あるものを救済する菩薩様です。勢至菩薩の真言を唱えれば、悪霊はもちろん罪や苦しみを取り除くなど、様々な救済を受けられます。
滅罪のご利益に優れている勢至菩薩の真言
勢至菩薩の真言を唱えることで得られるご利益は以下の通りです。
- 滅罪
- 悪霊退散
- 延命
- 不老長寿
- 家内安全
- 開運招福
中でも優れているのは、滅罪の力。勢至菩薩は、貴方の命ある時に知恵の光で正しい道を示し、死後の世界で地獄や餓鬼道などの苦しい世界に落ちないようサポートしてくれるのです。
勢至菩薩の真言は無心で声に出して唱える
勢至菩薩の真言は、「オン サン ザン ザン サク ソワカ」です。これを唱える時は、無心になることが大切です。また、声に出して唱えることで勢至菩薩の功徳が身につき、迷いの道が開けることでしょう。
④蓄財と護身の神「摩利支天」の真言で災いや悪霊を祓う
悪霊を祓うため、「摩利支天(まりしてん)」の真言を唱えることも良いでしょう。
摩利支天は、蓄財と護身の神様。仏教の神様である帝釈天と守護神の阿修羅が戦った時に、太陽と月の光を守った存在です。摩利支天の体は陽炎に覆われているため、その姿は見えず、捕らえることはできないと言われています。
様々な災いを防ぎ、勝利や開運のご利益もある
摩利支天のご利益は以下の通りです。
- 人や獣、悪霊などから身を守る
- 盗難や水難、火難などを避ける
この他にも、勝利や開運の仏様として、戦国時代の武将が信仰していたとも言われています。
災いや災厄をイメージしながら真言を唱える
災いや悪霊から身を守る摩利支天の真言は、「オン マリシエイ ソワカ」です。貴方に降りかかる災いや害をイメージしながら何度も唱えることで、様々な被害や災厄などから身を守ってくれるでしょう。
上でも少し触れましたが、摩利支天の姿は陽炎になっており、見ることは叶いません。そのため、悪霊や魔、鬼などに捕らわれることなく、災いや苦難を防ぐ力があると言われています。
⑤煩悩にまみれた人を救う「不動明王」の真言で悪霊に打ち勝つ
悪霊退散には、「不動明王」の真言も有効です。お不動さんで知られる不動明王は、大日如来の化身で五大明王の中心的存在。サンスクリット語では別名「アチャラナータ」と呼ばれており、これには動かない守護神という意味があります。
不動明王は常に怒った顔をしていますが、これは仏教を聞き入れない人に対して叱り、煩悩にまみれた者を救う役割を持っているためです。
災いや苦難に打ち勝つなどのご利益がある
不動明王の真言はとても強力で、唱えると以下のようなご利益があると言われています。
- 商売繁盛
- 立身出世
- 厄除け
- 病気治療
- 勝負必勝
- 魔物や悪霊などに打ち勝つ
不動明王の怖い表情が人の弱いところに働きかけ、苦難に立ち向かう勇気や力を呼び起こしてくれるでしょう。
不動明王の真言は、不動明王に対して「私の迷いや立ち塞がる壁を取り除いて下さい」とお願いする言葉であると言われています。そのため、自分に自信が持てず弱気になっている時や願いを叶えたい時などにも、この真言はおすすめと言えるでしょう。
不動明王の姿をイメージしながら真言を唱える
不動明王の力を借りたい時には、次の真言を3回唱えましょう。
「ノウマク サンマンダバザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」
不動明王の姿をイメージしながら唱えると、より効力が高いと言われています。
⑥大日如来の力を求める「光明真言」であらゆる災いを浄化
災いや悪霊などに苦しんでいる時には、「光明真言(こうみょうしんごん)」が効果的。光明真言は、大日如来の力を求めるための言葉です。23文字と短いですが、これには大日如来が持つ強い光の波動が宿ると言われています。
光明真言は、その波動で多くの災いを取り除き、「魂・命・霊・体・エネルギー」を光に還元することができる他、ご先祖様の供養や、邪気を祓い開運へ導く力もあるとされています。
光明真言は大日如来の力で無量の光を要求している
光明真言は「オン アボギャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン」です。これには、「私たちの道を光で照らし、導いて下さい」といった大日如来に対するメッセージが込められています。光明真言は、大日如来への祈りの言葉でもあるのです。
7の倍数まで唱えると効果が高い
光明真言は、毎日の習慣として唱えることをおすすめします。光明真言を唱えることに集中し、他のことは考えないようにしましょう。唱える回数の制限はありませんが、自分が唱えられる7の倍数まで唱えることで、悪霊祓いや浄化などの効力が高められます。
仏壇の前で唱えることで、ご先祖様の供養にもなります。また、光明真言の後に般若心経を唱えると、より効果的な浄化が期待できるでしょう。
⑦「ガヤトリーマントラ」で負のエネルギーを浄化し悪霊退散
悪霊退散のために、ヒンドゥー教の中で最高峰の真言と言われているガヤトリーマントラを唱えることもおすすめです。ガヤトリーは、ヒンドゥー教の神「ヴェーダの母」を指しており、マントラは文字や言葉を意味します。
人の波動を高めて負のエネルギー体を浄化する
ガヤトリーマントラは、唱えた人の波動を高め、悪霊や邪気などを呼び寄せる負のエネルギーを浄化する力を持っています。その他にも、以下の効果があるようです。
- あらゆる不幸や恐怖の除去
- カルマやチャクラの浄化
- 病魔や悪霊などを追い払う
- 脳の活性化
何か不安や恐怖を抱えている、自分を見失っていると感じている場合などにも唱えると良いでしょう。
発音や抑揚に注意し毎日108回3セット行うと効果大
ガヤトリーマントラを唱える時に気を付けるポイントは、発音と抑揚に注意します。発音や抑揚は、ガヤトリーマントラを唱えている人の動画やCDを参考にして、以下の言葉を一つひとつゆっくりと唱えましょう。
「オーム ブール ブワッス スワハー タッ サヴィトゥール ヴァレーンニャム バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒー ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤート」
これを朝・昼・夜に3回ずつ唱えることで、上でご紹介した効力が期待出来ます。時間はかかってしまいますが、毎日108回を3セット唱えることで、より強力な効果を得られるでしょう。
⑧大乗仏教の教えを説いた「般若心経」で悪霊退散
般若心経(はんにゃしんぎょう)の正式名称は「般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)」。これは、経題の「摩訶般若波羅蜜多心経」を含めた276字の中で大乗仏教を説いたお経です。般若心経も、悪霊を祓う上で役立つ呪文の一つと言えるでしょう。
【全文】
観自在菩薩(かんじざいぼさ) 行深般若波羅蜜多時(ぎょうじんはんにゃはらみたじ)
照見五蘊皆空(しょうけんごおんかいくう) 度一切苦厄(どいっさいくやく)
舎利子(しゃりし ) 色不異空(しきふいくう) 空不異色(くうふいしき)
色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき)
受想行識(じゅそうぎょうしき) 亦復如是(やくぶにょぜ)
舎利子(しゃりし) 是諸法空相(ぜしょほうくうそう)
不生不滅不垢不浄(ふしょうふめつふくふじょう) 不増不減(ふぞうふげん)
是故空中(ぜこくうちゅう) 無色無受想行識(むしきむじゅそうぎょうしき)
無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜっしんに) 無色声香味触法(むしきしょうこうみそくほう)
無眼界乃至無意識界(むげんかいないしむいしきかい)
無無明亦無無明尽(むむみょうやくむむみょうじん)
乃至無老死(ないしむろうし) 亦無老死尽(やくむろうしじん)
無苦集滅道(むくしゅうめつどう) 無智亦無得(むちやくむとく)
以無所得故菩提薩捶(いむしょとくこぼだいさった)
依般若波羅蜜多故(えはんにゃはらみったこ) 心無罫凝(しんむけいげ)
無罫凝故(むけいげこ) 無有恐怖(むうくふ)
遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう) 究境涅槃(くぎょうねはん)
三世諸仏(さんぜしょぶつ) 依般若波羅蜜多故(えはんにゃはらみたこ)
得阿辱多羅三貌三菩提(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい)
故知般若波羅蜜多(こちはんにゃはらみた) 是大神呪(ぜだいじんしゅ)
是大明呪(ぜだいみょうしゅ) 是無上呪(ぜむじょうしゅ)
是無等々呪(ぜむとうどうしゅ) 能除一切苦(のうじょいっさいく)
真実不虚(しんじつふこ) 故説般若波羅蜜多呪(こせつはんにゃはらみたしゅ)即説呪曰(そくせつしゅうわつ) 羯諦 羯諦(ぎゃていぎゃてい)
波羅羯諦(はらぎゃてい) 波羅僧羯諦(はらそぎゃてい)
菩提薩婆訶(ぼじそわか) 般若心経(はんにゃしんぎょう)
自分の波動を高めて悪霊や邪気を追い払える
般若心経を唱えることで期待できる効果は、次の通りです。
- 気力の向上
- 波動の上昇
- 霊的な影響の浄化
- 穏やかに過ごせる
悪霊や厄などは負のエネルギーを好みますので、般若心経を唱えて自分の気力や波動を高めたり、浄化を行ったりすれば、貴方に取りつく悪い存在を祓えるでしょう。
般若心経は無心で繰り返し唱えると効果的
般若心経は無心で繰り返し唱えることでより効果を増します。唱えている時は、考え事をしていたり、気持ちが落ち込んでいたりすると悪影響をもたらすことがあるため、注意して下さい。
般若心経の全文のうち、
「ギャテイ ギャテイ ハラギャテイ ハラソウギャテイ ボジソワカ」
は最も波動的に強い般若心経の一文ですので、この部分を唱える際には、特に気をつけるべきでしょう。
まとめ
以上、悪霊退散に効果抜群の強力な呪文を8つご紹介しました。負のエネルギーを好む悪霊や魔などから身を守るには、まず自分自身を浄化することがポイントです。
ただ、専門家でない方が悪霊や災いから完璧に身を守るとなると、難しい部分もあります。自分の力だけでは対処しきれないと感じたら、専門家の力を借りることも考えてみましょう。